世界遺産　高野山への旅　１日目（福智院に泊まる）

2010/04/08 - 2010/04/10

いつか行きたいと思っていた高野山。そこは宗派を超えた日本の霊場でした。高野山で唯一、温泉の出る福智院に泊まり初めての精進料理にも感動。観光第一の旅行ですし、堅苦しいことは嫌いですが何か日本人として忘れていた気持ちを呼び起こす旅行だった気がします。

エリア 高野山周辺(和歌山)

• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は、高野山を旅します。
東京の人間にとって、高野山はとても遠く感じます。
ですが、うちの宗派は真言宗。
しかも、一度は行っておきたい世界遺産ということで
計画を練りに練って出発です。

のぞみ５号乗車(Z11)。もちろんN700♪
この電車だと、なんばからの特急に間に合う予定です。
それにしても、天気がいいなあ。
新幹線には青が似合います。

駅弁を買い込んで、
さっそく乗車！

この席、座って席を倒すとお尻が沈み込む感じになるんです！

新大阪まで行くのは久しぶり。
今回もIC早割を使う。

鯛めし１０００円なり

珍しく？！外した（涙）
鯛の身に骨が入ってる。。。
決して食べれないわけでないけど、
このじゃりじゃり感は、かなり苦手。
ああ！幕の内買っておけばよかった（笑）

新大阪からは、地下鉄で。
予定より早く、なんば駅到着。

特急こうや　３１０００系。
特急券はインターネット購入なので、
手間いらず。
検札すらありませんでした。
お坊さんも写真撮ってます（笑）デジカメかな？？

ピンクのシートがかわいらしい。
サクラの予感。
定刻どおり発車。

沿線の至るところで桜満開！
天気もいいし、最高の気分！

極楽橋　通過中

極楽橋でケーブルカーに乗り換え。

急だなあ〜
なんとか座れたけど、

ケーブルカーの中が階段になってて、
当然下から席は埋まっていくわけで、

大きな荷物を持って上るのはしんどい。

今回お世話になった２DAYパス。
高野山の路線バスまで、これ１本で使えます。
重い荷物を抱えてる旅行者にとって、
いちいち小銭出すのは、ちょっと面倒。
お金の心配せず、パッと乗れるのがうれしい。

高野山駅から警察前までバスで到着。
今日お世話になる福智院。
温泉につかれる唯一の宿坊です。

さっそく荷物を置かせてもらい。
観光へ。

金剛峰寺
鐘の音にさそわれて、通過

だそうです。

六時の鐘。
１６１８年　福島正則によって建立。

ちょうどお昼１２時の鐘が鳴り、
聞き入ることができました。
ちなみに偶数の時刻に鳴るみたいです。

高野槇

金剛峰寺到着。
立派な建物です。

はしごがありますが、改装中？？ではありません（笑
本殿は、１８６３年の再建。
再三の火災に見舞われ、すぐに屋根に登って、
消火活動できるように、はしごがかけられているそうです。

明日、中は拝観する予定なので、
手を合わせて、後にします。

南海食堂で昼食。
写真は次の日の朝。

きつねうどん♪
関西ついたら、まずはうどん。
だしが効いてて、おいしい〜
つゆまで飲み干しました。

外国人さんも、うどん食べてる。
けっこう器用なのね。

昼食後は、千手院橋からバスで奥の院前まで。
いよいよ。空海様に会いにいきます。

定番な光景
しばらくは、企業の墓が続く。

福助

最近飲んでないなあ〜

シャープ
石版は、液晶ではなさそう。

UCC
大きいカップの中身は。。。

もちろんコーヒー♪

英霊殿

花菱アチャコ

キリンビール
石のジョッキはなさそうだった（笑）

前田利長
このあたりから歴史的人物のお墓

結城秀康石廟（重要文化財）

おっ！
大好きな秀長様もいらっしゃるだろうか。

整備された石段を登ると、
かなり立派なお墓。
さすが高野山を保護した秀吉の力。

近くには織田信長の墓。
あれっ？　
意外と寂しい〜
まさか死ぬとは思っていなかったから、
お墓もあまり考えていかなかったんだろうなあ。

御廟橋（ごびょうのはし）
ココから先は、聖域のため撮影はできません。

この先は、灯篭で満たされ、
全く神秘的な空気を醸し出していました。

そのさらに先には、弘法大師様がいらっしゃいます。
お線香を上げて、お祈りをしてきました。

その間にも人の流れは絶えません。
日本の仏教に与えた影響力の大きさを
感じずにはいられませんでした。

水向け地蔵

今度は違う道で戻ります。

修行！

かわいらしい

御供所。
年季が入ってます。

頌徳殿（しょうとくでん）
休憩所。お茶が無料で飲めます。
ただ、茶碗をママレモンで
洗わなければならないのでパス。

芭蕉の句

ホントに飛びそう。

奥の院前まで戻って来ました。
日本の歴史のスターが勢ぞろいしてました。
日本の霊場といってもいいのかも。

さて、今日の宿坊の方向へバスで。
時刻表以外にもたくさん臨時バスを
出しているようなので、待たずに乗れました。

少し、時間が余ったので、
福智院の周辺をぶらり。

写真は、南院

近くの徳川家霊台まで来ました。
１６４３年　徳川家光により建立。

徳川家霊台でセット拝観券が購入できました。
１５００円なり。
金剛峯寺・金堂・大塔・霊宝館・高野山大師教会（授戒券）・徳川家霊台
全てがセットです。
２日間有効なので安心。

家康公霊舎（みたまや）
中のキンピカを見たかったけど、
普段は公開してないようです。

秀忠公霊舎

さて、ちょっと早いですが、
今日はゆっくり休むことにします。

すごい。みんなトランシーバーでやり取り。
ハイテク宿坊だ（笑）

ここはお坊さんでなく、普通の従業員さんが
面倒をみてくれます。

部屋は６畳。風呂トイレ共同。
こたつが懐かしくて、うれしい〜
テレビは薄型液晶。
洗面台もあるので、特に不自由しませんでした。

ただ、ひとつだけ。
歯ブラシが歯磨き粉と合体してる旧式なやつなので、
夜と朝に磨く方は、
歯磨き粉だけでも持参されるとよいと思います。

部屋からの景色。
眼下には庭も望めます。

お茶請けもあって、
旅館と何も変わらず。

槇の雫（きのしずく）
美味。

この後、さっそく温泉に。。。

露天風呂もあって、広くて清潔。
少し硫黄のにおいがしますが、気にならず。

高野山で温泉に入れるなんて、
夢のようで、極楽な気分。

ここの大浴場は２４時間使用可能です。

日は暮れて、夕食のお時間。
精進料理は初挑戦！

たぶん今まで食べた夕食の中で５本の指に入る！
もちろん魚や肉は使っていません。
それなのに、味がそれぞれ全く違うからオドロキ。

いやあ
おいしいなあ〜
野菜がもちろん多いのですが、
それを全く感じさせません。
ビールも飲めて、幸せ。

この豆乳鍋。最高でした。

とにかくやさしいお味。
しみわたります。。。

天ぷらもアツアツを持ってきてくれます。

このあと般若湯（お酒）なんぞ飲もうとしたのですが
あれれ〜ビールだけで回る回る？！！？

実は高野山の標高は、８００メートルくらい。
気圧が違い酒のまわりが早いそう！
これなら、安く酔えそうですね（笑）。

こうして夜は更けていき。。。