世界遺産ゼメリング鉄道を走る【03】ウィーンは中央駅建設を目指して街造り中

2010/08/05 - 2010/08/05

2010年8月5日

ウィーンからアドリア海の港町トリエステ（現在イタリア領）まで鉄道に乗るのが、今回の旅行行程である。

全行程ほぼ600キロ。

途中オーストリア領内のグラーツ、国境を越えてスロベニアの首都リュブリャナに、それぞれ二泊する。

その間に通過する長さ40キロ強の部分が、世界初の山岳鉄道として、ユネスコの世界遺産に登録された「ゼメリング鉄道」なのだ。

ゼメリング鉄道は、内陸国であったハプスブルグ帝国を海につなぐ唯一のルートで、国の命運にかかわる重要プロジェクトだった。


このルートに対するウィーンでの出発駅は、もともとウィーン南駅だったのだが、昨年の暮れから南駅は工事中とて閉鎖され、今回は南駅からやや離れた「ウィーン・マイドリング駅」が、始発となっていた。

ウィーンの大きな国際列車終着駅は、西駅と南駅の二つに分かれていて、それを統合して中央駅にしようとするのが、現在進行中のプロジェクトなのだ。

このプロジェクトは19世紀末以来の懸案だったらしく、今回の鉄道網大改修の結果、中央駅周辺の新しい都市づくりもあって、ウィーンの街並みは大変貌するだろう。


ヒルトン・ホテルに迎えてくれたバスは、べルヴェデーレ公園を左に見て、ヴィードナー・ギュルテル国道を右折し、しばらく南西に走ってウィーン・マイドリング駅に到着した。


写真は「ソフィーさんのマイページ」（訪問54カ国、文章1,590件　写真6,770枚）、にあります。
http://4travel.jp/traveler/katase/

スイスの写真が美しい「片瀬貴文さんのマイページ」（文章625件　写真2,400枚）
http://4travel.jp/traveler/takafumi/

ブログの作成日順に並んでいる、文章主体の「片瀬貴文の記録」（文章1,650件）
http://blog.alc.co.jp/d/2001114

（片瀬貴文）

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 2.5

バスから眺めたウィーンの街並み

ウィーンの誇る低床トラムに出会う

しっかりしたトラムの駅

そろそろウィーン・マイドリング駅も近い

ウィーン・マイドリング駅の駅前

ウィーン・マイドリング駅地下道

ウィーン・マイドリング駅スマートな売店や喫茶室

ウィーン・マイドリング駅の旅客サービス入口

ウィーン・マイドリング駅
ゆったりした切符売りのスペース

ウィーン・マイドリング駅
売店

ウィーン・マイドリング駅
すっきりした案内表示

ウィーン・マイドリング駅
パンが美味しそうだ

オーストリー連邦鉄道の自動券売機

ローマからやって来た夜行列車
色彩が洒落ている