2010/12/30 - 2011/01/08
1171位(同エリア3039件中)
黒猫ごんたさん
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- 旅行記110冊
- クチコミ66件
- Q&A回答2件
- 151,976アクセス
- フォロワー6人
☆旅程☆
12/30 成田からフランクフルト経由でウィーンへ
12/31 ウィーン滞在
1/1 ウィーンからブラチスラバへ
1/2 ブラチスラバからブダペストへ
1/3 ブダペスト滞在
1/4 ブダペストからプラハへ
1/5 プラハ滞在
1/6 プラハ滞在
1/7 プラハからミュンヘン経由で成田へ
1/8 帰国
2010~2011年末年始の旅は,3カ国目となるハンガリーの首都のブダペストに到着です。オーストリア・スロヴァキアと一緒に旅した朋友兎さんとはブラチスラバで別れ(彼は帰国)ここから私たちだけでハンガリー,そしてチェコへと鉄道移動の旅です。
ブダペストは『ドナウの真珠』とも称される街の美しさを堪能しつつ,トカイワイン・フォアグラ・パプリカを使った料理をたっぷり味わいたいと願って,交通至便で眺望も期待できる「インターコンチネンタルブダペスト」に連泊することにしました。
今回も写真が多いので,別に写真集旅行記をセットで掲載します。こちらもご覧下さい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ブラチスラバ中央駅1月2日13時54分発EC273号は1番ホームからの出発でした。直前まで電光掲示板にホーム番号が表示されずやきもきし,いざ入線してきたら先頭車両が予想と反対だったため慌てて先頭車両の直後に接続されている一等車目指して走ったり,ととても疲れました。
さようなら”プラチスラバ”! -
一等車は2両つないであり,先頭車は6人掛けコンパートメント式の客車で,ほとんどがらがら状態だったため,これからどんな人が乗ってくるかわからない不安もあり,2番目につないであり食堂車と半々になっている一等車に席を確保しました。こちらには3組ほど乗客がいます。
出発して程なく,寅さんは,お隣の食堂車ブースに買い出しに行き,ビールをゲットです。乗車して15分ぐらいしか経っていません(^_^;) -
私たちの確保した席の目の前のドアが食堂車部分との境のドアです。まさに買い物至便な位置です。
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ちょっと目を離したすきにビール2本目購入!です。
落ち着きなく,食堂車へ出かけて行くので心配していましたが,すでに食堂車の店員さんとも仲良しになったみたい。すごいぞ!”寅さん” -
出発から35分経過。車窓には広々としてうっすらと雪を纏った農地が続いています。時々遠くに小高い丘が見える場所もありますが,おおむね平原という雰囲気です。あまり景色の変化はありません。
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最初の停車は「NOVE ZAMKY」です。この駅は,まだスロヴァキアです。
ウィーンからブラチスラバへの移動の際に気づいたのですが,大陸を移動する鉄道では,国境で車掌や運転士も交代するようです。チケット確認も再度行われるので交代したんだとわかりますが何となく「国境」が気になります。 -
ドイツの鉄道でもありましたが,長距離の国際列車等には列車ごとにタイムテーブルが発行され,テーブルなどに適当に置かれています。
この列車はEC273号ですが,ブダペストとプラハを結んでおり,このパンフレットには反対向きのEC272号(プラハ行き)の両方のタイムテーブルが掲載されています。 -
あれっ?寅さんは,昨日ブラチスラバのお友達”猫さん”から頂いた缶ビールも開けたんですね。
食堂車から座席まで,お友達?になった店員さんに配達してもらったお昼ごはん代わりのトルティーヤ(2.5ユーロ)を食べつつ,いただき物のスロヴァキアビールの味を噛みしめています。(車窓の風景も噛みしめてね!) -
先ほど国境の駅を通過し,3カ国目のハンガリーに入りました。
おおっ,ドナウだ!
…しばしドナウ川とその周囲の風景に見入ってしまいました。15時30分を過ぎて,早くもあたりは暗くなってきたように感じます。 -
ブラチスラバから2時間半でブダペスト東駅に到着です。
ここは行き止まり型の駅で,出口は列車の進行方向に沿って直進したところです。そのため後方の車両から降りて出口に向かう大勢の人波に追われる形となり,列車とゆっくり記念撮影が出来る雰囲気ではありません。かろうじて先頭車をパチリ。 -
降りたホームをさらに進んでいくと,ガイドブックで見た東駅の正面が見えてきました。右側にはお店が並び,両替所やレストランもあります。ここも改札がありませんので,行き来する人は乗客ばかりではありません。
我々はこれからホテルに向かいますが,ここでもタクシー利用に不安があるためトラムで向かいことにします。駅を出て駅外左手の道路沿いにトラムなどのチケット売り場があり,あらかじめノートに書いていた「3日券を2枚」というメモを見せ無事購入できました。
さて,トラム乗り場は… -
ブダペスト東駅到着から約1時間かかりホテルチェックインです。東駅のトラム乗り場がなかなか見つからず,途中のトラムの乗り換えに手間取り,苦労しました。そんな気苦労も知らない寅さんは,部屋に入ると窓辺に直行。歓声を上げています。
-
イチオシ
これが「寅さんも感激」のインターコンチネンタルブダペスト719号室からの眺めです。午後6時。あたりは夜の帳が降りて真っ暗な中に,くさり橋から対岸のブダ王宮・マーチャーシュ教会・漁夫の砦などがライトアップされ,その美しさに目を奪われます。何度も,何度もため息が出ます。
今回「Discover Europe with our Winter Package」という連泊用の料金で申し込み2泊で税込み254,10EURでした。アンバサダーメンバーの特典もあり,リバービューの部屋にアップされたんだろうなと感謝! -
ホテルの部屋からの景色にしばし見とれていましたが,部屋に落ち着くとお腹もすきます。今日はランチが”軽く”だったものの旅の疲れもあり,買い出しして部屋で食べることにしました。
ホテルから徒歩5分ほどのヴェレシュマルティ広場ではクリスマスマーケットが続いており,食事もここで出来そうです。
その中で強く興味をそそられたのがこれ。バームクーヘンか? -
看板に「KURTOSKALACS」と書かれています。炭火のうえで棒に指したケーキのようなものを回しつつ焼いたお菓子です。美味しいです。ハンガリーに行ったら是非食べてね。焼き上がってからシナモンやココアの粉末をまぶしてくれますよ。1本1500フォリント(約750円)でした。
このお菓子の正確な情報はウィキペディアに解説がありますので「KURTOSKALACS」で検索してみて下さい。 -
朝です。1月3日です。ブダペスト2日目は朝霧が出ていて,残念ながら対岸の王宮もマーチャーシュ教会も見ることが出来ません。陽が上がってから晴れると良いな〜。
さあ,朝ご飯食べに行きましょう。 -
今回の宿泊パッケージは朝食付きです。朝食は1階のレストランでブッフェ方式です。8時過ぎなのですが,食事している客は少なく,シーズンオフなんだろうなと感じました。食事は種類がとても豊富で,私たちは取りませんでしたが和食も充実しており,味も十分満足できるものでした。
窓際のテーブルで食事をしていると,窓の外に昨夜乗ってきた黄色いトラム(2番線)が通りました。 -
朝食後ホテルの外観を撮影します。薄着のまま外に出ると”寒〜〜い”
-
寒さに耐えつつ,読者のための情報収集です。
ホテル前にトラム乗り場があります。ホテルの玄関まで2〜30メートルでしょうか。トラム乗り場の向こう側は一段低くなっていて車道あり,その先はドナウ川の河岸です。 -
このトラム乗り場の名前が書いてあります。ここは2番線と2番A線だけが通過します。丁度反対側の線路にトラムが入線してきました。これは南方向に向かうトラムです。
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朝10時近くになっても霧が晴れないため,対岸の王宮方面の観光を後回しにして,まず国会議事堂にやってきました。ここは,インターコンチから2番のトラムで2駅目です。
国会議事堂もライトアップされており,対岸から夜に見る方が綺麗かも知れません。でも,昼間の国会議事等も立派です。
-
国会議事堂のドナウ川からの正面側に回り込もうとして警備の兵士?に怒られました。どきどきしながら頭を下げてもちろん撤退です。
国会議事堂の駐車場に停まっている自動車のバンパー下で,一心不乱に何か(水?)を舐める猫発見。思わずパチリ。 -
国会議事堂は自由に入ることが出来ず,入場はツアー参加だけらしいです。
あの行列はまさにそれらしく,左側が「チケットを買うための列」で,右の短い列が「チケットを持っていて入場待ちの列」のようでした。見ていても進む気配がないので我々はあきらめます。 -
国会議事堂前に地下鉄2線「コシュート・テール駅」があります。地下鉄初挑戦です。事前調査で,エスカレーターが早いことと角度が急であることが書いてありましたが,本当です。ここは深さも深いようです。
それから『検札』が頻繁と言うことでしたが,地下鉄に限って言えば,頻繁なのではなくて『必ず検札に出会う』と言っていいです。そしてトラムとバスでは一度も出会いませんでした。 -
地下鉄を一駅だけ乗って「デアーク・フェレンツ・テール駅」で下車し,地上に上がりました。エルジェーベト広場を挟んで『聖イシュトヴァーン大聖堂』が見えます。
大聖堂に向かう通りの途中にもこのような装飾が施され,思わず見とれてしまいます。 -
地下鉄の駅から徒歩7〜8分程度で到着です。
ハンガリー初代国王をまつる「聖イシュトヴァーン大聖堂」です。ここは入場無料です。寒いですから中に入りましょう。 -
大聖堂の中は,多くの観光客がただ静かに歩き回る足音が響き,ゆっくりとした時間が流れています。
中央ドームの周囲には展望台が設けられているらしいのですが,この時期は(寒いから?)利用休止のようで残念です。しばし椅子に座り,首が痛くなるまで見上げていました。 -
大聖堂の11時の鐘を聞きつつ「音はあまり良くないね」等と不遜な会話をする二人ですが,次の目的地を目指して歩き始めます。目指すは『オペラ座(オペラハウス)』です。
写真の右側直進方向がアンドラーシ通りで,パリのシャンゼリゼ通りをモデルに作られたらしいですが,う〜ん微妙。
目的地オペラ座は,ここから3〜400メートル先です。 -
オペラ座到着しました。意外と小さな建物で,下調べ無しに通りかかったら見落としてしまいそうです。見ていると建物内部に入る人があり,中に入れそうなので我々も入ります。
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正面玄関を入るといきなり豪華な装飾が目に飛び込んできました。やはり,オペラ座としての格式と歴史を感じさせる雰囲気があります。建物に入ってすぐ左手にはCDや置物などのお土産物ショップがありますので,普段から入館は自由なのかも知れません。是非訪れて下さい。
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さて,次の目的地は英雄広場です。オペラ座を出て,大通り向かい側にある地下鉄オペラ駅から,地下鉄1号線で五つ目のようです。
向かい側から見るとオペラ座の建物全景がよく見えますよ。 -
ブダペストの地下鉄1号線はヨーロッパ大陸で最初(全域ではロンドンに次いで)の地下鉄と聞いていましたが,乗ってみて「そうだろうな」と感じました。なぜなら『とても浅いところを走り,車両が鉱山電車みたいな小さいサイズだから』なのです。
オペラ座駅も地下数メートルと感じましたが,英雄広場前のこの駅もホームから2〜30段の階段を上がると外です。
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地下鉄「英雄広場駅」のホームから2〜30段の階段を上がると目の前に広場が見えます。迷うことはありません。ただし,横断歩道が離れた場所です。
広場の正面に向かって右手に現代美術館(ミューチャルノク)がありますので,そちらを目指して横断しましょう。
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広場前にやってきました。
寅さんは,早速お気に入りの像を見つけて,同じポーズを取りつつ記念撮影です。たぶん一番左端に立つ聖イシュトヴァーン像ですね。 -
広場から記念塔などを背にしてアンドラーシ通り方向を撮りました。
アンドラーシ通りを挟んで,左右に地下鉄への降り口があるのはわかるでしょうか。 -
英雄広場駅から地下鉄1号線に乗り,デアーク広場駅で3号線に乗り換え,ブダペスト西駅にやってきました。西駅はエッフェル塔で知られるギュスターヴ・エッフェルによって設計されたということだったので「見てみよう」と思いやってきました。
また,ここの駅前にウエストエンド・シティセンターというショッピングゾーンがあるようなのでお土産探しです。地下1階にスーパーマーケットがありましたので,お水やお昼ごはんも仕入れました。 -
ホテルでランチ休憩した後,天候も回復しつつあるのでブダ側に渡ることにしました。もちろんくさり橋を歩いて渡ります。
くさり橋の袂には両岸で4頭のライオン像があり『舌がないライオン像』として有名らしいです。いつも賑やかな寅さんの舌を引っこ抜いたらライオンになるのか?あれっ?顔が… -
くさり橋中間地点あたりです。
左手にはインターコンチネンタルホテルなどが,正面にはエルジェーベト橋が,その右手にはゲッレールトの丘が見えます。視界良好とは言い難いですが,まあ見えます。これなら王宮の丘も楽しみです。 -
ブダ側に渡ってきました。自動車はロータリーを通り,王宮の丘の向こう側へは正面のトンネルを抜けていきます。
我々はトンネルの左手にあるケーブルカーで丘に登ることにしました。
ケーブルカーは3日券が使えないため,山麓駅で一人840フォリント(約400円)の片道券を購入しました。 -
ケーブルカー山上駅からの眺望です。
くさり橋の向こうにペスト側の街が広がり,聖イシュトヴァーン大聖堂のドームが存在感を誇示しています。
ドナウ川は所々によどみが出来,流れは穏やかそうに見えます。 -
ケーブルカー山上駅から左手に王宮が見えますが,まず右に進み,マーチャーシュ教会と漁夫の砦を目指します。
徒歩10分弱で教会に着きました。我々は立ち寄りませんでしたが,この看板の右手にはインフォメーションセンターがありました。ここでブダペストカードなど買えるようです。 -
ガイドブックでは”ゴシックの威容を誇る”と書かれているマーチャーシュ教会の前につきました。ここが正面なのかわかりませんが,ケーブルカーで登り徒歩で訪れると最初に全景が見える場所です。立派です。
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マーチャーシュ教会の屋根は独特です。ジョルナイ製のモザイク屋根は,トルコ軍侵略によりモスクとして使われた歴史が影響しているのかわかりませんが,歴史の荒波を静かに見つめてきた温かい雰囲気を感じさせます。
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はあ〜い,記念撮影ですよ。
良い天気になり寅さんも元気もりもりです。これから教会の中へと入っていきましょう。入口は大きな鐘が4つ並んだ辺りのようですが,観光のオフシーズンということもあり現在も補修工事中のようです。 -
工事用防護壁に張られたエントランスの文字だけしか目に入らず建物内に進んでいくと,ドアのところに係員がいて,中に入れてくれません。チケット売り場は別の場所のようです。
係員が片言英語でチケット売り場は外だというので,外に出てよくよく見ると右の看板に書いてあるではないですか。CASSAは右方向らしいです。(わかりづら〜い) -
チケット売り場は,漁夫の砦方向に少々離れています。案内標識などなく,わかりにくいです。
でも寅さんはその嗅覚ですぐに発見!右手の地味な建物(大きなガラス窓があり3〜4人並んでいるところ)です。
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チケットゲットして無事入場しました。入場料金はチケット控えに書かれていなくて,幾らだったか忘れてしまいました。ついでに日本語のガイドブックを勧められて購入しました。これは1000フォリント(約500円)でした。
教会に入場してすぐの左手にはロマネスク様式のバジリカが厳かにそして美しく出迎えてくれます。
写真撮影はOKでした。とにかく美しいです。是非見て下さい。 -
教会は,入口から右手前方に広がり,最奥にゴシック様式の主祭壇が黄金に輝いています。ステンドグラスもハンガリーの聖人などが書かれているそうですが,工事の関係か近くまでは立ち入れませんでした。
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教会内部をゆっくり見学して,漁夫の砦に向かいます。
ここは約100年ほどの歴史しかなく,建国1000年を記念して建設された”観光施設”と言って良いと思います。広場には聖イシュトヴァーンの騎馬像が建ち,多くの観光客が足を止めます。
なお,漁夫の砦に登るのは,観光シーズンは有料らしいですが1月は無料でした。右端の階段から上がります。 -
まずは,漁夫の砦から振り返り,聖イシュトヴァーン騎馬像の後ろ姿とマーチャーシュ教会の印象的なモザイクの屋根を記念撮影です。
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そして,漁夫の砦が誇る”ドナウ川とペスト側の眺望”です。
やはり『おお〜っ』と感嘆の声を上げてしまいます。
左手に国会議事堂(この写真の中央)が見え,右方向に目を転じると,くさり橋,聖イシュトヴァーン大聖堂,ペストの街並み,ドナウ川沿いのホテル群,エルジェーベト橋と一望です。ちょっと霞んでいますが,良いんじゃないですか? -
漁夫の砦にはネオ・ロマネスク様式の7つの塔があります。これは,英雄広場の首長像と同じく,マジャル族7部族を象徴するらしいです。国家の成り立ちに対する思いですね。
ところで,展望台は一つにつながっているわけではなく,途中で一度下に降りなければ写真前方の砦に進むことは出来ませんよ。 -
いったん下に降りたら,近くから漂うグリューワインの香りに負けて『砦の先の方は夜景を見に来たときに上がることにしようよ。』ということになり,ホットワインを購入です。寅さんは「寒いから仕方ない」と言い訳していますが,寒くなくても飲むんでしょう?
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マーチャーシュ教会と漁夫の砦の全景(模型)です。手前側はドナウ川方向になります。
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マーチャーシュ教会から徒歩でケーブルカー山上駅方向に戻り,その駅前を通り過ぎてブダ王宮のドナウ川を望む側に来ました。
現在は美術館などに使われているそうですが,入場口は反対側だと思われます。 -
ブダ王宮前からの眺めです。くさり橋から国会議事堂方向がよく見えます。ただいま午後2時20分ですが,王宮の建物の陰となり,日差しがないので冷えてきました。
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せっかくなので,王宮の正面?にも回ってみました。だいぶ歩き回ったので疲れて,何やら見える像の前まで歩いて行く元気がなく,望遠レンズで撮影しました。さっ,Uターンしてケーブルカー山上駅のちょっと先にあったバス乗り場からミニバス16番線に乗ってホテルに戻るよ。
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”ブダペストは夜景が素晴らしい。丘の端をオレンジ色に染めながら日が沈みはじめてから,完全な日没がやってくるまでのわずかな時間,ぽつぽつと明かりがともりはじめたころがいい。”というガイドブックの解説を信じ,ホテルの部屋で変化を見つめます。(もう少し天気が良かったらなあ…)
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”完全な日没”のあと,再び16番のミニバスに乗ってくさり橋を渡り,いろは坂ほどではないけどヘアピンカーブが続く山道を揺られて漁夫の砦にやってきました。眼下にはバスが上ってきた道が見え,ドナウ川の対岸にライトアップされた国会議事堂のドームが見て取れます。
漁夫の砦をラットアップしているこちら向きの照明が明るすぎて長時間露光が出来ないためその美しさを伝えきれませんが,本物は写真の○○倍美しいです。 -
ただいま17時30分。漁夫の砦は17時を過ぎると上がれなくなります。昼間「夜景を見に来たときに登ろう」と言っていた先の展望台は既にロープが張られ結局登ることが出来ませんでした。”せめて”と言うことで,ライトアップされたマーチャーシュ教会を背景に記念撮影です。
さあ,今日の夕食はフォアグラだ。お店探しに行こう。
寅さんは『ブダペストではフォアグラを食べる!』と固く誓っていました。もう今夜しかチャンスはありません。そして候補に選んだお店が”カールパーティア”というレストランです。 -
”フォアグラ”目指して,王宮の丘からバスでデアーク広場まで下ってきて,地下鉄3線に乗り変え1駅目のフェレンツィエク・テレで降ります。ちょっと迷いましたが,カールパーティアを無事発見。でも人影が見えない…
僕が内部を慎重に観察し躊躇していると,さすが”寅さん”,『入ればいいよ!』とずんずん奥へ。ああ,入口の手前はカフェで奥がレストランのようですね。ここはかつて修道院だった建物らしく,内装は落ち着きがありながら美しく飾られています。予約無しでしたが月曜日だからか,18時半過ぎと時間が早いせいか客もまばらで,すんなりと最奥の席に案内されました。 -
僕はお店の入口方向を向いて座っていますが,寅さんの正面左手では,ロマ(ジブシー)音楽の楽団が見たこともない楽器などを用いて生演奏中です。ハンガリーではロマの音楽の影響力が顕著で,ハンガリーの代表的な音楽と見做されるに至っているようです。
このお店は,店員も気さくで,笑顔を絶やさずとても楽しい食事が出来ます。お勧めです。 -
さて,お食事はトカイワインをグラスで赤と白それぞれ頂き,スープはハンガリー風ビーフグヤーシュのカップをそれぞれチョイスしました。1200フォリント(約600円)です。
-
僕はさほどフォアグラに興味がないので,もう一つの名物”パプリカ”にこだわってみました。ハンガリー風ラタトゥーユとフライドパプリカソーセージ,2800フォリント(約1400円)です。正直,これは失敗でした。美味しいのですが,とても辛い!ピリピリと生の唐辛子を食べているような刺激です。実は辛いのが苦手なんです。辛い物好きな方にはお勧め。味は良い!
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寅さんは幸せの絶頂です。
”フォアグラ”料理をメニューで見つけられず,指さしハンガリー語の本を開いてウエイターさんに「これは?」と聞くと,あるじゃないですか。
フォアグラのグリル,マッシュドポテト添え。これで確か5000フォリント(約2500円)ぐらいだったと…。たぶんとても安いんだと思います。そしてお味も『めちゃめちゃ美味しかった』そうです。 -
1月4日朝。今日も朝霧が出ています。
午前中の予定は,ゲッレールトの丘に登り,ゲッレールト温泉なども覗いてみようと考えていましたが,ホテルから2番のトラムでエルジェーベト橋に近い停留所まで来てみてもこの様子では”視界不良”は確実です。仕方ないので,予定変更して「中央市場」に行くことにします。 -
自由橋の下にトラムの停留所があります。ここで降りて地上に上がると目の前に中央市場の建物が見えました。
地下1階・地上一部2階建ての広々とした市場です。ただいま10時前です。平日だからか「活気あふれる」といった雰囲気は今のところありませんね。 -
ここは調味料やお菓子などを売っている雑貨屋さんです。パプリカパウダー3本セットはお土産好適品です。日持ちするだろうし,軽いし,少し多めに購入しました。
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お肉屋さん。ソーセージなどが「美味そう〜!」です。残念ながら持ち帰れませんので,眺めるだけです。あっ,でもお肉屋さんではフォアグラの缶詰が売ってます。缶の色や形が何種類かあって,その違いがわからないまま数種類購入しました。もちろん”寅さん”のリクエストです。
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八百屋さんです。1月ですが野菜・果物・キノコも種類が豊富です。とても新鮮そうで,食品が豊かに売られていると言うことは,食を大切にする国民性なのかも知れませんね。料理の味付けもおおむね口に合うし,ブダペストも良いです。
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2階には衣料品や革製品,工芸品などを売るお店が並んでいますが,こんなフードコートもあります。ホテルの朝ご飯をお腹いっぱい食べたので,ここでは食べることが出来ませんでした。
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あっ,お食事中の方には失礼!
ここは市場2階の男子トイレです。ブダペストの駅や施設内のトイレは多くが有料です。ここは確か50フォリント(約25円)だったと思います。でも有料でも,入口に集金の人がいて安全だし,内部もある程度清潔を保ち,これなら納得できます。 -
一通り市場巡りをしたあと,今夜の夜行寝台で食べる夜食を仕入れます。地階にこのスーパーマーケットがあります。パンも,ワインも安いので,ついつい買いすぎてしまいました。
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ここは自由橋の下にあるトラム乗り場です。あの階段を上がって左手に自由市場があり,右手にドナウ川が見えます。
いったんホテルに戻ってからランチを食べに行きます。 -
何回目かのヴェレシュマルティ広場クリスマスマーケットです。
寅さんは,到着した日から気になって仕方ないこの料理を食べたいのですが,ボリュームがありすぎて手を出せません。寅さんをして猶… -
右側緑屋根の向こうに白い丸いドーム状の物体が見えます。これはこの広場の名前となった19世紀の詩人ヴェレシュマルティの像なのですが,ビニールシートで全体を覆い,下から送風機で空気を入れて膨らませています。
おそらく,厳しい寒さで水分が凍結し大理石の像すら破壊する(推測)からこのような処置をしているのでは……今日も”すごく寒い”です。 -
暖かさを求めて地下鉄に乗ります。これはごく浅いところを走る地下鉄1線の車両です。鉱山鉄道みたいでしょう?これからデアーク広場駅まで行き,地下鉄2線に乗り換えてアストリアを目指します。
-
これは地下鉄1線の車内です。通路を挟んで左右に一つずつの座席だったかな。狭いでしょう。寅さんはどこでもピースサイン…平和です。
-
地下鉄2線のアストリアから徒歩10分程度で見えてきました。
世界で3番目(ニューヨーク・エルサレムの次)に大きなシナゴーグ(ユダヤ教の教会)とのことです。入場にはいろいろ制約があり,男女別々のフロアになるらしいので,遠目に「見て」引き返します。 -
地下鉄乗り継いでヴェレシュマルティ広場に戻ってきました。
見るところも尽き,寒さも身体に堪えてきたので,ここで”正統派観光客”としては,高級カフェ『ジェルボー』に行くことにします。
さて,目指すジェルボーは広場の目の前ですから,ということでドアを開けでびっくり。満席です。そして内部には空席待ちの人,人,人。さらには声をかける客を無視してひたすら配膳する女給さん。悲しい…,幾ら忙しいとは言え,こんな客あしらいは良くないよ!出よう!
美味しいかも知れませんが,お勧めしません。でも記念撮影は怠りません。 -
とりあえずホテルに戻り,天候が回復すればゲッレールトの丘にタクシーで行こうと考えつつ,ホテル前まで戻ってきましたが,この様子です。
結局『ゲッレールトの丘は,もし再びブダペストに来ることがあればその時の楽しみに取っておこう。』と言うことになりました。 -
疲れ果て,ドナウ川を見つめて黄昏れるネズミさん(推定50歳)です。出窓に寝そべるなんざお行儀が悪うございますが,暖かい部屋で窓際はひんやりとしていて気持ちいいんです。
インターコンチネンタルブダペストは,アンバサダーメンバーの特典でレイトチェックアウトにしてもらいましたが,それでも16時には部屋を出なければならず,外は寒いし,プラハ行き夜行寝台は20時近くなので遠くに行く時間はないし,微妙に時間を持て余しています。 -
ホテルロビーのソファーでまったりと時間をつぶし,少々早いものの18時半にホテル指定のタクシー(ブダペストも観光客相手のぼったくりタクシーが少なくないとの情報で利用は控えていました。)でブダペスト東駅に来ました。
電光掲示板では19時55分のENが3本(プラハ行き以外にワルシャワとベルリン行き)あるようですが,この段階ではホームの表示も出ていないし,どのような編成か不安でした。 -
これがチケットです。ヨーロッパ鉄道旅行専門の白川純さんのサイトから申し込んで手配していただきました。列車番号は10476となっていますが,トーマスクック時刻表ではEN476号しか表示されていなかったため,心配して確認したところ,別の列車ですから間違わないように,と指示されていました。ちなみに購入した寝台券はバスホルダー料金で,個室寝台が60ユーロ(手配手数料別途)です。安いかな?
-
19時10分を過ぎ,電光掲示板に乗車車両のプラットホームが表示されました。ベルリン・ワルシャワ・プラハ行きのENすべてが目の前の右側に停まる白い機関車でした。
これに乗ると思われる乗客群が一斉に移動開始です。 -
我々の乗る予定の客車Wagen377を探して長い車列を順に見ていったのですが,ホームは暗いし,客車表示のルールがよくわからないので,結局先頭車近くまで行っても見つけられず焦りました。
落ち着いて再度スタート近くまで戻るとこの車両が。あっ「プラハってかいてあるじゃん。」そうなんです,それぞれの客車ドアに列車番号やコーチ番号が表示されていました。良かった。
さて,いよいよブダペストともお別れです。なかなか良い街でした。
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