2011/02/15 - 2011/02/15
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ソフィさん
2011年2月15日(火)
坂道を歩きはじめて間もなく、右側の立派な石垣の上に、柱列をめぐらせたハイカラな建物が見えて来る。
これは「港務局大楼」と呼ばれているが、もともとはマカオの保安要員として雇われていたムーア人の兵舎と言う。
そう聞いてもピンとこないので、インターネットで調べてみたら、「ムーア人」とは、西北アフリカに住むイスラムの人のようだ。
ポルトガルは彼らを、インドのゴアに連れて来ていた。
その内の一部を、マカオにもつれて来たらしい。
何故兵舎に、こんな立派な建物が造られたのか。
何か変わった事情があるのを突き止めたいが、今日は判らないままにする。
この建物は一見して中国人住家とは異なり、南欧的な風情を醸している。
それもそのはず、1874年イタリア人のよってデザインされた。
媽閣廟に次ぎ、二つ目の世界遺産との対面だ。
もう少し歩き続けると、右手にタイル屋さんがあった。
ポルトガル人はタイルが好きで、「アズレージョ」と呼ばれる。
この美しいタイル焼の技術は、ペルシャ人からムーア人を介して、15世紀ごろに、アフリカ⇒スペイン⇒ポルトガルと伝えられた。
もうひとつポルトガルらしい街の飾り方に「カルサーダス」と呼ばれる敷石模様がある。
マカオに来たばかりなのに、もうすでに媽閣廟前のバラ広場やその周辺で、たくさん出会った。
敷石にしては白、黒、ピンクと色の使い方が派手で、模様もダイナミックで変化が多い。
「カルサーダス」を踏んで歩く人は、一瞬何世紀かを遡って、歴史の舞台に立っている気がしたりする。
途中すっかり古くなって汚れの目立つ高層マンションのはざまから、超高層ビルが見えて、現実に引き戻される。
このビルはマカオに冠たる投資家スタンレー・ホ―が、後発の外国資本に負けじと建てたばかりの新リスボンホテルで、その樹木にも似た威容は彼の闘志をまざまざと現わしている。
それからさらに古びた住居に挟まれながらしばらく歩くと、ふと空が開けて小さな公園に出る。
世界遺産「リラウ公園」だ。
(2011.03.07 片瀬貴文)
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