イタリアとエジプトの歴史を感じる旅　viaイスタンブール　⑥（ローマ）

2010/08/12 - 2010/08/21

駆け足で回ったイタリアだが、最後はローマ！
じっくり回れば１週間でも足りないぐらいの街だろうが、１日もないぐらいで有名どころを回るだけになってしまった。それでもローマは初めてだし、とても満足できるものであった。

【全行程】
①関空⇒
②⇒イスタンブール⇒ミラノ（以後レンタカー）⇒パルマ⇒ピサ
③ピサ⇒フィレンツェ⇒サンマリノ
④サンマリノ⇒ペルージャ⇒ローマ
⑤ローマ
⑥ローマ⇒カイロ
⑦カイロ
⑧カイロ
⑨カイロ⇒イスタンブール⇒
⑩⇒関空

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

バチカンの観光を終えて、一旦ホテルに帰り、そして真実の口に向かう。

時間の節約のためタクシーでいくが、とても感じのいい運ちゃんだったものの、車はぼろぼろ。写真ではわかりにくいが、ミラーが粉々に割れている。そのほか、窓も壊れている状態。観光都市ローマでもこんなタクシーがあるのだ。ちなみに、料金メーターはちゃんとついてました。

バチカン近くからタクシーで10分ほどで到着。
真実の口で手をいれて写真撮るために、長蛇の列。

お目当てまでもうすぐ。

これだ！

ローマの休日で超有名になってしまった口。嘘をつく人がこの口に手をいれると抜けないという伝説がある。よって、みんなこの口に手を入れて記念撮影だ。ガードマンも手馴れたもので、お願いするとみんなで写真を撮ってくれる。ちなみに、これは排水口の蓋だったようだが・・・。

入り口前にある真実の口に比べると、中はがらんとしてて人もあまりいない。

名前を覚えにくいのだが、サンタ･マリア･イン･コスメディン教会に真実の口がある。外観はとても目立つ教会だ。真実の口は左の隅にある。

そして真実の口からコロッセオに歩いて向かう。
途中、こんな遺跡が普通にあるのがすごい。

チルコ・マッシモ。
長さ620m、幅120m、15万人収容のローマ時代の円形競技場。
馬が引く戦車競技が開催されていたようだ。
今はいい散歩道だ。

パラティーノの丘の一部が見える。
これはアウグストゥスの宮殿あたりと思われる。

コロッセオに近づくとこんな看板があった。
人もかなり多くなってくる。

ついに到着！
この時点で17:30すぎ。なんとか中に入れそうだ。

この門が素晴らしい！

角度を変えて。

全体像が見えてきた。

展望台のようなところがある。

この石畳も感じがでてるんだよね。

一番高い部分を入れるとこんな形になる。
こう見ると、美しい建物だ。

何を書いているのだろうか。

遅い時間なのにチケット購入のためにまだまだ並んでいる。
２０分ほど待ってようやくチケット購入。
大人、子ども関係なく１２ユーロと、ちと高い。

そして３階ほど上って中に入れた。

おー、さすが５万人収容できた闘技場だ。確かに広い。
最近作られた感じがあるが、舞台もある。

一度、展望台にいってみる。
さっき入ってきた道の方面が綺麗に見える。
この正面もフォロ・ロマーノで遺跡だ。

次に一番低い部分までおりた。
ここで猛獣と剣闘士や剣闘士同士の殺し合いがあったのかと思うと、ぞっとする。

下はこんな感じになっている。

多くの人が亡くなったのだろう。
十字架がやけに印象的だ。

このネコちゃん、有名らしい。
あと黒いネコもいた。

観光終了して外へ。

建物自体は素晴らしい。
紀元80年というから、今から約2000年も前に作られたと思えば立派なものだ。

イオニア式やら、こんな形（何式というかわからないが・・・）の柱もある。

コロッセオに満足して、次はトレビの泉を目指して、県庁方面に向かう。

するとこんなパフォーマンスをやっていた。エジプトのファラオの格好をした人にお金をあげると、静かにおじぎする。おもろい。
カエサルとクレオパトラ時代からローマとエジプトの関係が深いのか。

すると壁一面に、ローマ帝国が拡大していく様子を４つの地図を用いて説明していた。これは一番、領土が拡大した地図。

エジプトはもちろん、現在のイラクあたりまで領土がのびている。

馬車も走ってる。

コロッセオから北西にのびるフォーリ・インペリアーリ通りは人通りが多い。観光地を結ぶ道路でもあるし、この道沿いにもたくさんの見どころがある。

ビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。
イタリア統一記念を祝し1911年に完成した。
夕陽をあびていることもあり、この建物は美しくてとても目立つ。

ビットリオ・エマヌエーレ2世記念堂からこの細い道を北上する。

そして賑やかな通りを右折するとトレビの泉だ！

水の色が美しい！

後ろ向きにコインを投げてお願いごとをする。

彫刻も力作。

しかし、人が多すぎ。
コイン投げる場所を確保するのに、一苦労である。

トレビの泉ですでに２０時。
いい加減お腹がすいてきたのでレストランに入ることにする。
久々に日本食が食べたかったので、トレビ近くの日本料理店にいくが、お盆休み・・・。
仕方なく、スペイン広場までいき、そのちかくのレストランに入る。

スペイン広場に人がたくさん集まっていた。コンサートでもやるのか。
とりあえず、後で行ってみることにする。

スペイン広場近くのレストラン。
いい加減飽きてきたが、ここでもパスタとピザ。
ピザは美味しくていいのだけど。

明るい店員さんがいたレストランを後にして、再度、スペイン広場へ。
ピアノもあるし何やらコンサートが始まるようだが、なかなか始まらないので、ホテルに帰ることにした。

スペイン広場近くのタクシー乗り場でタクシーにのり、ホテルに帰る前にサンタンジェロ城に寄ってもらった。

ここにのぼれば景色がいいそうだが、時間がなくいけずに残念であった。

城の前はサンタンジェロ橋。
この橋から見る城は格別である。

そしてサンタンジェロ城からバチカン方面に向かって歩く。
バチカン近くのホテルにしてよかった、と実感。

ローマ最後だし、最後にバチカンを見に行く。
やっぱり美しい。

この前の通りも綺麗なんだよね。

そして200歩（実測！）でホテルに帰る。
昨夜はこの入り口がわからなくて、かなり迷ったんだよね。

そしてこれがホテルの中庭。
像がいくつかあって、夜は気味悪い感じもするが、ライトの雰囲気はとてもいい。

ホテル着が２２時すぎ。かなり疲れたけど、充実だ。

そして朝。

ホテルの窓から見た裏の道。ここに車をおいている。

ホテルをでるとすぐにおみやげ物屋がある。
朝からすごい人だ。
ここでバチカンの国旗バッチを購入♪

ホテルを後にして空港に向かう。
が、出発は14：30なので少しだけ観光する。

これはサンタンジェロ城からバチカンへの逃げ道。誰に見られることもなく、ここを通って避難できたそうな。

こうやって見ればよくわかる。
道の向こうに見えているのが、サンタンジェロ城だ。

カラカラ浴場。

市の南部にある。バチカンから奇跡的に迷わずくることが出来た。
時間があれば中に入るのだが、残念ながら外だけ見る。
217年のカラカラ帝時代にできた世界最大の浴場だ。

そしてとても行きたかったのが、アッピア街道。

「すべての道はローマに通ず」といわれた道だ。
旧アッピア街道を車でしばらく走ると、このような駐車場があった。

さらに車を進めるとこんなところにでた。
ここからは車は通行できず、歩いていくしかない。
時間がなく残念ながらここまでとした。

石畳で雰囲気がでてる。

これがマクセンティウス帝の競技場。
のどかな風景が広がっていた。

アッピア街道を後にして、外周道路をとおり空港へ向かう。

レオナルド・ダ・ビンチ空港が正式名称だが、現地ではフィウミチーノ空港と呼ばれており、道路の標識もほとんどフィウミチーノ空港と書かれていた。

空港が近くなってようやく、レオナルド・ダ・ビンチ空港という標記となってほっとする。

そしてこれがダビンチさん。
大きな像だ。

長らくお世話になったハーツレンタカーを返却する。

乗るのはMS792のカイロ行き。
エジプト航空は初めてだ。

アッピアを回って空港に行けば必ず迷うだろうと思い、時間に余裕を持たせていたが、すべて順調だったため空港で時間が余った。
ラウンジでしばしくつろぐ。
いつも、このぐらい時間に余裕があればいいのだが。

これが飛行機。
以前、イスラム教徒の副機長が、アラーと言いながら急降下させ墜落し、多くの人が犠牲になったこともある。
とはいいつつ、スターアライアンス加盟だし、それだけでなんとなく安心感がある。

駆け足だったイタリア。でも、かなり充実していた。さすが世界的な観光地を多く有するイタリアだ。
さー、エジプトではどんな旅が待っているのか。楽しみ～。

免税店は気持ちどおりの名前「グッバイ・ローマ！」

～⑦（エジプト編）につづく～