メキシコ世界遺産を巡る旅--③ウシュマル遺跡・カバー遺跡

2010/09/27 - 2010/10/07

メリダから南に約80Km、マヤ文明を代表とする遺跡ウシュマルを訪れました。。5〜6世紀に始まり、8〜10世紀ごろに栄えたマヤ古典期の宗教都市の跡といわれております。表紙の写真は女性的な曲線美の魔法使いのピラミッド。草むらから出てきたイグアナもうっとり見とれていまーす

エリア ウシュマル遺跡周辺(メキシコ)

メキシコシティから早朝の便で、ウシュマル遺跡の拠点であるユカタン半島のメリダに向かいます。飛び立って直ぐに、ポポカテペトル山が右手に見えてきました

メキシコの大地が広がっています

約２時間のフライトでメリダに到着します。露店が並ぶ市場に立ち寄ります

メキシコかぼちゃがおいしそーう

お肉屋さんのご主人さんも張り切っています

メリダから南へ約70kmウシュマル遺跡に行きます。遺跡の入口でいきなり大蛇がお出迎えです

ウシュマル遺跡の地図です。ウシュマル遺跡の建造物は5〜6世紀に建築、8〜10世紀ごろに栄えたマヤ古典期の宗教都市の跡といわれています

入口を入ると直ぐにこの高さ30mの魔法使いのピラミッドが見えてきます。側面は丸みを帯びた形をしており、マヤ文明の中でも珍しいピラミッドです

正面から裏手に廻ってみます。急な階段がありますが現在は登頂禁止です。頂上に雨神チャクが施された神殿が見えます

ピラミッド前の中庭中央に、シンボルとなる石柱があります

美しいマヤアーチを通してピラミッドを見上げます。300年以上もかけて作られた傑作です

ピラミッドに隣接する尼僧院の外壁です。壁面の幾何学模様が特徴です

尼僧院の壁面を飾る装飾です。蛇、人の顔、幾何学模様等が精巧に作られています

雨の神チャックや蛇の神ククルカンがモチーフですが、一見宇宙人みたいな像も見られます

尼僧院は４つの建物が庭園を囲むように作られていますが、これはそのうちの一つの建物。スペイン人達が「尼僧院みたいだ」と言った事からこの名前が付けられたようですが、実際は当時の支配者が住んでいた館です

尼僧院のもう一つの建物。左隣の建物の高さは右側建物の床の高さに続くように設計されているようです

幾何学模様も立体的にデザインされていて見ごたえがあります

蛇の神ククルカンが見られます

尼僧院の中庭からマヤアーチを潜って外側にでます

階段を下って球戯場に出ます

球戯場の側壁にゴールの石の輪が設けられています。このゴールに球を通過させればポイントゲットで、命をかけたゲームが行われていたのです

総督の館裏手のグラン・ピラミッドに行きます

グラン・ピラミッドを横から見てみました。階段を登って頂上に向かいます

高さ32mの頂上からの眺めです。右手に魔法使いのピラミッド、左手に尼僧院が眺め渡せます。周囲はジャングル・・・密林に埋もれた遺跡であることが実感できます。コンドルが昔と変わらず飛んでいまーす

ユニークな飾窓が特徴の鳩の家が西側に見られます

頂上にある神殿の壁面に残るレリーフ。水を連想するようなものなのでしょうか

総督の館に向かいます。横180mと長い建物で、貴族の住居か行政府だったのではないかと考えられています。

総督の館の前庭には双頭のジャガーと、元気のないシンボルが残っています

総督の館テラスまで登ってみます。右手後方に魔法使いのピラミッドが見えます

総督の館テラスから前庭を見ます。倒れかかった中央の石柱が権力の衰退を象徴している・・・みたい

総督の館のレリーフ。精巧に切り取られた切り石を組み合わせた優雅な彫刻です

総督の館の北西にある亀の家です。上部に亀の石造りが飾られており、雨乞いのための建物と考えられています

総督の館入口にある住居跡。装飾はなく質素ではあるがしっかりとした石造りです。警備の人が使っていたのでしょうか

ウシュマルの東南18Kmほどのところにあるカバー遺跡に行きます。ここはウシュマルの姉妹都市として栄えた街です

遺跡入口、右手にコズ・ホープと呼ばれる神殿が見えます

コズ・ホープに近づいて見ます。雨神チャック神の顔で外壁全体が３００個以上飾られ、別名「仮面の神殿」とも呼ばれています

チャック神をズームアップしてみます。遠方から眺めた方がいいかも・・・

チャック神の折れた鼻が周りにに散らばっています

神殿の裏手に廻ってみます

上段に設けられている人物像。何か宇宙船を操縦する宇宙飛行士のようだとか

下段には×形のモザイクや菊の御門のようなレリーフもあります

遺跡入口正面の柱の神殿(２層の神殿)に向かいます。前庭に石柱がありますが、日時計なのか権威を示す例のシンボルなのか・・

神殿テラスから前庭を眺めます。ここも密林の中にあるこじんまりとした遺跡です

メリダに戻る途中の村の子供たち

村の風景・・何年か前の日本の田舎風景です

オーラン病院の庭。ここには野口英世の銅像がありました。黄熱病の研究のためにメリダのこの病院に一年間滞在していたのです

　思わぬ出会いで元気を頂きました