2010/09/18 - 2010/09/26
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その風に乗ってさん
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なかなか西安から先のシルクロード周遊の機会に恵まれませんでしたが、今回、ようやくほんのイントロだけという感じで9日間で敦煌、吐魯番を廻って、クチャを中心に見てきました。ただし、成田・西安往復がマイレージだったためもあり、中国国内の空路は自腹で多用しました。
使用した主な交通機関:
成田→西安(咸陽)、MU522
西安(咸陽)→敦煌、MU2216
柳園→トルファン、空調特快T197
トルファン→ウルムチ、バス
ウルムチ→クチャ、バス
クチャ→ウルムチ、CZ6870
ウルムチ→西安(咸陽)、MU2242
西安(咸陽)→成田、MU521
- 交通手段
- 鉄道
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トルファン駅に早朝無事到着。6時前後と言っても、ウイグル時間は北京時間−2時間で、4時頃。まだ、日が昇ってなくてあたりは真っ暗。街までタクシーは相場30元と調べていましたが、乗り合いがあり、15元で。暗い中での、中国語は指差しも出来なくて困りましたし、寝ぼけてもいましたが、香港や上海からかの大学生風の女性が、英語で取り次いでくれましたので大助かりでした。彼女も旅行者で乗り合いして街まで行くとのこと。良い宿は無いかと訊かれました。
私のトルファンでの予定は、日中1日遊して、できれば夕方のバスで、ウルムチへ、そして、バスを乗り換えてクチャへ、という計画です。とりあえず、荷物置けてシャワー浴びれるようなできるだけ安くて安全なホテルを一緒に見つけることにしました。
写真は、交河故城。 -
トルファンのホテルは交通賓館が有名ですが、一時休館となっていたようで他も東方酒店というのを予めチェックしていました。
現在交通賓館は新装して営業を再開していました。その代わり、240元程らしいです。
いくつか彼女と見て周り、やはり立地と価格から私は東方酒店にしました。150元の言い値で、130元で手を打ちました。下調べでは100元とあったので、季節が外れていれば、もう少しいけるでしょう。外見古ぼけていましたが、冷房の利き具合や、お湯の出具合はとても良かったです。何よりも数人のスタッフが英語話せることと、立地が◎でした。あと、細かいとこではロビーの冷蔵庫で売っている水が凍っていたことは◎です。外人観光客に慣れているという感じがしました。
写真は、交河故城。 -
宿決めて、荷物置いて、8時半ころに日本語を話せる現地ガイド(いかにもボリ風)が1日遊の3人タクシー乗り合いに誘ってきました。他の乗客が中国人のためか、日本人の私の値段は高かったですが、今日中に1日遊に出れる時間的リミットもあり、3人なら自分の融通もかなり利くことを考慮して350元、手を打ちました。ピークのシーズンといえ、これは吹っかけすぎだろと思いましたが…。日本円換算しても高杉ですよね。乗り合いじゃなくても行けそうな値段。
写真は、交河故城。 -
1つ目は、交河故城に行きました。まだ、9時過ぎで早朝のため、観光客はほとんどいませんでした。帰り際に団体観光客がかなりの数来てにぎやかになっていました。
45分ほど見て周りました。でも、ここはかなり広大なためとてもとても全体を廻りきることなんぞできないとこでした。 -
日干し煉瓦づくりで、唐時代のものですが、部分的に修復されているとしても、保存状態はかなりのもので、街のように連なっていて、程良く整備され見所も多く最高でした。
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遠くに見える状態の良い塔のある遺跡。
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Watch Tower
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ず〜っと、向こうまで道は続くものの、誰もそんな奥まで行く様子がありません。すごい広大なうえに保存状態も最高。
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この状態、信じられません。
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次は、西遊記の舞台のひとつ火焔山。予想していたより見ごたえある風景でした。
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白っぽいラクダ。
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ラクダに乗ってそこら辺を1周しました。20元。カメラ、カメラとラクダ使い(?)が言うので、カメラ渡すとそのカメラでラクダに乗っていることの写真を撮ってくれました。いいサービスだね〜と思ったのですが、ラクダから降りた後に、20元+写真代10元=30元と言われてしまいました。自分のカメラで写真撮ってもらっているのに10元でした。ラクダ使いじゃなくて、他の人に乗っているとこ撮ってもらうんだった…。同行の中国人達もひっかかり彼らは激怒してましたね。
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西遊記の面々。同行の中国人観光客にはうけていた(うけ具合はそれほどではないけど…)。
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次は、アスターナ古墳。麹氏高昌・唐代の貴族の墓地。
向こうに見える高台は特に何も無く、見晴らしが良いだけ(たぶん)。登ってそうとわかった後に損した気分になる。 -
こんな、穴が3箇所あり、中にミイラと壁画(確か復元画)があった。特に感動は無かった。どちらかというと、フランス人の団体と一緒になり、待ち時間がだるかった気分。
内部が狭く、普段から入場待ちがあるとのことで、かといって内部の見ごたえもないので、評判は案の定悪いらしいです。日本人の私がそう思うくらいなので、当然ながら同行の中国人にとって20元は高いし、入場してませんでした。わたしも40元ならしなかったと思います。行くなら遺跡の背景をよく勉強してからの方が吉だと思います。 -
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こんな穴の奥の薄暗い狭いとこにミイラがあって、気分悪くなる。(;^^)
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遺跡周辺はこのように何一つ無い。
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次は、高昌古城。
入場早々、三蔵法師の寺院まで行く有料の馬車から、6kmあるから乗れ乗れと声がかかるが、日本の旅行記etcでは歩いて行く方が良いとあるので歩いて行くことに。
気候もそれほど暑くない時期だったので、1kmくらいの距離はあったが何とか大丈夫でした。微妙な距離なので、暑い時期などはちょっとへばるかもね…。ただし、間違っても6kmは無かったです(笑)。
なお、同行の中国人にとって30元は高いし、交河故城と似てるためここも入場してませんでした。 -
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おっ、予想以上に立派。ここまで歩いてきたかいがあるというもの。
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三蔵法師が説法をといたといわれる寺院。別に仏陀がここで仏法を講じた訳ではないので、それによる動機というより、独特な建築様式の方が興味深かったです(写真参照)。
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寺院内部。ここもフランス人団体客で満員だった。長話で写真が撮れないくらいでした(笑)。ここの天井はたぶん昔はあったが崩壊したのでしょう。世界どこでも、古い遺跡の天井は大抵そうだから…。ここは南北朝時代から唐代くらいだから、丈夫なドーム型の天井を作れるようになるのは確かもっとずっと後の時代。
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ある程度修復入っているとは思うけど、保存状態良すぎ。
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次の場所への移動中の車内から。いかにもトルファンという感じの並木道。
トルファンの気分になる。 -
ベゼクルク千仏洞、何時行くの?と運転手に訊いたら、もういったよとのこと。なぬ??
ほら、さっきラクダに乗って写真撮られて10元ボッタくられた場所!と、中国人客。
お願いベゼクルク千仏洞に戻って〜と頼み込んで、同行者にも快諾の末、リターン。運転手も50元追加で快諾とのこと(笑)。わかりました、私の不注意でした(涙)。トルファン観光業者恐るべし…。 -
一方、ベゼクルクは◎でした。9世紀ころのもので、内部の状態もまま良く、遺跡外観もすばらしい。おまけに、谷間に位置するロケーションも写真の通り最高でした。
以前より観光地化されたと聞いていますが、良かったです。価格的にも20元で◎。 -
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絶景にも感動。
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次は、最後に葡萄溝へ。カレーズ特に興味無かったし、40元は高いのでやめときました。カレーズは中東が本場だしね。
でも、新疆のカレーズは中国の発展のため、結構近いうちに無くなると言われているようです。 -
葡萄溝の有名な場所。
ここは昔から観光地化されているようで、わたしも古くは永谷園のおまけ「シルクロード中国編」セットの中の写真で印象深く残っている。かれこれ20-30年以上前くらいかな〜。やべ、年がばれるww。
トルファンといえばここかなと言う感じ。
「観賞用の実を採らないでください」という看板には苦笑しました。 -
葡萄酒造り館や民族館などありました。試食やワインの試飲はすべて有料。舞踊は時間が決まっていて、しかも有料とのことで省略。全体にアミューズメントパークみたいな感じで、長年想像していた場所とは違いました。小綺麗なのでデートコースとかにはいいかも。
このような感じの葡萄棚は、たぶん、この地方の個人宅の玄関口や庭とかには普通にある風景か思います。この後に行ったクチャでの個人宅ではそんな感じでしたので。
有料の民族舞踊の代わりにというか、3元分ほど葡萄を買い込みました。種無しのやや小粒の白葡萄で1kg1元でしたから、3kg。かなりの量で食べ切れませんでした。これはめちゃくちゃ甘くて、しかも日本に比べ安すぎですね。 -
写真は観光客用?のウイグル人。
とりあえず、1日遊を終えて16時過ぎにホテル近くに戻ってこれました。
16:40頃のウルムチ行きバスがあるとバスターミナルで訊いて、急いで行く準備。
シャワーを浴びて、一休みしてチェックアウト。バスターミナルはホテルの数件隣。
17;00のバスに間に合いました。
次は、ウルムチ19:30頃到着で、クチャ行きのバスに乗り換えたいけど20時発が最終便。乗り換えできるのか??
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この旅行記へのコメント (2)
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- nochiさん 2012/02/28 07:24:36
- 楽しく見させていただいております
- とてもマニアックな旅をされているのですね
私たち老夫婦で気軽に出かけるには しんどそうな場所へのお出かけなので
その風に乗って様の写真を見ながら
出かけた様な気持ちになっています
写真の場所全てが 興味のあるところなので ワクワクしています
これからもずっと 写真の中での なんちゃって旅行を楽しませていただきます
nochi & taka
- その風に乗ってさん からの返信 2012/03/04 17:59:03
- RE: 楽しく見させていただいております
- > とてもマニアックな旅をされているのですね
> 私たち老夫婦で気軽に出かけるには しんどそうな場所へのお出かけなので
> その風に乗って様の写真を見ながら
> 出かけた様な気持ちになっています
> 写真の場所全てが 興味のあるところなので ワクワクしています
> これからもずっと 写真の中での なんちゃって旅行を楽しませていただきます
> nochi & taka
ご訪問いただきありがとうございます^^
何を隠そう私もお二方の旅行記が大好き!です。
「龍仁MBCドラミア」いいですね^^
ここは一人旅だと行き難いところなのでありがたいです。
私も旅行記まだなのですが、昨年、大長今とソドンヨ(扶余)のテーマパークも遅ればせながら行って参りました。
また、今年1月にはお二人も行かれた「高句麗鍛冶屋村」に行きました。
規模は小さめですがココの施設の凄さは最高ですね^^
ただ、雪は無かったのですが、風吹く高台でめちゃくちゃ寒かったですね^^;
それもイイ思い出になりました。
こちらこそ、これからも貴殿の旅行記を楽しみにしております。
その風に乗って
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