2011/03/05 - 2011/03/05
152位(同エリア243件中)
まみさん
越生梅林に向かうバスの車窓から越生の町のあちこちに点在する個人農家の梅林を見て、少しいやな予感はしたんです。
梅は見頃だけど、満開までもう一息で、全体としては花が薄く感じられましたから。
ただ、太陽の光が降り注ぎ、花が光に透けて、梅の木全体が宝石のように光っている様子にはうっとりしました。
越生の梅林は圧倒的に白梅が多いので、なおさら、一つ一つの花が光の瞬きのように見えました。
そして、その懸念と感動は、関東3大梅の名所の一つといわれる越生梅林でもそうでした。
今年2011年で4回目の越生梅林の梅撮影散策は、100パーセント満足とは言い難かったです。
満開で晴天に恵まれたサイコーのときを知っているだけに、少しがっかりしてしまい、最初はなかなかテンションが上がりませんでした。
逆光の花の写真を撮ろうにも、昼間の頭上から降り注ぐ太陽は、ファインダーの中では肉眼で見たよりずっと暗くなってしまいます。
理想の逆光写真を撮るには光が足りませんでした。
だけど、梅林全体ではあと一息というところでも、日当たりの良いところの梅の開花状態はかなり良くて、十分理想の被写体となりえました。
やはり1,000本の梅の木は伊達ではありませんでした。
それに、晴天に恵まれたことは、やはりなによりの僥倖だと思うんです。
梅はやっぱり晴天の日に撮影したいと思いました。花びらが薄い花だから、曇天だと寒々しくなってしまいます。
ウィークディの垢を落とし、気持ちが沈むことを忘れたいのに、寒々しい写真しか撮れなかったら、余計に思い出してしまいそうだから。
というわけで、まずは山に見下ろされた越生の、山の梅林風情の写真をめざしました。
ねらい目は開花状態が良い梅。でないと、写真は真っ正直だから、満開手前であることが如実に出てしまいます。
それから、今回は日中フラッシュも駆使して、青空と白梅のくっきりしたコントラストの写真を楽しみました。
ちなみに、これまでの3回は午前中に訪れて昼頃には帰っていたのですが、今回は午後になってしまったので、梅林やその周辺に降り注ぐ太陽光線の様子が今までと違っていました。
太陽の光が越辺川の水面で揺れる様子を背景にする、といった、これまでのお気に入り写真を撮るのは叶わなくなってしまったけれど、これまで3回ターゲットにした覚えがある木々に当たる光の加減が違うのは、なかなか新鮮でした。
理想の逆光写真もなんとか撮れました。
午後3時も過ぎると日が傾き出して、斜光がきれいな逆光写真を撮る手助けをしてくれました。
12時20分に梅林に入園して、出たのは16時30分。途中休憩10分ほど。
なんだかんだとたっぷり4時間楽しむことができました。
花撮影散策は、つい時間を忘れてしまいます。
越生梅林のような見ごたえある名所は、4時間くらいかけると、私はやっと満足できるようです。
当然、黒山三滝とのはしごとかって、私には無理でした。
ちらっと考えたんですけどね。
<これまでの越生梅林の旅行記>
2008年3月17日
「今年の梅仕舞いは越生の梅林かな」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10226016/
2009年3月7日
「今年は天気に恵まれた越生梅林」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10315761/
2010年3月13日
「まぶしい春の日ざしの越生梅林(1)あられか雪か、満天の星空か」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10438189/
「まぶしい春の日ざしの越生梅林(2)梅以外の花と食べ物@」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10438428/
越生梅林 梅まつりの公式サイト
http://www.town.ogose.saitama.jp/umematsuri/
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越辺川に架かる橋の上から見た越生梅林の様子
うーん、恐れていたとおり、満開というには、全体的にまだ花色が薄かったです。 -
ミニSLの線路に架かる踏み切り
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ミニSLが走る走る〜!
大人は乗るのがなかなか大変そう@ -
爛熟期の福寿草が鈴なり@
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宝石箱の中のような福寿草の群生
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福寿草が行儀よくポコポコ@
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福寿草の頭上で、紅梅を背景に満開に近い白梅
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玉川陣屋太鼓の演奏中
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ドンドコドンドコ、振りも音も勇ましい@
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玉川陣屋太鼓の舞台全体
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ほぼ満開に近かった広場の白梅
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梅林の入口付近で見える、おそらく大高取山を背景に
紅梅もうっすらと混ざっています。 -
くねくねうねる、しだれ梅
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優雅な曲線を描くしだれ梅
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光に映える紅梅
彼方に青く見える山は、新柵山でしょうか、あるいは弓立山でしょうか。 -
いくつもの山に囲まれた越生梅林
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今回はまだまだ残念だった、このピンクのしだれ梅
これはこれで風情があるといえるかしら。
と思ったのですが、去年の写真と比べてしまうと……(泣)。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18562086/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18562087/
関連の旅行記
「まぶしい春の日ざしの越生梅林(1)あられか雪か、満天の星空か」(2010年3月13日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10438189/ -
まだまだつぼみが多かった、ピンクのしだれ梅
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もう一つの福寿草園にて
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ミニ・チューリップみたいな福寿草!?
今日はこんなにいい天気なのに、花がきれいに開いている福寿草はやや少なかったです。
時期的にもうそろそろピーク過ぎてしまうからかしら。 -
まだまだ頑張るロウバイ
あたりにいい香りを放っていました。
といいたいところですが。
花粉症のためマスク着用中なので、ロウバイはおろか、1,000本の梅の木の芳香も、全く分かりませんでした。
毎年そうなんですけどネ(泣)。 -
光に透ける梅の輝き
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古木の威厳と光る花
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展望台の踊場から
まだ梅林全体は満開ではなかったので、展望台に上り切った上から撮影するより、途中の踊場の方がいいかんじでした。
それにあの展望台、見晴らしは確かにいいのですが、写真は撮りにくいんですよね。少なくとも私にとっては。電線が邪魔で。
前に展望台から撮った写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13543778/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/13543779/
関連の旅行記
今年の梅仕舞いは越生の梅林かな」(2008年3月16日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10226016/
2回目にトライしたときの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15560602/
関連の旅行記
「今年は天気に恵まれた越生梅林」(2009年3月7日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10315761/ -
これもある意味、梅のトンネル@
今年は去年や一昨年のような申し分ない梅トンネルは味わえませんでしたが、回りを見回せば梅はたくさんだから。
一昨年訪れたときの梅トンネルの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15560605/
関連の旅行記
「今年は天気に恵まれた越生梅林」(2009年3月7日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10315761/
去年訪れたときの梅トンネルの写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18562092/
関連の旅行記
「まぶしい春の日ざしの越生梅林(1)あられか雪か、満天の星空か」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10438189/ -
光の中で遊ぶ
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光の中の天女
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越辺川の向こうの竹林を抱きしめるように
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青空の下でうつむき加減の白梅
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青空の下で微笑む白梅
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光の渦の中で
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越辺川の向こうの個人農家の梅林と、越生を見下ろす山2つ
手前が新柵山で、奥が都幾山あたりでしょうか。
地図であたりをつけているだけなので、確信は全くないです。
同じ景色を去年はこんな風に撮りました。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18562133/
関連の旅行記
「まぶしい春の日ざしの越生梅林(1)あられか雪か、満天の星空か」(2010年3月13日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10438189/
去年は越辺川に太陽の光が水面に反射した写真が1番のお気に入りになり、旅行記の表紙にも使ったのですが、今年は昼すぎに到着したので、もう太陽は高すぎて水面に光が当たっていませんでした。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18562175/
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/18562176/
関連の旅行記
「まぶしい春の日ざしの越生梅林(1)あられか雪か、満天の星空か」(2010年3月13日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10438189/ -
1番開花が遅い緑のガクのしだれ梅に少しだけ花が咲いて
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これから次々と花を咲かせる予感の枝
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1番開花が遅い緑のガクのしだれ梅の全体の様子
越辺川を背景に。
やっぱりまだこれは残念ながら見頃とはいいがたいです。
ですが、この木が見頃のときは、梅林のかなりの割合の木がピークを過ぎているんだろうと思います。
もっとも近影は無理だけど、梅林全体ではそのくらいが、一層華やかで、それはそれで見頃なのかもしれません。 -
午後の斜光のもとの越生梅林
背景の山は、弓立山かな。
以前はこの山を背景にした梅写真を旅行記の表紙にしたことがあります。
このあたりが越生梅林の1番奥になります。
関連の写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/15560615/
関連の旅行記
「今年は天気に恵まれた越生梅林」(2009年3月7日)
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10315761/ -
白梅並ぶ越生梅林
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数少ない貴重なピンクの梅
越生の梅はこの梅林もそうですが、近隣の農家の梅林も白梅が圧倒的に多いですから。 -
午後の斜光の淡い光を受けて
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白い宝石を実らせた枝
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梅の向こうの屋根の影を取り込んで
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白い天女に見下ろされて
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彼方の山影と梅林
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白くまぶしい純白の花たち
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真っ青な空にくっきりと映える白
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午後の斜光に照らされて
そろそろ梅林にひとけがなくなってきました。 -
ちょっと一休みしているときに見つけたヒメオドリコソウ
というか、休もうとしたところ、いい被写体だと思ってしまったので、一休みどころではなくなってしまいました@ -
ヒメオドリコソウも一つ一つ個性的!?
昔はこの花はちょっとブキミに思えたものですが。
オドリコソウに可愛いという意味合いでヒメをつけて命名した人の気持ちが最近では分かるような気がします。 -
オオイヌノフグリのスーパーマクロ写真にトライ!
本日のカメラは撮影距離ゼロcmのスーパーマクロモードがあるPowerShotなので、オオイヌノフグリのようなちーーーっちゃい花にはチャレンジ精神が刺激されます。
カメラを近づけすぎるとカメラ自身の影が差し掛かってしまうのですが、太陽の光が当たりすぎるとオオイヌノフグリのおしべの先の花粉の色が白飛びしてしまうので、いっそカメラで日影にしてしまいました。
その上で、この写真は一回りトリミングしていますので、あしからず。
2本のおしべに、棒みたいなめしべが一本@ -
2本だけのおしべがアンテナのようなオオイヌノフグリ
これも一回りトリミングしていますので、あしからず@
オオイヌノフグリは1日しか咲かない花です。
でも、次々とたくさん花を咲かせるのでそのようなはかない花には見えないですね。
1日花を咲かせていても、虫の訪れがなくて他の花から受粉できなかったら、近親相姦……ではなく、自家受粉してしまって、子孫を残すたくましい花でもあります。
確かにこのまま花を閉じたら、おしべにたっぷりついている花粉は、自然とその下で待ち構えているめしべにくっっいてしまいますネ。 -
梅の花で逆光を捉えた@
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南の空はまだまだこの世ならぬ青さ
-
ピンクの水玉の中を泳ぐ
少しずつ入口に戻っていく途中です。 -
白梅一枝と大高取山
山の名前は、たぶん、です。
あるいはあのあたりが黒山三滝の黒山かしら。 -
山影を埋めるように咲く白梅
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古木の舞い
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青い山影と、光に透けて輝く梅の木
表紙候補でした。
でも、パソコン画面で大きく表示しないと、梅の花が逆光に光っているのがよく分からない気がしたので、一度は表紙に採用したけれど、入れ替えてしまいました。
表紙って大きく表示できないんですもの。 -
手を差しのべるように横に広がった木々と青い山影
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突然ですが、モツ煮です@
夕方16時すぎ、おなかがすききってしまったので、屋台でモツ煮を買って食べました。
もうほとんどの屋台が片付けに入っていたり、できたて熱々のものを売っていなかった中で、モツ煮鍋だけはまだぐつぐつと煮立っていたので@
これ一杯で800円。
高い!───とはじめは思ったけれど、具だくさんで、モツたっぷりで、お安いくらいかも、と思い直しました。
この後、まだ片付けをしていない屋台を少し回り、わらび餅、干し柿、それからステックさつまいもを買いました。
どこも「今日はもう終わりだから」といってサービスしてくれました@ -
梅林のそばのご近所さんちの庭先のシナマンサク
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舞台のあった広間の前で
午後16時すぎ。
昼過ぎには賑やかだった広場も、屋台や店が次々と片付けられ、人の姿もめっきり減りました。 -
梅林の出口のそばで、逆光に光る梅を最後にもう一枚!
去年や一昨年の満開のときの写真に比べると、どうしても梅の花色が薄くて、写真全体的に見劣りがしてしまいますが(涙)、これでもがんばったつもりです。
この日の開花状態は7分咲きくらいだったようです。
きっと来週末(3月11日〜12日)あたりが1番の見頃でしょう。
でも、来週末は予定があるから、越生には行けないだもん……。どっちにしろ越生梅林に行くとしたら、本日くらいしかそのチャンスはありませんでした。
それに、花が満開で晴天という理想のときに訪れることができるときもあれば、そうでないときもあるものです。
そうでないときこそが、腕のふるいどころ!?
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