東南アジア最高峰　キナバル山へ　その④　山頂アタックとヴィアフェラータ で遊びそして下山

2010/10/15 - 2010/10/22

10月19日午前1時40分にモーニングコールと言うことだったが、殆ど一睡もできず1時頃起きてしまいました、そしてお茶を何杯も飲みました。その後 一緒に登る南アフリカ人も起きてきましたが彼も眠れなかったと言っていました。

アタック食のトーストを２枚食べて午前2時半、ガイドと共に小屋を出ました。
まだ真っ暗、ヘッドランプの灯りを頼りにひたすら登山道を登ります、いま登山のラッシュアワーで時々渋滞します。

かなり急な岩場の登りが一箇所ありました、太いロープを頼りに腕力で登りました。

サヤサヤハットで最後のIDカードチェックがあり岩だらけの斜面に出ました、斜度が急でない分、高度は稼げず4,000ｍ近くで高山病の症状と思われる　体がだるくて辛い登りが続きます。

ガイドに励まされあと100m、夜が明けたばかりのキナバル山頂上のローズピークに着きました。

エリア キナバル公園周辺(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

10月19日　朝？　深夜？　現在　1時過ぎ
モーニングコールは1：40だったけど、結局一睡もできず起きてしまいました、砂糖とミルクを入れたサバティを飲んでいます。

これ朝食ではありません、アタック食　　朝食は登頂後　小屋に戻ってから食べるのです。　トーストだけですから日本人はカップラーメンでも食べたほうが力が出るかもしれません。

2時半　ペンダントハットをガイドと共にヘッドランプを点けて出発しました、朝の登山ラッシュアワーで時々渋滞します。

最終のチェックポイントのサヤサヤハット（3,668m）。

この高度の数字が増えてゆくのが唯一の楽しみ。

4,000mを超えると　やはりだるくなり足に力が入らない等の高度障害らしき症状が出てきました。

サウスピークをバックに美しいモルゲンロート 。

あと少しで頂上だ！　ガイドに励まされて登ります。

ここら辺がきつい、休むのわかります、バックはセントジョーンズピーク。

サウスピークもずいぶん遠くなりました。

6時5分　山頂　ローズピーク(4,095.2m)に着きました、感激です。

ガイドのMr.BIN GODIN と固い握手、有難う！

10分ほどで頂上を後にしました。

セントジョーンズピーク(4,091m)。

下りは早い　頂上のローズピークがあんなに遠くなりました。

ドンキーイヤーピーク（ロバの耳）(4,055m)、奇峰ですね。

サヤサヤハットが下に見えてきました。

ヴィアフェラータの出発地点サヤサヤハット（3,668m),　頂上から40分で降りてきたと言ったらヴィアフェラータのガイドが驚いていました、走ってきたの？だって。

昨日ブリーフィングをしてくれたガイドのジェームスがヴィアフェラータのガイドを勤めます、ここでハーネスを装着してヘルメットを被ります。

一緒に歩いた南アフリカ人。

ヴィアフェラータ開始地点まで私に先頭を行くように言われ薄い踏み跡を探しながら歩きました、ルートファインディング能力を試したみたいです。

ここでガイドとザイルを結びます。

このワイヤーに自分のカラビナ２つを掛けて自己確保して行きます。

南ア人の彼は怖いらしく立ち上がれません、それほど高度感はありませんが。

余裕かましています。

カラビナ２つの架け替えがちょっと面倒。

このコースのハイライトです。

最後に演技してしまいました、ガイドさん大笑い。

結構楽しみました、ペンダントハットに戻り、朝食を食べて荷物を纏めて下山です。
10時43分に下山開始しました。

ラヤンラヤンハット(2,702m)まで下ってきました、強烈なスコール、ゴアテックスの雨具とザックカバーを着けました、皆さん100円ショップで買ったような雨具を着ています、備えあれば……なんですが。

寒さで震えている人もいましたよ。

やっとCARSON滝まで下ってきました、この間写真がありません、雨の中ひたすら歩きました。

ティンポホンゲート(1,866m)　に帰り着きました、ペンダントハットから休みを入れて2時間45分で下ってきました、でも下りも階段が多くて厳しいですね。
ゲート前の緩い登りがなんともいやらしい。

このゲートでツアーを依頼した会社オーシャンデライトのカシミール氏が待っていてくれました、
カシミール氏は日本語が出来ます、ガイドとマレー語で話しをしていました、ガイドは私のペースは早いほうだと言っているそうでしたが、リップサービス？　かもしれません。

ガイドと共に公園事務所に行きガイドが何やら書類にサインをしていました、ガイドと握手して別れ、レストランで遅い昼飯を食べました、登山のパックにこの料金も含まれているとはちょっと驚きでした、私は勿論別勘定でビールを頼みました。

公園事務所で登頂証明を貰いました、なかなか美しいです。

これはヴィアフェラータの達成記念証です。

カシミール氏にコタキナバルのホテルまで送ってもらい、風呂に入ったら外で食べるのが面倒になりホテルのレストランで何とかプレートとワイン2杯を飲んで一人で乾杯しました。

ただとんでもない筋肉痛に襲われています………続く。