1993/12/23 - 1993/12/23
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Halonさん
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到着2日目の朝、自転車でパシュパティナートとボダナートを訪れた。
12月のカトマンドゥは日本並みに寒かった。
素手では自転車に乗ってはいられないほど寒い。
1ルピー=約2.4円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 交通手段
- 自転車
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朝6時に起きて、夜明け前の薄暗い通りを散歩する。
所々に水場があり、壷をもった女や口をゆすぎに男が来ている。 -
ある店先で、コンロが勢いよい音を立てていた。チャイ屋の営業開始だ。チャイとは甘いミルクティーのこと。男達が2、3人お湯が沸くのを待っている。
チャイを飲んでいると、男の一人が話しかけてきた。彼は農業の調査をやっていると言う。
「へー、でネパールの農業はどうですか?」
男達より先に飲み終わり、コップを店の中の机に返す。チャイ屋の小僧にいくらだと聞くと、ちょっと間をおいて2ドルだと答えた。いくら物価の感覚がついてないとはいえ、そんなに高くないことはすぐわかる。男達の方を振り返ると
「ノーノー、、おい本当はいくらだ?」
と店の中の小僧に向かって聞く。
本当は3ルピー(約7円)だった。
財布を取り出すと、男は自分が奢ると言った。日本人にはタダ同然でも、彼らにとっては小銭ではないだろう。笑って断ったが、再度言ってくるので自然に好意を受けた。 -
薪を背負って歩く女性たち
ホテルに戻り、テーブルが2つ置いてあるだけの狭い食堂で、コンチネンタル・ブレックファストを注文する。客は僕だけで、奥でこれからお湯を沸かす気配がする。ガイドブックと地図を広げて気長に待つ態勢にはいると、案外早く小さなトーストとオレンジジュースとスクランブルエッグが運ばれてきた。 -
マウンテンバイクを150ルピーで借りて走り始めたが、手が冷たい。
そこで毛糸の手袋(100ルピー)とサブザック(250ルピー)を通りの露店で買う。 -
自転車で東に走る。
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一軒の廃屋のような家の二階で、
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女たちが糸を紡いでいる。
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一階では少年たちが並んで絨毯を織っていた。
あっけらかんと児童労働が行われていた。 -
4キロ走ってパシュパティナートに到着。
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ヒンズー教徒以外は入れないので、
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参道の脇に腰を降ろし、参拝者を眺める。
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参道には物乞いもいる。
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参道脇の東屋では、修行者のような風貌の男達がハルモニウムに合わせて歌っている。
彼らは日がな一日こうして歌って過ごすのであろうか?
唯一の収入源らしい托鉢をし終わった当番の男が参道から返ってくる。
思えばこういう人生の選択があってもいいのかもしれない。
彼らの存在を許容できているヒンズー社会の方が、日本よりある部分は豊かなような気がする。 -
ガートの方にまわってみる。
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外国人が立ち入れないので、対岸から覗き見る。
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ガートでは死体が当たり前な光景のように焼かれていた。
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すぐ横では祈りを捧げる老女
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更に北東に2キロほど自転車で走り、ボダナートに到着。
巨大なストゥーパが建っている。 -
その周りのマニ車を回しながら、人々が右回りに歩く。
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牛もいる。
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物乞いの母親が立ちはだかる。
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僧院に入ってみた。
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ご本尊
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祠の前に人垣が出来ていた。
ラマ教のラッパの音が聞こえてくる。 -
夕方、カトマンドゥの中心まで戻ってきた。
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王宮の入口、ハヌマン門
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軒下にも神様の木彫りが並んでいる。
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広場の脇で少年たちが蹴まりのような遊びをしていた。
チュンギという競技かもしれない。
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1993 海外6.ネパール年越し旅行
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