2011/02/02 - 2011/02/02
695位(同エリア2960件中)
さんしぇさん
本日のメニュー
ブリュッセル日帰り小旅行。
・マグリット美術館
・楽器博物館
・王立美術館
・ショコラを訪ねて
第一水曜日の無料日(マグリットは有料)の恩恵に浴して、
二つの美術館を駆け足で見せて頂きました。
そして、ベルギーと来れば何を置いてもショコラ、安さに
任せて両手に一杯。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
夜の明けきらぬ7h25に出発を待つ間に、
遅れます、と白い表示が現れました。 -
え?と動揺する間もなく、掲示板がみるみる
ブラックアウト(?)周囲からざわざわする
気配が押し寄せます。
旅にトラブルはつきものとは言え、リカバリー
能力の低い私では、次善の策と言ったら、未練
なく諦める事くらいです。 -
さて、30分ほど遅れた頃に、赤い“タリス”が
しずしず到着。
30分程度の遅れで済めば上々です。
相変らず黒いまんまの掲示板などに頼らず、
慣れた乗客から、どしどし車両に乗り込んで
行きます。 -
後は、さして問題なくベルギーは首都ブリュッセルに
1時間20分でやって来ました。
そこからは、余り情報の無い状態だった私、旅行案内や
バスのドライバーに尋ねながら、メトロからバスに
乗り継ぎ王の広場へと。
ここに、今日の予定の3つの美術館が額を寄せるように
建っています。
今日水曜日は、マグリットを除く2つが午後から
無料開放になるそうです。
そんなで、午前一杯を費やすつもりのマグリット美術館、
外から窓越しにそこがそうだと判るのですが、ぐるりと
一周したところが、入り口が一向に見当たらない。
その施設から今しがた出てらしたマダムに聞けば、
「王立美術館でチケットを買ってね。」
と言われ、納得が今一つできないまま、お隣の
王立美に足を進めます。
画像は開館2分前の王立美正門。 -
王立美を入り、チケット購入。
そのまま王立美の地下を伝い・・。 -
やがて、入り口が迎えます。
コートや荷物を預け、入場。
多くの施設ではフラッシュ無しでの
撮影許可のある中、ここでは厳しく
全面禁止とか。 -
という訳で、あっさり次の楽器美術館。
ここは、アールヌーヴォの社屋も美しい
いにしえのアパレルメーカー、オールド
イングランドをそのまま生かしているとか。 -
エレベーター一つ美しい。
-
そして再度、王立美術館。
絵画については、追って画像をあげます。 -
バスに乗れば、次を下車。
ここから画像がまるでなく、ブロガー失格。
なにしろショコラティエ(チョコレート屋)が
目白押しの、グラン・サブロン広場、下車した
のが、ヴィタメールの軒先。
さっそく、自分のおやつに小さな袋にお勧めを
聞きながら幾つか入れて貰います。
数件先がゴディヴァ、こちらはお土産に小さな
箱詰めを。
その先に黒いマルコリーニ、お店のお兄さんが
日本語を習い初めなのか、やたら使いたがり
数字など考え考えで、でもちゃんと合ってます。
今後、日本人顧客獲得に、貢献される事でしょう。 -
タリス、今度は定刻発車。
-
今日は往復2等列車でしたが、なかなか
赤が効いて、美しくもゴージャスです。 -
恒例の本日のお買い上げ。
ゴディヴァやマルコリーニは知名度が高いので
差し上げた際に、お相手の嬉しそうな反応を
見るのも嬉しいものです。
でも、このヴィタメール、これが美味しいと
思った事をここに白状します。
ただし旅の空の下、いつもの甘味が特別な味に
なった、そう言うことかもしれませんが。 -
因みにこちらヴィタメール。
-
比べてみました。
黒いマルコリーニ、ヴィタメールよりも
一粒が小さいですね。
ヴィタメールの方、そちらがよく見かける大きさの
ように思います。
ざっと34個入ってますが、これで20ユーロ、
今日のレート換算で¥2300足らずでしょうか。 -
日帰り旅は、食事の時間までもが惜しいので、
ブリュッセル名物、ムール蒸しは我家で。^^
さして疲れる事も無く、ムールを口にしながら
ベルギーの余韻に浸りつつ夜が更けていきました。 -
さて、ここからは各美術館で見聞きした
絵画画像を追加アップいたします。
絵画、それも素人のきままな感想に終始
しますので、お好みでない諸賢は、何卒
スルー下さいませね。^^
既に触れましたが、マグリット美は撮影厳禁
ですので、一部借用画像と主にガイド本から。
2010年にレストア成った当美術館の修復中の
お姿。
かの“光の帝国”をもじった工事用の養生幕が
それは見事でした。 -
こちらは、1983年、隣接した近代美術館
建築中に成されたレストア画像です。
今回も、多分だまし絵の内側は、こんな具合
だったのではないでしょうか。 -
さて、美術館に入場します。
壁面一杯に「言葉とイメージ」
言葉からインスパイアされるイメージを
大切にしたマグリットのれっきとした
“作品”です。 -
地階から一気に最上階へと上がり、フロアを
下るに従い、大きく3つの時代を下ります。
まずは生誕の1898年から1929年まで。
3人兄弟の長兄がマグリット。1905年ごろ。
生涯を愛し合った結婚式当日のジョルジェットと。
1922年 -
翌23年から25年に出会ったキリコの作品、
「愛の歌」でシュルレアリスムへ向います。 -
広告用作品 1929年。
この後にやってくる経済不況の為、自ら
「愚かな仕事」と呼んだ広告デザインの
仕事に埋没しますが、絵や連作とは何で
あるかを把握する課程で非常に重要な役割を
果たすとか。 -
「海の男」1927年
絵画はそれ無しでは世界が存在し得ない神秘を
想起させるものでなくては、とマグリット氏。
この年ベルギーを離れパリへ移り、かねての
シュルレアリスム運動へと没頭するも理論的
指導者ブルトンとかみ合わなくなってのベル
ギー帰還へと激動の3年間を過ごします。 -
「予期せぬ答え」1933年
“非常にありきたりの対象物を使って、
見るものを惑わせる雰囲気を作り出し、
混乱させ遂には自身を振り返させる”試み。
ここでは、ドアの向こうに夜があることを
示唆したとか。 -
時代はナチによるベルギー占領が始まり、
家族と離れ仏南部へと疎開をするのですが
平和のシンボルである鳩に守られた家族の
巣を見つけるために、早々にベルギーへと
帰還を果たす、そのときに描かれたのがこちら。
「帰還」1940年
星明りの空の前、青い鳥と雲、そして前景には
巣と卵、このモチーフの元、以後幾つかの主要
テーマをこの作品から見出す事となる「帰還」は、
「光の帝国」の中で
かつて何度も様々な形で表現してきた、昼と夜の
光の遊びを予感させるものです。
藍一色に見えて、実は繊細さに満ち満ちた背景には、
星々が輝き揺らめきます。
茫洋とした木々とは対照的に質感鮮やかな巣に卵、
マグリットにとって確かなもの、それが、家庭で
あり妻のジョルジェットであり。 -
「黒魔術」1945年
-
マグリット最後のシーズン、1951年〜1967年
まずは、「光の帝国」1954年
あたかも闇に沈む家々、しかし、目を上に移せば
そこには日中の空、この夜と昼の同居が人々に
催させる驚きや魅惑、その力を詩的と呼んだのが
マグリットでした。 -
連作とも言える類似作品があるようですが、
ご参考までにここでは逆さまバージョンを。
遺作の、言わば“闇”の帝国でしょうか。 -
マグリット63歳。1961年
-
「アルンハイムの領地(地所)」1962年
エドガー=アラン・ポー「グロテスクとアラベスク」
に触発された作品。
“山を動かして思い通りに太陽が現れるように発展
させる事ができると思っています。”と作者。
1938年初めて取り組み、都合3つのバージョンが
あります。 -
1938年
-
1948年
どちらも窓を通した風景になっています。 -
「幸福な寄贈者」1966年。
こちらは闇に沈む家、ぽっかりと三日月そしてベル、
マグリットを物語るツール満載。 -
出来合いの花束」1956年。
10年前の作品。
セピアの美しいグラデーションの中、春の
フローラまでも秋に染みて。 -
そして、亡くなる年1967年。
「空白のページ」
妻ジョルジェットに拠れば、8月に亡くなる前に
完成させた最後の作とのこと。
数週間前にジャーナリストに披露した際には、
月は葉の後ろしかも三日月だったとか。
こうして、順路の最後“魅せられた領域”と
名付けられたゾーンでその名以上に魅惑的な
数々を惜しげなく見せて頂きました。
マグリットは同時代の芸術家は勿論、作家、
思想家とも友好を結び当然それが作品に反映
している筈で、その作品は視覚を通して感じる
だけでなく、“解釈”する事が必要なのだと
思われます。
購入したガイド本は絵画解釈にはほとんど触れず、
見るものの自由な解釈に委ねられています。
残るヒントはタイトルですが、これまた絵画と
かけ離れていて、却って理解の助けにはならず
謎は謎のままお手上げです。
言葉がイメージを作り作品に固定させる、
マグリットの作法からすれば、ここで挫折
する私なんぞは歯牙にも掛けられず、また、
自身の語る作品論も、理解の及ぶ所でなく、
なかなかハードルが高いのですが、まぁ、
長くゆっくりお付き合いさせて頂くと
しましょう。
いつもながら半端な備忘録に陥りましたが、
どうかご容赦を。
では、次なる楽器博物館へ移動します。 -
楽器博物館、マグリット美術館からは道一つ隔てた北向かい。
鋳鉄の装飾や出窓、チューブ様の張り出しと言い、
アール・ヌーヴォの香りふんぷん。
旧百貨店だったというこの建物、1900年に入る
少し前に建築、ここに移転されて10年程とか。
アール・ヌーヴォ建築がそこここにあるブリュッセルに
新たな居場所を与えられ、更に1500を数えるという
世界各地の楽器を収容して、この王宮の丘地域で、異彩を
放っています。 -
装飾的な階段部分。
他にもエレベーターなど、随所に拘りの美意識が
盛り込まれています。
さて、事前に当サイトでうろうろした成果が、本日
第一水曜日の無料入場情報ゲット。
ブリュッセル全域、全部ではないのですが(マグリット
は有料でした。)この後の王立美術館も同様です。
入り口でヘッドフォンを受け取り、手荷物やコートなど
全てを預けます。
ここで私が失敗したのは、デジカメin預け荷物・・、
引き返してデジカメを引き取る事もできたのでしょうが、
お手数を掛けるのを憚りました。
なので、目に付いた面白楽器を、サイトなどの画像を
お借りしながらのアップに留めます。 -
先ほど渡されたヘッドフォン、これがなかなか
優れもので、各楽器の前に示されたスポットに
立つと、音が流れてくる仕掛けです。 -
まずは美術館最上階は鍵盤楽器のフロアー。
-
手工芸品として美しいですね、ただし多分
弾き難い・・、上手く重心を掛けられない
気がします。 -
フロアー変わって弦楽器ゾーン。
ハープなんだかギターだか、現在のような
量産の時代には無い、思いっきり我儘な
オーダー品がひしめいています。
鍵盤楽器は大型な分、特殊な職分でアートの
ような楽器が多いのですが、ヴァイオリンや
ギターなど弦楽器はもう少し庶民レベルの用
(祭りなど)に合わせ、実用的な手作り感が
素朴です。 -
日本の琵琶と先祖を同じくするリュート。
先ほどから、ヘッドフォンからのテープ音声でなく、
生の音がどこからか洩れ聞こえて来ます。
行くと、今日これから弾かれるミニコンサートの
リハーサルでしょうか、奏者が一人で、部屋の音響を
確かめるように爪弾いておられます。
どちらからともなく声を掛ける内、スーザンさんと
仰る奏者、良かったら触れてみてと、当のリュートを
抱えさせて下さいました。
駄目もとで弾いてもいいかと尋ねたら、思いがけず
どうぞどうぞ、と二つ返事が返り怖々、初めての
リュート体験、これは嬉しかったです。
現代ギターなどの金属弦(ガット)と違い、羊の腸の
ガットとか、何ともかそけき胸打つ音色でした。
また、楽器の思わぬ軽さに驚くと、「こうやって日に
透かすと、ほら・・。」
胴の部分を掲げて、向こうの明るさが仄かに透けるのを
目にできました。
さて管楽器に民族楽器に、長居をしたいのはやまやま
ですが、今日は欲張りにもう一つ、王立美術館に戻り、
時間までを過ごします。
追ってアップします。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- tabizukimayuさん 2014/05/31 16:52:16
- 日帰り旅行、素敵ですね
- さんしぇさん、こんにちは。
さんしぇさんのパリ旅行記にはまってしまい、また拝見させていただいています。
今回はベルギーへの日帰り旅行なんですね。
マグリット?と思っていたら、見たことのある絵がちらほらと!不思議な魅力のある絵ですね〜
パリのアパルトマンに住むように旅するスタイルも新鮮です♪
旅行記これからも楽しみにしています。フォローさせていただきますので今後もよろしくお願いします。
まぁ
- さんしぇさん からの返信 2014/05/31 23:50:19
- 日帰り旅行圏
- まぁさん、こんばんは。
たびたびのお立ち寄り、たくさんのご投票に励ましを頂いております。
ありがとうございます。
> 今回はベルギーへの日帰り旅行なんですね。
> マグリット?と思っていたら、見たことのある絵がちらほらと!不思議な魅力のある絵ですね〜
ベルギーは、日帰りできるパリから最も行き来し易い外国かもしれ
ませんね。
今年’14も同様な中身で出掛けて来ました。
マグリットの不思議な世界、結局その語法みたいなものには、未だ
お近付きになれませんが、一種憧れのような気持で眺めています。
>
> パリのアパルトマンに住むように旅するスタイルも新鮮です♪
日本でやっている主婦を、パリでも同様に繰り広げているようでいて
そこは、弾むような嬉しさがあるんですよ。
もっとも実際に生活している訳ではない、お気楽な旅行者だからで
しょうけれども。^^;
フォローありがとうございます!拙い滞在記ですが、これからも
よろしくお願いいたします〜。
さんしぇ
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