2010/12/24 - 2011/01/08
681位(同エリア844件中)
ちゃおさん
ボートのスピードはゆっくりだから、周囲の景色、川辺の風景、行き交う小舟など、十分堪能することができる。特に目に着くのは砂利船で、今にも船が沈みそうな位に砂利を山盛りして、ゆっくり川を下って行く。河口近くに砂利の集積場があるのだろう。
知られていない事実だが、日本もベトナムから大量の砂利を輸入している。以前は日本も河川から砂利を採取していたが、川は涸れ、あれだけ豊富だった天竜川も今は見る影もなく、やせ細っている。そこで目を付けられたのが、このベトナムで、当方も以前ベトナムからの輸入と聞いて、当然メコン流域想像していたが、いやはや、メコンではなく、こんな地方の中小の河川、フォーン川からの採取とは、この地に来るまでは分からなかった。
川の向こう、段丘状の斜面には多くのお墓が建っている。皆立派な造りで最初は石造りの家かと見違えるほどだった。皆同じ方向を向いているので、西面しているのかも知れない。こうした立派な墓地の情景は他のアジア職では余り見たことはなかったが、これ等の文化、風習も中国から移入されてきているのかも知れない。いや実際に、貿易、交易等で成功した中国人のお墓かも知れない。お墓の立派さ、大きさは沖縄の亀甲墓と同じような発想だ。
テエンムー寺を出たボートは約30分程川を遡り、次の寄港地、中国寺院に着岸する。川べりからの急な石段を登った先の寺院には観音菩薩が祀られていて、中国語で書かれた漢字の聯が目を引く。豪州人らしい白人に漢字の意味を伝える。「この場所は実に風光明媚なところだ。一生の住処にすべき景勝だ」と言ったゆな意味を優しく伝える。確かにフォーン川が一望できる高台から川を見下ろすと、嘗て成功した中国人がこの地にこの寺を建立した理由が頷けた。
一行はお寺を下り、舟に乗船し、車座になってお昼となる。先刻後部甲板の居住区で何やら料理をしていた奥さんが作った手料理のようだ。我々が石段の上のお寺を見学している間に、舟の中で調理したようだ。ビーフンの麺とかチャーハン、から揚げ、五目煮みいたいなものを幾つかの大皿に分けてツアー客の前に置く。白人は皆長い足を座りずらそうにして、銘々の皿にそれらの食事を取りこみ食べている。皆、50円もしないベトナムビールをジュース代わりに飲んでいる。それ程野趣はないかも知れないが、珍しい経験を楽しんでいるようだ。会話も弾む。楽しいツアーだ。
- 旅行の満足度
- 4.0
-
フォーン川には多くの砂利船が往来していた。
-
この川は波が少なく、砂利船はそのどれも喫水線すれすれに砂利を満載して運んでいる。
-
河岸の段丘上には別荘と見間違えるような立派なお墓が幾つも建っていた。
-
沖縄の亀甲墓と似たような発想があるかも知れない。
-
河岸に立つ霊廟なのか別荘なのか、広壮な敷地、建物が見えてきた。
-
これから行く中国寺院は急な石段を登った先にある。
-
ここはベトナムと言うよりか、全く中国にあるお寺と変わらない。
-
中国海洋民族の守り神、観音菩薩。
-
このツアーの中で漢字が読め、理解できるのは当方だけ。少しは自慢ができた。
-
高台のお寺から眺めるフォーン川。
-
遠方にはかなり高い山も見える。
-
川べりに祀られた祠をこわごわ覗き込むツアー客。
-
ボートの奥さんの手作りで、これから楽しい昼食が始まった。
-
遠くには牛飼いの姿なども見えた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
フエ(ベトナム) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
14