2010/08/06 - 2010/08/13
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Aliceさん
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2010年夏。日本は記録的猛暑でした。
「暑い日本を抜け出して、美しい芸術を楽しもう!」をコンセプトにロシアに行く事にしたけれど。。。日本が記録的なら、ロシアも記録的な猛暑。
普通ではちょっと出来ない体験をしてきました。嬉しいような、悲しいような・・・(^^;)。
でも目的だったインペリアルイースターエッグとネギ坊主、エルミタージュはしっかり楽しんできましたよ!モスクワにはまた社会主義の影も見え隠れしていてなかなか楽しい旅になりました。
https://blogs.yahoo.co.jp/alice_in_fireland/64703010.html
<スケジュール>
8/6 アエロフロートロシア航空でモスクワへ モスクワ泊
8/7 トレチャコフ美術館・クレムリン・赤の広場観光 モスクワ泊
8/8 セルギエフ・ポサード観光、マトリョーシカ絵付け体験
ノボデヴィチ修道院・雀が丘観光 モスクワ泊
8/9 モスクワからサンクトペテルブルグへ
エカテリーナ宮殿観光
8/10 ピョートル大帝の夏の宮殿観光
サンクトペテルブルグ市内観光
8/11 エルミタージュ美術館観光
バレエ鑑賞
8/12 サンクトペテルブルグからモスクワ経由関空へ
8/13 関空着
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 2.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 日本旅行
-
1日目 8/6(金)
「真夏の日本を離れて爽やかなロシアで避暑するぞ~!」ってつもりだったけど、運悪く異常気象でロシアは未曾有の猛暑らしい。 しかも森林火災まで起こってるみたいで、ちょっと運が悪いけどインペリアルイースターエッグやエルミタージュ美術館が逃げるわけじゃないもんね。 まあ何とかなるでしょう。
成田では予め送っておいたスーツケースをピックアップして、日本旅行の受付カウンターへ。まずはチェックインしに行ってくれって 事だったんだけど、その前に出てきたのがガムテープ(笑)。「鍵の部分にガムテープを貼っても よろしいですか?」って聞かれたんで貼ってもらいました。他の人の旅行記で読んでたけど、本当にガムテープ貼るんだね~。 「やっぱり盗難が多いんですか?」って聞いたら、鍵をこじ開けられて中のものを抜かれることが今でもあるんだそうです。 困ったものよね。 -
12:20、アエロフロートロシア航空SU576便 成田を出発。いよいよロシアへ向かいます! 席は2×4×2の1列8席。アメニティは付いてないけどパーソナルTVは付いてるし、 ちゃんとリモコンはずせるし、結構いい機体じゃないの!評判が良くないから、ものすごくボロイ機体を 予想してたんだけど、至って普通でよかった~♪
-
そして離陸してから約2時間。14:00頃に最初の機内食です。フィッシュかビーフのチョイスで、私は フィッシュにしました。ただアエロフロートはアルコールが有料なんだよね。お金払ってまで機内でお酒を 飲もうとは思わないので、今回はジュースを飲んでましたね。
<メニュー>
・シーフードドリア(白身魚・帆立・海老)
・ミニ寿司
・スモークサーモン
・ストロベリーケーキ
味はごく普通だけど、トレーが他の航空会社より小さくて品数も1品少ない(笑)。でも私にとっては完食できる量で丁度良かったけどね。 -
そして15:30頃、2度目の機内食。今度はシーフードかパスタのチョイスだったの。パスタの気分じゃなかったから、またシーフードにしました。
<メニュー>
・きしめん(?)のシーフードあんかけ
・つくね&焼き豚
・ポテトサラダ
・ぶどうゼリー
今度のメニューはちょっと微妙だったかなぁ(^^;)。 -
そして飛行機はいよいよ降下体勢に入ったんだけど、いつまで経っても地上が見えてこないのよね。耳はツンツンしてるし、フライト情報を 見ててもどんどん降下してるのに、全然地面が見えてこないのよ。ずーっと外は白いまま。「おかしいなぁ」と思ってたら突然滑走路が現れて、16:45 モスクワ・シェレメチボ空港に着陸!
白い・・・。白いっ!白いぞ~~!!
「なんだ、このもやは?」と思ったら、そうです。森林火災の煙だったんです(笑)。 うわ~・・・。ニュースで聞いてはいたけど、まさかこれほどとは。。。よく着陸できたよなぁ、この状態で。 機内で外は38℃だって言ってただけあって外に出ると蒸しっとして暑かったけたけど、38℃はないな。それよりなにより 焦げ臭い(>o<)。ホントに煙だよ。ある意味、凄いなぁ。 -
ロビーでは現地ガイドのタチアナさんが迎えにきてくれてました。バスがまだ来てないってことだったので、ちょっと建物の外に出てみました。タチアナさんが外は45℃だとか言うから、 ちょっと興味があったし。でも、実際に出てみたら確かに蒸し暑いけどせいぜい33℃位な感じ。
外は暑いのでエアコンが効いた空港内に戻ってバスを待ってたんだけど、待てど暮らせど全然来ないのよ。どーも今日気象条件が 重なって、南の方で小さい火事が多発してるんだそうで、そのせいでモスクワの南にあるドモジェドヴォ空港の便がほとんど フライトキャンセルになっちゃって、北にあるこのシェレメチボ空港に振り替えられてるんだそうです。そのせいで市内から空港までの 一本道が激混みでドライバーさんもどうしようもないとか。タチアナさんも待つしかないって言うし、しようがないね。 自然災害じゃ、どうしようもないし。それに旅行会社のせいじゃないのに、ピーチティを振舞ってくれたし♪大手は対応がいいよね。
待ちながら色々話を聞いてると、このシェレメチボに降りる便も半分くらいは降りれなかったそうです。タチアナさんの同僚の人が ずっとタチアナさんと話してたんだけど、その同僚さんは今日サンクトペテルブルグからモスクワに来る日本人ツアーを迎えにきたん だけど、結局着陸できなくてサンクトペテルブルグに戻っちゃったんだそうです。今後、どうなるか分からないからとりあえずは空港で 待機してるんですって。ありゃ~。私たちは着陸できただけでもラッキーだったのかも・・・。 -
そして19:30頃、2時間待ってようやくバスが来ました~!長かったなぁ。さっそくバスに乗って出発すると、反対車線は物凄い渋滞。この中を来るのはドライバーさんも大変だったろうね。
市の中心に近づくと、ネギ坊主がたくさん見えてきました! ロシア教会は基本ネギ坊主なのね♪そして道路沿いには普通にマックとかサブウェイとかがあって、あんまり社会主義的な感じはしないね~。やっぱり20年も経つとそれなりに民主化って言うか、資本主義化するのかな?しっかし、何を見ても煙で霞んでるのよねぇ(^^;)。本当に「霧のロンドン」ならぬ「煙のモスクワ」状態。 昨日はこんなに酷くなかったそうだから、明日はもう少し良くなるといいんだけどな。 -
20:20、今日から3泊するホリデイ・イン・シモノフスキーに到着!豪華じゃないけど、機能的で きれいなホテルです。滞在登録の為、パスポートと出国カードをフロントに預けてお部屋へ。私のお部屋は角部屋で、とっても広くて綺麗!エアコンも付いてるしね。
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部屋から外を見ると、もう21:00近いけどまだそこそこ明るいです。白夜が終わったとは言っても、まだ夜が来るのは遅いんだろうね。そして、外はやっぱり煙ってます(^^;)。火事と風の状況次第だって言ってたし、明日は煙がはれるといいな。
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そして、今日は夕食は付いていない日だったので、成田で買ったメンチカツサンドで夕食です。Eさんが「夕食用に何か買っておいた方が いいですよ」って言ってたので、買っておいて良かった。今から外に食べに行くのも、買い物に行くのも面倒くさいし、そもそもパスポートをフロントに預けてるから外に出られないしね。 ロシアでは外出の際にはパスポートの携帯が義務づけられてて、持ってないとやばいみたいです。
明日は比較的ゆっくりだけどやっぱり疲れたし、シャワー浴びて、荷物の片付けだけしたらもう寝ようっと。ではでは、この辺で。(22:10) -
2日目 8/7(土)
6:30起床。さあ、今日の天気はどうかな~とカーテンを開けると、一面煙っ!しかも昨日よりパワーアップしてるし・・・。う~ん、これはもう仕方ないね。まあ、個人的には聖ワシリー寺院とインペリアルイースターエッグが見れれば 満足だから、いいけどね。 -
7:30、朝食へ。ごく普通のアメリカンビュッフェですね。スクランブルエッグにゆで卵、ベーコン、ソーセージ、サラダ、豆、フルーツ、 ヨーグルト、パンなどなど。ただスモークサーモンとかニシンの塩漬けがあるあたりが ロシアっぽいよね♪スモークサーモンが美味しかった。
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8:45、ロビー集合。昨夜、滞在登録のために預けておいたパスポートと出国カードを返してもらいました。
生憎のお天気(煙?)だけど気を取り直して、モスクワ観光に出発!今日から2日間、モスクワ観光のガイドをしてくれるのは アンドレイさん。日本語ペラペラのベテランガイドさんです。アンドレイさん曰く、やっぱり この夏のロシアは異常気象だそうで、40℃近い気温が2ヶ月も続いてるんだそうです。例年は大体23~25℃。暑くても 30℃位の日がせいぜい1週間続くくらいなんですって。御年51歳のアンドレイさん産まれて初めてだそうで、観測至上初の 出来事だそうです。(観測は130年前に始まったので、少なくとも130年間はこんなことはなかったらしい) -
さあ、観光の最初はモスクワ川越しのクレムリンです。
こちら側から見えるのは赤いレンガの城壁と大クレムリン宮殿、ブラゴヴェシチェンスキー聖堂、アルハンゲルスキー聖堂とかですが かな~り煙ってます(笑)。 -
ブラゴヴェシチェンスキー聖堂
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写真で見ると霧みたいに見えるけど、焦げ臭い臭いつきの煙なんだよね~。まあ、煙に霞むクレムリンなんて そうそう見れるもんじゃないし、これはこれで貴重よね(^^;)。霧のロンドンならぬ、煙のモスクワです。
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本当はこんな風に見えるはずだったんだけどね(9:10-9:20)
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次はピョートル大帝の像で写真ストップ。そしてやっぱり真っ白なのよ~(笑)。なんか凄いよね。 像が良く見えないんだもん。
ピョートル大帝って言うのは色んな事をした人なんだけど、ロシア海軍を作ったのも彼なんですって。ピョートル大帝の時代はヨーロッパ全盛期で、 ポルトガル、スペイン、イギリス、オランダ、デンマークなんかが強かったんだけど、これらの国はみんな強い海軍を持ってたんだって。 当時ロシアには海軍がなかったので、ピョートル大帝はヨーロッパ諸国を巡って視察して、その後海軍を作ったんだって。で、この像は13年前に海軍設立300周年記念で建てられたんだそうです。(9:25-9:30) -
これはボリショイ劇場。今は修復中で、9月からオープンするそうです。元々、8月はバカンスシーズンだから劇場は閉めちゃって、9月から再開するのが普通なんだって。バレリーナさんたちは バカンスでお休みしてるか、海外公演に行ってるかしてるそうです。
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そしてそして、旧KGB本部でっす!うわ~、ここがあのソ連スパイの総本山だったんですよ~。意外と地味なビルですよねぇ。でもKGBですよ、K・G・B!危険な響だよね~♪ まさか自分の目で、KGBの本部を見る日が来るとは思わなかったわぁ。映画か小説の世界だもんね。スパイ映画の世界を目の当たりにして、ちょっと嬉しいぞ♪
今は別の組織に分裂移譲されちゃったから、KGB(ソ連国家保安員会)はもうないんだけどね。新しい組織も別に昔みたいに監視・弾圧なんかもしてないんだって。だから今の若い子はKGBって言われても怖いって言う印象すらないんだそーです。アンドレイさんが若い頃は、本当に恐ろしい機関だったらしいけど。時代って、変わるんだねぇ。 -
そして、赤の広場に到着~!この赤の広場。周囲の建物が赤レンガで出来てるから赤の広場なのかと思ったら、元々は「美しい広場」って意味なんだって。 15世紀に作られた広場で、最初は青空市場だったんだそうです。
しっかし真っ白です。「赤の広場」って言うより、「白の広場」?反対側が煙っちゃって見えないし(笑)。周囲の外国人観光客にはマスクしてる人もそこそこいるんだよね。 新型インフルエンザの時は全く気にしなかった彼らも、煙にはやられてるみたい。 -
赤の広場といえば聖ワシリー寺院だけど、見えない~(笑)。
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フリータイムの最初はグム百貨店に行ってみました。
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ここは高級ブランドばっかりが入ってて、地元の人は全然行かないところだそうです。
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観光客もほとんど見るだけだって。 確かにお店で買い物してる人は見かけなかったなぁ。私もちょとプラプラしただけで、全く買い物しなかったしね(^^;)。
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でも中は大きなアーケードになっていて、噴水もあって、なかなか雰囲気は良かったですよ~。ベンチもあるし、休憩するには丁度いいかもね。
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次は国立歴史博物館の方へ。クレムリンと同じ赤レンガ色がいい感じだよね~。 シンプルな感じだけど、近くで見ると結構装飾も綺麗なんだよね。19世紀に建てられた比較的新しい建物なんだって。
すっかり煙ちゃってて、近くに寄っても全体が入る距離だとまだ霞んでるんだよなぁ(^^;)。凄く近くまで行ったら、良く見えたけどね。 中もそれなりに見ごたえがあるらしいけど、時間がないから外観だけ見てきました。 -
国立歴史博物館の右手にはカザンの聖母聖堂がありました。この聖堂は元々15世紀に建てられたんだけど、スターリンの命令で壊されちゃって、それを1990年代に再建したものだそうです。 当時、ロシア正教は徹底的に迫害されてたからねぇ。ロシアの人はあの時代をどう思ってるんだろう?
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そして国立歴史博物館側からワシリー寺院の方を見ると、真っ白~(笑)。ワシリー寺院がうっすらとしか見えないし。ガイドブックの写真を見ると、はっきりくっきり見えてるんだけどねぇ(^^;)。 どこまで行っても、白いなぁ。
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そして次はレーニン廟へ。ここは警察官がいて、ちょっと警備が厳しい感じですね。アンドレイさん曰く、 1時間並んで見るのは2~3分。棺が並んで置いてあるだけだし、わざわざ並ぶ価値はないって(笑)。外側には他にも有名人のお墓があって、歴代共産党当主の胸像やプレートが並んでるんですよ。あの「地球は青かった」って言った ガガーリンとか作家のゴーリキーなんかのプレートもあるそうです。
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聖ワシリー寺院。近くまで来るとそれなりにちゃんと見えました!ネギ坊主さん、こんにちは!聖ワシリー寺院はこの広場で一番古い建物で、16世紀に出来たそうです。イワン雷帝がタタール(モンゴル)に勝ったのを記念して 建てられた教会なんだって。アンドレイさん曰く、中は大した事ないそうなので外をじっくり楽しみましょう♪
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TVのニュースなんかではよく見かけた赤の広場。そこに自分がいるって、やっぱりちょっと不思議な感じだよね。 それに赤の広場って何かもっと物々しいって言うか、厳粛と言うか、かた~いイメージがあったんだけど、警察官もレーニン廟付近に いるだけで特に警備されてる風は無いし、観光客もいっぱいでごく普通の観光地なんだよねぇ。ソ連が崩壊して約20年。 やっぱり変わったんだろうなぁ。長閑な感じがとっても意外だったのでした。(9:50~10:40)
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そして本来の予定ではこの後は雀が丘からモスクワのパノラマを楽しむ予定だったんだけど、この煙じゃただ真っ白に見えるだけだって ことで予定変更!明日、回復するって保証はないけど可能性にかけて、今日はこれからトレチャコフ美術館に 行くことになりました!
トレチャコフ美術館は実業家だったトレチャコフさんが収集した作品を納めた美術館で、彼の死後 モスクワ市に寄贈されたんだそうです。ちなみにロシアの歴史は複雑ですが、大まかに16世紀がイワン雷帝、17世紀がピョートル大帝、18世紀がエカテリーナ2世の時代って ことだけ把握しとけば、とりあえずは十分だそうです。3つくらいなら私にも覚えられそうだわ(^o^)v。 -
中には18~20世紀の西洋画や12~17世紀のイコンがあって、なかなか見ごたえがありました!アンドレイさんが絵が描かれた時代の背景とかも 教えてくれたので、とっても面白かったです。ロシア美術だけだから、ロシアの歴史や社会情勢の話もいっぱい聞けて、いい勉強になりました。 欲を言えばもうちょっとゆっくり見たかったなぁ。イコンはゆっくり見てる時間がなかったし。 有名な「ウラジーミルの聖母」と「三位一体」は見たけどね。まあ、ツアーだから仕方がないのよね。ところで、残念ながらここは写真撮影禁止なので、 ここに載せてる写真はガイドブックからの抜粋です。
(ウラジーミルの聖母) -
(見知らぬ女)
そう言えば、ここでガイドブックを買った時。おばちゃんがちょ~無愛想だったんだよ。ニコリともしないでドンッって感じで本を置いた挙句に、 お釣りはほとんど放り投げる感じ・・・。う~ん、まさに社会主義よねぇ。サービスなんて言葉は彼女たちの中にはないんだろうね(^^;)。日本以外の国はお店でも無愛想な人は 多いけど、それにしても凄かったんだよ。やっぱりソ連時代を生きてる年齢だし、そう簡単に社会主義の感覚からは抜け出せないんだろうなぁ。アンドレイさんも言ってたんだけど未だに共産主義的な部分は残ってて、他店と競争して値下げとかしないで、「高いのが嫌なら他へ行けば?」みたいなお店も多いんだって。それでも潰れない所がすごい(笑)。なかなか面白い体験でした。(10:55~12:15) -
トレチャコフ美術館を出た後はバスの所まで10分くらい歩いたんだけど、途中の橋の所で結婚式のカップルを山ほど発見!
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ここの橋の所は川の中に噴水があるんだけど、結婚式の後ここで記念撮影をして、橋の上にあるオブジェ(鍵の木?)に2人で鍵をかけるのが 習慣って言うか、流行みたいです。へぇ~。
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そう言えば日本にも鍵を掛ける所があったような気がするなぁ。どこだったっけ?ちなみにロシアでは男性25~26歳、女性22~23歳が適齢期なんだって。若いね~。
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そして、ランチです!白鳥マークの可愛いお店だったんだけど、エアコンがなくて扇風機は回してくれたんだけど 地下だったしめっちゃ暑かった・・・。やっぱりどこにでもエアコンが入ってるわけじゃないのよね。
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メニューはピロシキ、サラダ、ボルシチ、白身魚のムニエル、ケーキ。味は、う~ん。いまいちかなぁ(^^;)。 (12:40~14:00)
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さて、昼食のあとはクレムリンへ向かいま~す!そう、私にとってはメインイベントの 武器庫ですよ~♪武器庫と言っても元々が武器庫として使われてただけで、今は宝物館になってます。中にはには16~19世紀のキンキラキンの宝物や食器、 衣類、馬車などなど色んなものが展示されていました。
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そして、私にとってのメイン。ロマノフ王朝の至宝・インペリアルイースターエッグでっす!これが見たかったのよ~。ピーター・カール・ファベルジェの才能とロマノフ王朝の財力があったから実現したと言われる このエッグたち。全部で58個あるうち現存が確認されてるのは44個。その内の10個がこの武器庫で展示されてるんです。 皆、同じ大きさなのかと思ったら色んな大きさのエッグなんですね~。どれも工夫が凝らされてて、とっても面白い! 単に豪華なだけじゃない所が魅力ですよね~。私は「clock egg」と「clover egg」が好きだったなぁ。あ~、ウットリ♪
エッグの写真はこのHP「http://andrejkoymasky.com/liv/fab/fab00.html」の3段目の「Imperial Eggs」の所で見られます。武器庫にあるのはNo.9、21、23、27、35、39、 41、44、49、55の10個です。ぜひ、見てみてね♪(14:30-16:00) -
そして聖堂広場で~す。ネギ坊主がいっぱい♪
4つの聖堂と1つの宮殿、そしてイワン大帝の鐘楼に囲まれた広場です。本当だったら青空バックでもっと綺麗だったんだろうけどねぇ(^^;)。 やっぱりちょっと煙ってるのよね。それでも朝に比べたら大分マシになってるし、良しとするべきかな。。。 -
イワン大帝の鐘楼
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ブラゴヴェシチェンスキー聖堂
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ネギ坊主がいっぱい♪
ところでこのネギ坊主。何か宗教的な意味があるのかなって思ってたら、単に当時の建築技術では普通のドーム状じゃ雪の重みに耐えられないから、 この形になったんだって。な~んだって感じ。何か宗教的な理由かと思ったら、現実的な問題だったのね(笑)。でも、だからこそこの楽しい形になったんだし、見る方としては 楽しいから理由は何でもいいけどね。 -
これがこの広場のメインウスペンスキー大聖堂。「ウスペンスキーっ」ていうのは「聖母被昇天」と 言う意味なんだそうで、一般名詞だからあっちこっちにウスペンスキー寺院はあるんですって。日本で言ったら八幡神社や天満宮みたいな ものなのかな?
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5つのネギ坊主がある寺院で、正面の扉のフレスコ画が綺麗だわ~。ちなみにこの正面の扉から入れるのは昔は皇帝と総主教だけで、 今では大司教だけ。大統領でもダメなんだって。
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中に入ると意外と涼しくて、快適。中は思ったほど広くないのよね。これでも15世紀には広い方だったそうです。なんせ冬場に冷え込むから あんまり広くすると不都合だったそうです。火は使っちゃいけなかったらしいので。そして中はイコンがびっしり!凄いなぁ~。 正教会(東方教会)は特にイコンに関してはこだわりがあるから、古典的な感じがするよね。(ここも撮影禁止なので写真はガイドブックからの抜粋です)
ところでロシア正教はカトリックとは違うルールがあるそうで、基本聖堂内では座らない。確かにイスはないのよね。そして、ステンドグラスは使わない。 内装は彫刻はダメで、イコンかフレスコ画のみなんだそうです。で、ロシア正教では東正面の中央から2枚目の絵に教会名の由来になった 絵が描かれてるそうです。そこを見ると何教会か分かるんだって。ウスペンスキーの場合は「聖母被昇天」だから聖母被昇天の絵になってるんですって。 -
ところでこの広場にあるネギ坊主の上には2種類の十字架があるんです。1つは普通の十字架の上に小さい棒、下に斜めの棒 があるもの、もう一つは普通の十字架の下に三日月があるもの。
最初の十字架の上の短いのはキリストが磔にされた十字架を表していて、下にある斜めの棒は天秤で右上が天国、左下が地獄を意味してるんだって。 -
2つ目の三日月は「錨」なんですって。船が停泊する時に錨を下ろすでしょ?宗教もここで錨を下ろす、つまりこの地に宗教を根付かせると 言う意味があるんですって。へぇ~。(16:20-16:35)
-
聖堂広場を見た後は、鐘の王様、大砲の王様、大統領官邸と元老院なんかを見ながら外へ向かいました。大統領官邸と元老院の所は警備が厳しそうで、うっかり近づかないようにって注意されたんだよね。冗談が冗談じゃ済まなくなる事が あるそうで。ロシアも状況が安定してるとは言いがたいしね。今は大統領がメドベージェフさんで首相がプーチンさんだけど、 実際どっちが偉いのって聞いたら、アンドレイさんは苦笑いしてました(笑)。基本的には大統領が一番偉いそうです。 今は複雑な感じだけど、次の大統領選ではまたプーチンさんが大統領になるだろうって言ってました。 この状況をどう思ってるかについては、さすがに話してくれなかったけどね。
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大砲の皇帝
外国人観光客がマスクしてます(笑)。新型インフルエンザではマスクしなくても、煙には敵わないのね。 -
最後はトロイツカヤ塔からクレムリンを後にしました。見所いっぱいでしたね。クレムリンは。塔の上の星は共産主義の印なんだそうです。でも、部分的には警備は厳しそうだったけどそれほど物々しい雰囲気はなくて観光地だなぁっ て感じ。昔はパトロールカーとして戦車がいたらしいけど、今はそんなもの全く見かけなかったし。社会主義の総本山もそれなりに 平和になったってことなのかなぁ。(16:35-16:50)
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これで今日の観光は終了。空を見ると、太陽が日食メガネ状態。明日がもう少し煙が晴れるといいんだけどなぁ。
17:10、ホテル着。まだ全然明るいし、夕食まで時間もあったので近くにあるって言うスーパーまで足を伸ばしてみることにしました! 地下道を渡った所で添乗員のEさんとばったり会ったので、一緒にスーパーに行こうと思ったら、戻ってきた人と会って閉まってたって。 あらららら。仕方がないので地下道を出てすぐの所にあったキオスクでアイスとアイスティーを買ったんだけど、 これがまた大変だったのよ~。まずこのおばちゃんが無愛想なの(笑)。しかも「Tea」って英語すら通じないのよ~。アイスも何種類も あったんだけど写真付きで番号も付いてたから番号を言っても、英語で「one、two、three」すら通じないのよ。え~って感じ。 日本も大概英語が通じない国だけど、モスクワはそれをはるかに上回ってるわ。身振り手振りと筆談で何とか買ったけど、大変だった~。 面白い体験ではあったけどね(笑)。 -
19:00、夕食。ホテルでビュッフェです。
ハンバーグ、ローストビーフ、チキンソテー、野菜、パンなどシンプルで品数は多くなかったけど、美味しかったですよ~。 ただここでもホントに英語が通じないの(^^;)英語が通じる人は1人だけで、あとの人は 「Beer」とか「Water」すら通じないのよ。もうビックリ!曲がりなりにも外国人観光客が泊まるホテルのレストランで 「ビール」と「水」すら通じないって・・・。そんな年寄りでもなくて、みんな20代位なのにね。モスクワの現実って やつなのかしら?(19:00-20:40)
盛りだくさんな1日だったけど、結局1日中煙は晴れなかったなぁ(^^;)。白い1日だったねぇ。明日は晴れるといいんだけれど。 でもインペリアルイースターエッグは見れたし、トレチャコフ美術館も素敵だったし、まあ良しとしましょう。 それでは、今日はこの辺で。(22:55)
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