2006/06/14 - 2006/06/22
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cozy_nさん
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2006年の6月に行ったアメリカ南西部の気ままなドライブ旅(第5編:チリカワ国定公園とツームストーン)です。アメリカ本土でのドライブは初体験でしたが,非常に思い出深い旅となりました。とりわけ
■アムトラックでのロスアンゼルスからエルパソまで長距離旅行
■アメリカ南西部の国立公園めぐり:Guadalupe,Carlsbad Cavern,White Sands,Chiricahua,Saguaro
■アメリカ南西部の特色ある地方都市めぐり:エルパソ(El Paso),ロズウェル(Roswell),ツームストーン(Tombstone),ツーソン(Tuscon),フェニックス(Phoenix)
■同伴者からの強い要請で急遽行くことになったセドナ(Sedona),グランドキャニオン(Grand Caynon:3月に続いて2度目)
などが印象深いところです。
本編はその第5部として,アリゾナ州西部にあるチリカワ国定公園(Chiricahua National Monument)と西部劇映画「OK牧場の決闘」の舞台として有名な町ツームストーン(Tombstone)の旅行記となっています。
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2006年6月18日。快晴。
ニューメキシコ州ラスクルーセス(Las Cruces)の宿泊ホテルのすぐ横をインターウェイ10号(I-10号)が走っている。今日の計画はここからI-10号でアリゾナ州(Arizona)へ。途中,チリカワ国定公園(Chiricahua National Monument)やツームストーン(Tombstone)に寄って,フェニックス(Phoenix)まで行く行程になっている。 -
日本でいえば高速自動車道ともいうべきインターウェイの初体験で,最初は思いっきり緊張したが,車線数や道路幅に余裕があるばかりか,何にも増して走行車数が比較的少なく,当初想定していた以上に運転しやすいと感じた。とはいえ,制限時速は75MPH(120km/h),超大型のトレー車やトラックが平気で追い越していったりするとビビる。I-10号を西へ。
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カーナビの命じるまま,I-90を降りて州道80号線を進む。向かうはチリカワ国定公園。この時点では未舗装の山道をドライブすることになろうとは思っていない。
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山が近くなる。乾燥した大地に木々の緑がやさしい。
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案内看板にはリクレーションエリアだとある。またこの地域はコロナド森林公園(Coronado National Forest)とある。 ただし地図上でもどの辺なのかよくわかっていない。
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よく見ると木陰に鹿の姿が。未舗装のクネクネとした山道が続く。途中キャンプのための車を1台見かけた程度で,ほとんど通行がない。走行したあとは土煙がモウモウと。車がアッという間に土色に。
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山道を1時間以上かけて,ようやくチリカワ国定公園(Chiricahua National Monument)に到着。Chiricahuaと書いてチリカワと言うらしい。
このようにアクセスが容易でなく,日本人観光客にはあまり知られていないようだ。 -
とはいえ,チリカワ公園内の奇岩群や山々の光景は醍醐味があって一見の価値は十分にある。
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こうした一面の奇岩群が視界に飛び込んでくる。
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公園内にはいくつかのTrailがあって,奇岩の中を散策できるようになっている。
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偶然見つけた竜舌蘭(リュウゼツラン)の花。乾燥には強そうだ。
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少し高度があるからか極端に暑いということもないが,陽射しは強烈だ。巡回コースのTrailを小一時間ぐらいかけてめぐる。
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カーナビの示すまま州道191号線を。時刻は2:00PM過ぎ。ここで遅めの昼食。店の名前は「LONGHORN」とある。アメリカのTVドラマで見た二重扉の入口を開けると,日曜の昼食タイムで集まっていた客の全員が一斉にこちらの目を向けたのには少々たじろいだ。
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店の人が「チーズハンバーガー」がお薦めだというので,迷わずにそれに決める。実際,中のお肉もジューシーで,実に美味しいチーズバーガーだった。
実を言えば,こうした何気ない,無名の,しかしながらしっかりとアメリカの空気を醸し出している田舎のドライブインに入るのが夢だった。 -
西部劇(ウェスタン)でお馴染みのツームストーンに着いた。時刻は4:00PM近く。日曜日ということもあって,結構な人が(おそらく全米から)集まっている。。
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通りはウェスタン一色で,数多くの土産品店も軒を並べている。中には歴史的な銃(もちろん本物)を展示販売している店もあったりする。
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この町が有名なのは,やはり映画「OK牧場の決闘」のワイアットアープ(Wyatt Earp)やドクホリデイ(Doc Holliday)のお陰なのだろう。
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映画「OK牧場の決闘」の余談を少し。
「OK牧場の決闘」はフィクションではなく史実で,ワイアットアープやドクホリデイも実在の人物なのだ。決闘の相手側であるクラントン兄弟の墓もツームストーンの東郊外にある。
また邦題「OK牧場の決闘」の原題は「Gunfight at the O.K. Corral」であって,Corralとは「家畜の囲い」「畜舎」のことであり「牧場」ではない。実際,写真の建物の奥に決闘の舞台そのままに決闘シーンの再現ショウが行われている。その場所も牧場ではなく,狭い「家畜の囲い」「畜舎」になっている。 -
日曜日の賑わいも夕刻6:00PM過ぎには人が減り始め街は閑散としはじめる。まだ太陽が空に高くあっても,客がいてもいなくても,時間(6:00P)になるとCLOSEの看板を店頭に出してサッサと店を閉めるのがアメリカ流。
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ツームストーンに夕陽は落ちて。ホテルの西に赤く染まる広大なアリゾナ州の荒野。
思えばこうした景色に,最も強い憧れがあったのかもしれない。
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