グラーツ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2010年8月6日(金)<br /><br />武器博物館から出て、パン屋に向かいながら考える。<br /><br />グラーツの街を歩くと、どこに行っても「ハプスブルク」にあふれている。<br /><br />そして、その名前は割に高い好感度で迎えられているように感じる。<br /><br />それは、今回の旅行のキーワードの一つなのだ。<br /><br /><br />「ハプスブルク家」は、11世紀初めスイスに築かれた小さな城砦を発祥地とする。<br /><br />その後13世紀後半、神聖ローマ帝国皇帝に選ばれるチャンスを掴み、19世紀初頭まで地位を持続、その後オーストリア帝国、オーストリア・ハンガリア帝国の皇帝を経て、20世紀初め第一次世界大戦後に、終焉を迎えた。<br /><br /><br />ハプスブク家には、フランス、イギリス、ロシアなどの、ヨーロッパ各国の王家に比べ、目立った特徴が二つある。<br /><br />一つは、長期間存続したこと。<br /><br />そしてもう一つは、暴君や愚君があまりいなかったことである。<br /><br /><br />王家が六百余年も続いた秘密は、以下の四点に集約される。<br /><br />第一は、独特の結婚政策。<br /><br />前向きに他王家との結婚を進め、さらに相続権が得られる偶然に恵まれ、ブルゴーニュ(今日のベネルックス三国)、新大陸に植民地を持つスペイン、チェコ、ハンガリーなどを戦わずして手に入れ、「日没なき世界帝国」を実現した。<br /><br /><br />もう少し続けたいが、パン屋を目指して歩いているうちに、猛烈な空腹がやって来た。<br /><br />とりあえずここは、王家御用達のパン屋で、ハプスブルク家の味を堪能することにしよう。<br /><br />先ほど通った、木彫の構えの立派な、双頭の鷲の金張りの紋章を正面にいただいた「Edeggar‐Tax」まで、ゆるい登り道を急ぐ。<br /><br /><br />(この稿は、加藤雅彦著「ハプスブルク帝国」(河出文庫)および倉田稔著「ハプスブルク歴史物語」(NHKブックス)を参考に書きました)<br /><br /><br />写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、にあります。<br />http://4travel.jp/traveler/katase/<br /><br />スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)<br />http://4travel.jp/traveler/takafumi/<br /><br />ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)<br />http://blog.alc.co.jp/d/2001114<br /><br />(片瀬貴文)<br />

世界遺産の街グラーツ【13】ハプスブルク家を再発見する

2いいね!

2010/08/06 - 2010/08/06

153位(同エリア195件中)

0

10

ソフィ

ソフィさん

2010年8月6日(金)

武器博物館から出て、パン屋に向かいながら考える。

グラーツの街を歩くと、どこに行っても「ハプスブルク」にあふれている。

そして、その名前は割に高い好感度で迎えられているように感じる。

それは、今回の旅行のキーワードの一つなのだ。


「ハプスブルク家」は、11世紀初めスイスに築かれた小さな城砦を発祥地とする。

その後13世紀後半、神聖ローマ帝国皇帝に選ばれるチャンスを掴み、19世紀初頭まで地位を持続、その後オーストリア帝国、オーストリア・ハンガリア帝国の皇帝を経て、20世紀初め第一次世界大戦後に、終焉を迎えた。


ハプスブク家には、フランス、イギリス、ロシアなどの、ヨーロッパ各国の王家に比べ、目立った特徴が二つある。

一つは、長期間存続したこと。

そしてもう一つは、暴君や愚君があまりいなかったことである。


王家が六百余年も続いた秘密は、以下の四点に集約される。

第一は、独特の結婚政策。

前向きに他王家との結婚を進め、さらに相続権が得られる偶然に恵まれ、ブルゴーニュ(今日のベネルックス三国)、新大陸に植民地を持つスペイン、チェコ、ハンガリーなどを戦わずして手に入れ、「日没なき世界帝国」を実現した。


もう少し続けたいが、パン屋を目指して歩いているうちに、猛烈な空腹がやって来た。

とりあえずここは、王家御用達のパン屋で、ハプスブルク家の味を堪能することにしよう。

先ほど通った、木彫の構えの立派な、双頭の鷲の金張りの紋章を正面にいただいた「Edeggar‐Tax」まで、ゆるい登り道を急ぐ。


(この稿は、加藤雅彦著「ハプスブルク帝国」(河出文庫)および倉田稔著「ハプスブルク歴史物語」(NHKブックス)を参考に書きました)


写真は「ソフィーさんのマイページ」(訪問54カ国、文章1,590件 写真6,770枚)、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」(文章625件 写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」(文章1,650件)
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

(片瀬貴文)

  • パン屋の天井も<br />アーチとなっている

    パン屋の天井も
    アーチとなっている

  • パン屋のショーウィンドウ

    パン屋のショーウィンドウ

  • パン屋を預かっている娘さんは<br />山積する客の要求に笑顔で応える<br />その姿は前向きで甲斐甲斐しく<br />なかなかのサービスレべルだ

    パン屋を預かっている娘さんは
    山積する客の要求に笑顔で応える
    その姿は前向きで甲斐甲斐しく
    なかなかのサービスレべルだ

  • パン屋さんの部屋続きに食堂があり<br />落ち着いたムードは流石に老舗を思わせる

    パン屋さんの部屋続きに食堂があり
    落ち着いたムードは流石に老舗を思わせる

  • パン屋では簡単な食事も用意されている

    パン屋では簡単な食事も用意されている

  • パン屋の天井も<br />アーチとなっている

    パン屋の天井も
    アーチとなっている

  • パン屋のショーウィンドウ

    パン屋のショーウィンドウ

  • パン屋を預かっている娘さんは<br />山積する客の要求に笑顔で応える<br />その姿は前向きで甲斐甲斐しく<br />なかなかのサービスレべルだ

    パン屋を預かっている娘さんは
    山積する客の要求に笑顔で応える
    その姿は前向きで甲斐甲斐しく
    なかなかのサービスレべルだ

  • パン屋さんの部屋続きに食堂があり<br />落ち着いたムードは流石に老舗を思わせる

    パン屋さんの部屋続きに食堂があり
    落ち着いたムードは流石に老舗を思わせる

  • パン屋では簡単な食事も用意されている

    パン屋では簡単な食事も用意されている

この旅行記のタグ

2いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安 478円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

オーストリアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP