『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（１７）シドニー・Manly。

2010/04/25 - 2010/05/10

オーストラリアがキャプテンクックにより最初に西洋人に発見され、白人による入植が始まってからまだ２００年ちょっとしか経っていない。日本で言えば、江戸時代後期、文化・文政の頃に当たるが、斯様に歴史は浅く、国は新しい。

アーサーフィリップ率いる最初の移民船団がこの未知の大陸にやってきたのは１７８８年だが、最初に上陸したのが、このシドニー湾に面するManly.

「Manly」とは「人間らしい」と言う意味があるかも知れないが「Man」、即ち「男らしい」と言う意味で、当時のイギリス人入植者は捉えていた。

それは、最初に遭遇したこの土地に住んでいたアボリジニが実に「男らしかった」からに由来している。

２００年前の未開の地は、今はシドニー人の息抜きの場、レジャー基地ともなっている。フェリー乗り場からオーシャンビーチまでの７００−８００ｍの通りは、今は古代ローマの王道、Corsoから名前を取って、賑やかな商店街、土産物店、レストランなどが立ち並んでいる。

日本にもこういう通りがあったら良いなあ、という感じの明るい街路だ。そう「Manly」の名前に惹かれ、タイ語サークルで一緒にタイ語を勉強している知人に帽子をお土産に買う。この先２週間の旅行、庇を曲げずに持ち運ぶのは大変だが、今、ここでないとこの帽子は買えないと。

エリア シドニー(オーストラリア)

１．５キロにも及ぶオーシャン・ビーチに面して、こうした商店街が立ち並んでいる。

ビーチの正面には、１００以上も前に建てられたホテルんども残されている。現在も稼働中。

Manly　Ocean Beach．良い海岸だ。

大勢のレジャー客が街を歩いている。

日本の寒村とした観光地と較べるとこの国が羨ましい。

通りにはあちこちで、個人パーフォーマンス、見世物、芸人などがいた。実に開放的だ。

チャプリンを思わせるような人もいた。

この人は又何を始める積りなんでしょう。

豪州にはすし屋も数多くありました。

Manly,　Corso通り、良い通りだ。