三拍子のリズムに乗って中欧への足跡　-ウィーンのガウディ：フンデルトヴァッサー建築編-

2010/08/06 - 2010/08/14

世界的に超メジャーなスペインの建築家アントニオ・ガウディ

誰もが知っているサグラダ・ファミリアやカサ・ミラ、カサ・パトリョ、グエル・パーク等、多くの人々がそうであるようにオイラもその魅力に取りつかれ、昨年の年末に念願かなって実物を見ることができました。

そして、今回のウィーン旅行を検討する際に決め手となった理由の一つが、ウィーンの生んだ建築家が作り出した極彩色に包まれた住宅を見たこと。

その建築家の名はフンデルトヴァッサー。彼の織りなす魅惑の住宅満載の旅行記もおヒマな方どおぞ。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 飛行機
• 航空会社: ANA オーストリア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

フンデルトヴァッサーの建物を見る為には、トラムの１号線かＯ号線のラディツキープラッツ駅で下車してください。

すると、こんな茶色地に黄色の看板で方向が示してあります。

矢印はＳバーンの高架をくぐる方向を示していますので、そっち方向に歩いて行きます。

まずはクンストハウスに立ち寄るので、左方向へ行かなくては。

でも、その前にゴシック様式の教会発見！

後でしらべたら、セント・オスマー教会って名前でした。（読み方間違ってるかも....）

で、そこから路地Ｗ２つほど入ったところにクンストハウスはありました。
街中にフツーに佇んでいます。

柱からしてとっても個性的。

でも、なんだか外壁はちょっと普通かなぁ

で、中庭に入ってみますと、やっぱり柱は個性的です。

でもって、オープンカフェになっちょりました。

建物の１Ｆはミュージアムハウスになってます。
ここで、ちょっとお土産物色してたのですが、写真のブレスレットをいじってたら、中のゴムが切れてしまってビーズをぶちまけてしまった(＠_＠;)
店員に恐る恐るあやまったら、あっけなく「No　ploblem」との答え。

でも、３個お買い上げでこいつを職場の女子へのお土産にしときました。

ちょっと、ドキドキした体験をした後は少し広い通りに面した出口から外に出てみます。門柱がとってもオサレ

もともとは家具工場として使われていた建物を、彼独特のセンスでリフォームした感のあるクンストハウスでした。

クンストハウスを後にして、今度は徒歩圏内にあるフンデルトヴァッサーハウスを目指します。

両者の間を結ぶ通りにはフンデルトヴァッサーのデザインをモチーフにした遊び心溢れるオブジェがあったりします。

この標識が見えてきたらもうそこは目的地。

トイレの表示がなんか可愛くて笑える(^^♪

1977年ウィーン市長であるレオポルト・グラーツはフンデルトヴァッサーに自然と共生する公共住宅の建設を依頼。

しかし、彼のイメージした建物は常識外れのものであり、計画はいっこうに進まなかったが、1983年に賛同する建築家が現れ、1986年にようやく完成した。専門家の中には悪趣味だと言う人もいたが、入居希望者が殺到し、大評判となった。

独特の曲線を実現する為に、昼間に職人が作り上げた直線的な壁を、一緒に仕事をした建築家のペーター・ペリカンと共に夜な夜なハンマーで叩いて角を取ったという逸話もあるそうな....

自然との共生を目指した彼の作品は、床は地面同様凹凸がないといけないとう考え方のもと、奇妙なうねりがあったりします。また、屋上には植物が植えられており、自然と一体化しています。

この家の壁は漆喰で出来ていて、子供が落書きをしても何度も塗り替え可能。また、住民たちに部屋を自由に作り変えてよいと許可したそうな。

それもこれも、彼が住む人同様に家そのものが変化し、成長していくことを願ったからだそうです。

ちょっと早めですが、夕食をいただきました。

バンガリーが本場ですが、一度食べてみたかったグヤーシュです。
注文したのはフィアカーグヤーシュという、目玉焼きがのっかってるやつです。タコさんのウインナーも乗っかってました。

旅行に行くとどうしても生野菜が不足するので、モッツァレラチーズと生野菜のサラダも頂いときました。

お味の方は.....

まあまあかな？

お店はグヤーシュムゼウム

Ｕバーン３号線のシュトゥーベン・トーア駅近くです。