アメリカ南西部の旅（その7：セドナとグランドキャニオン）

2006/06/14 - 2006/06/22

2006年の6月に行ったアメリカ南西部の気ままなドライブ旅（第7編：セドナとグランドキャニオン）です。アメリカ本土でのドライブは初体験でしたが，非常に思い出深い旅となりました。とりわけ
■アムトラックでのロスアンゼルスからエルパソまで長距離旅行
■アメリカ南西部の国立公園めぐり：Guadalupe，Carlsbad Cavern，White Sands，Chiricahua，Saguaro
■アメリカ南西部の特色ある地方都市めぐり：エルパソ（El Paso），ロズウェル（Roswell），ツームストーン（Tombstone），ツーソン（Tuscon），フェニックス（Phoenix）
■同伴者からの強い要請で急遽行くことになったセドナ（Sedona），グランドキャニオン（Grand Caynon：3月に続いて2度目）
などが印象深いところです。
本編はその第7部（最終編）として，当初の予定を急遽変更して行くことになったセドナおよびグランドキャニオンの旅行記となっています。

エリア セドナ(アメリカ)

2006年6月19日。午後3：00過ぎ。
同行者の要請もさることながら，夏の快晴のグランドキャニオンを是非見たいと思ったので，宿泊をフェニックス（Phoenix）からセドナ（Sedona）に急遽変更するとともに，セドナに急行することにした。写真はフェニックス手前のI-10号とI-8号（サンディエゴ：San Diegoへ向かう）との分岐ジャンクション。

フェニックスを過ぎ，I-17号を北上。追越車線を走行，セドナに急ぐ。昨日初めてインターステートウェイを走って，超大型トレーラーなどに追い越しをかけられてビビっていたのがウソのようだ。

I-17号を降り，セドナに入ったところ。折りしもセドナは乾燥と暑さから山火事が発生。正面の山から白煙が立ち上る珍しい写真。

セドナにはボルテックス（Vortex）と呼ばれる大きな赤い岩がいくつかあり，活気に満ちたエネルギーが発散しているのだといわれている。
正面にベルロック（Bell Rock）が見えてきた。

セドナのヴォルテックスの１つ，有名なカセドラルロック（Cathedral Rock）。

このエネルギーによって人は霊感や英気を取り戻し，癒されるのだそうだ。レッドロック（Red Rock）に何となくそんな雰囲気を感じる。

だから全米各地の芸術家やセラピストなどがこのセドナに集まってくるといわれている。

夕陽がレッドロックに反射している。夕陽と相俟って赤い岩がより赤く映し出される。何か神々しい瞬間だ。

静かに暮れゆくセドナ。白く流れるのは霧か，（山火事の）煙か，幻想的な光景。

2006年6月20日。今日も快晴。7：00AMごろ。
セドナで給油の後，グランドキャニオンへ急ぐ。山火事の影響で迂回路を指示される。

フラッグスタッフ（Flagstaff）で一旦I-40号へ。

ルート66。フラッグスタッフからウィリアムズ（Williams）を経てグランドキャニオンに向かう途中に偶然出会った。ルート66はマザーロード（Mother Road）とも呼ばれた「母なる道」，アメリカ西部開拓史において中心的な役割を果たした。

州道64号線へ。3月にも通った道（ただしツアーバス）だが，まっすぐな道がずっと続く，とても気持ちいい道だ。あの時点で自分の運転で再度この道を走ろうとは思ってもみない。

グランドキャニオン国立公園（Brand Canyon National Park）

念願の青空の下のグランドキャニオンだ。3月は曇りがちな天候で，地上には雪が残っていた。

カメラの腕前の問題なのかもしれないが，グランドキャニオンのダイナミックな光景はどう転んでも表現できない。百枚のフォトは一見に如かず。

帰路，フェニックス近郊のアウトレットに立ち寄った。有名ブランドの店舗がいっぱい並んでいる。後にここがOUTLETS AT ANTHEM（アウトレッツ・アット・アンセム）であること知る。

2006年6月21日。時刻は5:00AMごろ。フェニックス国際空港（Phoenix Sky Harbor International Airport）。写真ではのどかなローカル空港のようにも見えるが，成田空港の数倍はあろうかというほどのとんでもない巨大な空港である。

フェニックス国際空港6：00AM発の6523便で帰国の途へ。ロサンゼルス経由で12:30発のUA899便で帰国する。