2010/11/01 - 2010/11/08
812位(同エリア6774件中)
ニッキさん
ヴァチカン市国は面積44万平方メートル、人口900人の世界最小の独立国家です。
国家元首であるローマ教皇はカトリック教会の首長であり、「サン・ピエトロ大聖堂」はカトリックの総本山であります。
そのサン・ピエトロ大聖堂に隣接すヴァチカン宮殿にある24の美術館の総称を「ヴァチカン美術館」と言い、16世紀のユリウス2世の時代から歴代ローマ教皇の絵画、彫刻などのコレクションを収蔵しています。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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朝、フィレンツェを出発。
ローマ到着後昼食をすませ、世界最小国家「ヴァチカン市国」へ審査なしで入国です。(笑)
この像は向かって左側がミケランジェロ、右側がラファエロだそうです。 -
まずは「ヴァチカン美術館」に入場します。
本当は館内を隈なく鑑賞したいところですが、少なくとも丸一日かかりますので、ツアーでは2階に上がり燭台、タペストリー、地図のギャラリーと鑑賞し、1階に降りてシスティーナ礼拝堂を鑑賞します。
入口付近は近代的。
何だかルーブル美術館みたい。 -
ギャラリーの両壁に数々の美術品が展示されています。
イタリアといえばモザイク画・・かな?
細かくて綺麗です。 -
燭台のギャラリーの天井画です。
燭台のギャラリーは、勝利の女神像など、ギリシャ彫刻をコピーしたローマの作品が展示されています。 -
燭台のギャラリーの天井画です。
でも、私達はギリシャ彫刻よりも絵画に目がいってしまいます。 -
タペストリーギャラリーから何点か紹介します。
ものすごく大きくて、歴史を感じるタペストリーです。 -
時代は1523年頃。
ラファエロの弟子たちの画稿に基づいて作成されたフランドルのタペストリーだそうです。 -
細かな作業です。
正しく美術品です。 -
これらのタペストリーは1531年から7年間システィーナ礼拝堂を飾っていたそうです。
-
イチオシ
1583年に完成した全長120メートルの地図のギャラリー。
イタリア各地と教会の所有地を描いた40の地図が壁面を飾っています。
天井がこれまた素晴らしい。
教会の歴史や聖人の逸話が主題の天井画だそうです。 -
ここから先はシスティーナ礼拝堂に入ります。
残念ながら写真撮影禁止です。
ミケランジェロの大作が天井、壁を覆っています。
「最後の審判」「アダム創造」などあまりにも有名なフレスコ画なので、今更説明もいらないでしょう。
しかし、写真撮影禁止にもかかわらず、必ずルールを守れない人っているんですよね。
この部屋にも何名かいました。皆外国人です。
ノー・フラッシュなら写真撮影OKな美術館や教会でも、残念ながらフラッシュを焚く人は外国人に多い気がします。
お国柄、日本人はルールをきちんと守ります。
本当はノー・フラッシュの方が綺麗に写るんですよ。 -
いよいよサン・ピエトロ大聖堂に入ります。
大聖堂の長さは187メートル、身廊の幅は58メートル、中央の床からクーポラまでの高さは46メートルになるそうです。
とにかく大きい! 広い! -
ミケランジェロが24歳の時に製作したピエタ像です。
マリア様のお顔があまりにも清らかでお美しくて。
とてもキリストが我が子とは思えません。
ミケランジェロは汚れなきマリアを、キリスト同様に若く美しい姿で表現したそうです。
マリア様の衣にななめにかかるリボンにはミケランジェロの名が刻まれています。
このピエタ像の作者は他の人と噂され、慌てて一晩で名前を彫ったそうです。
でも名前を刻んだのは、生涯唯一このピエタ像だけだそうです。
ピエタ像はガラスに守られているので、残念ながら綺麗には写りませんでした。 -
大聖堂中央のクーポラ、ブロンズの大天蓋、奥には祭壇の光が見えます。
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ミケランジェロ作の巨大なクーポラです。
クーポラ内部の装飾を手がけたのは、14世紀の画家カヴァリエール・ダルピーノ。
クーポラは光を取り込んで明るいので装飾も良く見えます。 -
バルダッキーノ ベルニーニ作
聖ペテロの墓の上、巨大なクーポラの下の空間を利用して建てられた高さ29メートルの大天蓋です。
天蓋を支える「ねじれ柱」は天に昇っていくイメージで造られているそうです。 -
大天蓋を囲むどっしりとした柱には聖人が描かれています。
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大聖堂の一番奥にベルニーニ製作の教皇祭壇があります。
儀式の際に教皇や司教が座る司教座は、彫刻の天使達に支えられて、宙に浮いているように演出されています。 -
黄色のステンドグラスの真ん中には聖霊を象徴する鳩が描かれています。
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人と比べると、祭壇が如何に大きいかおわかりでしょう。
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大聖堂から外へ出てきました。
ヴァチカン市国で見かける衛兵さんはスイス人です。
500年以上の歴史があり、ユリウス2世の私的な衛兵隊が始まりと言われています。
制服はミケランジェロのデザインだそうです。 -
サン・ピエトロ大聖堂のドームです。
クーポラのテラスに上がることも出来るそうです。
入場料が5ユーロ。途中まで運んでくれるエレベーターが7ユーロ。
残りの90メートルは徒歩で階段を上がります。
十字架を持った聖人の下のファサード中央の窓は、教皇がここから世界に向けて祝福を与える窓だそうです。 -
サン・ピエトロ広場中央のオベリスクを囲む回廊は、284本の円柱が4列になって並び、回廊を支えています。
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欄干の上には140体の聖人像が並んでいます。
それぞれ3.20メートルの高さがあり、ベルニーニの弟子たちが仕上げたそうです。 -
サン・ピエトロ大聖堂をバックにオベリスク辺りから撮りました。
全体像がわかる写真がこんなのしか無くてごめんなさい。
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この旅行記へのコメント (4)
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- hot chocolateさん 2011/12/07 00:04:27
- 素敵な旅行記♪
- ニッキさま
初めて書き込みさせていただきます。
投票いただきありがとうございました。
ニッキさんのイタリアの旅行記を楽しく拝見させていただいております。
建築物や美術品の写真も素晴らしく、コメントを読んでいると、
私もイタリア旅行をしている気分になります。
あと4日したら、初イタリア旅行に出かけますので、今から楽しみです。
他の旅行記も拝見させていただきます。
hot chocolate
- ニッキさん からの返信 2011/12/08 23:21:22
- 投票&コメントありがとうございます
- hot chocolateさん こんばんは。
初めてじゃないですよー。
ウィーンの旅行記でもコメント頂きましてありがとうございます。
もしかしたら明日からイタリア旅行ですか?
楽しんで来て下さいね。
イタリアは感動、感動の嵐でした。
とても1度では見切れないので、私達も来月再びイタリアに行って来ます。
中欧といい、イタリアといい、好みが似ているかもしれませんね。
どうかスリに気を付けて下さいね。
楽しい思い出を作って下さい。 ニッキ
-
- Kumiさん 2011/04/13 01:14:22
- はじめまして
- ご訪問ありがとうございました
お写真がとても素敵で、私には疎い美術もとても詳しく解説されていて、そういえばこんな絵があったなぁと余韻に浸ることができました
他の旅行記もじっくり読ませて頂きます
- ニッキさん からの返信 2011/04/13 22:20:13
- RE: はじめまして
- くみたんさん こんばんは。 はじめまして。
コメント頂きましてありがとうございます。
「忙しい」を言い訳に筆が止まってしまって、旅行記がなかなか進みません。
ボチボチしているとイタリア旅行から半年になってしまいます(苦笑)
ローマの教会を20以上巡ってきました。どの教会も本当に素晴らしかったので、これをどうお伝えすればよいのか思案のしどころです。
今月いっぱいには仕上げるつもりでおりますので、懲りずにまた遊びに来て下さいね。
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