2010/11/30 - 2010/12/08
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funasanさん
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2010年は海外旅行が多く、私は9月の段階でユナイテッドマイレージの上級会員である「プレミア・エグゼクティブ・メンバー」(以下ゴールドと略称)になった。ゴールドになるとエコノミークラスでも星組のビジネスラウンジ(注1)が無料で使え、フライトするごとにダブルマイル(注2)になる。また、ユナイテッド航空に限り国内線の無料アップグレードの可能性が増す。これらは結構おいしい特典なので、私は航空券が安くなる冬場(12月上旬)を狙ってアメリカ(ラスベガス)まで行ってきた。(1人旅)
ユナイテッド航空(エコノミー)利用、関空発サンフランシスコ経由ラスベガス往復で、航空代金は燃油・税金込みの総額で85520円。
訪れたラウンジは以下の5ヶ所。
関空‥‥全日空「クラブANA」、各社共同利用「飛鳥ラウンジ」
ラスベガス‥‥コンチネンタル航空「プレジデントクラブ」
サンフランシスコ‥‥ユナイテッド航空「レッドカーペットクラブ」、シンガポール航空「シルバークリスラウンジ」
注1:星組ゴールドが利用できるビジネスラウンジは以下参照
http://www.unitedairlines.co.jp/core/japanese/SI/lounges/rcc/alliance_code_share.html
注2:ユナイテッド航空、ユナイテッド・エクスプレス、コンチネンタル航空、USエアウェイズ、エアカナダ、ルフトハンザドイツ航空が運航するフライトに限る
写真:サンフランシスコ「シルバークリス・ラウンジ」の食事
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
(新刊『夢の豪華客船クルーズの旅』案内あり)
http://www.e-funahashi.jp/
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ユナイテッド航空は3時間前からチェックインが開始される。エコノミーの長い列に並ばずにビジネスクラスのカウンターでチェックインする。これもゴールド特典の1つ。早速、全日空の「クラブANA」(写真)に行き、期待を持って入室する。
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しかし、これが全くもってダメラウンジでクレジッドカードのラウンジ並なので素通りする。成田のクラブANAが素晴らしいだけにこの落差は大きい!気分を直して飛鳥ラウンジ(写真)へ行く。星組ゴールドはラウンジのはしごが出来る。
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不思議なことに、関空の「飛鳥ラウンジ」はユナイテッド航空とデルタ航空というアメリカのライバル会社の共同ラウンジ(写真)である。
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飛鳥ラウンジ(写真)は静かなサロンの雰囲気がしてクラブANAよりははるかにいい。しかし、ラウンジ全てが空港ビルの中にあり、滑走路が見えない。よって、何だか暗くて閉鎖的である。
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さらに内装もそれ程豪華ではなく成田の「レッドカーペットクラブ」と較べると見劣りがする。ラウンジ入り口のお姉さんに「シャワーはありますか?」と聞いてみると「ここにはありません。外にシャワーが使える有料ラウンジがあります」との返事。これでは全く意味がない。
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成田と関空ではビジネスラウンジを利用する乗客数に格段の差があるためか?航空会社にとっては欧米路線のビジネスクラス客は「上得意様でドル箱」である。よって、欧米路線が主力の成田のビジネスラウンジは目一杯豪華にし、上得意様にサービスをしているのであろう。
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全日空の欧米路線は成田からしか飛んでおらず、関空からは近距離アジア路線しかない。上得意様(ビジネス客)の支払った金額に応じてラウンジもサービスを落とす(関空のクラブANA)という現実に驚いた。
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少々期待外れのラウンジであるが、食べ物(写真)を物色する。
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食べ物(写真)も期待外れ。これなら中部国際空港のスターアライアンスラウンジの方が充実している。ただし、中部国際空港からユナイテッドが撤退した後はラウンジを使っていないので現状は知らない。
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お酒のコーナー(写真)には各種銘柄が置いてあるようだが‥‥
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冷えたビールを注いで‥‥
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しかし、酒が飲めない私は空しくソフトドリンを適当に持ってくる。
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期待外れのラウンジであるが、目一杯豪華な食事メニュー(写真)を作って搭乗時間までゆっくり過ごす。
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飛行機はB777.エコノミーの座席配置は横3−3−3の9列。マイレージの上級メンバーは足元が約12cm広い「エコノミー・プラス」席を予約できる。写真:機内食の夕食(イマイチの味)
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オフシーズンの関空発のためかエコノミー・プラス席は空席が多く、窓側3席を1人で使う。時折「フラットベッド」にして体を休める。後方にある通常のエコノミー席はほぼ満席である。ユナイテッドは差別化が徹底している。写真:機内食の朝食(結構うまい)
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サンフランシスコ空港(写真)でのトランジットは90分しかなく、ラウンジを使う時間は全くなかった。サンフランシスコ空港の国内線「レッドカーペットクラブ」は豪華で気に入っていたので残念である。
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サンフランシスコからラスベガスまでの国内線は予想どうり無料アップグレードしてもらい優雅なフライトになった。ただし、90分程度の短距離フライトでサービスはドリンクのみなのでたいしたことはない。写真:ラスベガスのホテル「ベラッジオ」「シーザースパレス」
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何でもありのラスベガスに1週間(7泊)滞在する。→ラスベガス滞在記に続く
写真:ラスベガスにパリが出現?ホテル「パリス」 -
帰国便はラスベガスを朝8時に出発するので早朝にホテルを出て空港に向かう。ラスベガス空港にはユナイテッド航空のレッドカーペットクラブはないので、代わりにコンチネンタル航空のプレジデントラウンジを目指す。搭乗口のある2階フロアーのエレベーター(写真)で3階に上がる。
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コンチネンタル航空のプレジデントラウンジ入り口(写真)。何となく高級そうな雰囲気で期待が高まる。
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私にとってユナイテッドがコンチネンタルと合併した効果は大きい。今年の9月に私はペルーのリマまでコンチネンタル航空を利用したのであるが、この時のマイル加算があったのでゴールドメンバーになれた。
注:ゴールドメンバーになるには年間(1月〜12月まで)実飛行距離5万マイル必要。 -
入り口でゴールドカードと搭乗券を見せてラウンジ内に入る。早朝のプレジデントラウンジ(写真)。まずまずの雰囲気で悪くない。
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早朝のせいか、お客は少なく非常に静か。「空港での秘密のサロン」こそビジネスラウンジの特徴だと私は思うので、ここは合格!
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バーカウンター(写真)もある。ここでフレッシュ・オレンジジュースをもらう。
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しかし、食材は少なく、ごく簡素な「コンチネンタル・ブレックファースト」(写真)にしかならない。ベーぐルを半分に切ってトーストで焼き、チーズを塗って食べる。これが結構うまい。
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朝日がラスベガスの街を照らすのを眺めながら、ビジネスラウンジで本日の朝食をとる。気分は非常にいい。
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ラスベガスからサンフランシスコまでの国内線も無料アップグレードしてもらう。「プレミア・エグゼクティブ」のステイタスは結構凄いと感じた。写真:ラスベガス上空
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ただし、私は行きも帰りもチェックインカウンターで米国内線のアップグレードをしつっこく請求し、米国内線ファーストクラスの搭乗券(座席未定)をもらって搭乗口に向かった。特に帰国便はウェイティングになっていた。
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実は帰りの便ではファーストクラスは満席でアップグレードは無理という返事であった。しかし、なぜか機内に入ってから名前を呼ばれてファーストに変えてもらった。ダメもとでいいから権利は主張すべき!写真:雪を被った「シエラ・ネヴァダ山脈」
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サンフランシスコ空港国際線の「レッドカーペットクラブ」に入る。しかし、超満員で座る席もなく写真も撮れない。食材(写真)も少ないので直ぐに出る。
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隣にシンガポール航空のビジネスラウンジ「クリスシルバー・ラウンジ」(写真)があり、ここに逃げ込む。これが大正解!
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気品のある静かなビジネスラウンジで私のイメージ通りである。
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ラウンジの規模が小さい割りに食材が豊富である。
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まずは、フルーツ盛り合わせ(写真)。綺麗にカットしてあり、「さー、召し上がれ‥‥」
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隣には種類の多いサンドイッチ(写真)。フルーツもサンドイッチもはじめは全部揃っていたが私を含めて2〜3人の客が食材を取った後に写真を撮りに行ったので少々見苦しい姿になった。
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そして、ホットプレートコーナー(写真)もある。手前から「ホットサンドイッチ」「焼きそば」「クラムチャウダースープ」
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ドリンク類(写真)も豊富に取り揃えてある。やはり、ビジネスラウンジたるものこうでなきゃいかん!
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1種類づつ食材を取ってきて私のランチメニュー(写真)にする。クラムチャウダースープが抜群にうまい。フルーツも新鮮で甘い。
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ラウンジの大きな窓からはユナイテッド航空の飛行機が多数見える。星組ゴールドメンバーの特典の凄さを実感し、非常に満ち足りた気分になる。
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乗り継ぎのため搭乗時間まで少ししか時間がないのが残念である。あまり期待できないエコノミーの機内食はパスしてもいいので、ここのラウンジでしっかり食事をする。シンガポール航空「クリスシルバー・ラウンジ」に感謝!
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サンフランシスコから関空への帰国便もエコノミー・プラス席で窓側3席を1人で使う。相変らず後方のエコノミー席は満席である。写真:機内食
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帰りは11時間強のフライトで長いが、読書、映画、疲れたら「フラットベッド」にして仮眠‥‥と、まるでビジネスクラス並みの快適さである。(オフシーズンの関空発で偶然の賜物)
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同じエコノミー代金を払ってもマイレージの上級会員は様々な特典が付き、より快適に飛行機の旅が出来る。特に、ゴールドメンバーまでくると特別扱いが大きくなる。「関空→ラスベガス」往復ダブルマイルで23308マイル獲得した。15000マイルで全日空利用沖縄まで往復無料なので、このマイルを航空券の高くなる夏の沖縄旅行に使えば還元率(50%近いキャッシュバック)は高まる。参考までに成田・ニューヨーク往復ダブルマイルにすると27000マイルくらいになり、2人分の沖縄特典旅行に近づく。これを夏に使えば「100%キャッシュバック」も可能になる。写真:上空から見た富士山
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しかし、仕事で世界を飛び回る人ならともかく、私のように観光旅行だけでゴールドをキープ(実フライト年間5万マイル)するのは難しい。よって、私にとってはめったにないチャンスなので来年も大いに星組の飛行機に乗りゴールド特典を楽しもう。→完全に航空会社の作戦にはまっている。写真:上空から見た南アルプス。(ラスベガス滞在記に続く)
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