世界遺産の街グラーツ【06】狭い道をトラムが風を切る

2010/08/06 - 2010/08/06

2010年8月6日（金）

昨日のウィーンの朝食に引き続き、今朝の食事も美味しい。

しっかり焼いたパン、ミルクやチーズなど乳製品の深い味。


グラーツ初日の行程は、先ずシュロッスベルク（城山）に登ることである。

この町の起源は、この場所での築城だったとされる。

「グラーツ」の名称も、スラブ語の砦を意味する「グラデツ」からきているという。


ホテルの前を流れているムーア川沿いに川を下り、クンストハウスの前を通り、トラムが通っている橋のもう一つ下流にある橋を渡れば、シュロッスべルクに登るケーブルカーの乗り場がある。

橋の下流側に、橋につながれながら流れの真ん中に浮いている、奇妙なカフェがある。

これもグラーツ名物の、建築物の一つらしい。


橋を渡り切ると、川と平行に狭い道があり、こんな狭い道にもトラムの線路があって、ひっきりなしに電車が走っている。

街の名を読んでみると「カイゼル・フランツ・ヨーゼフ・カイ」。

昨日第4系統のトラムで通った線路なのだ。


それにしてもこんな狭い道に、かなりのスピードを出して電車が走るとは、日本ではとても考えられないことだ。

その電車が、かなり混み合っている。

一時間切符が1.9ユーロ（210円）と高価なのに、何故人気があるのだろうか。

昨日から不思議に思って考えていた疑問の答えが、ひとつ見つかった。

それは、一日切符が3.8ユーロ（420円）であることではないだろうか。


一日切符が二倍で買えるならば、先ずほとんどの人は一時間切符ではなく、一日切符を買うだろう。

一度一日切符を買ってしまえば、何度でも乗れるので、電車が非常に重宝な移動手段になる筈だ。

車の数が少ないところを見れば、駐車場が限られているに相違ない。

昨日トラムで行った終点に大きな駐車場があるのは、町の入り口までやって来た自動車客を、これ以上市心部に入れないで、トラムに乗せ換えようとしているな。


写真は「ソフィー
さんのマイページ」（訪問54カ国、文章1,590件　写真6,770枚）、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」（文章625件　写真2,400枚）
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」（文章1,650件）
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

（片瀬貴文）

エリア グラーツ(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

ジャムの種類の多いのが
オーストリアでは目立つ

オーストリーの朝食では
乳製品の種類も多かった

オーストリアの朝食では
パンがこんがりと美味しそうに焼けていて
あれもこれも食べたい気持になる

グラーツの朝食は種類が豊かで
幸せいっぱい

ホテルのレストランの片隅には
このような素晴らしい泉もある

ホテル　ダス・ヴァイツァー
レストランの一隅に立つ
美女像

グラーツのトラムには
このように色彩がいっぱいのものもある

クンストハウスは夜は点灯され
異なった趣を見せるという

グラーツの建物は
このように
梁にせよ屋根にせよ
いかに飾るかを考えている

グラーツのクンストハウス
こんな曲面をデザインするのは
苦労だったろう

クンストハウスの
川下隣にある教会は
二本並んだ塔が美しい

ムーア川のど真ん中に浮かんだ
レストランは
グラーツ名物

この壁面の飾りの見事さ

山上にグラーツ名物の時計台が立つ

これは
国際芸術祭のポスターらしい？