路線バスで五島の教会めぐりをしてきました 3-3

2011/04/16 - 2011/04/19

五島列島に教会を見にいく場合、手段はレンタカーが便利です。しかし、ペーパードライバー等、運転に不安がある場合はどうすればいいかというと、ツアーに参加するかタクシーをチャーターすることになります。
ツアーだと好きに行動できないし、出発日程が限られてしまう。タクシーチャーターは一人の場合とても高くなってしまう。ということで残る手段の路線バスと徒歩でどこまで回れるか、試してきました。
五島の教会を訪れてみたい、でもレンタカーは不安という方の参考になればと思います。

用意したもの
島内の教会の位置がわかる大まかな地図と路線バス全路線の時刻表
小銭または1000円札

*バスの時刻等は旅行時のものになりますので実際行かれる際は最新のものをご確認ください。


2-3の続きです。

エリア 五島列島(長崎)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

若松港のターミナルです。2階にレストランがあるようですが、この日は定休日でした。本当にお弁当に感謝です。

バスに乗って再び中通島を目指します。

白魚入口まで戻ってきました。
また国道側まで戻り白魚入口で奈良尾行きのバスを待ちます。

乗ってきたバスが折り返し時間まで待機しています。
連絡するバスがやってきて、この分岐点を通り過ぎる際に、こちらのバスと挨拶をしていました。無人過ぎて不安になっているところに心が和みます。

整理券の番号が大分進んでいます。終着点が近いです。

次に目指す高井旅の停留所まで時刻表によると数分で着くのと地図上でも近そうだったので最初歩いてしまおうかと思いましたが、ここは峠になっていました。歩かなくてよかったです。

高井旅の停留所です。峠を越えたところにあるので高いところにあります。

乗客は私だけでした。

停留所からの眺めがいいです。綺麗な海が見えます。
小さい展望スペースもありました。

ここから下り坂を下り始めたら、遠くに見えました。
この写真では伝わりずらいのですが、高台から右手にきれいな海を、そして先には白い教会が見える景色は本当に素晴らしいです。旅の気分も一番盛り上がってきました。

この海は海水浴場のようです。しかしきれいです。

高井旅教会を見学した後、高井旅の停留所まで戻って違う系統のバスに乗る予定だったのですが、もうひとつ先に進んだところに停留所があるのを発見。ここから乗ればいいので坂道を上がって戻らなくてもよいことが分かりました。

バス停を過ぎたあたりから見えました。

高井旅教会です。
海を見下ろす高台に真っ白い教会が映えます。

最高のロケーションです！

白い壁に赤い屋根が素敵です。

日差しも気持ちよく、爽快でした！

椿の木です。咲いている時期は椿の赤もこの白い教会をひきたてるのでしょう。

次の目的地まで先ほどのバス停から別系統のバスに乗るつもりだったのですが、携帯のナビで検索してみたところ1.4キロくらいと検出されたので思い切って歩いてみることにしました。
国道から分岐している道を歩きます。

携帯のナビがおおまか過ぎたのか、思ったより歩きました。やっと降りる予定だったバス停が見えてきました。

ここでちょうど乗るつもりだったバスに追い抜かれました。

福見のバス停です。
目指す福見教会には最寄の"福見教会下"というバス停がありますが、そこに止まるバスは数本に一本しかないようなのでこの福見バス停から歩くことになります。

バス停を過ぎてしばらく進むとこのおなじみのデザインの看板が見えました。

道順通りに進むと、遠くに見えてきました。
小さな、静かな集落にレンガ造りの教会。そしてその先には海というロケーションです。
日本の風景なのですが、日本ではないような感じです。

福見教会です。
上の写真の、見え始めたところから、けっこう歩きました。

教会の入口へとつながる道からちゃんと手入れされています。石造りの壁にはこのようなお花が等間隔に咲いていました。

入口にたどり着きました。

レンガ造りです。

入口のドアです。

福見教会のステンドグラスも素敵でした。
教会ごとにデザインが違っていて興味深かったです。

誰とも会わずに静かな時間でした。

教会からの帰り道ですれ違った方から”こんにちは”と声をかけられました。集落の方かと思いましたがシスターの装いでしたので福見教会の方だったのでしょうか。

帰りは”福見教会下”から乗ります。

バスが見えました。
奈良尾行きのバスです。
いよいよ最後の区間です。
今日の行程のうち、ひとつでも時間通りでなかったり、来なかったりしたら途方に暮れてしまうところでしたが、乗客がどんなに少なくてもちゃんと時間通りに路線を走っていたことに感動してしまいました。

ここから奈良尾まで乗車してゴールです。
この停留所のすぐ近くに幼稚園があり、なんと保母さんがお兄ちゃんと妹さんの兄弟を連れてきて、運転手さんに"お願いします”と言って乗せました。
小さい兄弟二人だけで大丈夫なのか不安になりましたが、しばらく走って国道の道端に女性が立っていて停留所ではないですがそこで停車し、その女性が出口で運賃を払い二人を下ろしていました。お母さんが迎えに行く代わりに毎日このバスに二人を乗せているのでしょう。びっくりしましたが、お兄ちゃんの独立心が育っていいかも？

奈良尾の港入口で降ります。
バスによってターミナル内まで乗り入れるものもあります。
乗ってきたバスを見送ります。

最後のバス停です。

ターミナルの敷地に入るとバス停があります。ここまで乗り入れるバスもあるようです。

奈良尾港のターミナルも立派でした。
駐車場内には足湯もあり、建物もとてもきれいでした。
ここで中通島の教会巡りルート簡潔です。
ここから船で福江島を目指します。