2010/11/12 - 2010/11/12
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minaMicazeさん
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千葉県香取市佐原町(旧・佐原市)で、小江戸と呼ばれる町並みを散策しました。
利根川の舟運で栄えた商都佐原。その繁盛ぶりは「お江戸見たけりゃ佐原へござれ、佐原本町江戸まさり」と唄われたほどです。(香取市商工観光課のパンフレット)
佐原には小江戸の所以となる江戸時代の建物ばかりでなく、明治、大正、昭和初期の町屋、土蔵、洋館などが数多く残っているとのことで、千葉へ出かけた折に、立ち寄って街歩きしてきました。
いかにも観光地といった有名な街とは違って、手を加えすぎていない素朴な街並みを楽しめたことが、期待以上の感動でした。国選定重要伝統的建造物保存地区以外にも、古き良き時代を感じられる街並みが、自然な形で特別扱いされずに、さりげなく残っていることが驚きでもあり、変わってしまう前に何度でも楽しみたい貴重な街でした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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香取市のホームページには、旧・佐原市内に江戸時代の面影を残す伝統的建造物群と呼ばれる街並みがあり、個々の建物ごとの紹介や解説がありました。
でも、それが香取市のどこにあるのか、どの地域へ行けばそれらを見られるのかは、サイト内をだいぶ探してはみましたが分かりませんでした。
それなので、まずは佐原の駅前の観光案内所へ行って、聞いてみることにしました。
観光案内所はJR成田線の佐原駅・南口のすぐ傍にあります。駅は工事中でした。伝統的建物風の駅舎になるのでしょうか。
写真は観光案内所の前から見た佐原駅(南口)です。駅前には小さなロータリーがあるだけで、車を駐められる場所はありません。 -
さすがに観光案内所にはいろいろなパンフレットが揃っています。
写真は、香取市商工観光課が発行している香取市の観光地図「香取まちしるべ」です。
香取市の全貌を把握するには、まずはこの地図が役に立つと思います。
詳細は、地図に頼るよりは、案内所に尋ねたほうが確かです。どの様なところに行きたい、どの様なことをしたい、どの様なものを見たい等々、要望に応じて的確な案内をしていただけます。
ただし、観光案内所にも駐車場がありませんので、せめて駐車場の案内だけでも案内所に行く前に分かるようになっていると便利になると思います。 -
「香取まちしるべ」のうち「佐原町並みエリア」の拡大図です。
せめて、この程度の地図でもよいので、香取市のホームページに載せておいていただけると、事前に、より具体的な計画を立てられたと思います。
国選定重要伝統的建造物群保存地区が、佐原地区のどのあたりにあるのか、駐車場はどこにあるのか、駐車場はどこが有料でどこが無料なのか、そこまでのアクセスはどこがよいのか等、この地図だけでも充分に分かりそうです。 -
佐原の町並みを散策するには、より詳細な街並みガイドがあります。
水郷佐原観光協会が発行している「北総の小江戸・水郷佐原観光MAP」です。
このMAPだけは有料です。(1部20円)
大きさは、「香取まちしるべ」(無料)の半分ですが、街中を散策するには最適です。 -
「北総の小江戸・水郷佐原観光MAP」です。
徒歩でのコース、自転車でのコース、車でのコースなど、お勧めのルートも載っています。
自転車は、道の駅、観光案内所、町並み交流館に、レンタサイクルがあるようです。
佐原の街は、比較的狭い道が多く、一方通行も多く、しかも人が多いので、徒歩での散策をお勧めします。 -
駐車場です。おそらく街中で一番広くて、しかも無料です。
小野川沿いにある「伊能忠敬記念館」の裏、川とは反対側、記念館の西側に隣接しています。
地図で探すときは、まず「伊能忠敬記念館」を探してください。この建物だけは、多くの地図に出ているようです。この記念館の西側が駐車場です。駐車場へは、駐車場の西側の道から出入りします。
写真は道路側から見た駐車場で、左の奥に見える大きな建物が「伊能忠敬記念館」です。
駐車場から記念館に入れますし、小野川沿いの道にも出られます。
駐車場の、記念館側の出入り口には「町並み観光トイレ」があります。
新しくて、とても綺麗なのですが、女性用も驚くくらい綺麗だったそうです。しかも温水シャワートイレだったそうです。外観もトイレとは思えないほどに洒落ています。 -
駐車場を出て右に曲がり、右側の町並みです。
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駐車場を出て右に曲がり、左側の町並み、上の写真の向かい側です。
地図によると「清宮秀堅宅」だそうです。 -
上の写真の並び、「清宮秀堅宅」の出入り口です。
出入り口の、向かって右側にある石碑は、地図によると「清宮秀堅の詩碑」となっています。 -
上の写真の左奥に見える信号の先にある造り酒屋さん「馬場本店酒造」です。
この左方向にもう一軒の造り酒屋「東薫酒造」があります。試飲ができるという情報もありましたが、今回は行きませんでした。 -
酒屋さんの前の道を東へ歩き、県道55号を北(駅の方向)へしばらく行った所にあった「志田ストアー」です。
向こう隣の建物も昔の雰囲気を残していますし、この周辺の町並みも懐かしい雰囲気が一杯です。 -
志田ストアーから、県道55号を南方向へ戻る途中の町並みです。
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さらに県道55号を南へ進んだあたりの町並みです。
右の電柱には「下分 薬王院観音堂 入口」とあります。 -
南へ進んだ県道55号が、T字路を東(小野川方向)へ曲がる角にある「小堀屋本店別館」です。
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上の写真「小堀屋本店別館」の、東隣の「福新呉服店」は工事中でした。
その向こう側が「小堀屋本店」、お蕎麦屋さんだそうです。
その向こう側が「坂下だんご店」、さらに「正文堂書店」、白いビルには「千葉商船株式会社」の看板が掲げられています。
香取市のホームページによると、「福新呉服店」は、文化元年(1804年)創業の老舗。「小堀屋本店」は、天明2年(1782年)創業のお蕎麦屋さん。建物は木造2階建てで、店舗、調理場、土蔵が一体になった明治時代の形式をそのまま残しているそうです。
表のガラス戸は、明治35年に旧佐原市で初めて使われたもので、貴重な文化財だそうです。 -
上の写真の町並みを反対側(東側)から見ています。
左奥の工事中の建物が「福新呉服店」そこから手前方向に「小堀屋本店」「坂下だんご店」と並んでいます。 -
「正文堂書店」です。左側は「坂下だんご店」、右側は「千葉商船株式会社」だそうです。
大黒柱は欅材、2階の窓は土塗の開き戸、さらに横引きの土戸に板戸と、三重に防火設備を伏した土蔵造りとなっている。建てられたのは明治13年(1880年)である。(香取市商工観光課のサイト) -
「正文堂書店」の看板には、登り龍と下り龍が配されている。文字は巌谷修の書である。(香取市商工観光課のサイト)
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県道55号が小野川を渡る橋(忠敬橋)の上から、上流(南方向)を見ています。
左に見える小屋は公衆トイレです。その向こう側の蔵は「植田屋荒物店」の蔵だと思います。蔵の中は公開されています。
蔵の向こう側、2軒目が「佐野屋」、その向こう隣が「伊能忠敬旧宅」です。その右に見える橋は「樋橋」通称「ジャージャー橋」です。その右に「伊能忠敬記念館」があるのですが、この写真では見えません。「伊能忠敬記念館」の裏、この写真では右側に、初めのほうの写真で紹介した駐車場があります。 -
上の写真の蔵の前から、上流(南方向)を見ています。
右に少しだけ見える橋が「樋橋(ジャージャー橋)」です。 -
上の写真を撮った場所から、川の反対側、下流側(北方向)を見ています。
右に見える橋が、県道55号の橋(忠敬橋)です。この橋が、国選定重要伝統的建造物群保存地区(長い名前ですね)のほぼ中心ですので、ここを基点にして散策すると分かり易いと思います。
橋の向こうの白いビルが「千葉商船株式会社」、その左(道路のこちら側)が「中村屋商店」です。その手前の蔵は、ガイドマップには「中村屋酒店」となっていますが、営業しているようには見えませんでした。
香取市のホームページによると、「中村屋商店」は、明治7年頃から荒物、雑貨、畳を商ってきたそうです。
この日は県道側の店先でたい焼きを売っていました。ちょうど焼き立てだったので、熱いところをいただきました。皮がパリパリと薄くて、ほどよい甘さの餡と相まって、期待以上の美味しさでした。税込みで100円でした。 -
伊能忠敬旧宅の中庭に立っていた「香取市観光案内板」です。
観光案内版が、小野川沿いの道路際ではなくて伊能忠敬旧宅の中庭にあるのは、嘗てここが街歩き観光の拠点だったということなのかもしれません。
香取市のホームページに載せるのは、この地図でも良さそうです。 -
小野川沿いの道路から見た「伊能忠敬旧宅」です。左側が小野川です。
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伊能忠敬旧宅の前に、「樋橋」通称「ジャージャー橋」があります。
この写真のように、橋から水が溢れ落ちるようになっており、この水音からこの様な名前になったとのことです。
元は農業用水を渡す大樋だったとのことで、架け替えたときに人も渡れるようにしたとのことです。
30分毎に水が溢れ落ちるとのことで、この音は「日本の音風景100選」に選ばれているそうです。 -
橋を渡って、反対側から見ています。
橋の向こう側に見える建物が「伊能忠敬旧宅」です。 -
忠敬橋の東側、大高園の店先で見かけた「天狗煙草」の看板です。
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さらに県道55号を東へ行くと、道の南側に「旧・三菱銀行佐原支店」があります。
川崎銀行佐原支店として明治13年に開業し、現在は市に寄贈されてギャラリーなどに活用されていると、香取市ホームページにあります。 -
屋根は木骨銅板拭きで、正面隅にドームがあります。(香取市ホームページ)
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三菱館の相向かいにある「蜷川家具店」です。
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上の写真の右方向(東方向)の町並みです。
中央の建物の看板には「文明堂」とあります。 -
蜷川家具店の左側(西方向)の町並みです。
中央の建物にも「蜷川家具店」と表示されています。 -
上の写真の、中央左側の家の、二階の端には「蜷川家具店」の看板がありますが、中央の正面を向いた看板には「素顔屋(すっぴんや)」の看板が掲げられています。
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もう少し小野川方面に寄った町並みです。
中央の蔵風の建物には、テナント募集の貼紙がありました。
その左側の建物を正面から見ると……… -
この様な建物でした。
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県道55号を小野川まで戻ると、忠敬橋の手前の角に「植田屋荒物店」があります。竹で作ったものをいろいろ取り揃えていますが、奥の蔵を公開していて、その中でも、展示販売をしています。
写真は、蔵の2階から見上げた屋根の内側です。 -
同じく、蔵の中です。
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忠敬橋から、小野川の右岸を、下流(北方向)へ歩きます。
奥に見えるのが、「正上」という、お醤油の醸造元です。 -
道の左側が小野川です。
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「正上」です。
香取市のホームページによると、創業は寛政12年(1800年)、江戸時代からお醤油の醸造をしていた老舗だそうです。
左に少しだけ見えるのが、「正上」の土蔵で、これは明治初期の建築。
江戸時代の店構えが残る数少ない建築物だそうですが、写真の建物がそうなのでしょうか。 -
「正上」の前から振り返って、忠敬橋方向を見ています。
中央の白い壁にも「正上」の紋があるので、ここも「正上」なのかもしれません。
右側が小野川です。 -
「正上」の土蔵です。
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ちょっと下流側から「正上」を見ています。
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もっと下流側から「正上」を見ています。
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「正上」の下流側にある共栄橋を渡って、川の反対側(左岸)を戻ろうと思いましたが、左岸の道路はほぼ全域で工事中で通行止めでした。
そこで、来た道(右岸)を戻ります。
対岸を見ながら戻ります。 -
小野川の右岸から下流方向を見ています。
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同じく、小野川の右岸から下流方向を見ています。
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小野川の右岸の船着場から、上流方向(忠敬橋)方向を見ています。
中央に見える橋が「忠敬橋」です。 -
忠敬橋を渡って、左岸から対岸を見ています。
左端に見えるのが「植田屋荒物店」の蔵です。忠敬橋はその左側です。
右方向が、小野川の上流方向(南方向)です。 -
さらに上流方向に、「樋橋」があります。
橋の左、対岸に見えるのが「伊能忠敬旧宅」です。 -
「樋橋」の左岸側から、上流方向を見ています。
対岸の左側の建物は「宮定」です。
このまま左岸の道を上流方向へ少し歩くと、右側に「伊能忠敬記念館」があり、その裏側が駐車場です。 -
場面が突然変わりますが、佐原の郊外の川のほとりに、鉄道の車両がありました。
貨車と客車が1輌ずつあって、貨車の屋根には太陽熱温水器が設置されています。 -
もう少し寄ってみます。
コンテナハウスの代わりなのでしょうか。 -
反対側から見ると、そばの建物に「つりぼり」と書いてありますので、釣堀の事務所に使っているのかもしれません。
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もう少し寄ってみたら、客車の横にKRTと表記されていました。
この近くに鹿島臨海鉄道がありますので、そこで使われていた車両なのでしょうか。
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