2011/05/01 - 2011/05/06
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さわまりさん
バルセロナは大好きな街。
しばらく来ないうちにお洒落な街に大変身を遂げていた。
10年前には完成まであと100年以上かかると言われたサグラダ・ファミリアはどうなっているのか、ワクワク。
これは2011年GWの一人旅の記録です。
最終目的地はスペイン・バルセローナ。
キャセイパシフィック航空のサイトで成田からロンドンまでのチケットを購入。
羽田発を狙っていたが、手頃な値段のチケットはすでに売り切れていた。仕方がないので成田夕方発となった。
途中香港で1泊のストップオーバーを計画。目的は飲茶。
ロンドン―バルセローナのチケットは、イベリア航空のサイトで購入(iberia.com)したが、実際はBA(ブリティッシュ・エアウェイズ)との共同運航便だった。
スペインにはvueling(ブエリング航空)やspanair(スパンエアー、SASの子会社)など多くの格安航空会社(LCC)が参入しているが、その多くで預け荷物には1個につき20ユーロ程度の追加料金がかかる。そのうえカウンターには最低限の係員しかいないのでチェックインに時間がかかったり、機内持込み手荷物の制限が厳しかったり、座席が自由席だったり(良い席を取ろうと搭乗前に長蛇の列ができるとの情報あり)、ゲートまで遠かったり、とネガティブな側面もある。機内食は水1杯にいたるまで有料だ。
遠くアジアから大きな荷物を抱えてくる乗継客向けではないと判断し、従来型の航空会社を選んだ。
ブリティッシュ・エアウェイズは悪くなかった。座席はチェックイン・カウンターで選ぶことができ、機内では無料の飲み物サービス(ワインやビールもある)とスナックが出た。料金はLCC利用時より合計でたぶん2〜3000円はアップしたが、所詮その程度の上乗せにすぎない。EU路線は各社ともしのぎを削っている状況なのだ。ワンワールドのマイルもつくし、帰路はチケットが別だったにもかかわらず成田まで荷物をスルーで預けることができた。
この選択は正解だったように思う。
香港編はこちら。
http://4travel.jp/traveler/sawamari/album/10568026/
ロンドン編はこちら
http://4travel.jp/traveler/sawamari/album/10570483/
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ほぼ予定通りにバルセローナ・プラット空港に到着。
以前来たのはいつごろだったか。
ゆうに5年は経過しているだろう。
とにかく記憶にあるものより、格段に広大できれいになっていた。
空港の表示はすべてカタラン(カタルーニャ語)表記が一番上になっている。
その次が英語で、最後にスペイン語が来る。
バルセローナはスペイン第二の都市だが、カタルーニャ州の州都でもある。
切にスペインからの独立を望むこの州の空港で、国の公用語(カステジャーノとあえてカタラン人は呼ぶが)が最後に置かれているのを見ると、彼らの心意気が感じられてなんとも興味深い。 -
空港からは鉄道もあるが、今回は空港バスにした。
AEROBUS(アエロブス、カタランではビュスかも)と側面に書かれた新しくて立派なバスは終点のカタルーニャ広場まで5ユーロ強。
料金の安さにまず驚く。
どうでもいいことだが、バスのことをスペイン語ではブス(正式にはアウトブス)と言う。
日本人が口に出すには勇気がいる言葉だ。 -
カタルーニャ広場から歩いて5分の四ツ星ホテル、ロジャー・デ・ジュリアへ。
この時期のスペインは一般的に夜9時でも明るいことは以前同時期の旅で承知していた。
東の端のバルセローナでも8時半までは明るいだろう。
そう踏んで、陽があるうちにホテルに到着できるぎりぎりのフライトを選んだ。
最近治安は改善していると聞いたものの、暗いなか女一人で旧市街近くを大きな荷物を持ってうろうろしたくはない。 -
幸いホテルには迷わずすぐにたどり着けた。
このホテルを選んだのは、まず立地がいいこと。新市街にあるが旧市街にも近く治安の比較的いい地域に立地している。空港からの交通の便もいい。
それからクチコミでの評判もいい。一時期はトリップ・アドバイザーでバルセローナホテル部門の1位に輝いていた。最近でも10位以内に入っていることが多い。
5連泊ということを考えて、あえてシングルではなくツイン・ダブルのソールユース(一人使用)を選んだ。1泊数千円の差だが、これを高いと見るか、安いと見るか。
一般にヨーロッパの多くのホテルでは、高級になればなるほど、ツイン・ダブルの部屋の方が、シングル部屋よりグレードが高いことが多い。
つまり、ただベッド2つ分広いだけでなく、窓が大きくとられていて明るかったり、バルコニーが付いていたりする。
とくに観光立国スペインではその傾向が強いように思う。
過去の旅でそう感じていたので、ここは奮発した。
案内された部屋はホテルの正面玄関の上に位置する3階の、クイーンサイズのベッド1台の部屋だ。
部屋の奥のカーテンを開くといわゆるフランス窓があり、外には通りに面して小さなバルコニーがある。
広さも十分、5泊のすみかとして文句なしだ。 -
バスルームは床と壁が大理石で、高級感がある。
とはいっても、スペインは大理石の産地なので、中級以上のホテルだと大理石仕様はごく普通にあるようだ。
かなり広いバスルームに満足。
何か食べ物を買いに出ようかと思ったが、あいにく今日は日曜日。
デパートもスーパーも休みだ。
バルはもちろん日曜でもやっていると思うが、初日からいきなりハメをはずす?のもナンだ。
空港で小腹が空いたときのために、と思って今朝ロンドンのスーパーで予備に買っておいたツナサンドとコールスローを食べて終了した。
若干無念ではある。 -
朝起きるとまずまずの天気。窓から日差しが差し込んでくる。
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バルコニーから見た風景。
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早速朝食を取りに階下へ。
ここは小規模のデザイナーズホテルなので、レストランはない。
そのかわり朝食用のみに設けられたサロンがある。
サロンとはいえ白い布のテーブルクロスが掛けてあるテーブルが10以上あり、そこらのレストラン顔負けの高級感がある。 -
朝食はバフェ(バイキング)形式。好きなものを何度でも取りにいける。
品ぞろえは大型ホテルには負けるが、どれもこだわりのものばかり。
チーズは何種類もあり、好きな人にはたまらないだろう。
ロンドンで買った乾燥ナツメとセットで食べたい濃厚な味だ。
ついでに言えば赤ワインもほしくなる味である。
写真右端にあるサーモンは生臭さもなく、絶品。
パンも自家製らしくまだ温かいものが並んでいる。
朝食の充実度合いが、すばらしい。 -
ハム類も充実している。
写真左から、サラミ(サラーメ)、生ハム(ハモン)、チョリソと並ぶ。
スペインに来たら、ハモンとチョリソは必食だ。
サラミも香辛料がきつくなく肉の甘い味がする。
どれもうまいっっ!!
これらすべてをこころゆくまで食べられるのだ。
朝からとてつもない幸せを満喫〜。 -
フルーツが格調高く?並んでいる。
そうそう5月初旬はスペインではイチゴの季節。
有名なのは中央部アランフェースのイチゴだが、これは多分違うだろう。
品種改良されていない(と思う)スペインのイチゴは甘ずっぱい。
素朴な味だ。
写真には写っていないが、このほかパイやタルトやデニッシュが朝から山ほど積んである。
スペイン人は甘いパンが大好きなのだ。
これはバルに行けばすぐにわかる。
若い女性だけでなくおじさんたちがでっかい甘いパンにかじりついている。 -
こちらはドリンクのコーナー。
コーヒー(カフェ)はコーヒーサーバーではなく、魔法瓶のようなポットに入っている。
これはちょっといただけない。
ミルクは温かいものは銀(色)の入れ物から注ぐ。
冷たいものはガラスのピッチャーに入っている。
これは○。
ちなみに、スペインでは圧倒的に紅茶よりコーヒーがおいしい、と思う。
バルはもちろん、どんな高級ホテルでも紅茶にかんしてはティーバッグしか見たことがない。
なので、もちろん、ミルクたっぷりのカフェ・コン・レチェ(カフェオレ)にする。
ジュースはオレンジ、パイン、ピーチがあった。
毎日通ううち、どれも試したが、パインとピーチは濃縮還元のようだ。しかもかなり甘い。
オレンジだけがストレート果汁のようだ。
つぶつぶがあって激ウマだ。
さすがオレンジの世界的産地バレンシアを抱えるだけのことはある。 -
目移りしながらこんなに取ってきた。
明日から飽きないように少し自重せねば。 -
イチオシ
生ハム〜。
しあわせ〜。 -
メロン(予想に反して甘い)とイチゴとオレンジジュースでビタミン補給。
-
さて充実の朝食をとりながら、本日の予定を考えた。
天気がよければ鉄道に乗ってエキスカーションの予定だったが、どうもあやうい。
厚めの雲がかかっているのが残念。
ただ、暑くもなく寒くもなく、気候はほどよい。
迷ったが、今日は初日ということでさらっと流すことに。
とりあえず数年間のブランクを埋めるためにこの美しい街をぶらつくことにした。
状況に応じて気軽に予定変更できるのは一人旅の醍醐味だ。
まずカタルーニャ広場にあるカタルーニャ駅で明日のために鉄道の時刻をメモしたあと、グラシア通りを北上する。
有名なカサ・バトリョの隣にモデルニスモと思しき館がある。
後で調べたところ、プーチ・イ・カダファルク作のカサ・アマトリェールだった。
以前パトリョを見たときには気づかなかった。 -
こちらがガウディのカサ・バトリョ(カザ・バッリョ)
-
街並みはこんな感じ。
まるでおとぎの国のよう。
カタルーニャじゃないと見られない19世紀末モデルニスモの風景だ。 -
グラシア通りに面してバスクのタパス(バスクではピンチョスというらしい、日本でもちょっと前に流行った)専門バルがある。
バスク語なので読めない。シャペーラかなあ? -
まだ開店前だが、テラス席もあった。
昨夜ここに来るべきだったかも? -
さらに北上するとこんな建物も。
奇抜な出窓が張り出しているのはモデルニスモの特徴だ。 -
グラシア通りの風景。
今にも雨が降り出しそうだ。 -
カサ・ミラ。
すでにたくさんのツーリストがチケットを買うために並んでいた。
中は以前見学したことがあるので先を急ごう。
カサ・ミラを過ぎてしばらく行くと、ディアゴナルというメトロの駅がある。ここから地下鉄に乗る。 -
向かった先は言わずと知れたサグラダ・ファミリア(聖家族教会)。
バルセローナに来てこれを見ずには帰れない。
同名の駅で降りる。
たしか3駅くらいだったと思う。 -
改札口の手前にサグラダ・ファミリア完成時の模型がある。
模型通りの形になるのはいつのことか。
いやがうえにも期待が高まる。 -
地下鉄駅を出てすぐの門はここ。受難の門。ここはかなり前からほぼ完成していた。
-
ぐるっと回っていくと足場が組まれている。
教会の外側に足場が組まれているのは初めて見る光景。 -
このファサードも初めてお目見え。
かなり進捗している感があるなあ。 -
塔が立つ場所に絵がある。
これも前はなかった。
カタルーニャの国旗と同じ赤と黄の横断幕がかかっている。
(間違ってもここでスペインの国旗と同じ色と言ってはいけない、実際は同じ色だけど) -
反対側の生誕の門。受難の門とはテイストが異なる。
というか、こちら側が真骨頂だろう。
ここにはイエスの生誕にまつわるさまざまなエピソードと生物が描かれている。いつまで見ても飽きない。 -
人と比較するとそのバカデカさ、複雑さがわかる。
ここも個人客は長蛇の列。
すでに何度か見学済みなので今回はパス。
階段で塔のてっぺんまで登ったこともある。(酸欠になったわい)
今も登れるのかしらん。
パックツアーだとあらかじめ予約してあるので並ばずに入れる。
そういう意味では、観光目的ならばパックツアーで来るのも楽でいいかもしれない。
(グラナダのアルハンブラもこの点では全く同じ。予約なしだとばかばかしく並ぶ。世界遺産や観光名所の多いスペインは、アジアと違い、ツアーで行く価値がある国かもしれない。もっとも個人での予約を厭わなければ問題なしだが) -
サグラダ・ファミリアで唯一の日本人石工職人外尾悦郎さんの作った彫刻。
外尾氏の書いた本に、ハープの弦を石の彫刻でどう表現するか、という苦労話が載っていた。
結論は、弦はなし。
パントマイムのようにあたかもハープを弾いているような女性の指で弦を表現したとのこと。
興味深いエピソードだ。 -
工事風景。
-
同上。
-
完成は2026年予定とのこと。
ガウディ没後100年の年だそうな。
ずいぶん早まった。ガウディも墓の中で驚いているだろう。
10年以上前に来たときにはガイドさんが「財政難で工事の進捗が思わしくない」と言っていたっけ。
そのせいで世界遺産登録も見送りになったと嘆いていた。
完成の目途が立たない建築物は登録できないとのことだった。
あれから時は流れ、2005年には生誕の門が世界遺産になり、2010年にはローマ法王が訪れてミサを行い、「建築物」から本物の「教会(バシリカ)」になった。
ガウディも感無量だろうなあ。 -
前の土産物屋にあった完成時の模型。
いつかこの目で完成したサグラダ・ファミリアを見るぞ〜。 -
満ち足りた気分で、旧市街まで地下鉄に乗る。ジャウメ・プリモで下車。
とりあえずカテドラルへ行ってみる。
ステンドグラスが美しいが、外の光がやや弱いのが残念。 -
名物?黒いマリア様。
モンセラートに行かずともここにある。
ちなみにバルセロ―ナには何度か滞在しているが、黒マリアを祀ってある有名なモンセラートには行ったことがない。
勝手な想像では、モンサンミシェルと同じく俗化していそう。 -
外壁は修復中。
カテドラルの回廊が12:00でちょうど閉まったところだった。
しまった、もっと早く気づくべきだった -
カテドラル前広場にあるいたずら書き、ではなく、壁画と呼ばねばいけない。
さりげなく街中に、こんなふうにピカソなんぞがあるのがバルセローナ。
モデルニスモといい、ピカソといい、アートの町と呼ばれるゆえんだろう。
(さらにこのほかミロもロマネスクもある) -
全体はこんな感じ。
-
カテドラルを出て、ゴシック地区をぶらぶら。
-
バルセローナに限らず、スペインのどの町でもこういうガラクタ屋のような土産物屋がある。
これはカタルーニャに限らずスペイン全土で同じ。
商品がほこりをかぶっていたりするが、個人的にはこの手の店を見ると「スペインに来たなあ」と安心する。 -
モダンな店も増えたみたい。
-
このへんでランチに。
スペインのランチタイムは変則的だ。
観光客の多いバルセローナ旧市街でも例外ではないだろう。
レストランが開くのは13:30ごろから。
11時半ごろから開く日本とは約2時間違う。
そしてこの時間を境に、個人の商店はいったん閉まる。
いわゆるシエスタ(お昼寝)の時間になるのだ。
雨がぱらついている。
とりあえず路地裏の店に入ってみる。 -
前菜とメインにワインとコーヒーがついて10ユーロ。
すばらしいコストパフォーマンス。
おしゃれな店だ。人もひっきりなしに入ってくる。 -
味もいける。これは前菜のランゴスティーノ(手長エビ)のサラダ、バルサミコ風味。
メインは魚を選び、あっさりしたイカの白ワインスープ煮だった。
(写真を撮り忘れ)
朝食を大量に食べたのでちょうどいい。
どうしてもロンドンと比べてしまう。
声を大にして言いたい。
ロンドンよ、バルセローナを見習ってほしいものだ!! -
店もデパートやH&M、ZARAなどのチェーン店を除き、午前の部を終了。
17時ごろからふたたび開く。
もちろん探せば上記のような通しで開いている店はあるが、ここはこちらもいったんホテルに帰ってシエスタにするのが合理的。
これが本当に理にかなっている。
ほどよく歩いておなかいっぱいになった体は休息を求めている。
お昼寝タイムといえども、眠らなくてもいい。
ベッドの上でほっと一息いれるだけで、この後の体の持ちが断然違ってくる。
ただし、ゴロゴロしていると再び外に出るのが面倒になってしまうこともあるので要注意。
意志は強く持たねば。 -
午後五時過ぎ、もう少しのんびりしていたい自分に鞭打ち、意を決して外出すると、外は午前中とはうってかわっていい天気。
低気圧が去ったようだ。明日は天気が期待できそうだ。
まだ日も高い。
今度は徒歩で旧市街を目指す。
こんなときホテルの立地がものをいう。 -
修復中のカテドラルを裏から見る。
-
西側のメインファサード。
午前と違い、陽が当たっている。 -
これもメインファサードの彫刻。
ゴシック後期かあるいはルネサンスに若干かぶっているかも。
被写体への興味というより光の当たり具合が気に入った。 -
中に入る。
午前と違い外からの光が入ってきている。
天井の高い、典型的なゴシックだ。 -
ステンドグラスも午前中と違ってくっきり際立つ。
-
自然光に輝く色が美しい。(ボケボケだが)
-
カテドラルの隣の館にゴヤ展の文字。
入ろうと思ったが入口がみつからない。
隣のビルのおねえさんに聞くも、言われた入口は閉まっていた。 -
カテドラルを出て(また回廊へ入るのを失念してしまった!)まだ夕食までには間があるので、あてもなくぶらぶら。
カタルーニャの国旗色の食料品店。
シャドールと読むのかな。
カタランはさっぱりわからない。 -
メニューも出ているのでバル兼食堂も兼ねているのだろう。
夕食場所は決めているので素通りする。 -
SUBIRAというろうそく専門店。
1761年創業と書いてある。
帰ってから調べたら、ガイドブックに載っていた。
歴史ある店のようだ。
何気ない細い道にこんな店がある。
楽しい散策だ。 -
メソン(バルとほぼ同じカテゴリー)と書いてある。
中にはすでにたくさんの客。
そろそろ夕飯にしようかなあ。 -
ライエターナ通りの東側に行ってみる。
ここも細い路地がぎっしり。
やはりカタルーニャの国旗がぶら下がっている。 -
ユダヤ人街を思わせる石畳の細い路地。
-
マネキンか大道芸人か区別がつかなかった。
-
たどり着いたのはサンタ・カテリナ市場。
カラフルな屋根の建物がそれだ。
21時を回り薄暗くなってきた。
市場自体はすでに閉まっているが、ここにレストランがあると聞いてやってきた。 -
中はそこそこ人が入っている。
といってもこのレストラン、スペインではごく普通だが夜9時に開店する。
だから開店したばかりというわけ。この後22時を過ぎるとものすごい混雑となった。 -
とりあえず白ワインを頼むとパンも出てきた。
このパンがうま〜い。 -
何にしようかと迷うが、まだ前半戦なので自重する。
あまりずっしりおなかに来ないものということで、Arroz de Calamares(イカごはん)にする。
確か昼もイカだったが、スペインのイカはうまいのでノープロブレム。 -
ちょっとイメージと違った。
これだと、「イカおじや」だ。(余談だが、日本語のおじやもスペイン語起源だ)
イカ墨も入っていてにんにくの香ばしい香りがする。
日本人の舌にはややしょっぱい。
パンと一緒に食べることが想定されているからだろう。
この手の米料理を食べるなら、バルセロネータにあるセッテ・ポルテスの方が断然洗練されている。
今日はメニューの選択を間違えてしまったなあ。 -
イチオシ
隣の席の地元客のお二人。
二人ともバルセローナ生まれのバルセローナ育ちだそうだ。
日本人か、と聞かれて楽しい会話がはずんだ。
二人とも英語がうまい。
そして箸の使い方もものすごくうまい。
しかも食べているのは「ニギリとマキのモリアワセ」(ローマ字でこう書いてある)。
聞くところによるとヘルシーな日本食はものすごく人気が高いのだとか。
彼らも週1回はスシを食べると言っていた。
ヨーロッパの日本食ブームはここでも健在だった。
二人の目の前にあるモリアワセは確かにとーっても新鮮でおいしそうだったが、ヨーロッパの西端まで来て寿司を食べる気はない。 -
幸せな気分で市場のレストランを後にし(時間が遅くなるにつれ大盛況になっていた)、歩いてホテルへ戻る。
途中、モデルニスモの最高傑作のひとつ、カタルーニャ音楽堂の前に出た。
ドメネク・イ・モンタネールの作。
1997年にサン・パウ病院とともに世界遺産に登録された。
それよりもさらに前になるが、ここでのコンサートに行ったことがある。
内部も負けず劣らず奇抜だった。
ボケボケの写真で失礼しました。 -
ホテル着。
こうしてみると結構かっこいい。 -
ホタテ貝をかたどったかわいいバスマット。
シャワーを浴びておやすみ。
明日もまた楽しい時間が待っている。
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2011/07/13 02:31:57
- うちのご近所にお泊り
- さわまりさん
こちらまた、暑くなりましたよ。
GW,うちの近所にお泊まりでしたか。というか、同じRoger dec Lluriaですよ。元リッツの隣ですよね。
ほんと、食事もメニュー見てたら、ああ、あそこか、と。すぐ、わかりました。スペインの日本食ブームはロンドンなどに比べて遅れていまして、ここ数年ですね、 でも、寿司はなみなみと醤油を皿にいれ、魚を泳がせるんかい?と言うぐらいの食べ方です。
大将
- さわまりさん からの返信 2011/07/13 19:39:20
- RE: うちのご近所にお泊り
- 大将さん
書き込みありがとうございました。
Roger de Lluria のご近所にお住まいなんですね?
うらやましい限りです。
そうです、パラセの隣でした。
ご存じでしょうが、ホテルの前の建物はなんと小学校でした!
私の泊まった部屋から授業風景が見えました。
いやーあんなところに小学校があるとは…感無量です。
スペイン人の寿司は醤油の海ですか。
見てみたいですね。なんだか楽しそうです。
シャリは酢飯なんでしょうかね。
カリフォルニアではシャリに酢が入っていないらしいです。
それを聞いていたこともあり躊躇してしまいました。
でもネタは間違いなくウマそうでした!
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