1998/10/23 - 1998/10/25
548位(同エリア740件中)
早島 潮さん
http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/100728/scr1007280746001-n1.htm
アルゼンチンではマラドーナは英雄である。彼の所属するサッカークラブはガイドによって誇らしげに紹介される。
筆者がアルゼンチンを訪問したのは1998年10月23日〜10月25日であった。危うくスリ被害にあうところであった。
http://4travel.jp/traveler/u-hayashima/album/10057413/
以下は上記旅日記よりの抜粋である。
教会を出てからはボカ地区へ移動した。このあたりは、とたん壁の粗末な家が多い。イタリアからの移民が多いらしく、40%にも及ぶという。この地区にあるプラシチサッカークラブにはマラドーナも所属している。チリーの独立を助けたサンマルチノ将軍の銅像があちこちに建てられていたがカミニートにも記念碑があった。この地区の渡しの船頭を少年の頃のオナシスがしていたという話がある。
ラファイエットホテルへ入り、1時間程午睡してから二人で街へ出た。地、図と地形を見比べながら、辺りを見回しキョロキョロしていた。
並木道を歩いて高い木の下にさしかかったところ、木の上から何かが落ちてくる気配がした。鳥の糞か木の葉についていた水が落ちてきたのかなという感じであった。家内が「いやだ、鳥の糞かしら」と言って上を見上げている。
私は気づかなかったが言われて上を見ながら、右手で後頭部をさすると手に黄色いものがついている。鳥の糞は黄色いのかなと思っていると現地人の男が同じように木を見上げている。そのうち女がティッシュペーパーを取り出して近づいてきた。ここでハット気がついた。ガイドから注意されていたマスタードによる掏摸の手口である。
「マスタードだ、掏りだよ。相手にせず逃げよう」と私が叫んだ。近づいてくる二人の男女に対して「ノー、サンキュー」と大きな声で言いながら相手を無視してどんどん歩いた。暫くついてこようとしていたが、毅然とした態度をとったので諦めたのか二人連れは去っていった。
教科書通りの手口で被害にあうところであった。そのままホテルへ帰って洋服を脱いでみると上着とズボンの上から下へかけて一条、刀で切られたように黄色い線が走っていた。マスタードをかけられたのである。
二人の男女は手に道具らしきものは何も持っていなかったから、他にも仲間がいて物陰から水鉄砲のようなもので襲撃したのではないかと思う。二人の男女は40歳前後の土着人のような肌の色と顔貌であった。後から考えるのだが、もし咄嗟に相手の襟首を掴まえて、一喝したらどんなことになったであろうか。仲間が出てきて取り巻かれ、大騒動になったであろうか。いずれにしても癪にさわる出来事であった。水洗いして他の洋服に着替えて、タンゴショーへ臨んだ。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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