2010/08/04 - 2010/08/31
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haichaoluさん
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上海発行の「上海老房子的故事」の記載に、上海総会の「室内装飾は日本人建築設計士が担当」とあったので不思議に思っていましたが、その後、中国のブログ「旅遊行家的博客」でその名前が「下田菊太郎」と分り、Wikipediaに彼の足跡を追ってみました。
彼は1866年、角館町の佐竹藩士の家に生まれ、1883年に工部大学に入学。1889年卒業間近に担当教授の辰野金吾とそりが合わず中退、文部省の営繕課に勤務後、同年にアメリカに渡り、ニューヨークの建築設計事務所に就職。
1895年にシカゴに建築設計事務所を設立し、米国免許建築家に合格(日本人初)。
1898年に帰国、東京に設計事務所を開くが辰野金吾の妨害にあい、1901年に横浜に建築設計事務所を開設。1909年に事業挽回を期して上海へ家族と移り住み活躍した。
1904年に彼が設計監督し、長崎に現存する「香港上海銀行長崎支店」も、彼の先駆的才能と運命を暗示しているかのようです。
haichaoluの「上海下町写真館2008」は以下へ引越ししました。
→http://blog.goo.ne.jp/haichaolu2010
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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亜細亜大楼の北隣は中山東一路3号、上海総会です。上海総会は英国租界の名士により1861年に結成されました。
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結成当初は当時流行の回廊ベランダのある「東インド式」木造3階建てでしたが、この1910年に竣工した新館は、英国皇室建築士学会会員の設計による鉄筋コンクリート造りの地下1階地上5階で、英国古典主義風格の建物です。
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内装は当時上海に住んでいた日本人建築士下田菊太郎が設計担当したそうで、日本帝国ホテル風の装飾は「東洋のロンドン」と評され、開催されるパーティは「皇室総会」とも評されたそうです。
地下はボーリング場、1階はバーと閲覧室、2階はレストランと大広間。3、4階はホテル。5階は倉庫や職員宿舎だったそうです。
内部には当時最先端のシーメンス社の3角形の電動エレベーターや、今でも上海最長と言われる長さ34mのバーカウンターがあるそうです。 -
2001年上海発行の書籍では「東風飯店が使用」となっていますが、まだ内装中のようで、入り口の張り紙では「上海外灘華尓道夫酒店」となっていました。
今年5月に「2010年中に開業」と発表されたそうですが、是非日本人が設計した豪華な内部を見てみたいものです。 -
1904年に下田菊太郎が設計監督し、長崎に現存する「香港上海銀行長崎支店」。
2009/5/12撮影
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