2012年マヤ文明への旅　その４　ウシュマル

2012/08/11 - 2012/08/12

旅行３日目。ウシュマル遺跡の観光です。
当初ウシュマルへは行く予定ではありませんでした。が、他のトラベラーさんの旅行記などを見ていて、丸みを帯びた魔法使いのピラミッドと鳩の家が気になってしまい、日程も調整できたことから行くことにしました。

１日目　成田⇒ヒューストン乗継⇒メリダ　メリダ泊
２日目　チチェンイツァ遺跡　　　　　　　メリダ泊
３日目　ウシュマル遺跡　夜行バスでパレンケへ　車中泊
４日目　パレンケ遺跡　　　　　　　　　パレンケ泊
５日目　パレンケ⇒国境越え⇒フローレス　フローレス泊
６日目　ティカル遺跡　　　　　　　　　　フローレス泊
７日目　フローレス⇒アンティグア　　　アンティグア泊
８日目　チチカステナンゴ　　　　　　　アンティグア泊
９日目　メキシコシティへ　テオティワカン遺跡　メキシコシティ泊
10日目　メキシコシティ散策　　　　　　　　　　メキシコシティ泊
11日目　メキシコシティ⇒サンフランシスコ乗継
12日目　⇒成田

エリア ウシュマル遺跡周辺(メキシコ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

約１時間半でウシュマルに到着です。遺跡前ではなく、道路沿いで降ろされます。

てくてく歩いて遺跡へ向かいます。

足が痛いので完全に他の旅行者から遅れます。

ちょっとリゾート地っぽいですね。

入口が見えてきました！

到着です！　左側の窓口でチケットを買います。

こちらもチチェンイツァと同じように２種類のチケットを買わされました。57ペソと120ペソ。なんなんでしょうかね。

ゲートを入ってちょっと歩くと、ドーン！と見えました、「魔法使いのピラミッド」です！

大きいなー！！

横から。

尼僧院へ向かいます。途中素晴らしい装飾がありました。チャック神で覆い尽くされています。鼻がとれてしまっているのでなんだか眼がギラギラと目立つ感じです。

あ！どうもこんにちは。

後から見た魔法使いのピラミッド。　うう、階段登って上まで行きたい！

尼僧院は広大な中庭があります。日差しを遮るものがないので暑い！

とにかく外壁の装飾がすごい！

これは･･･頭と胴体の間隔がおかしいから、別々のもの？

こういう人、普通にいそう。

なんかおもしろい。

このきれいなマヤ・アーチを通って尼僧院を出ると、

球戯場があります。ほとんどブルーシートに覆われてますが・笑　修復中なのでしょうか、もうやめたのでしょうか。

チチェンイツァの球戯場と同じく輪がありますが、随分低い位置についています。これならまだできそう？

歩き方の地図を見て、「墓のグループ」を目指して森の中を進んで行きます。

20分くらい歩いたかと思いますが、道がなくなってしまいました。ずっと誰にも会わないし、ちょっと物騒な感じもしますので引き返します。

途中完全に木に覆われてしまってる石の塊がありましたので、これが遺跡なのでしょうか。

イグアナさんにいっぱい会えたから、ま、いっか。

次に向かうは、ウシュマルに来た一番の目的である「鳩の家」。見えてきました！

うわ、すごい！　この忘れ去られた感じがいい！

鳩の家は正面から見た壁しか残ってなく、裏にまわると何もありません。このただ転がってる石ころに見えるのもひとつひとつが建物の跡なんだろうな。

崩れっぱなし。鳩の家はどういう役割をもっていたのかも全くわかってないそう。修復されてる気配もないし、時間とともに静かに朽ちていくのかも。

次は「グラン・ピラミッド」です。

でかー！！

こちらは登れますので、急な階段をうんせうんせと登って行きます。

上まで行くとすばらしい景色が！！

正面に魔法使いのピラミッドと尼僧院が見えます。

少し左を見ると一面の森！　遠くに遺跡のようなものが見えます。「北のグループ」でしょうか。（歩き方の地図を見る限り、北のグループへ行く道はない）

さらに左を向くと、鳩の家が見えます！この角度見たかったんだよね〜。鬱蒼とした森の中にぽつねんとある鳩の家は堂々としているようにも見えるし、さみしい感じもします。

ちなみに下を見るとこんな感じです。

緑の地平線！　なんてきれいなんだろう。

グランピラミッドの頂上にもゴテゴテの装飾があります。

落っこっちゃってますけど…。

グランピラミッドを降ります。

正面ではなく、横から見上げると、完全に草木に覆われてしまってただの丘に見えます・笑　修復作業大変だったろうなぁ。

ウシュマルの住み心地はどうですか？

「総督の宮殿」へやってきました。大きいなぁ。

"Two-Headed Jaguar"です。

一見ものものしい感じですが、

スティッチのような顔しています、２面とも。

総督の宮殿も装飾満載。チャック神４兄弟。

立派なマヤアーチ。

「亀の家」です。

名前の由来はこれ！

いっぱいくっついてます。

総督の宮殿、全体像。

大きいのでかなり離れないと全体を写真におさめきれない。

遠くに見える魔法使いのピラミッド。

青い空、白い雲、濃い緑。時が止まったような景色。

ゲートへ戻るため、魔法使いのピラミッド方面へ歩きます。

ウシュマルは昨日訪れたチチェン・イツァよりも観光客も少なく、静かでのんびり観光できます。

立派な木。

神々しさを感じます。

途中こんな矢印が。

今思うと、この矢印の間の茂みの向こうへ導いていたのでしょうが、この時は意味がわからず、行ってみませんでした。たぶんたいしたものはないと思います・笑

魔法使いのピラミッド、見納めです。

さようなら。当初ウシュマルへ来る予定はなかったけど、来てよかった！

ゲートの所にあるレストランで遅い昼食。ケサディーヤだったと…

レストランや土産物屋と共に小さな展示スペースがありました。スペイン語のみで内容はわかりませんが、現代に残るマヤ文化の紹介といったところでしょうか。撮影自由なようなので、実際にはなかなかとれないマヤらしいショットを撮影してきました。

おばあちゃん達が着てる民族衣装、ほんとにかわいい。同じメキシコでも地域によって民族衣装はさまざまですが、個人的にはこのユカタンの民族衣装が一番好き。

帰りは、ウシュマルと周辺のプウク様式の遺跡を周回するＡＴＳのバスが14：30に寄るはずなので、それに乗ってメリダに戻ろうと思い、日陰のない駐車場辺りで待つが、いくら待ってもそれらしいバスが来ない。ＡＴＳと書いてないバスが１台来たけど、あとから考えるとあればそうだったのかもしれない。

仕方ないのでゲートからしばらく歩いた道路まで出て（朝バスを降りたところ）、ＳＵＲのバスを捕まえることにする。私が行った時には既に待っている観光客が１０人くらいいて、中に韓国人が。全然東洋人を見ないので驚き。でも彼らはKorean Americanらしい。

待っている間に人はどんどん増え、バスに乗れるのかしら？と不安になったが無事に乗車。ちゃんと座れたしメリダまで爆睡。

メリダの２等バスターミナルに到着。

痛い足を引きずってホテルへ直帰。

昨日と同様、昼寝をしていたら、すさまじい雷と雨の音で目が覚める。

ホテルのプールで遊んでいたファミリーは屋根があるテーブル席で雨宿りをしていたけど、子供がわんわん泣いていた（地元の子でもこの雷雨は怖いんだろう）。

ほんと、こっちの雷ってなんか日本と違う。まさに、天の怒りというか、おどろおどろしさがあって、また、雷雨のマヤ遺跡も見てみたいと思ってしまう。

今日は22：00のＡＤＯで、パレンケへ向かう。この時間、ホテルからＣＡＭＥ（１等バスターミナル）までスーツケースを引っ張って歩いても治安的に問題ないかどうか4traで質問させてもらったけど、結局足が痛いので迷わずフロントでタクシーを呼んでもらう。

タクシーが来て、外に出てみてびっくり！　道路水没…。雨はもうほとんど止んでいたけど、タクシーから見る限り十字路なんかは、膝くらいまで水没してる感じだった。こりゃ絶対歩けないわ。

ＣＡＭＥに到着し、タクシー代を聞くと4というので、随分安いなと思いながら5ペソ硬貨を渡しおつりはいらないよ、と言うと、40だと言われる。聞き間違え…　50ペソ札を渡し、ちゃんとおつりもらいました。恥ずかしい…

ＣＡＭＥでサンドイッチを購入。あまり待ち時間がなかったので、詰め込んで食べる。

バスチケットはチチェン・イツァ行きと同様、事前にticketbus.com.mxで購入。424ペソ。座席は窓側指定。隣は、メキシコ人のママさんで、通路を挟んだ向こうの席に子供二人を座らせていた。私がスペイン語をあまり話せないのがわかりつつもジェスチャーを交えつつコミュニケーションをとろうとしてくれる。

車内は噂通り極寒で、２箇所くらいターミナルに途中停車した。隣のママさんが寒い、子供に毛布などをあげちゃって、というので、私も自分の分しかなかったけど、使ってない薄いショールを貸してあげる。あんまりあったかくなかったと思うけどバスを降りる前に、きれいにたたんで、Muchas Grasiasと言って返してくれた。

バスは清潔で快適。夜だから物売りも乗ってこないけど、日本と大きく違うのは、大音量で音楽がかかっていること。ドライバーの居眠り防止なのだろうか。ほんと、夜行バスとは思えないノリノリな音楽をガンガンにかけていて相当うるさかった。