2008/04/16 - 2008/04/16
643位(同エリア842件中)
ソフィさん
2008年4月16日(水)
ハイデルベルク城で、ワインの大樽に並んでの人気スポットは、「アルタン」と呼ばれるテラスである。
その人気の理由は、この屋上から眺める、景色の良さだ。
赤いレンガ色の屋根が並ぶ、「ハイデルベルク・アルトシュタット」の街並みの先に流量豊かなネッカー川が流れていて、煉瓦アーチの中世情緒たっぷりの「アルテブリュッケ(カール・テオドール橋)」が、森の茂る対岸「ノイエンハイム」を結んでいる。
対岸には、山の中腹を走る哲学の道(フィロゾーフェン・ヴェーグ)が、木の間に見え隠れしている。
私は、1961年に初めてここにやって来たとき、この哲学の道を歩いた記憶がある。
しかし対岸の丘に堂々とそびえる古城が、人間の刻んだ歴史を訴えてはいたが、それを感動しただけで、それ以上の深い思いを持つには至らなかった。
当時はまだ若過ぎたのかも知れないし、やはり時間を忘れてゆっくり歩かなければ、あるいは人通りがあまり多過ぎる道は、思索に向いていないようだ。
それから、何度も同じコースを繰り返し、行き先が意識になくても自然に歩いてしまっているような感覚が、心の中の思索の発生に向いていて、たまにやって来た道では哲学は生まれにくい。
脳の活性化には、ゆっくり歩きが良いようだが、いろいろな想いが次々と湧き上がる散歩はいっそう良いように感じられる。
その点自分自身の「哲学の道」を持つことは、日常を充実させる大きな知恵と思う。
私の高校生活最後の数週間、授業が休みとなって、受験準備に閉じ込められた。
このとき私は散歩ルートが自然に決まり、その道を歩く時間が毎日待ちきれないほど楽しかった。
金沢立川町の自宅から、小坂神社を通り、卯辰山の尾根を歩いて天神橋で浅野川を渡り、小橋まで河畔を歩いた。
眺望のいい日には白銀に輝く白山の連峰を望み、心が躍ったものだ。
この辺り、私にとって「哲学の道」であり、「金沢の哲学の道」と言えるのではないだろうか。
ある日、品物不足でガラっとした下駄屋のガラス窓に「運動靴入荷します」の貼紙の字が踊っていた。
10年間の、ゴムの統制が外れたのだ。
それまで朴歯の下駄が散歩の友だったが、これからは運動靴が履けるのだ。
運動靴を履けば散歩の楽しさが、どれほど膨らむだろうか。
想像しただけでも、飛び上がりたいほど嬉しかった。
その時の嬉しさは、今も生々しく心に残っている。
ドンドン世の中の豊かさの到来を感じるこのころは、前途が明るく夢の多い時代だった。
ハイデルベルクまでやって来て、こんなことを思い出している。
ハイデルベルクも、われわれ以上に激しい戦争を経験したはずだ。
彼らにとって、平和の到来はどんなに感動的だったろうか。
テラスの名前「アルタン」の「アル」は、古いアラビア語で赤の意、「タン」は朝夕の意だそうだ。
この説は「Wikipedia」からの引用だが、さらなる確認は出来ていない。
写真は、「ソフィーさんのマイページ」(写真6,600枚)、
http://4travel.jp/traveler/katase/
スイスの写真が美しい、「片瀬貴文さんのマイページ」(写真2,400枚)
http://4travel.jp/traveler/takafumi/
文字が大きくて読みやすい、「片瀬貴文の記録」
http://blog.alc.co.jp/d/2001114
などもご覧ください。
(片瀬貴文 79歳)
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ハイデルベルク城址の中で
ひときわ目立つ存在はこの火薬塔である
この塔はプファルツ継承戦争時の1693年にフランス兵によって爆破された。
最初この塔の高さは28mであった。1610年に42.5mにまで増築された。廃墟となった現在でも33mの高さがある。 -
フリードリヒ館は、この城で最初の宮殿建築であり、都市側に特徴的なファサードを有している。
1階は現在も無傷で保存された城内教会となっており、上階部分が居館として用いられた。 -
1693年の壊滅的な火災後、1764年にこの部分は再建された。
1890年から1900年にかけて、カールスルーエの教授カール・シェーファーの歴史主義的な様式に基づいたプランにより再建された。これに伴って内部を作り込むかどうかが、当時激しい議論となった。
結局、内装はネオ・ルネサンス様式で造形された。
フリードリヒ館内の多くの空間が様々な様式により自由に構成されている。
この建物はその後居館として使われることなく、博物館のような役割を担っている。 -
オットハインリヒ館は、ドイツの土地に初めて建設されたルネサンス建築である。
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工事中でも
カバーの模様に気を使っている -
つわものどもの
夢のあと -
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城に登る
ケーブルカーのターミナル -
城に登る
ケーブルカーの線路
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