2003/03/22 - 2003/03/31
1973位(同エリア2863件中)
ヨシナヲさん
初めての欧州鉄道一人旅の道のりをたどる。
計画では2週間かけてイタリアやスペインなどもくまなくまわるつもりだったが、金銭面と時間面で折り合いがつかず期間短縮を余儀なくされた。なので旅行期間を10日にしてドイツ・ベネルクスを旅の中心にした。日本で予約したものは往復航空券とブルージュとフュッセンのYHの2泊分だけで、ユーレイルユースパス片手に出国した。
初回の行程は
成田空港→アムステルダムスキポール空港→ブリュッセル
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
昼過ぎのJL411便でいよいよ旅立つ。
春休みが始まったばかりなのに、人影はまばら。
パリやロンドンへの便ならそれなりに乗る人も多いのだろうが、この時期のアムステルダムに行く人はそんなにいないのだろうか。
いまでは懐かしいJALのジャンボ機。 -
このころからJALのエコノミークラスでも座席背面にパーソナルテレビが設置されるようンなっていた。
使い方を学習しているうちに日本列島を離れ日本海へ。
ユーラシアの大地が見えるころ機内食登場。
ビール、ワイン、ウイスキーと一通り飲み、映画を見ながらの食事。
このフライトは離陸から着陸まで夜がやってこないデイフライト。
眼下に雲はなく、シベリアの凍てつく大地が地図のごとく広がっているのが見える。
天気がいいデイフライトだとこんな楽しみもあるのかと思う。 -
ボーイング747は広大なロシアの大地を横切り、バルト海へでて、再び上からヨーロッパ大陸へと入ってゆく。デンマークの島々をいくつもまたぎ、いよいよオランダ上空へ。次第に高度が下がりオランダの大地がはっきりと見えてくる。
-
シートベルト着用のサインが点灯し、いよいよオランダの風景がはっきり見えてきて、ヨーロッパ上陸の実感がわく。
風車、運河、水門と実にオランダ的な風景が目に入ると、「おおオランダだ」と当たり前のように思ってしまう。 -
時間どおり午後4時過ぎにスキポール空港にランディングした。
スカイブルーの機体が派手なKLM機群の中に申し訳なさそうに鶴丸マークが入ってゆく。
空港の建物に入っていつも最初に感じるのはにおい。日本とは違う、その土地独特のにおいをかいだとき、旅の本当の始まりであることを実感するのは私だけでしょうか。
到着ロビーからお土産屋の並びを抜けると地下へ行く階段がいくつも規則的に配置されている吹き抜けへ出た。ここが駅なのである。
その吹き抜けの一角にあるユーレイルのカウンターがあり、ここでまず今回の旅で乗車する予定の夜行列車の寝台券を確保する。
カウンターにコーヒーを飲みながら客待ちしているおばちゃんに日付と出発駅と発車時刻と目的地とクシェットがいいと告げる。
こんな待ち方、み○りの窓口ではありえない光景だ。
必要なデータを入力するとコンピュータが適当な列車を提示してくれるらしく、カウンターのおばちゃんがモニタを指さしながら「これでいいの」と聞いてくる。
続いて「フォーピーポー?シックスピーポー?」と聞いてきた。 英語で対応してくれるのが嬉しい。
これは4人用コンパートメントか6人用コンパートメントかの確認で、当然4人用のほうが広いので、「フォーピーポー」。
列車によって値段が違い、シティナイトライン(CNL)の料金が25ユーロ、ユーロナイト(EN)が10ユーロ。かなり格安で入手できた。(当時は1ユーロ=130円くらいのレートだった)
日本の寝台券に比べて随分お安い。さすが欧州♪
まもなやってきたブリュッセル南行きのICで一路ベルギーはブリュッセルへ。エンジ色の車体に黄色いラインで趣味が悪く、おまけに格好悪い。
この列車でオランダは出国。まもなく日が沈もうとしていた。
ブリュッセルまでは3時間ほどだ。
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