2010/08/28 - 2010/08/28
12385位(同エリア17066件中)
Mikaさん
高級住宅地の一角にオノレ・ド・バルザック(Honore de Balzac)の隠れ家とも言えるべき家が残っています。
バルザックは 作品集、「人間喜劇」をはじめとして、数々の名作を生み出した、フランスを代表する小説家の一人です。「考える人」で有名な彫刻家、ロダンですらバルザックの作品に惚れ込んで、バルザックの銅像をつくりました。(ラスパイユ通り)
売れっ子作家だったバルザックは、執筆をしていない時以外は 社交界に顔を出し、贅沢三昧の日々を過ごしてしたのだとか。おいしいご馳走を 好きなだけ食べて、贅沢をしすぎていたせいで、バルザックは 莫大な借金を抱えていたそうです。その借金取りたちの目をくらませるために 偽名を使って住んでいたのが このパリの家。しかも、その借金は 自分で清算することなく、晩年に結婚した、ハンスカ伯爵夫人(Ewelina Hanska)の財産で支払われたんだとか!(まったく ろくでなしの夫ですね・・・)
現在は 「バルザック記念館」(La Maison de Balzac)としてパリの美術館になっています。しかも入場無料!
住所と地図を頼りに家を目指すけど、地図が読めない私は、大分遠回りをしてバルザックの家に到着。このあたりは パリの中でも高級住宅地と呼ばれている16区。エッフェル塔も眺めることができます。
散々贅沢していたというわりには「邸宅」というよりは 普通の「家」って感じでした。お庭にはバラの花や緑がいっぱいで、個人的には これぐらいの庭の広さがある家に住みたいです。
ベンチも置いてあって、庭が 小さな公園みたい。ちなみに 庭の一角には バルザック本人の彫像がありました。
玄関から家に入ると、受付の人が「無料」と書かれた入場券をくれました。部屋の中は絵が飾ってあったり、彫刻がおいてあったり。でも、1番の目玉は バルザックが執筆していた書斎と、何度も推敲された 小説の原稿。偉大な小説家だと思っていたバルザックが、実は「(自業自得の)借金まみれだった」ということに衝撃を受けて、その印象だけが強く残っていたんだけど、ちゃんと仕事もしていたんだなぁ、と改めて思う。
私生活が どうであれ、人に「素晴らしい」と思える小説を書いた バルザックは やっぱり凄いと思う。
- 旅行の満足度
- 2.0
- 観光
- 2.5
- ショッピング
- 1.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道
-
思ったより 小さな門のバルザックの家への入り口。
ここから入って、階段を降りたところに 家がある。 -
バルザック記念館
(MAISON DE BALZAC)
今はパリ市の美術館の1つになっています。
住所:47, rue Raynouard
75016 Paris
TEL:01 55 74 41 80
地下鉄:6番線 Passy 又は 9番線 La Muette
休館日:月曜と祝日
入場無料 -
今まで パリの一角に こんなところがあるなんて知らなかった。
かわいい家は 高級住宅地のアパートの間に挟まれるようにしてありました。
18世紀後半に建てられました。
バルザックは「ブルニョル氏(M. de Breugnol)」という偽名を使って、1840年から1847年の7年間 この家に住んでいました。彼はこの家が住み心地が良くて 気に入っていたそうです。 -
お庭からは エッフェル塔も見えました。
ピンクや白の薔薇がまだ咲いていて、ハチがとびかっていましたが、草木は わりとボーボーに伸び放題。(もうちょっと手入れすればいいのに。。。) -
オノレ・ド・バルザック (Honore de Balzac)
おいしいご馳走を たらふく食べて、ちょっぴり(?)ふくよかな顔のバルザック。(大食いが 仇になって 晩年、腹膜炎をおこした)
wikiによれば、オノレ・ド・バルザックという名前の「ド」は 貴族を気取った自称だそうです。
小さい頃に家庭環境に恵まれなかったバルザックは 高貴な家に 憧れたのかしら・・・ -
家のすぐ横に こんな空間があったらいいなぁ。
静かな この庭はバルザックのお気に入りで 晩年に結婚したハンスカ夫人のために 花を摘み取ってあげたりしたそうです。 -
5部屋あるバルザックの家の中は 絵画や展示品が 飾られていました。
左の肖像画は ルイ・フィリップ(Louis-Philippe) -
ハンスカ夫人
(Eve de Balzac)
ポーランドの貴族女性、本名 Ewelina Hanskaは 1832年に バルザックと出会って、文通を続けていたが、ついに1850年に結婚しました。しかし、たった5ヶ月で未亡人となってしまいました。 -
執筆部屋 (Cabinet de travail)
バルザックは 主に夜に 長時間にわたって 推敲を繰り返しつつ 執筆していたそうです。 -
テーブルの上に 何度も 推敲された原稿がありました。
「昨日は、19時間も働いた。今日は20〜22時間だ。1日に16〜20ページは書いて、推敲もしなくては。まだ机の前から離れられないな」1830年10月30日(金)のバルザックは こんなことを言っていたそうです。 -
彫像の置いてある部屋。
頭だけで ちょっと不気味なものもありましたが・・・ -
何度も何度も 推敲された原稿がずらり。
借金に追われていたなんて なんとも人間らしい一面を持つバルザックだけど、小説を書かせれば天才的。
「レ・ミゼラブル」で知られる ヴィクター・ユーゴー(Victor-Marie Hugo)とも仲が良かったらしい。 -
La Comtesse Honorie de Bauvan et Maurice de L'Hostal
バルザックの世界を絵にして彫ってあるものが たくさん展示してあった。
伯爵夫人。
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