08年秋 バックパックでハネムーン Vol.8～ラグーザ(Ragusa)前篇～

2008/09/19 - 2008/10/05

カターニャでサッカーを見た後に、次に向かうは小都市ラグーザ。
いくつか見所のある小都市が点在しているこの近辺だが、ラグーザに行こうと思ったのはどこかの雑誌に載っていた風景をこの目で見てみたかったから。当初１泊だった予定を２泊に変更して、この小さな街を満喫することになるとは、カターニャを出た頃には思いもよらなかった。まさか、予約していた宿があんな場所にあるとも思わなかったが。。。
思いのほか写真が多いので２部構成で

今回の日程
９/１９　ヒューストン発パリ経由ローマ入り（９/２０着
９/２０～２１　ローマ泊
９/２２　ポジターノ泊
９/２３　ラベッロ泊
９/２４　シチリア行き夜行列車泊
９/２５　タオルミーナ泊
９/２６　カターニャ泊
９/２７　シラクーサ泊
９/２８～２９　ラグーザ泊
９/３０～１０/１　パレルモ泊
１０/２　フィレンツェ泊
１０/３～４　ヴェネツィア泊
１０/５　ヴェネツィア発パリ経由ヒューストン着

エリア シチリア島(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

世界の車窓から(車編）

綺麗な海も途中見えました（これはシラクーサ→カターニャの途中かな）

途中でスーパーマーケットに寄りました
シチリア名産の１００％ブラッドオレンジジュースが売ってて、買えばよかった。どこにでもあるかと思ったら、そうでもなくて１００％のジュースはこれ以降見つけられず

カターニャのスタジアムを後にしてラグーザへ
途中信じられないような雨に遭遇。
坂道が多かったけど、坂道を上っている時に川のように流れてくる雨に、マニュアル車を運転しながらビビってました

ラグーザで取ったホテルはCasato Licitraという４つ星ホテル。Booking.comで予約。
Booking.comの案内で見ると、市街地付近にあるように見えた。しかし、いくら探しても見当たらない。ローマの二の舞が頭をよぎる。レンタカーのおかげで歩かなくていいものの、宿がないのも困る。いろんなところで聞きまくっても、知らないと言われる。警察官に聞いても、俺の仕事じゃないとばかりに冷たくあしらわれ途方に暮れた二人は、とあるBarに入る。この頃から、
「これ以上探しても時間の無駄かもしれないから、新しくホテルを手配するか」というのが頭をかすめ始める。１泊分無駄になるけど８９ユーロだったから、なんとか耐えられる。

休憩がてらエスプレッソを注文して、ダメもとで聞いてみる。
案の定知らないの一言。しかしここからが違った。予約表を見せてホテル名を見てもらったが、その下に書いてあった電話番号に電話してくれた。ローマでは電話で英語が通じたので何とかたどり着いたが、こんなところで英語も通じるはずもなく、イタリア語で行き方を聞きとってたどり着く自信はなかったので、電話はしていなかった。
電話してホテルの人と話をしてくれた。そうすると、なんと迎えに来てくれるらしい。「迎えに来れる距離ということは、やっぱりこの近くだったんだな」と早合点。これから待つこと１０分だったか、２０分だったか。。。

到着して出迎えてくれたホテルのおじさん。Barのおじさんに感謝の言葉を述べて、いざ出発。どうやら車で来たらしく、レンタカーの２人はそのおじさんを追いかけることに。空はすっかり暮れて、暗闇の中見失わないようにひたすら追いかける

２０分以上走っただろうか、着いたのは暗闇に浮かぶ綺麗なホテル

こんなに遠くから来てくれたのかと感激

夜も遅くなったし、１泊じゃもったいないということですかさず２泊に変更。
チェファルーでネット予約していた１泊をキャンセル。前日だったけどキャンセル料かからなくてラッキーでした。
夕食は？と聞かれて、まだだったのでお願いすることにした。はっきり言ってこの時点ではあまり期待していなかったが。。。

メニューのないレストラン。とりあえずお任せチックな空気なので、出てくるものを食うことにする。シチリア価格でそんなに高くはならないだろうと。前菜はチーズの盛り合わせ的なもの。盛り合わせも良かったが、使っている食器やナイフ・フォークが良かった。見てみるとSambonetというブランド。一目見て気に入った

前菜の次はパスタ。トマトを使ったシンプルなパスタ。これが信じられない美味しさ。夜遅く到着した夕食を食べるかどうか分からない客に、あるもので作ってくれたのだろうか、しかし味は一級品だった。腹ペコだったのを差し引いても美味い。２泊にして良かったと、この時点ですでに翌日の夕食に期待し始める二人

メインは豚だっただろうか。
これも美味い。幸せ

デザートまで出てきた

フルーツまで出てきた

食後にはコーヒーも出してくれた。フルーツは全部食いきれなかったので部屋に持って帰らせてもらった。この時点では会計もせずに部屋に帰る。美味しかった料理の余韻に浸る二人

部屋はこんな感じ

キッチンもある
割と長期で滞在する人向けかもしれない

天井も高くて、部屋も十分広い。
ぐっすりと眠れた

翌朝起きてみて、窓を開けると。。。

目の前には牧場が広がっていた

こんなところまで来たのかと呆然とする二人

一気に農場まで来てしまったこの非現実感が逆に心地よかった

食堂で朝食。朝食は料金に含まれていた

焼きたてのパンだったのか、これがお薦めというパンを食ったら美味かった。牧場なので、卵は採れたてだったのかな

朝食で満腹になり、ラグーザ市街に出かけることに

車をラグーサ・スーペリオーレという街の高台の方に置いて、散策開始

噴水のある大聖堂

大聖堂内部

パイプオルガンて好きなんですよねぇ

大聖堂を外から

大聖堂正面

立派な大聖堂でした

ラグーザ・イブラ、街の高台から降りていく方に歩いていきます

次第に視界が開けてきて

目の前には絶景が

ホテルも良かったけど、これを見たいがために来たんでした

日差しは強かったけど、風のある気持ちの良い日でした

腹も減ってきたのでラグーザ・イブラで昼飯を

こちらはイブラにあるサン・ジョルジョ大聖堂、かな
昼間は閉まっていました

飯時だからか、人もまばら

調べてみるとラグーザには、ミシュランの星付きレストランがあるらしい。新婚旅行だし行ってみるか、と。
２つ星と１つ星、少なくとも２軒もあり、とりあえず１つ星に行くことに。それなりに正装っぽい恰好をして。。。

こんな小道を通って

目指すはミシュラン１つ星レストラン

店の名前はLocanda Don Serafino。ホテルもやっているらしい。
レストランに到着して店の前のメニューを見て、若干脇汗な俺
星をゲットするだけあって、前菜から良い値段取ってます。

入店してみると、広い店内には客の姿は見えず。
奥にいるのか、昼間からこんな高いところでは食わないのか。。。
これはアミューズってやつだな。出てきたパンの種類がまず違う

高いからって、なめられてたまるかっ！
と負けず嫌いが顔を出し、前菜からオーダー。タコの前菜。
信じられない柔らかさと信じられない味わい
「美味いレストランは前菜がうまい」というのが持論ですが、
これは美味い。。。

パスタも素晴らしい

調子に乗って、
「前菜・パスタがうまかったらメインまで食うかな」
なんてスタンスな俺。
お勧めなんてのを聞いてみて、マグロのステーキをチョイス。
これも激ウマ。

嫁はメインは頼まずリコッタチーズのデザートを
これも美味すぎた

ミシュランやりよる
今度東京でも星付きの店に行ってみようかなと思わせる美味さでした
しめて１２１ユーロ。昼間っから贅沢してしまった。
当時の円換算だとあれですが、１ユーロ１１０円とかだったらなぁ。