2010/06/26 - 2010/07/04
200位(同エリア346件中)
jun2さん
感動のチョモランマを後にし、今回の旅の始まりとなった拉薩に戻ります。
つい先日まで拉薩に居たのに、チョモランマに向けた移動を含めた3日間で、すっかり久しぶりモードに入っていました。
最初は2日目の観光として予定されていたセラ・ゴンパ(色拉寺)に行きます。
ポタラ宮の予約観光時間と重なり、見たいと思っていた”問答修行”が見れないと言うことで、急遽ガイドが日程変更の提案をしてくれ今日になりました。
セラ・ゴンパ(色拉寺)の問答修行は、15:00から。
ちょうどシガツェからの移動もこの時間にあわせて移動します。
写真は、セラ・ゴンパ(色拉寺)のツォクチェン(大集会殿)。
後ろには、台タンカ台も見えます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー
-
今日は、シガツェから拉薩に戻ります。
ワクワクどきどきした初めて拉薩に向かうときとは異なり、拉薩の市内を一度は見ているので、少し気持ちに余裕がある。
写真はシガツェ内のとある交差点の写真。
どこかに写っていると思うのですが、パンチェン・ラマご一行様の一部です。
ガイド曰く、助手席に乗っているのがパンチェン・ラマといいましたが、助手席に乗ること自体考えられない。
でも、そう言われて見て見ると、きな粉色した人が助手席に乗っている。
まあ、とにかく彼(パンチェン・ラマ)のおかげで拉薩に向かう国道が1時間に渡って封鎖され、私たちの出発も1時間遅れました。
ちなみに現地の方には早々と連絡があるようで、パンチェン・ラマを見ようとみんな陣地取りをしていました。
子供&お年よりは、最前席でうれしそうに手を振っていましたよ。 -
シガツェから拉薩までは、行きと違いヤルツァンポ川沿いを東進します。
写真はその途中での1枚。
ゆったりした川面に青い空と白い雲が映り込んでいる。
清々しい空気と風を受けながら、窓を開けての車移動はとても気持ちのいいものでした。 -
シガツェから拉薩への移動途中にある鳥葬台です。
場所が分からないのですが、シガチェ出発から焼く時間くらい移動した場所。
山のてっぺんに鳥葬台が作られています。(頂上までは軍の管理区域でもあり、行けなさそう)
チベットでは、歴代ダライ・ラマのようにミイラにして霊塔祭は別格として、火葬・土葬・水葬、そして鳥葬があります。
火葬は高僧や貴族などの身分の高い人、水葬は貧しい人や身寄りの無い人、土葬は伝染病に掛かった人や犯罪者に限定され、最も嫌われる埋葬とのこと。
そして一般のチベットの人が一番望むのがこの鳥葬とのこと。
鳥葬請負人なるものが居て、ツァンパ(麦こがし)に火をつけて煙を出して取りをおびき寄せるというもの。
また鳥が食べやすいように死体も細かく切り刻むらしい。
食べ残しがあるとよくないということで、鳥が食べやすいように切り刻んだり、煙をうまく出すことが鳥葬請負人の腕の見せ所らしい。
こういった話を聞いていると、妙に神妙になってします。
人間が死んで魂が天に昇って行くように、そういったことを望んで鳥葬を行ってきたチベットの歴史も感じてしまう。 -
移動途中は、いろんなところで速度制限を守るためのチェックポイントがある。
そんなチェックポイントをうまく抜けるためにドライバたちは、いろんな所で時間調整をしているのですが、そんな場所で取った写真です。
今日取れたての野菜をそういった人たちがたまる場所に運んで売ったりするのかな?
おばさんが背中いっぱいに歩いてくる姿は、長い年月の繰り返しを感じさせるものでした。 -
セラ・ゴンパ(色拉寺)に到着。
ここでは、問答修行を見ることを楽しみにしている。
最初は、拉薩2日目に見学が予定されていたが、問答修行の時間が15時からで、ちょうどポタラ宮の見学と重なってしまったため、急遽今日に変更した経緯がある。
ここセラ・ゴンパ(色拉寺)は、拉薩市内から北に8Kmくらい移動した場所にある。移動の車は旅行に日程中確保してあるので、自力で行くにはタクシーが便利。
夜一人で行動するときは、タクシーを利用しましたが、拉薩市内のタクシーはとても安心です。言葉が通じなくても本やホテルの名刺を指差しで見せれば何とでもなります。
写真は、セラ・ゴンパ(色拉寺)の入口。向かって右側にチケット売り場があります。 -
中に入ると、ストゥーパ(霊堂)や、マニ車がある。
ここのマニ車はとっても綺麗。
回るスピードもとてもスムーズ、やっぱり綺麗なだけはある。
セラ・ゴンパ(色拉寺)は、セラ・ウツェ山の麓に建てられたゲルク派六大寺院のひとつ。 ガンデン・ゴンパ(甘丹寺、2日目に行った)、デプン・ゴンパ(哲蚌寺、ホテルから見ただけ)とあわせてラサ三大寺院のひとつでもある。
1419年にツォンンカパの弟子であるジャンチェン・チュジェ・サキャ・イェシェが創建し、『西蔵旅行記』の作者河口慧海がチベット仏教を学んだのも、ここセラ・ゴンパ(色拉寺)とのこと。
地図上では、ちょうど山の裏側の流沙河沿いにセラ・ゴンパ鳥葬台が記載されているけど気が付いたのが帰国後で行ってないのが残念。 -
中を散策していると、ぞろぞろ僧侶が奥のほうに移動し始めている。
入り口からまっすぐ北に伸びている道の奥に問答修行を行う中庭があるとのこと。
写真では見たことあるけど、実際見るのは非常に楽しみ。 -
セラ・ゴンパ(色拉寺)の最盛期には5,500人もの僧侶がここで修行していたそうです。
歩いている僧侶は、若い人が多く、談笑しながらにっこり笑っている人もいて、それほど戒律が厳しいようには見えません。
まあ時代が変わったのかもしれませんが... -
イチオシ
そうかと思えば、彼のように哀愁と風格漂う僧侶もいます。
こうやって見ると年齢層はとっても広い。 -
ツォク・ツェン(大集会所)の入り口。
ここ拉薩のお寺は皆こんな感じになっている。
大きな扉(たまに毛布のような布の風除けが掛かっている)を入ると、その中は少し幻想的。
バター油のにおいと多少の薄暗さが、静寂さと共に心に安心感を与えてくれる。
中に入ると、コルラ(時計回り)をして拝観します。 -
入り口右側の仏画。
色鮮やかに描かれている仏画はとても存在感のあるものが多い。
ちなみに名前を知りませんが、描いてある対象はいろんなお寺で見ることが出来ますよ。 -
セラ・ゴンパ(色拉寺)で、楽しみにしている問答修行はこの門の奥の庭で行われている。
ちょうど入り口から入って、逆側の奥になる。 -
時間が近づくに連れて、どんどん修行僧が集まってくる。
どんな感じで行うのか? とっても楽しみ。 -
中に入ると既に問答修行が行われている。
1対3であったり、1対5であったりというグループでここに行われている。
立っている人が、座っている人に問い掛ける。 -
そして座っている人が考える時に、質問した側が時間を見計らって、こんなパフォーマンスをしながら、両手で”パチン”と音を鳴らして、時間を区切り、その回答に対して答えるといった感じですね。
その手をたたくという行為が、人それぞれで面白い。
観光客は出入り自由。
但し白い砂利の部分は立ち入り禁止。
周りに観光客が座って見ている。
圧倒的に欧米人が目に付きます。
言葉は分かりませんが、その表情とパフォーマンスは見ていて飽きない。 -
一歩外に出ると、中の活気とは全く異なり静か。
この時間帯が一番活気があるのかもしれませんね。 -
セラ・ゴンパ(色拉寺)を後にして、ラサ・キッチンで夕食を食べた後に、もう一度大昭字(ジョカン)へ。
先日入った観光客側の入り口ではなく、左側の門に進む。
ここには、世界遺産であることを表示する石碑が置かれている。 -
こちらの門の前には、五体投地をする人がたくさんいる。
五体投地を一心不乱に行っている姿を見ていると、どんどん引き込まれている。
何か得をするとか、損するとか、そういった損得ではない、なんとなく生活の一部になっているような、そんな感覚を覚えました。
門の左側には、とっても大きなマニ車をくるくる回っている。
今回の旅行の中で見たもっとも大きなマニ車。
現地の人の輪に加わり、一緒に何十分も回している間に、家族のこと、子供のこと、会社のこと、いろんな事を考えることが出来ました。 -
大昭字(ジョカン)でのマニ車回しを終え、そのまま八角街(バルコル)を、ぶらぶらとコルラする。
丁度大昭字(ジョカン)の横を抜けた辺りに、香草(もぐさ?)を売っているお店がある。
ちょっとした香りがなんとなく良い感じですね。 -
こちらは、完全に観光客相手の出店。
でもなかなか見ごたえがある。
ちょっと覗いただけでも、「老扳! 看一下!!」 (社長! ちょっと見てって)
こんな感じで声を掛けられます。
ここチベットでも、最も良いお客は中国の人なんですね。 -
八角街(バルコル)から少し外れ、東方向の西蔵清真寺付近のお店。
ここまで来ると、観光客相手というより、地元相手のお店が多い。
周りは乾燥した土地なのに、こんな生鮮野菜があるんだな、なんて感心してみてました。
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