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本日のメニュー<br />ブリュッセル日帰り小旅行。<br /><br />・マグリット美術館<br />・楽器博物館<br />・王立美術館<br />・ショコラを訪ねて<br /><br />第一水曜日の無料日(マグリットは有料)の恩恵に浴して、<br />二つの美術館を駆け足で見せて頂きました。<br /><br />そして、ベルギーと来れば何を置いてもショコラ、安さに<br />任せて両手に一杯。

アパルトマンの窓から ’11厳冬 3日目 ブリュッセルは美術館無料日

19いいね!

2011/02/02 - 2011/02/02

695位(同エリア2960件中)

2

42

さんしぇ

さんしぇさん

本日のメニュー
ブリュッセル日帰り小旅行。

・マグリット美術館
・楽器博物館
・王立美術館
・ショコラを訪ねて

第一水曜日の無料日(マグリットは有料)の恩恵に浴して、
二つの美術館を駆け足で見せて頂きました。

そして、ベルギーと来れば何を置いてもショコラ、安さに
任せて両手に一杯。

旅行の満足度
5.0
観光
4.5
ショッピング
4.5
交通
4.5
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配
  • 夜の明けきらぬ7h25に出発を待つ間に、<br />遅れます、と白い表示が現れました。<br /><br />

    夜の明けきらぬ7h25に出発を待つ間に、
    遅れます、と白い表示が現れました。

  • え?と動揺する間もなく、掲示板がみるみる<br />ブラックアウト(?)周囲からざわざわする<br />気配が押し寄せます。<br /><br />旅にトラブルはつきものとは言え、リカバリー<br />能力の低い私では、次善の策と言ったら、未練<br />なく諦める事くらいです。

    え?と動揺する間もなく、掲示板がみるみる
    ブラックアウト(?)周囲からざわざわする
    気配が押し寄せます。

    旅にトラブルはつきものとは言え、リカバリー
    能力の低い私では、次善の策と言ったら、未練
    なく諦める事くらいです。

  • さて、30分ほど遅れた頃に、赤い“タリス”が<br />しずしず到着。<br />30分程度の遅れで済めば上々です。<br /><br />相変らず黒いまんまの掲示板などに頼らず、<br />慣れた乗客から、どしどし車両に乗り込んで<br />行きます。

    さて、30分ほど遅れた頃に、赤い“タリス”が
    しずしず到着。
    30分程度の遅れで済めば上々です。

    相変らず黒いまんまの掲示板などに頼らず、
    慣れた乗客から、どしどし車両に乗り込んで
    行きます。

  • 後は、さして問題なくベルギーは首都ブリュッセルに<br />1時間20分でやって来ました。<br /><br />そこからは、余り情報の無い状態だった私、旅行案内や<br />バスのドライバーに尋ねながら、メトロからバスに<br />乗り継ぎ王の広場へと。<br /><br />ここに、今日の予定の3つの美術館が額を寄せるように<br />建っています。<br />今日水曜日は、マグリットを除く2つが午後から<br />無料開放になるそうです。<br /><br />そんなで、午前一杯を費やすつもりのマグリット美術館、<br />外から窓越しにそこがそうだと判るのですが、ぐるりと<br />一周したところが、入り口が一向に見当たらない。<br /><br />その施設から今しがた出てらしたマダムに聞けば、<br />「王立美術館でチケットを買ってね。」<br />と言われ、納得が今一つできないまま、お隣の<br />王立美に足を進めます。<br /><br />画像は開館2分前の王立美正門。

    後は、さして問題なくベルギーは首都ブリュッセルに
    1時間20分でやって来ました。

    そこからは、余り情報の無い状態だった私、旅行案内や
    バスのドライバーに尋ねながら、メトロからバスに
    乗り継ぎ王の広場へと。

    ここに、今日の予定の3つの美術館が額を寄せるように
    建っています。
    今日水曜日は、マグリットを除く2つが午後から
    無料開放になるそうです。

    そんなで、午前一杯を費やすつもりのマグリット美術館、
    外から窓越しにそこがそうだと判るのですが、ぐるりと
    一周したところが、入り口が一向に見当たらない。

    その施設から今しがた出てらしたマダムに聞けば、
    「王立美術館でチケットを買ってね。」
    と言われ、納得が今一つできないまま、お隣の
    王立美に足を進めます。

    画像は開館2分前の王立美正門。

  • 王立美を入り、チケット購入。<br />そのまま王立美の地下を伝い・・。

    王立美を入り、チケット購入。
    そのまま王立美の地下を伝い・・。

  • やがて、入り口が迎えます。<br /><br />コートや荷物を預け、入場。<br />多くの施設ではフラッシュ無しでの<br />撮影許可のある中、ここでは厳しく<br />全面禁止とか。<br /><br /><br />

    やがて、入り口が迎えます。

    コートや荷物を預け、入場。
    多くの施設ではフラッシュ無しでの
    撮影許可のある中、ここでは厳しく
    全面禁止とか。


  • という訳で、あっさり次の楽器美術館。<br /><br />ここは、アールヌーヴォの社屋も美しい<br />いにしえのアパレルメーカー、オールド<br />イングランドをそのまま生かしているとか。

    という訳で、あっさり次の楽器美術館。

    ここは、アールヌーヴォの社屋も美しい
    いにしえのアパレルメーカー、オールド
    イングランドをそのまま生かしているとか。

  • エレベーター一つ美しい。

    エレベーター一つ美しい。

  • そして再度、王立美術館。<br />絵画については、追って画像をあげます。

    そして再度、王立美術館。
    絵画については、追って画像をあげます。

  • バスに乗れば、次を下車。<br /><br />ここから画像がまるでなく、ブロガー失格。<br />なにしろショコラティエ(チョコレート屋)が<br />目白押しの、グラン・サブロン広場、下車した<br />のが、ヴィタメールの軒先。<br /><br />さっそく、自分のおやつに小さな袋にお勧めを<br />聞きながら幾つか入れて貰います。<br /><br />数件先がゴディヴァ、こちらはお土産に小さな<br />箱詰めを。<br /><br />その先に黒いマルコリーニ、お店のお兄さんが<br />日本語を習い初めなのか、やたら使いたがり<br />数字など考え考えで、でもちゃんと合ってます。<br /><br />今後、日本人顧客獲得に、貢献される事でしょう。<br /><br />

    バスに乗れば、次を下車。

    ここから画像がまるでなく、ブロガー失格。
    なにしろショコラティエ(チョコレート屋)が
    目白押しの、グラン・サブロン広場、下車した
    のが、ヴィタメールの軒先。

    さっそく、自分のおやつに小さな袋にお勧めを
    聞きながら幾つか入れて貰います。

    数件先がゴディヴァ、こちらはお土産に小さな
    箱詰めを。

    その先に黒いマルコリーニ、お店のお兄さんが
    日本語を習い初めなのか、やたら使いたがり
    数字など考え考えで、でもちゃんと合ってます。

    今後、日本人顧客獲得に、貢献される事でしょう。

  • タリス、今度は定刻発車。

    タリス、今度は定刻発車。

  • 今日は往復2等列車でしたが、なかなか<br />赤が効いて、美しくもゴージャスです。

    今日は往復2等列車でしたが、なかなか
    赤が効いて、美しくもゴージャスです。

  • 恒例の本日のお買い上げ。<br /><br />ゴディヴァやマルコリーニは知名度が高いので<br />差し上げた際に、お相手の嬉しそうな反応を<br />見るのも嬉しいものです。<br /><br />でも、このヴィタメール、これが美味しいと<br />思った事をここに白状します。<br />ただし旅の空の下、いつもの甘味が特別な味に<br />なった、そう言うことかもしれませんが。

    恒例の本日のお買い上げ。

    ゴディヴァやマルコリーニは知名度が高いので
    差し上げた際に、お相手の嬉しそうな反応を
    見るのも嬉しいものです。

    でも、このヴィタメール、これが美味しいと
    思った事をここに白状します。
    ただし旅の空の下、いつもの甘味が特別な味に
    なった、そう言うことかもしれませんが。

  • 因みにこちらヴィタメール。

    因みにこちらヴィタメール。

  • 比べてみました。<br />黒いマルコリーニ、ヴィタメールよりも<br />一粒が小さいですね。<br /><br />ヴィタメールの方、そちらがよく見かける大きさの<br />ように思います。<br /><br />ざっと34個入ってますが、これで20ユーロ、<br />今日のレート換算で¥2300足らずでしょうか。

    比べてみました。
    黒いマルコリーニ、ヴィタメールよりも
    一粒が小さいですね。

    ヴィタメールの方、そちらがよく見かける大きさの
    ように思います。

    ざっと34個入ってますが、これで20ユーロ、
    今日のレート換算で¥2300足らずでしょうか。

  • 日帰り旅は、食事の時間までもが惜しいので、<br />ブリュッセル名物、ムール蒸しは我家で。^^<br /><br />さして疲れる事も無く、ムールを口にしながら<br />ベルギーの余韻に浸りつつ夜が更けていきました。

    日帰り旅は、食事の時間までもが惜しいので、
    ブリュッセル名物、ムール蒸しは我家で。^^

    さして疲れる事も無く、ムールを口にしながら
    ベルギーの余韻に浸りつつ夜が更けていきました。

  • さて、ここからは各美術館で見聞きした<br />絵画画像を追加アップいたします。<br /><br />絵画、それも素人のきままな感想に終始<br />しますので、お好みでない諸賢は、何卒<br />スルー下さいませね。^^<br /><br />既に触れましたが、マグリット美は撮影厳禁<br />ですので、一部借用画像と主にガイド本から。<br /><br />2010年にレストア成った当美術館の修復中の<br />お姿。<br /><br />かの“光の帝国”をもじった工事用の養生幕が<br />それは見事でした。

    さて、ここからは各美術館で見聞きした
    絵画画像を追加アップいたします。

    絵画、それも素人のきままな感想に終始
    しますので、お好みでない諸賢は、何卒
    スルー下さいませね。^^

    既に触れましたが、マグリット美は撮影厳禁
    ですので、一部借用画像と主にガイド本から。

    2010年にレストア成った当美術館の修復中の
    お姿。

    かの“光の帝国”をもじった工事用の養生幕が
    それは見事でした。

  • こちらは、1983年、隣接した近代美術館<br />建築中に成されたレストア画像です。<br />今回も、多分だまし絵の内側は、こんな具合<br />だったのではないでしょうか。

    こちらは、1983年、隣接した近代美術館
    建築中に成されたレストア画像です。
    今回も、多分だまし絵の内側は、こんな具合
    だったのではないでしょうか。

  • さて、美術館に入場します。<br /><br />壁面一杯に「言葉とイメージ」<br />言葉からインスパイアされるイメージを<br />大切にしたマグリットのれっきとした<br />“作品”です。

    さて、美術館に入場します。

    壁面一杯に「言葉とイメージ」
    言葉からインスパイアされるイメージを
    大切にしたマグリットのれっきとした
    “作品”です。

  • 地階から一気に最上階へと上がり、フロアを<br />下るに従い、大きく3つの時代を下ります。<br />まずは生誕の1898年から1929年まで。<br /><br />3人兄弟の長兄がマグリット。1905年ごろ。<br />生涯を愛し合った結婚式当日のジョルジェットと。<br />1922年<br />

    地階から一気に最上階へと上がり、フロアを
    下るに従い、大きく3つの時代を下ります。
    まずは生誕の1898年から1929年まで。

    3人兄弟の長兄がマグリット。1905年ごろ。
    生涯を愛し合った結婚式当日のジョルジェットと。
    1922年

  • 翌23年から25年に出会ったキリコの作品、<br />「愛の歌」でシュルレアリスムへ向います。<br />

    翌23年から25年に出会ったキリコの作品、
    「愛の歌」でシュルレアリスムへ向います。

  • 広告用作品 1929年。<br /><br />この後にやってくる経済不況の為、自ら<br />「愚かな仕事」と呼んだ広告デザインの<br />仕事に埋没しますが、絵や連作とは何で<br />あるかを把握する課程で非常に重要な役割を<br />果たすとか。<br />

    広告用作品 1929年。

    この後にやってくる経済不況の為、自ら
    「愚かな仕事」と呼んだ広告デザインの
    仕事に埋没しますが、絵や連作とは何で
    あるかを把握する課程で非常に重要な役割を
    果たすとか。

  • 「海の男」1927年<br />絵画はそれ無しでは世界が存在し得ない神秘を<br />想起させるものでなくては、とマグリット氏。<br /><br />この年ベルギーを離れパリへ移り、かねての<br />シュルレアリスム運動へと没頭するも理論的<br />指導者ブルトンとかみ合わなくなってのベル<br />ギー帰還へと激動の3年間を過ごします。<br /><br />

    「海の男」1927年
    絵画はそれ無しでは世界が存在し得ない神秘を
    想起させるものでなくては、とマグリット氏。

    この年ベルギーを離れパリへ移り、かねての
    シュルレアリスム運動へと没頭するも理論的
    指導者ブルトンとかみ合わなくなってのベル
    ギー帰還へと激動の3年間を過ごします。

  • 「予期せぬ答え」1933年<br />“非常にありきたりの対象物を使って、<br />見るものを惑わせる雰囲気を作り出し、<br />混乱させ遂には自身を振り返させる”試み。<br /><br />ここでは、ドアの向こうに夜があることを<br />示唆したとか。<br />

    「予期せぬ答え」1933年
    “非常にありきたりの対象物を使って、
    見るものを惑わせる雰囲気を作り出し、
    混乱させ遂には自身を振り返させる”試み。

    ここでは、ドアの向こうに夜があることを
    示唆したとか。

  • 時代はナチによるベルギー占領が始まり、<br />家族と離れ仏南部へと疎開をするのですが<br />平和のシンボルである鳩に守られた家族の<br />巣を見つけるために、早々にベルギーへと<br />帰還を果たす、そのときに描かれたのがこちら。<br /><br />「帰還」1940年<br />星明りの空の前、青い鳥と雲、そして前景には<br />巣と卵、このモチーフの元、以後幾つかの主要<br />テーマをこの作品から見出す事となる「帰還」は、<br />「光の帝国」の中で<br />かつて何度も様々な形で表現してきた、昼と夜の<br />光の遊びを予感させるものです。<br /><br />藍一色に見えて、実は繊細さに満ち満ちた背景には、<br />星々が輝き揺らめきます。<br />茫洋とした木々とは対照的に質感鮮やかな巣に卵、<br />マグリットにとって確かなもの、それが、家庭で<br />あり妻のジョルジェットであり。<br />

    時代はナチによるベルギー占領が始まり、
    家族と離れ仏南部へと疎開をするのですが
    平和のシンボルである鳩に守られた家族の
    巣を見つけるために、早々にベルギーへと
    帰還を果たす、そのときに描かれたのがこちら。

    「帰還」1940年
    星明りの空の前、青い鳥と雲、そして前景には
    巣と卵、このモチーフの元、以後幾つかの主要
    テーマをこの作品から見出す事となる「帰還」は、
    「光の帝国」の中で
    かつて何度も様々な形で表現してきた、昼と夜の
    光の遊びを予感させるものです。

    藍一色に見えて、実は繊細さに満ち満ちた背景には、
    星々が輝き揺らめきます。
    茫洋とした木々とは対照的に質感鮮やかな巣に卵、
    マグリットにとって確かなもの、それが、家庭で
    あり妻のジョルジェットであり。

  • 「黒魔術」1945年

    「黒魔術」1945年

  • マグリット最後のシーズン、1951年〜1967年<br /><br />まずは、「光の帝国」1954年<br />あたかも闇に沈む家々、しかし、目を上に移せば<br />そこには日中の空、この夜と昼の同居が人々に<br />催させる驚きや魅惑、その力を詩的と呼んだのが<br />マグリットでした。<br />

    マグリット最後のシーズン、1951年〜1967年

    まずは、「光の帝国」1954年
    あたかも闇に沈む家々、しかし、目を上に移せば
    そこには日中の空、この夜と昼の同居が人々に
    催させる驚きや魅惑、その力を詩的と呼んだのが
    マグリットでした。

  • 連作とも言える類似作品があるようですが、<br />ご参考までにここでは逆さまバージョンを。<br /><br />遺作の、言わば“闇”の帝国でしょうか。<br />

    連作とも言える類似作品があるようですが、
    ご参考までにここでは逆さまバージョンを。

    遺作の、言わば“闇”の帝国でしょうか。

  • マグリット63歳。1961年<br />

    マグリット63歳。1961年

  • 「アルンハイムの領地(地所)」1962年<br />エドガー=アラン・ポー「グロテスクとアラベスク」<br />に触発された作品。<br />“山を動かして思い通りに太陽が現れるように発展<br />させる事ができると思っています。”と作者。<br /><br />1938年初めて取り組み、都合3つのバージョンが<br />あります。<br />

    「アルンハイムの領地(地所)」1962年
    エドガー=アラン・ポー「グロテスクとアラベスク」
    に触発された作品。
    “山を動かして思い通りに太陽が現れるように発展
    させる事ができると思っています。”と作者。

    1938年初めて取り組み、都合3つのバージョンが
    あります。

  • 1938年

    1938年

  • 1948年<br /><br />どちらも窓を通した風景になっています。

    1948年

    どちらも窓を通した風景になっています。

  • 「幸福な寄贈者」1966年。<br /><br />こちらは闇に沈む家、ぽっかりと三日月そしてベル、<br />マグリットを物語るツール満載。<br />

    「幸福な寄贈者」1966年。

    こちらは闇に沈む家、ぽっかりと三日月そしてベル、
    マグリットを物語るツール満載。

  • 出来合いの花束」1956年。<br />10年前の作品。<br /><br />セピアの美しいグラデーションの中、春の<br />フローラまでも秋に染みて。<br /><br />

    出来合いの花束」1956年。
    10年前の作品。

    セピアの美しいグラデーションの中、春の
    フローラまでも秋に染みて。

  • そして、亡くなる年1967年。<br /><br />「空白のページ」<br />妻ジョルジェットに拠れば、8月に亡くなる前に<br />完成させた最後の作とのこと。<br />数週間前にジャーナリストに披露した際には、<br />月は葉の後ろしかも三日月だったとか。<br /><br />こうして、順路の最後“魅せられた領域”と<br />名付けられたゾーンでその名以上に魅惑的な<br />数々を惜しげなく見せて頂きました。<br /><br />マグリットは同時代の芸術家は勿論、作家、<br />思想家とも友好を結び当然それが作品に反映<br />している筈で、その作品は視覚を通して感じる<br />だけでなく、“解釈”する事が必要なのだと<br />思われます。<br /><br />購入したガイド本は絵画解釈にはほとんど触れず、<br />見るものの自由な解釈に委ねられています。<br /><br />残るヒントはタイトルですが、これまた絵画と<br />かけ離れていて、却って理解の助けにはならず<br />謎は謎のままお手上げです。<br /><br />言葉がイメージを作り作品に固定させる、<br />マグリットの作法からすれば、ここで挫折<br />する私なんぞは歯牙にも掛けられず、また、<br />自身の語る作品論も、理解の及ぶ所でなく、<br />なかなかハードルが高いのですが、まぁ、<br />長くゆっくりお付き合いさせて頂くと<br />しましょう。<br /><br />いつもながら半端な備忘録に陥りましたが、<br />どうかご容赦を。<br /><br />では、次なる楽器博物館へ移動します。

    そして、亡くなる年1967年。

    「空白のページ」
    妻ジョルジェットに拠れば、8月に亡くなる前に
    完成させた最後の作とのこと。
    数週間前にジャーナリストに披露した際には、
    月は葉の後ろしかも三日月だったとか。

    こうして、順路の最後“魅せられた領域”と
    名付けられたゾーンでその名以上に魅惑的な
    数々を惜しげなく見せて頂きました。

    マグリットは同時代の芸術家は勿論、作家、
    思想家とも友好を結び当然それが作品に反映
    している筈で、その作品は視覚を通して感じる
    だけでなく、“解釈”する事が必要なのだと
    思われます。

    購入したガイド本は絵画解釈にはほとんど触れず、
    見るものの自由な解釈に委ねられています。

    残るヒントはタイトルですが、これまた絵画と
    かけ離れていて、却って理解の助けにはならず
    謎は謎のままお手上げです。

    言葉がイメージを作り作品に固定させる、
    マグリットの作法からすれば、ここで挫折
    する私なんぞは歯牙にも掛けられず、また、
    自身の語る作品論も、理解の及ぶ所でなく、
    なかなかハードルが高いのですが、まぁ、
    長くゆっくりお付き合いさせて頂くと
    しましょう。

    いつもながら半端な備忘録に陥りましたが、
    どうかご容赦を。

    では、次なる楽器博物館へ移動します。

  • 楽器博物館、マグリット美術館からは道一つ隔てた北向かい。<br /><br />鋳鉄の装飾や出窓、チューブ様の張り出しと言い、<br />アール・ヌーヴォの香りふんぷん。<br />旧百貨店だったというこの建物、1900年に入る<br />少し前に建築、ここに移転されて10年程とか。<br /><br />アール・ヌーヴォ建築がそこここにあるブリュッセルに<br />新たな居場所を与えられ、更に1500を数えるという<br />世界各地の楽器を収容して、この王宮の丘地域で、異彩を<br />放っています。<br />

    楽器博物館、マグリット美術館からは道一つ隔てた北向かい。

    鋳鉄の装飾や出窓、チューブ様の張り出しと言い、
    アール・ヌーヴォの香りふんぷん。
    旧百貨店だったというこの建物、1900年に入る
    少し前に建築、ここに移転されて10年程とか。

    アール・ヌーヴォ建築がそこここにあるブリュッセルに
    新たな居場所を与えられ、更に1500を数えるという
    世界各地の楽器を収容して、この王宮の丘地域で、異彩を
    放っています。

  • 装飾的な階段部分。<br />他にもエレベーターなど、随所に拘りの美意識が<br />盛り込まれています。<br /><br />さて、事前に当サイトでうろうろした成果が、本日<br />第一水曜日の無料入場情報ゲット。<br />ブリュッセル全域、全部ではないのですが(マグリット<br />は有料でした。)この後の王立美術館も同様です。<br /><br />入り口でヘッドフォンを受け取り、手荷物やコートなど<br />全てを預けます。<br />ここで私が失敗したのは、デジカメin預け荷物・・、<br />引き返してデジカメを引き取る事もできたのでしょうが、<br />お手数を掛けるのを憚りました。<br /><br />なので、目に付いた面白楽器を、サイトなどの画像を<br />お借りしながらのアップに留めます。<br />

    装飾的な階段部分。
    他にもエレベーターなど、随所に拘りの美意識が
    盛り込まれています。

    さて、事前に当サイトでうろうろした成果が、本日
    第一水曜日の無料入場情報ゲット。
    ブリュッセル全域、全部ではないのですが(マグリット
    は有料でした。)この後の王立美術館も同様です。

    入り口でヘッドフォンを受け取り、手荷物やコートなど
    全てを預けます。
    ここで私が失敗したのは、デジカメin預け荷物・・、
    引き返してデジカメを引き取る事もできたのでしょうが、
    お手数を掛けるのを憚りました。

    なので、目に付いた面白楽器を、サイトなどの画像を
    お借りしながらのアップに留めます。

  • 先ほど渡されたヘッドフォン、これがなかなか<br />優れもので、各楽器の前に示されたスポットに<br />立つと、音が流れてくる仕掛けです。<br />

    先ほど渡されたヘッドフォン、これがなかなか
    優れもので、各楽器の前に示されたスポットに
    立つと、音が流れてくる仕掛けです。

  • まずは美術館最上階は鍵盤楽器のフロアー。<br />

    まずは美術館最上階は鍵盤楽器のフロアー。

  • 手工芸品として美しいですね、ただし多分<br />弾き難い・・、上手く重心を掛けられない<br />気がします。

    手工芸品として美しいですね、ただし多分
    弾き難い・・、上手く重心を掛けられない
    気がします。

  • フロアー変わって弦楽器ゾーン。<br />ハープなんだかギターだか、現在のような<br />量産の時代には無い、思いっきり我儘な<br />オーダー品がひしめいています。<br /><br />鍵盤楽器は大型な分、特殊な職分でアートの<br />ような楽器が多いのですが、ヴァイオリンや<br />ギターなど弦楽器はもう少し庶民レベルの用<br />(祭りなど)に合わせ、実用的な手作り感が<br />素朴です。<br />

    フロアー変わって弦楽器ゾーン。
    ハープなんだかギターだか、現在のような
    量産の時代には無い、思いっきり我儘な
    オーダー品がひしめいています。

    鍵盤楽器は大型な分、特殊な職分でアートの
    ような楽器が多いのですが、ヴァイオリンや
    ギターなど弦楽器はもう少し庶民レベルの用
    (祭りなど)に合わせ、実用的な手作り感が
    素朴です。

  • 日本の琵琶と先祖を同じくするリュート。<br /><br />先ほどから、ヘッドフォンからのテープ音声でなく、<br />生の音がどこからか洩れ聞こえて来ます。<br /><br />行くと、今日これから弾かれるミニコンサートの<br />リハーサルでしょうか、奏者が一人で、部屋の音響を<br />確かめるように爪弾いておられます。<br /><br />どちらからともなく声を掛ける内、スーザンさんと<br />仰る奏者、良かったら触れてみてと、当のリュートを<br />抱えさせて下さいました。<br /><br />駄目もとで弾いてもいいかと尋ねたら、思いがけず<br />どうぞどうぞ、と二つ返事が返り怖々、初めての<br />リュート体験、これは嬉しかったです。<br />現代ギターなどの金属弦(ガット)と違い、羊の腸の<br />ガットとか、何ともかそけき胸打つ音色でした。<br /><br />また、楽器の思わぬ軽さに驚くと、「こうやって日に<br />透かすと、ほら・・。」<br />胴の部分を掲げて、向こうの明るさが仄かに透けるのを<br />目にできました。<br /><br /><br />さて管楽器に民族楽器に、長居をしたいのはやまやま<br />ですが、今日は欲張りにもう一つ、王立美術館に戻り、<br />時間までを過ごします。<br /><br />追ってアップします。

    日本の琵琶と先祖を同じくするリュート。

    先ほどから、ヘッドフォンからのテープ音声でなく、
    生の音がどこからか洩れ聞こえて来ます。

    行くと、今日これから弾かれるミニコンサートの
    リハーサルでしょうか、奏者が一人で、部屋の音響を
    確かめるように爪弾いておられます。

    どちらからともなく声を掛ける内、スーザンさんと
    仰る奏者、良かったら触れてみてと、当のリュートを
    抱えさせて下さいました。

    駄目もとで弾いてもいいかと尋ねたら、思いがけず
    どうぞどうぞ、と二つ返事が返り怖々、初めての
    リュート体験、これは嬉しかったです。
    現代ギターなどの金属弦(ガット)と違い、羊の腸の
    ガットとか、何ともかそけき胸打つ音色でした。

    また、楽器の思わぬ軽さに驚くと、「こうやって日に
    透かすと、ほら・・。」
    胴の部分を掲げて、向こうの明るさが仄かに透けるのを
    目にできました。


    さて管楽器に民族楽器に、長居をしたいのはやまやま
    ですが、今日は欲張りにもう一つ、王立美術館に戻り、
    時間までを過ごします。

    追ってアップします。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • tabizukimayuさん 2014/05/31 16:52:16
    日帰り旅行、素敵ですね
    さんしぇさん、こんにちは。

    さんしぇさんのパリ旅行記にはまってしまい、また拝見させていただいています。

    今回はベルギーへの日帰り旅行なんですね。
    マグリット?と思っていたら、見たことのある絵がちらほらと!不思議な魅力のある絵ですね〜

    パリのアパルトマンに住むように旅するスタイルも新鮮です♪
    旅行記これからも楽しみにしています。フォローさせていただきますので今後もよろしくお願いします。

    まぁ

    さんしぇ

    さんしぇさん からの返信 2014/05/31 23:50:19
    日帰り旅行圏
    まぁさん、こんばんは。
    たびたびのお立ち寄り、たくさんのご投票に励ましを頂いております。
    ありがとうございます。


    > 今回はベルギーへの日帰り旅行なんですね。
    > マグリット?と思っていたら、見たことのある絵がちらほらと!不思議な魅力のある絵ですね〜
    ベルギーは、日帰りできるパリから最も行き来し易い外国かもしれ
    ませんね。
    今年’14も同様な中身で出掛けて来ました。

    マグリットの不思議な世界、結局その語法みたいなものには、未だ
    お近付きになれませんが、一種憧れのような気持で眺めています。
    >
    > パリのアパルトマンに住むように旅するスタイルも新鮮です♪
    日本でやっている主婦を、パリでも同様に繰り広げているようでいて
    そこは、弾むような嬉しさがあるんですよ。
    もっとも実際に生活している訳ではない、お気楽な旅行者だからで
    しょうけれども。^^;

    フォローありがとうございます!拙い滞在記ですが、これからも
    よろしくお願いいたします〜。
                                さんしぇ

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