『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（１２７）「ウルル」の見える丘。

2010/04/25 - 2010/05/10

「Ｕｌｕｒｕ」、「ウルル」とは「エアーズロック」のアボリジニの正式名であり、今は「Ａｙｅｒ’ｓ　Ｒｏｃｋ」からこの名称に変更されている。

この平地からぽっこりと隆起している１枚岩の巨大な大地はアボリジニにとっての聖地であり、信仰の対象となっていた。

Ｓｔｕａｒｔ　Ｈｗｙの分岐から真西に直進してきたツアーバスは、「ウルル」までのほぼ中間点辺りの見晴らしの良い小高い丘の付近で休憩し、この聖地を心行くまで遠望する。ツアー参加者も心ときめく一瞬であり、皆口々に感嘆の声を漏らしている。

殆ど半砂漠状の砂地の上を足を取られながら約２００ｍ先の丘の上まで歩く。高さ３０−４０ｍ程の小高い丘であるが、周りは平坦地であるから、３６０度の地平線を眺めることができる。ずっと遠方にある「ウルル」もひと際隆起した台地を見せている。

神々の宿る大地。こうして１００キロも離れた地からでも、神々しく眺められる地上の巨石は、アボリジニに限らず、見る人の心を捉えて離さない。それは豪州人も日本人も白人も黒人もアボリジニにとっても変わらない。自然の造形の偉大さ。人智を超えた不思議さがあった。

エリア エアーズロック(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

Ｓｔｕａｒｔ　Ｈｗｙの分岐から「ウルル」までのほぼ中間地点辺りに小高い丘があり、ここからの「ウルル」の眺めは最高である。

丘の上に向かってあるくツァー一向。

もう全くのサラサラ状の砂地で、足が取られ歩きづらい。

頂上付近で、感嘆の声を上げつつ、記念写真を撮るツアー客。

遥か先に見える「ウルル」の大地。

Ｍａｓｓ，大地の塊り。

その巨大さは想像を絶する。

殆ど地面から９０度、垂直に浮き上がっている。

他のツァー客同様に、記念写真。

高速道は真っ直ぐ「ウルル」へ伸びている。