2010/12/29 - 2011/01/02
907位(同エリア1652件中)
jun2さん
西安観光はなんと言っても、『兵馬俑』。
『兵馬俑』とは、古代中国で死者を埋葬する際に副葬された俑のうち、兵士及び馬をかたどったもののこと。
2000体以上の俑が、2000年以上も前に作られ、発掘された事実。
発掘された兵俑がほぼ実寸大で、その一つ一つの顔が異なっている事実。
そしてその事実を目の当たりにした現実と感動。
スケールの大きさと計り知れない歴史の重さを痛感出来る世界遺産です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
-
西安駅に到着後、秦始皇兵馬俑博物館へは車で移動。
通常はどのくらいの時間が掛かるのか分かりませんが、今日は約1時間掛かった。
外は一面の雪、高速も雪。
中国には珍しくドライバーはかなりおとなしい運転だった。
写真は、秦始皇兵馬俑博物館の入り口。
敦煌とは違い、観光客が多い。(と言ってもピーク期間から比べるとかなり少ないとのこと) -
入り口を抜けてから1号坑までは距離があるとのこと。
寒いし早く見たいと言うこともあり、カートに乗車。
路面も一面雪なので歩くよりは良かったなと思ったけど、カート乗車中はめちゃくちゃ寒かった。 -
兵馬俑1号坑館に到着。
外観からは体育館のよう。 -
兵馬俑1号坑館の入り口ロビー部分には、秦始皇帝陵墓を中心にした数々の遺跡のジオラマが展示されている。
兵馬俑は、秦始皇帝陵墓から見ると東方向1.5Kmの距離に位置している。 -
ロビーを抜けて、中に入るといきなり巨大な敷地に整然と並べられた兵馬俑が目に飛び込んでくる。
とにかく反対側なんて小さくてよく見えないくらい。
1号坑は、東西に伸びる長方形をしていて、長さ230m幅62m深さ5m。
数字で見るとこの数字ですが、実際に自分の目で見るこのスケールの大きさは、かなり圧倒される。
僕のカメラじゃ入りきらない。 -
正面から見て右側、右翼部隊側を見たもの。
1号坑から発掘された兵馬は、約6000体。
11の壁に仕切られ、その間の空間には38列の兵俑が縦隊に整然と並んでいる。 -
正面から見て左側、左翼部隊側を見たもの。
秦の始皇帝兵馬俑の編制は前鋒の主要部隊、左右の側方部隊、後方の防衛部隊の四つに隊に分れている。 -
前方部隊は傭坑の最前部に横3列で構成され、全部で204体ある。
実はこの前方部隊は、秦の始皇帝の精鋭部隊との事。
鎧も兜もつけず、最前線を保持する様は力強さを感じる。 -
中段部隊は、最前線の兵俑とは異なり、鎧をつけたかなりの重装備。
秦始皇兵馬俑は、実際にはいつ作られたのか? 歴史的記録は残っていないとの事だが、紀元前に作られたという説から考えると、その当時には既にこのような兵器や防御服(鎧)が作られていたことに驚きを隠せない。 -
1号坑後方部に整然と並んでいる兵俑。
実物を見ながら、兵馬俑のスケールの大きさと過ぎ去った歴史の重みを感じていたが、『どうしてこれが作られたの?』 『いつごろから作られたの?』という疑問の答えは明確になっていない。
ただ多少謎があるほうが、逆に興味をそそられる部分も多い。 -
”一つとして同じ顔はない。” というのが兵馬俑の説明。
言うのは簡単だけど、作るほうは大変。
顔の表情、頭髪の形、帽子の形、ひげなど...
そして他民族から構成されていることの紹介もあった。(顔立ちが異なる。確か2号坑館)
でも、ものつくり側からすると...気が遠くなる。 -
写真中心部に頭部のない兵俑が見える。
頭の部分は後から乗せられるようになっている模様。 -
1号坑横からの写真。
とにかくこの1号坑は、世界遺産『秦始皇兵馬俑』のスケールの大きさを実感できる。
圧倒的な全体の大きさから、一つ一つ顔の形が違う細かいところまで、見るべきところ、感じるところはとても多い。
そしてもう一つ興味をそそられるのは、その兵馬俑自体の存在について謎が多いということ。
過去の歴史の中で兵馬俑の存在を裏付ける記載が無いこと、当時敵対していたとされる国の方角(東側)を向いて兵馬俑が立っていると言う謎、そもそもどうして存在したんだろうという謎...
謎が多い分、それだけ興味と想像を掻き立てられる。 -
次に向かうは、2号坑。
東西124メートル南北98メートルの大きさ。
でも1号坑と比べると、2号坑は未発掘部分が多く、かなり寂しい。 -
写真のように、兵俑が倒れた状態で展示されていて、まだまだこれから発掘作業が続くという印象を受ける。
2号坑の見所は、特徴的な兵馬俑が個別展示されていて目の前で見ることが出来ること。 -
立射俑(弩兵)の写真。
実際には、弩(大きな弓)を引いている姿なんだろうけど、なんとなく拳法の型の様に見えてしまい、しかもそれがなかなか似合っている。(あれ? そう見えるのは僕だけ?)
若い兵士の兵俑なので、顔つきが若々しくて凛々しい。 -
鞍馬騎兵俑の写真。
兵俑だけでなく、馬俑も非常に精巧に作られている。
こちらは少しおじさん。
でもとても顔つきが穏やか。 -
中級軍師俑の写真。
なんとなく穏やかな、少し気品漂う顔立ち。
全体的に細身なので、力で威圧するというより、頭を使って戦略を練る人といった感じに見える。 -
高級軍師俑の写真。
俗称”将軍俑”と記載されている。
秦始皇兵馬俑から7体が出土された1体。
着ている着物や髪飾りから、かなり身分の高い人の兵俑と見られる。
兜に着けられたリボンが印象的。
右手人差し指が1本立っていることに気付く。
これは、秦の始皇帝が絶対・唯一の存在であることを示し、それに対し忠誠を誓う仕草との事。
ひげだけでなくモミアゲも伸ばしていて、見るからに”高級”そうだな。 -
跪射弩兵の写真。
重装歩兵隊の1部。
座って両手で射弩を引く兵俑。
後ろ側にギャラリーが多いのが気になる。 -
後ろ側にまわると、鎧の部分に紅色の色彩が残っている。
当時はこれ以外にもいろんな色彩が施されていたんだろうか?
また靴の裏もびっくり。
細かい模様が滑り止めの模様のように細かく装飾されている。 -
最後に向かうは、3号坑。
実は4号坑もあるそうだが、何も発掘されなかったので見る価値も無いよ とガイドが言っている。 -
3号坑は、全軍の指揮の中枢である軍幕(司令部)であったとされている。
1・2号坑とは異なり、何かを防御しているように見える。
それだけ重要な部分を再現した兵馬俑なんだろうなと感じた。 -
中央部には、騎兵隊がいる。
4頭の馬が並んでいるけど、人はどんな乗り物に乗っているんだろうな?
2号坑・3号坑は、1号坑と比べるとかなり照明が暗い。
これは、発掘途中だからだと思う。
ここの兵馬俑は、実際にはいろいろな色彩で彩られており、発掘直後はその色彩が見えるのだが、時間と共に空気や光に当たるとその色が消えてしまうとの事。
現在4号坑まで発掘されているが、それ以外の部分にも遺跡があるにもかかわらず発掘されていない理由は、現在の技術では発掘後の色彩を維持する技術が無いからと聞いた。
2200年前の遺跡とその当時を復元させる現代の技術、なんとなくロマンを感じる。 -
3号坑を出た土産屋の中に座っているのが、この秦始皇帝兵馬俑を発見した『楊さん』。
クリントン大統領にサインをお願いされたが、当時字が書けなかったことから、「自分の名前」を書く練習を続け、今や兵馬俑博物館名誉館長に任命されたとの事。
そんな風に聞かされたけど、”うーん、でもなんだかなー??” って印象でした。(でも発見は素晴らしい) -
最後に見たのは、『銅馬車』。
発見されたのは、秦始皇帝兵馬俑ではなく、秦始皇帝陵墓より西へ20m離れた所で発掘された。
銅車馬は秦始皇帝が巡行する際に使用された車馬(馬車と馬)を銅で製作したもの。 -
でも今ここにあるのはレプリカ。
実物は上海万博に行っていて、まだ帰ってきていないとの事。 -
『銅馬車』は、2組あり、こちらは本物。
馬も精巧に作られているが、個人的には後の車体部分(車箱)の精巧さに驚かされる。 -
2000年以上前にこれが実際に使われていて、更にその複製として1/2スケールで作られ、今目の前に存在していること。
すごいなー。 -
復元途中の写真も掛けられていた。
『銅馬車』は、2台で1組となっており、始皇帝は後ろ側の車箱のなかで移動中をすごしたとの事。
それを復元してお墓に埋めるんだから、そしてそれが2000年後今目の前に存在していること...やっぱり”すごいなー”って言葉しか出てこないな。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
jun2さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
30