中国・新疆ウイグル自治区　シルクロードをゆく吐魯番・庫車をぶらぶら歩き旅 －１

2012/06/19 - 2012/06/26

仕事が途切れて家でぶらぶらしていても暇だし…、することもないので気分転換にどこか歩いてこようか…？、そんな気持ちから思い立ったのが今回のぶらぶら歩き旅。
しかし、先立つお金も余り無いので航空会社のマイレージ（特典無料航空券）ユナイテッド航空を利用して、旅に出ることに決めることにした。

２００００マイル内でどこへ行くか？…、で中国国内であればどこでも構わないとの事が判明したのでならば…、ずーっと西の果てウイグル自治区が好い！、そう決めてＩＮウルムチ・ＯＵＴカシュガルでオープン・ジョーにて予約を取り、サイド・トリップで中央アジアへ行く事にした。

日本からウルムチ・カシュガルまでの距離を考えると、パキスタンやインドまでと同等で、もしマイレージなら５００００マイルも必要だから超お得。このルートを使えば、陸路でランガルやギルギット、スリーナガルへも行けてしまうのです（解る方は経験者です！）。

いつもの様にデイパックにカメラだけを詰めて身軽に出発。
新疆ウルムチ方面へは２５年ぶりの旅です～、そして、バスでタクラマカン砂漠を移動する事を決めた。

６/１９（火）　大阪関西ＮＨ１５９便１０：００発北京行き、北京ＣＡ１２９１便１５：５５発ウルムチ行きで、２時間遅れの２２：１５着。
リムジンバスで駅近くへ、バック・パッカー御用達「新疆飯店」へ宿泊。

６/２０（水）　昨夜からの悪臭に耐えれずホテルを移動？、今風の「格林豪泰酒店」へ宿泊。両替・サイド・トリップの航空券手配、買い物などをしながら、市内をぶらぶら歩き。

６/２１（木）　バスにてトルファンへ移動、デラックスと書かれているが実は大型ボロバス？…、３時間揺られて４５元で腰が痛い…。
バスセンター横の「交通賓館」で価格交渉し、朝食付きで宿泊。観光地だけあって外国人可能なホテルが多い。バザールへぶらぶら見学。

６/２２（金）　バスでコルラへ移動、スタンダードだからボロバス！…、６時間半揺られて８９元で体は硬直状態…。
外国人の為に宿泊拒否をされて５件目で高級ホテル「巴音郭傍州賓館」で価格交渉し、朝食付き別館にて宿泊。

６/２３（土）　バスでクチャへ移動、クラス無しの中型ボロバス！…、４時間半揺られ６３元で故障のオマケ付き？…、くたびれました。
バスセンター横の「交通賓館」で価格交渉し宿泊。

６/２４（日）　悪臭と居心地の悪さから移動、相変わらず外国人の為に拒否されながら高級ホテルの「庫車飯店」になり…、価格交渉し朝食付きで２泊しました。

６/２６（火）　更にタクラマカン砂漠をバスで走り、次なるオアシスの町アスクを目指します。

＊写真掲載を追加し一部書き換えをしました　２０２０年０５月１日

エリア 吐魯番(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: 中国国際航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

６/１９（火）～２０（水）　大阪から乗り継いで１２時間余り…、西の果てウルムチはやっぱり遠いです！～。

ここは唯一の観光名所の「国際バザール」、それなりの異国情緒が味わえます。
しかし、大半は団体の観光客ばかりでロシア人も混ざってます。

２日間はすることもなく市内をぶらぶら散策しました。

新疆国際大バザール (新疆国際大巴扎) 市場

６/２１（木）　”三屯碑”へ（南郊バスターミナル）、チケット買って、オアシスの町トルファンへ向かいます。

吐魯番交通賓館にチェック・イン後、早速カメラ片手にぶらぶら歩きします～。

＊詳細はクチコミでお願いします

吐魯番地区バスセンター バス系

バザール前の広場には露天商の物売りがいっぱいです～、

果物屋は小粒ですが、桃や林檎・バナナの甘い香りがします…。
大きな掛け声で「生産直売だから買ってくれ！」と言わんばかりです、品定め中のご婦人達もお洒落です。

こっちも商売中の果物屋～、お兄さんは好く働きます、が向こうの親父は商売しないで話ばかりに夢中？…、

＊プチ情報、オアシスには果物でキロ当たり、桃６～７元、林檎も７元と安いですね

バナナ売りの親父は退屈そうです？…、

隣の桃売りは人気があって羨ましいそうです？…、果物が豊富で安いですね…、

もちろん買って帰りました。

やはりシルクロードのバザールには絨毯屋が付きもの！、

どれを見ても手の込んだデザインは素晴らしいです！、一枚買って帰りたいが荷物になるしなぁ?～。

ここもずっと端から絨毯を掛けて販売中です～、

色柄は赤系が多いのですが、シルクロードには緑系が映えますね！。

この周辺は買い物客でいっぱい！、

イスラムでは女性は頭からショールを巻いて髪の毛を隠すんです～、中華系の方は無しなので直ぐ判断出来ます。

どこへ行っても子供の可愛さは世界共通です！、

子供達を観て、どうして大人は争いや差別や虐待が出来るのでしょうか？…、

どうして世界の宝だと思わないのでしょうか？…。

バザールの中には一番奥が野菜・果物・肉屋と生鮮を扱う売り場でした～、

左手の建物は築数百年も経っているそうです～、へえ…？…、

お昼は安食堂で”羊肉のポロ”を食べました、旨いのですが油がキツイ？。

吐魯番商城 ショッピングセンター

人の掛け声…、乾いた埃…、異国の臭い…、この喧騒の中にいると異邦人だと気付かされます～、何故か男の子と目が合ってしまいました？…、

久保田早紀さんの異邦人でも口ずさみましょうか？…♪。

時折り普通にバイクが通り過ぎていきます…、

ここは車両禁止だろうが！、などと言ってもルールはお構いなしがウイグル流？…、

靴屋の親父は暇そうです…。

向こう側正面に見える建物が宿泊している交通賓館です、

その裏側がトルファン・バスセンターなので立地条件は最高です。

そう言えば観光客には全く出合いませんでした？…。

ここはトルファンの名所「青年路の葡萄棚」～、南北に数百メートルも広がる葡萄棚、暑い日差しから守ってくれる木陰のオアシスです！。

それにしても床がピカピカに磨かれています、凄い！。

青年路のブドウ棚 散歩・街歩き

好く見ると葡萄の実が成っています…、

誰も契って持って帰らないのでしょうか？、それと観賞用なのでしょうか？。

張り紙では「取ったら罰金２００元」だそうです。

メインの通りも横の脇道もこの様に延々と続いています～、

そう言えばウイグルは干し葡萄の産地でしたね～、そして、ワインの産地でも。

郊外に行けば数ｋｍに渡る葡萄溝があると聞きました。

やっと端まで来ましたが、結構ありますね？…、

体が汗だくです！…、部屋に戻ってシャワーを浴びたい気持ちです。

灼熱の町って呼ばれてますが、夏は４９℃まで上がるそうです？…。

６/２２（金）～２３（土）　コルラで一泊し、クチャ（庫車）へ来ました。

翌日、バザール巡りの始りは、ホテル前から市バス１路に乗って団結橋へ向かいました。
団結橋バス停付近もこんな感じでいい雰囲気ですよ！。

＊詳細はクチコミでお願いします

トラフィック ホテル (交通賓館) ホテル

団結橋の大きなゲートが在りますが「亀茲古渡」とあります、

亀茲とは旧称亀茲国のことで、天山山脈南部からタリム盆地一帯を統治していたようで、シルクロードの交易で栄えたそうです。

街のメイン道路なので交通量が多いです～、

周辺の町や村から農産物に加工品などを積んでは市場へ売りに来るようです。

ここでも路上販売の店開きをしてますね？…。

バザール１は「団結橋友貿市場」、全て中国名にしています。

町の西外れに位置し、近郊の村々から集められた野菜・果物・肉などの生鮮食品がいっぱい売れれているバザール。

肉屋の横で、鶏を唐揚げしているおばちゃん…、「あんたも買わないか？」だって…、量り売りです。

バザール 市場

肉屋と言えば羊…、だってムスリムですからね、

吊るして部位をカット販売…、暑い露天で腐らないのでしょうか？…、
でも、ずーっと昔からのやり方なんだから大丈夫なのでしょう！…、でも、蝿が飛んでますけどね?…。

肉屋ばかりがずっと並んでいます…、

羊以外にも山羊も有りますね～、より安いですからね、

写真には撮っていませんが頭とか胴体の縦割りとかも吊るしてました…。

乾燥果物・豆・種屋の親父さんは中々渋いのですが～、

見ていると掛け声が苦手のようで…、ほんど無口で商売しています？…、
でひまわりの種の味見をさせてくれました～。

お礼にカメラを向けると逃げるのです？…、シャイなんですね？。

干した唐辛子を売っている婆ちゃん、ウイグル料理には欠かせないスパイスです、

しかし、唐辛子がデカイ！、拳ほどの大きさがありますね？…、

料理的には中央アジアと同様のものが出来て来ます。

乾物屋の親父さんは商売そっちのけで昼寝中？…、

それも器用に足を組んでますね…、商品盗まれますよ！…、

いやぁ～そんな奴はいないのかも？、ウイグル人は皆正直者ばかりだからね。

直ぐ横を馬が引く馬車がゴトゴトと～、

ウルムチやトルファンでは見なかった馬車もここでは普通なんですね？～。

日本人が描くシルクロードのイメージピッタリです！。

立派な市場のゲートは「庫車杏花溝市場」、杏花を専門に取り扱うのでしょうか？…、

では入ってみましょう！、何が有るのかは入っても楽しみです。

バザール２は「農貿市場」、ウイグル名ではなんて言のでしょうか？…、

町の中心地に在り、衣装・装飾品・靴・日用雑貨が多く、民族・民芸品も在る楽しめるところですよ！。
店先のタペストリーも凝った刺繍でウイグル族のプライドを感じます。

女性や子供の洋服に靴を扱う洋品屋のようですね～、

しかし、靴が見事なまでにきっちりと並べられています…、でも普通の中国製ばかりのようですね、ウイグルではありません。

この通りは洋品屋が目立つほどですが、殆ど同じようなものばかりです？…、

何か中国系の経済ばかりを見せ付けられたようで嫌ですね！、

＊プチ情報　場内にチャイ（お茶）お屋台が多くて休憩には丁度好い！、削り氷が流行っていて甘くて美味しいです。

バザール３は「鳥貿市場」、町の中心地で農貿市場前で、生鮮食品から加工品、生きた動物まであらゆる物が揃ってます。

また、惣菜や安食堂も集まってました、とにかく人が凄い！、負けて成るものかと、ぶらぶら歩きではなく勇み歩きです！。

バザール 市場

早速、路上では野菜を並べるおばちゃん達が商売してますね～、

どこもそうですが、この手の商売は女性の方々には勝てませんね！、恐れ入ります！。

葉物野菜が中心のようで、青ネギにポクチーに空芯菜のようなものが有ります～、

言葉は解りませんが？…、何となく雰囲気で伝わって来ます～。

ここの露天はピーマンにじゃが芋・またネギ…、

やはり赤いトマトは色も鮮やかで目立ちますね…、そして実に甘くて旨いです！、

日本の物とは比べ物には成らないほどです！。

ここはオート三輪車に積んだ野菜をそのまま販売？～、

日本で言う産地直送でしょうか？…、荷台にいっぱい積まれた白菜を量り売りしていますね。
スーパーマーケットも在るんですが、やっぱりこの方が合理的ですね！。

主婦が群がって品定めをしているのはトマト屋？…、

気になるのでトマト買いました！～、灼熱の太陽の恵で育ったトマトはジューシーで濃厚な味！、日本では味わえない旨さです。

リヤカーで販売の果物屋のお兄さんは威勢がいい！、

小ぶりだけど桃から甘ーい香りに、横にはこぶりな西瓜は異常に甘～い！、
で、爺さんは下で何してるのかな？…。

荷台に西瓜やメロンが積み込まれています、

価格は全て交渉なので面倒なように思えますが慣れればゲーム感覚です！、

通りには時折り小型トラックが放置されてます？…、

日本のように駐車禁止とはいかないようです？、大らかなんでしょうね！。

この様に至って長閑な雰囲気でゆっくりと楽しめますよ！～、

ウイグルの人々って漢族のようにビンビンに商売、金儲けはしないようです？…。

野菜と生肉が一緒に売れれてますが大丈夫なんでしょうか？…、

羊なんで衛生的に問題が無いのでしょう？、きっと？…。

ここにも商売しないでさぼってる親父発見！…、

完全に熟睡モードで鼾まで掻いていますね？…、きっと朝早くからの商売でお疲れなんですね～、誰も商品を盗まないのがウイグルの人達なんですね。

この辺りからは総菜なんでしょうか？…、

主食のナンがいっぱい店頭に積まれていますね～、ザクラやポシュカルも売ってました。
知らないものがいっぱいあって楽しいです。

ナン屋の爺さんは「俺のナンは一番だぞ！」と、どや顔で語り掛けきます?～、

ウイグル人の主食ナン、何処へ行っても有ります。
本当は朝一番に行くと、焼きたてのナンが香ばしくて旨いのです！。

屋台のカバーブ（羊肉焼）屋のお兄さんに声を掛けられて、思わず入ってしまった…。

「串３本ね…」、香ばしさと肉汁が堪らない！、癖になる旨さ！、
ナンと一緒に食べて８．５元は安いです！、で翌日も通いました～。

この屋台も肉や鶏、団子のようなものを串にさして焼いてます～、

子供がよほどお腹を空かしているのか前のめりで真剣ですよ？…、

後ろで爺ちゃんが旨そうだな？…、と欲しそうですよ。

歪めの音がするので振り返ると、ロバが荷台を引いてやって来ました～、

これぞ”ザ・シルクロード”のイメージでしょうか？…、久保田早紀さんの異邦人の歌が聞こえてきそうです♪～。
この後も、何台ものロバの荷車を見ました。

大通りまで出てくると路上に数十種類のスパイスの袋が並べられています、

荷下ろしなのか、購入して持ち帰るのか解りませんが田舎臭いところが好いですね！。
また、ウイグル様式の飾り壁建築も素敵です。

路上の隅で大勢の男達が密集してます？…、一体なんだか判りますか？…、

良からぬ相談をしているようにも見えますが？～、

結果的には解りませんでした、ただの話し合い？。

街中の商店街のようなところですが面白くないところでした？…、

では、一旦ホテルへ戻ります～、今日は老舗の宿「庫車飯店」へ移動します、何でも周恩来氏も宿泊したことがあるそうです。
明日はバスで阿克蘇（アクス）へ向かいます。

＊詳細はクチコミでお願いします