2010/05/19 - 2010/05/19
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pedometer-kenさん
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1985年3月 トルコ政府派遣の航空機が邦人全員救出
この事件を知っている日本人にとっては、感涙させる大事件でした。またトルコ政府の決断に感激しました。 <経緯> イラン・イラク戦争が長引く中、イラク・フセイン大統領は戦況打開策から、「48時間後テヘラン上空を飛ぶすべての航空機は撃墜する」を布告。欧米各国は自国民の救援のため、臨時便をだす等で救援・救出した。
邦人救出のため、日本政府もいろいろ対応策を講じようとした。
1.(当時日本への定期便はなかったため)欧米各国へ日本人の救出依頼。2.JAL日本航空に対して救出要請。3.自衛隊機の派遣。これらすべてが不調に終わり、時間だけが経過。テヘラン周辺に取り残された邦人は最終的に215名。
215名の邦人が脱出できず空襲等覚悟せざるを得ない状況下、大きな不安の下で迎えたのが、2機のトルコ航空機。日本人全員を乗せ、テヘランのメハラバート空港を飛び立ったのがタムリミット直前。
この時トルコ政府は、おおぜいの自国民は陸路をバスにて脱出させている。限られた時間の中、貴重な航空機を自国民ではない日本人救出に充てたわけです。当時のトルコ政府は、いかに特別な扱いをしたか良く分かります。
トルコのビルレル・イラン大使、オザール首相等は「トルコと日本の友情から、当然のことをしただけです…」と言ったそうです。また「エルトゥールル号のお返しをしただけです…」とも。
何とも頼もしき国です。
トルコ政府への働き掛けはいろいろなルートであったようでが、最終的にはトルコ政府の決断がすべてです。
まったくの私見ですが、やはり義務教育で「エルトゥールル号事件」を教えていましたので、政府首脳の協議でも、首脳全員共通の認識の上で「Yes, No 」の即断が可能だったのではないでしょうか。
「なぜ、するのか?」では時間切れ間違いなしです。
政府派遣の航空機に撃墜等生じれば内閣が吹っ飛ぶような大変な決断です。
日本の場合、「責任回避」がまず先にある官僚支配の歴代の日本政府、がこうした対応がとれるとは考えられません。
当時のトルコ政府の対応に、本当に感謝です。
トルコの親日感は本当にスゴイと感じました。
資料 ウィキペディア、日本・トルコ文化協会、トルコ大使館等
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 船
- 航空会社
- エジプト航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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