いにしえ旅行記　1992年　シリアーヨルダン　その１　モスクワ

1992/12/10 - 1992/12/22

昔、アエロフロートでシリア＆ヨルダンへ行きました。
チェルノブイリから約6年後。殆ど忘れかけていたような気がします。
FUKUSHIMAも早く殆ど忘れる事が出来るくらいに落ち着いて欲しい。

乗換えの都合で、行きも帰りもモスクワで1泊したので、行きと帰りを1つにまとめました。

12月のモスクワ。想像するだけで凍えそう。
北海道に住んでた事があるので、札幌の真冬よりどんだけ寒いのか。カイロ持って、覚悟して行ったんだけど、案外暖かでした。
ダイヤモンドダスト、はじめて見ました。

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

当時、成田第2ターミナルは完成直後で、シャトルでの移動ももの珍しい感じでした。免税店ではお祝いの粗品（ペン）を配ってました。
アエロフロートなんで、ロシア人の乗客が多く、おそろいのバックを持った新体操ロシアチームと一緒です。顔小さい〜、足長〜い、美人〜〜。

悪名高きアエロフロートも、ペレストロイカ（キャー懐かしい）で大分柔らかくなってました。
マトリョーシュカの小さいのをお土産にもらってhappy。

飲み物類は、ペットボトルや紙パックにして軽くするのが常識と思っていたら、アエロフロートでは瓶入りのオレンジジュースやミネラル水を積んでたので、とってもビックリしたのを覚えています。

2時間程遅れて出発、無事到着。空港からは「連行」って感じで、ロシア側が割り振ったホテルへ連れて行かれました。
当時２つあったトランジット・ホテルのうち、我々は良い方に割り振られたそうです（添乗員がそう言ってた）。

事務棟みたいなところでチェックイン。
そこから客室のある所までは雪の中を歩きます。

思ってた程は寒くないけど、空気がキラキラと凍ってました。ダイヤモンドダストです。

勝手に割り振られるので、希望なんて聞いてもらえない。幸い、今回は同じツアーの親子連れと4人同部屋。２Kというのかなー、キッチンと寝室2つの部屋でしたので、テーブルのある広いAは譲って、私たちはBの部屋で寝る事にしました。
このホテル、元々は外国人用のアパートだったらしい。

こちらBルームです。
窓際にオイルパネルみたいなものがありましたが、殆ど暖房効果は感じられず。
ベッドは非常に小さい「箱」でした。薄い毛布が1枚きりで、寒くて寝れない。いくら重ね着しても寒いので、とうとうゴム張りの外套を毛布の上に掛けて、使い捨てカイロの熱を逃さないようにして寝ました。
結局寝不足。

トイレです。
便座の形が便器に合っておらず、おまけにとても幅が細いので、使い心地はすこぶる悪い。
開口部が広いので、お尻がすっぽり沈没しそうで、おちおち座ってられない。

シャワーです。固定式でちょっと小さい。
でも熱いお湯がタップリ使えて助かりました。
茶色い水でも熱けりゃOK。この寒さで水風呂でなかっただけ有難い。

寝不足の翌朝。
8:00amに呼び鈴の音がした後、ドンドンドンとドアを盛大にたたく「morningu knock」のサービス。このホテル、電話もTVもないので、モーニングコールは出来ないもんね。

朝飯を食べに事務棟へ行きたいのだけど道に迷う。
親切なオバサンが教えてくれた（怒鳴ってたけど）。

一呼吸ごとに、濁った呼気と引き換えに薄い氷を胸の中にため込むような感覚。寝不足なんて吹っ飛ぶよ。

朝ごはんは結構美味しかった。
茹ですぎでボロボロになったパスタ、ソーセージ、魚のペースト(美味しかった）、チーズトースト。それに紅茶とビスケット。
紅茶は美味しくてお代わり。
これはかなり贅沢なご飯だと思うんだけど。

さて、シリアへ向けて出発です。

ヨルダンからの帰り道です。
同じホテルに連行されました。
ゴージャス猫ちゃん、ただいま。

夜中のうちに部屋の客人が増えてた。
さすがロシア？
部屋の鍵は在ってないようなものか。

翌日のフライトは夜便なので、日中は希望者に有料でモスクワ市内観光サービスがありました。
ペレストロイカでも、外国人は勝手に出歩けないので、インツーリストに「市中引き回し」してもらわないとホテルからは出られない仕組み。

レーニン像ですかね。

教会

お土産屋には必ず寄ります。
外貨獲得に努めますよ。
キャビアの瓶詰め購入。やっぱり安いんだって。

政治家マトリョーシュカですよ。
コレになると、間もなく政権の座から滑り落ちるジンクスがあるんだって。
その通り、間もなくエリツィン君は人気凋落。

政治家チェスもマトリョーシュカ的。

レーニン廟です。
寒いのに微動だにしない兵隊さんが2名。
偉いなー。

ワシリー寺院。
昔、パルナスってケーキ屋さん（お菓子屋さん？）のTV CMのバックがこれだったような記憶が。
パルナスって、覚えてる人居るかなー。

クレムリン宮。
中に入りたかったけど、今回のひきまわしツアーでは予定に入っていないので却下。

赤の広場です。

こんなに広いの。

あまりに小さくなってしまったので、分割。

ガイド付きのバスでモスクワ市内をアチコチ移動するのですが、そのガイドさんが「皆さんはラッキーですよ。今日はとても暖かいので雪になりましたね」とのたまう。
「寒いと思ったら雪降ってるよー」と言った事はあるが、暖かいから雪とは滅多に聞けないかもね。
普段どんなけ寒いねん！

この川だかプールだかで寒中水泳する人居ました。
今日は雪になるほど暖かいので泳げるそうです。
どこか変。皮膚感覚がズレてる？

雪、吹雪いてるけど、これでも暖かいんだよなー（しつこい）。

モスクワ空港は広い。けど暗い。
蛍光灯が付いていない部分が沢山。
トイレも広い。30個近い個室が並んでいたけど、使えるのは2個だけ。後は全部故障中。
だから行列。なんで修理しないのかなー。
なんか変。感覚がズレテル？

免税店は結構充実してました。
アクアスキュータムがセールをしていて、コートを思い切って買ってる人がいたなー。
ちょっと他の空港より安めだったそうですよ。