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ヨーロッパを旅すると、必ず出くわすのが修復工事<br /><br />古いものをそのままの姿で保存して使うヨーロッパ人の気質がそうさせるのでしょうが、<br />旅行者にとっては、アンラッキー意外の何物でもない。今の姿を留め、後世にその素晴らしさを伝えんが為だと理解しても.....<br /><br /><br />カールス教会<br /><br /><br />「災い転じて福となす」<br />この東洋の諺がこの教会にはピッタリでした。<br />内装修復の為のエレベータを観光客用に開放して、普段見られない天井のフレスコ画が手の届く距離で見られるような粋な計らい。高いところは苦手ですが、勇気を振り絞って登ってきました。<br /><br />では、期間限定のカールス教会編もおヒマな方どおぞ。

三拍子のリズムに乗って中欧への足跡 -invisible eagle編-

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2010/08/06 - 2010/08/14

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4

18

ストラトラージヘッド

ストラトラージヘッドさん

ヨーロッパを旅すると、必ず出くわすのが修復工事

古いものをそのままの姿で保存して使うヨーロッパ人の気質がそうさせるのでしょうが、
旅行者にとっては、アンラッキー意外の何物でもない。今の姿を留め、後世にその素晴らしさを伝えんが為だと理解しても.....


カールス教会


「災い転じて福となす」
この東洋の諺がこの教会にはピッタリでした。
内装修復の為のエレベータを観光客用に開放して、普段見られない天井のフレスコ画が手の届く距離で見られるような粋な計らい。高いところは苦手ですが、勇気を振り絞って登ってきました。

では、期間限定のカールス教会編もおヒマな方どおぞ。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.0
交通
4.5
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 飛行機
航空会社
JAL オーストリア航空
旅行の手配内容
個別手配
  • 楽友協会から、道路をはさんだところにカールスプラッツ駅の駅舎があります。<br /><br />19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行したユーゲントシュティールの代表的な建築家である、オット・ワグナーの設計によるもの。

    楽友協会から、道路をはさんだところにカールスプラッツ駅の駅舎があります。

    19世紀から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行したユーゲントシュティールの代表的な建築家である、オット・ワグナーの設計によるもの。

  • 同じ建物が向かい合って建っていますが、片側はオット・ワグナーパビリオンとして、もう片側はカフェとして使われています。

    同じ建物が向かい合って建っていますが、片側はオット・ワグナーパビリオンとして、もう片側はカフェとして使われています。

  • そのカールスプラッツ駅から、名前の由来になっているカールス教会の雄姿が見られます。

    そのカールスプラッツ駅から、名前の由来になっているカールス教会の雄姿が見られます。

  • 美しい、バロック様式のこの教会は、ペストがヨーロッパ中を席巻した1713年に建立されました。

    イチオシ

    美しい、バロック様式のこの教会は、ペストがヨーロッパ中を席巻した1713年に建立されました。

  • この像が建っている左右2本の塔にはペストの守護聖人ポロメオの生涯が描かれています。<br /><br />当時なす術のなかったペストに対する人々の恐怖と神にすがる気持ちがよく伝わってきます。

    この像が建っている左右2本の塔にはペストの守護聖人ポロメオの生涯が描かれています。

    当時なす術のなかったペストに対する人々の恐怖と神にすがる気持ちがよく伝わってきます。

  • で、今はと言うと人々の憩いの公園となっていますが、ここでもモーツァルトコスプレニーチャンにコンサートを勧められた....

    で、今はと言うと人々の憩いの公園となっていますが、ここでもモーツァルトコスプレニーチャンにコンサートを勧められた....

  • なんか、ちょっとタージマハールを想像させるアジアチックな雰囲気もあるような、ないような....

    なんか、ちょっとタージマハールを想像させるアジアチックな雰囲気もあるような、ないような....

  • それでは、中に入ってみましょう!

    それでは、中に入ってみましょう!

  • 天井のフレスコ画はもちろん見事ですが、工事をしていない部分のフレスコ画もとても美しいです。

    天井のフレスコ画はもちろん見事ですが、工事をしていない部分のフレスコ画もとても美しいです。

  • こんな感じで天井近くまでエレベーターで登れます。<br /><br />エレベータに乗るのには特に料金は不要でした。<br />15分くらい並んだかな???

    こんな感じで天井近くまでエレベーターで登れます。

    エレベータに乗るのには特に料金は不要でした。
    15分くらい並んだかな???

  • もちろん、祭壇もとってもゴージャス。

    もちろん、祭壇もとってもゴージャス。

  • でもって、エレベータを登るとこんな感じ。<br /><br />フレスコ画をホント近くで拝めます。色彩も鮮やかでとっても繊細。<br />こんな高いところで上向いて作業してたらさぞかし肩凝るんだろぉなって、余計な心配してみる(@_@;)

    でもって、エレベータを登るとこんな感じ。

    フレスコ画をホント近くで拝めます。色彩も鮮やかでとっても繊細。
    こんな高いところで上向いて作業してたらさぞかし肩凝るんだろぉなって、余計な心配してみる(@_@;)

  • この見事な画はオーストリア・バロックを代表する画家ヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤーの作品で、メルクの修道院やザルツブルクのレジデンツ、ペータ教会も手掛けたそうな。<br />

    この見事な画はオーストリア・バロックを代表する画家ヨハン・ミヒャエル・ロットマイヤーの作品で、メルクの修道院やザルツブルクのレジデンツ、ペータ教会も手掛けたそうな。

  • タイトルのinvisible eagle<br /><br />正体は鷲なのかどうか定かではありませんが、普段では絶対に見ることのできない高い位置から下界を俯瞰している姿が猛禽類、特に鷲をイメージさせたので、名付けてみました。

    イチオシ

    タイトルのinvisible eagle

    正体は鷲なのかどうか定かではありませんが、普段では絶対に見ることのできない高い位置から下界を俯瞰している姿が猛禽類、特に鷲をイメージさせたので、名付けてみました。

  • さっきのinvisible eagleのいた場所には、エレベータが着く足場からさらに階段に登ってゆきます。<br /><br />比較的足場は広く、階段の幅もゆとりがあり、下が見えないようになっていたので、高いとこニガテなオイラでも結構余裕でした。

    さっきのinvisible eagleのいた場所には、エレベータが着く足場からさらに階段に登ってゆきます。

    比較的足場は広く、階段の幅もゆとりがあり、下が見えないようになっていたので、高いとこニガテなオイラでも結構余裕でした。

  • 高いところには熱気がこもります。<br /><br />意外に暑くて汗ばんできたので、またエレベータに乗って下界まで降りたとさ。

    高いところには熱気がこもります。

    意外に暑くて汗ばんできたので、またエレベータに乗って下界まで降りたとさ。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 御座候さん 2010/09/25 22:44:06
    美しさに思わず・・・
    ストラトラージヘッドさま。こんばんは♪

    やっと過しやすい気候となってまいりましたね。
    っつーか、昨日はいきなり寒かったし。どうなってんだ(T_T)

    フレスコ画、美しいですねぇ。
    あんぐり口を開けながら見上げている気分で、拝見しました。
    祭壇も圧巻。
    なんていうか、「ふわぁ〜ぁぁ・・・」と声を出しちゃいそうな感じ。(どんな感じだよ)
    ずっと見ていたい。

    気が遠くなる程の細かさと色の繊細さにクラクラしちゃいました。

    タージマハール(笑)。言われてみれば、確かに。

    あ。anti clockwise編の赤いトラム、すごいかわいいですね(^^♪
    街並みにピッタリ。
    東京の都電とは何かが違う・・・。

    ☆御座候☆

    ストラトラージヘッド

    ストラトラージヘッドさん からの返信 2010/09/26 00:38:58
    RE: 美しさに思わず・・・
    御座候さま

    ご訪問ありがとうございます!
    さっき、裏原宿散歩記おじゃましてきました。(なんか順番逆?)

    やっと涼しくなってきましたが、東京は寒いんでしょうか?
    来週の土曜日にちょっくら東京逝く予定があるのですが、もう長袖ぢゃないとダメかな.....


    > フレスコ画、美しいですねぇ。
    > あんぐり口を開けながら見上げている気分で、拝見しました。
    > 祭壇も圧巻。
    > なんていうか、「ふわぁ〜ぁぁ・・・」と声を出しちゃいそうな感じ。(どんな感じだよ)
    > ずっと見ていたい。
    >
    > 気が遠くなる程の細かさと色の繊細さにクラクラしちゃいました。


    そおなんですよ、天井に書いてあるのでみんな上を見上げて口をアングリ(笑い
    さすがに、ハプスブルグ家のお膝元だけあってどの教会もみんなゴージャスで、最初のうちは「うゎー」とか「スゲー」とか感動してたのですが、最後の方は、「またかよ」って感じで胃もたれしてきてしまいました.....


    なんか、最近あんまり旅行記創作意欲が湧いてこなくてぜーんぜん更新してないのですが、御座様も新作UPされたみたいですので、ボチボチとやってきましょうかね....また、おヒマな時に寄ってくださいな(まだ更新されてなかったりして)

    では!
  • kumさん 2010/09/05 01:44:24
    面白い解釈!
    ストラトラージヘッドさん、こんばんは!

    中欧旅行楽しまれたようですね!
    ウィーンは建築やアートが面白いですよね。
    やはりハプスブルグの時代は人種のるつぼの国だっただけあり
    色んな発想がでてきやすかったのかしら。

    カール教会は中は工事中でしたが、外の工事は終わっていたのですね!
    私が去年の5月に行ったときは中も外も工事中でした・・・
    そのかわり上に上がるエレベータは待ち時間ゼロでしたが^^;

    天井の鳥は三位一体の精霊のシンボルである鳩だと思います。
    でも地上を見張っているワシっていうのも面白い発想だと思いました。
    そう思ってinvisible eagleでぐぐってみたら、
    ナチのオカルト主義に関する本のタイトルになっていました!
    それもまた世紀末な感じでウィーンにぴったり!?

    kum

    ストラトラージヘッド

    ストラトラージヘッドさん からの返信 2010/09/05 08:20:14
    RE: 面白い解釈!
    Kumさま こんにちは!

    暑い日本を逃げ出して、中欧で涼んでまいりました!
    さすがハプスブルグ家の栄華を見せつけるような絢爛豪華な内装が続き、
    最後の方はオエッってなりそうでした.....

    > 天井の鳥は三位一体の精霊のシンボルである鳩だと思います。
    > でも地上を見張っているワシっていうのも面白い発想だと思いました。
    > そう思ってinvisible eagleでぐぐってみたら、
    > ナチのオカルト主義に関する本のタイトルになっていました!
    > それもまた世紀末な感じでウィーンにぴったり!?
    >
    やっぱり鳩でしたか....確かにフレスコ画そのもは、どう見ても鳩だなぁ
    って思ってたのですが、どこかの国の元首相みたく優柔不断な鳩よりも、
    悠々と遥か上空を飛んでいるワシの方がイメージ的にピッタリくるなぁと
    思った次第です。

    でも、ナチの象徴じゃあダメですね....さすが博学のkumさま(^^♪

    今年の夏はいかがお過ごしだったのでしょうか?また、アートな旅行記
    楽しみにしております!

    では

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