2015/07/31 - 2015/08/05
2117位(同エリア6830件中)
あざやんさん
子連れでのローマ旅行です。
エアーと宿がセットされたHISのツアー(往路だけ空港⇒ホテルの無料送迎付き)で、滞在中は完全フリーです。
航空会社はアリタリア直行便、ホテルはテルミニ駅近くのオルランダでした。
ローマは連日40℃近い気温でしたが、子供もバテることなく、ローマの街歩き楽しんできました。
【日程】
7/31(金):成田〜ローマ
8/01(土):コロッセオ⇒フォロ・ロマーノ⇒カピトリーニ美術館 (シエスタ) サンタンジェロ城
8/02(日):ポルタ・ポルテーゼ蚤の市 (シエスタ) パンテオン⇒ミネルヴァ教会⇒ナヴォーナ広場
8/03(月):ヴァチカン市国 (シエスタ) ヴィットリア教会⇒ポポロ広場⇒スペイン広場
8/04(火):ホテル近隣の朝市とスーパー⇒タクシーで空港へ
8/05(水):成田到着
昼食後にホテルに戻って休憩し、体力回復のスケジュールでしたが、夏は日が長いのでこれで正解だったと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
コロッセオには9時半頃到着。
入場券購入で相当並ぶと聞いていたので、テルミニ駅でローマパスを買って臨む。
が、そんなに並んでおらず拍子抜け……。
小6の息子は無料でしたが、そのまま入場ではなく窓口で入場券をもらいました。
ローマパス通路から窓口に行って、子供入場券をもらいます。
ここはゆっくり見て回って約1時間。 -
コロッセオ見学後の自然な流れでフォロ・ロマーノへ。
コロッセオと違って日陰がありません。
日傘は通行の妨げになるので、しないことが暗黙のルールなのか誰もしてませんでした。 -
カストルとポルックスの神殿。
コロッセオからこの辺りに来た時点で、ホテルから各々持参した飲料水500mlが底をついてきます。
パラティーノの丘に行く予定はもともとありませんでしたが、行ったら相当ヤバいことになりそう。
夏場にフォロ・ロマーノとパラティーノの丘の両方を攻めるのは苛酷です。 -
正午少し前にカピトリーニ美術館に入りました。
直射日光の脅威から逃れらつつ、ローマゆかりの美術品(カラヴァッジョまである)を鑑賞できるのでおトクです。
でも、ここでは息子の入場料取られました。11.5ユーロだっけか?
「カピトリーノの雌狼」は、オオカミっぽい架空の生き物的な造形で、なかなか味があります。
双子たちも酒をあおるオッサンっぽくて良い味だしてます。 -
ベルニーニのメデューサ。
頭の蛇同士が絡み合い、咬み合い、メデューサ本人の嫌そうな憂鬱な表情に味があります。 -
息子があまりに空腹を訴えるので、正午くらいに美術館内のカフェで食事。
オレンジジュースはオレンジ3玉で1杯を作る本格フレッシュジュース。
ピザは3人で丁度良いLサイズ、柔らかくてチーズたっぷり。
生ハムメロンは塩分と水分が身体に沁み込む美味さでした。
これにビール1瓶を加え、全部で28ユーロは安い! -
カフェにはバルコニーがあり、ローマの街並みを望むことができます。
「進撃の巨人」が好きな息子は「シガンシナ区みたい」と言っていました。
あー、なるほどねえ。
このあと、カピトリーニ美術館名物のマルクス・アウレリウス帝(騎馬像)とヴィーナスを拝んで、ホテルにいったん帰投します。
騎馬像とヴィーナスは他でもアップされているので、画像は省略。 -
夕刻に活動再開。
18時頃に、テルミニからバス40番に乗り込み、サンタンジェロ城を目指します。 -
バスはサンタンジェロ城の西に停車しますが、写真の構図で城を見たいがため、エマヌエーレ二世橋でテヴェレ川を渡って、サンタンジェロ橋で再度渡りなおす。
私には、お櫃にしか見えないと思うのだが。 -
サンタンジェロ橋の欄干に立つベルニーニ作の天使。
レプリカだとはいえ、優美ですなあ。 -
サンタンジェロ城は、通常は夜間あいてません。
でも夏場はコンサートやナイトツアーが開催されています。
我々は「バチカンへ行く秘密の通路ツアー」に参加しました。
事前に日本からネット申し込みです(一人10ユーロ、ガイドは英語か伊語)。
画像は秘密の通路の入り口。
サンタンジェロ城のどこにあるのかは、秘密なので言えません。 -
通路を抜けると、バチカンへ向かう城壁の上に出ます。
このまま800mほど進むと、バチカンの敷地(一応は領土か?)に達します。
サンタンジェロは要塞で、バチカンとの物資輸送や人の行き来に使う通路だ、ってな話をガイドさんは伝えていたように思う(語学力と記憶力に自信がない)。 -
城壁はビルの4階ほどの高さなので、付近のお店の様子も見えます。みんな楽しそう。
-
壁ツアーはここまで。終点は鉄門で封鎖されており、そこから引き返します。
-
城壁の内部に本当の「秘密の通路」があります。
でも、ここは通してくれませんでした。見るだけ。
なんだかんだで2時間ほど楽しみました。
次の時間帯のツアーの方々に交じりながら戻りました。 -
日曜しかやっていないポルタ・ポルテーゼの蚤の市。
テルミニからH番バスに乗り、文部省前停留所で降ります。
門から入ってすぐは、蚤の市というより露店商が並ぶ感じ。途中から団地に入っていくと、シロートっぽい市になってくる。
モノはかなり安い。空港だと一個3ユーロするようなキーホルダーが、6個で5ユーロとか。日本だと3,000円はくだらないオリーブの木の器が10ユーロ前後とか。
絶対良い品を買うという気迫があれば、逸品に出会えるだろう。 -
例えばこんなの。
ホルスタインとウナギのキメラ生物でしょうか。日本ではまずお目にかかれません。
タグを調べたら、クロアチアで製造されたらしいことが判明。
この中古ぬいぐるみは1ユーロでした。
帰国の際、スーツケース内のスペーサーとしても大活躍。 -
午睡のあと、パンテオンへ。
日が傾くと日陰になるのか、ロトンダ広場には大勢の人が。 -
ここは天窓がすばらしい。
が、無料で入れるので、上ばかり見ているとスリに狙われるらしい。 -
ミネルヴァ教会は天井が美しい。
美術的価値の高い絵画類もいろいろあり。
パンテオン行ってここを見落とすのは一生の不覚ですぜ? -
人物が誰かわからないが、ステンドグラスも美しい。
真ん中はイエス様?
ミネルヴァ教会の正式名称が、サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会(ミネルヴァの上の聖マリア教会)だから、マリア様??
すると取り巻きの12人は何?
ミネルヴァってローマ神話の女神だから、ミネルヴァ教会って省略は本当は正しくない。 -
ナヴォーナ広場では絵画を売ってたり、大道芸人がいたり。
絵画商に交じって、スプレー缶で即席アートを描く人もいた。
まったりと雰囲気を味わう場所ですな。 -
ナヴォーナ広場からの帰りは64番バスでテルミニに向かう。
バスはめちゃこみで、スリが私の尻ポケットに手を突っ込んでいった。
何も入れてなかったので実害無しだが、スリが普通にいるんだなあと実感。
夕食はホテル近隣の惣菜店でピザなど購入。
カルチョーフィのマリネを食べてみたら、予想外に美味しい。
食感はタケノコに似ていて、まったく草臭くない。 -
次の日。
あらかじめ日本で申し込んでいたMYBUSのヴァチカン半日ツアーに参加。 -
共和国広場からバスで運んでくれました。入場のために並ぶ必要なく、ガイドは日本語なので、妻子を引率する身としては、かなり楽ちん。
-
ラオコーン。
オッサンの像なのに、恐ろしいほどの美しさがある。
「オッサンと男児と蛇」というどうしようもない無理ゲー的題材から、ここまでの美を造り出すって、どうなんよ?
ミケランジェロとその後の美術史に影響与えたり、ナポレオンが強奪してルーブルに置いたことがあったり、20世紀初頭まで右腕は伸びた状態だったりと、エピソードだけでも通常の世界遺産の3倍楽しめる。 -
地図の間。
16世紀後半に作ったというから、日本は戦国時代。
戦国時代のあのショボイ日本地図からすると、測量技術が相当進んでいることが分かります。
日本は伊能忠敬によって劇的に進歩したのですが、それは19世紀になってから。
なんだこの敗北感は。 -
アテネの学堂。
ガイドさんがみっちりレクチャーしてくれました。
が、小6にはアリストテレスくらいしか理解できない。
このあと、システィーナ礼拝堂に入って天井画と「最後の審判」を鑑賞。
中では撮影禁止なのでひたすら目に焼き付けます。 -
システィーナ礼拝堂を出で、サン・ピエトロ大聖堂に入りました。
ガイドさんはここでは説明なく、10分程度各自で見学したら、外に集合とのことでした。
どれこれも横綱級の美術品ばかりで圧倒された私は、ここで妻子を見失い、少し探す羽目になりました。 -
結局、外で妻子と合流し、ツアー客は広場外の土産店に連れていかれ、ジェラート券をもらって解散。
しかし土産店の日本人店員から思いがけない一言が…
「大聖堂でピエタはご覧になりました?」
ピエタ? あ、ミケランジェロのピエタ! 忘れてた!
「最後の審判」の後にも横綱が控えていたのです。すっぽり抜けていました。
妻もピエタの存在は知っていたものの、見損ねていました。
「もう一回並んで大聖堂入ったほうがいいですよ(爽やか笑顔)」
そうは言っても、空腹と歩き疲れで活動限界。 -
とりあえずメシにすっか、とカフェテリアへ。
トマトパスタとチキンとラザニアとライスコロッケ。
少なくとも我々家族にイタ飯はストレスフリーで、誰も日本食なつかしい、食べたいなどと言いませんでした。
油が軽いのと、チーズがあっさりしているせいかな? 魚介類もあるし。
フランスだとこうは行かないからなー。 -
昼食後は広場で写真を撮ったら、早々に退散。
ピエタ? もういいよ。
帰りはタクシーでホテルまで。
運ちゃん一方通行で道に迷う。ホテルと1ブロックずれてしまった。
ここから歩けるよ、と言って降りようとしたが、強情なのかプライド高いのか、ホテルに行くと1ブロックぐるっとまわってホテルに着いた。13ユーロ。
歩くよ、と言った地点より1ユーロ高くなったのでチップ無し。 -
午睡のあと、16時頃にサンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会に向けて出発。地下鉄二駅分だが散策を兼ねて徒歩で向かう。
と、おもちゃ屋さん発見。
ショーウィンドーを見ると、ああっ!
右の双胴飛行艇は、サヴォイア・マルケッティS.55ではないですか!
「これって紅の豚に出てたやつみたい」と妻。
いやいや、みたい、じゃなくてそうなんだって。実在機なんだって。
ポルコの機体以外はみんな実在機なんだよね、あの映画。
(但し① カーチス機は実在機のカスタムって設定)
(但し② マンマユートの機体はマンガ) -
戦車もある。が、ここらへんはとんと疎くどこの国の何て戦車か皆目不明。
ちなみに戦車のプライスは238ユーロ。免税店だと免税手続きできる価格ですわ。
店の中にはお手頃価格の何かあるかも! と入店するも、100ユーロ以上するものばかりで手を出しにくい。
その分、クオリティ高い。特に自動車は細部まで再現されており中国製みたいなチープ感ゼロ。店の主人もハンドメイドだと言ってた。
申し訳程度に、古代ローマのレプリカコインを買うことに(歴代皇帝の肖像が刻まれたもの)。ハドリアヌスとネロを選びました。でもこれはこれで記念になって中々よい。
手持ち現金に余裕があれば飛行機欲しかったなあ、と思いつつ、店を出ました。 -
ヴィットリア教会。
SMSミネルヴァ教会が涼やかなイメージだったのに対して、こっちは豪華絢爛。
豊臣秀吉っぽい。
この教会に入る前、ひと悶着ありました。
入り口に男の物乞い(困窮している様子は皆無)がいて、入場料(エントランスフィーと言った)を置いてけと、なよなよした物腰でせびってきたのです。
「入場料がいらないことは知ってるよ」と英語で返すと、「違うの。あなたは必要なの」とオネエキャラ全開で迫ってくる(英語で)。
後ろでは妻が「絶対払ろたらアカンで!」と声援なのか命令なのかよくわからん声を張り上げ、私は完全に挟撃状態に陥ってました。何なんだ君ら。
結局私が押し切る形でオネエな物乞いを脇へどかし、入場したのです。 -
この教会は「聖テレーザの法悦」が、これまた美しすぎる。
この彫像の両サイドにも彫像があり、オペラ座の桟敷席とその観客みたいな構図になっています。
でもねー、両サイドは完全に蛇足だと思うんだけどなあ。だから載せない。
教会を出るときにもオネエな物乞いはいました。
私はもう口を利きませんでしたが、妻は何か言われたようでした。
「あの人、ジャパニーズはいつでもウエルカムって言ってた」
だそうです。 -
バルベリーニから地下鉄に乗って、ポポロ広場へ。
画像ではわかりにくいですが、結構広々してます。 -
サンタ・マリア・デル・ポポロ教会。
重厚で質素、厳粛なイメージですが、ここはもっと別のことでインパクトあり。 -
ここはやたらドクロが表現されています。
-
売店の横にもドクロ(というか白骨像)。
床にもドクロが描かれていたりするので、ドクロ探しに夢中になる罠。 -
でもベルニーニの彫像やカラヴァッジョの絵画など見るべきものはたくさんあります。
-
ポポロ広場からスペイン広場まで、マルグッタ通りを経由しました。
少し回り道ですが、人込みもなく、西日の直射もなく、おすすめルートです。 -
スペイン広場ではシャボン玉で子供を楽しませる兄さんがいました。
小さい木箱が置かれていて、保護者が1ユーロ程度入れて遊ばせるのがお約束のようです。
この兄さんは二本の棒にくくり付けた8の字の紐でシャボン玉を巧みに作り操っていました。大きいシャボン玉はスイカ大です。
波紋使いかもしれませんね。 -
スペイン階段の上の教会は補修中でした。
看板で美観維持なのか?
まあ日本みたいに○○工務店などと品なく掲示されるよりマシですね。 -
スペイン階段の上にはテラスレストランが。気持ちよさそうです。
このあとホテルに戻り、食事と帰国準備。
翌朝は10時くらいまでゆっくり過ごして、テルミニからタクシーで空港へいきました。
チップ込みで50ユーロぽっきり。
子連れだと安全面からタクシーかレオナルドエクスプレスの二択ですが、時間配分が許せばタクシーが合理的だと思います。
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