2010/05/05 - 2010/05/07
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JRの周遊きっぷ(南紀ゾーン)を使用して、2泊3日で行ってきました。
2006年11月にも同じきっぷを使って行きましたので、2度目となります。1度目は熊野古道を歩くことをメインにしていたので、今回は周遊きっぷをとことん有効利用することを目的にしてみました。
1日目は、神戸出発~串本~紀伊勝浦です。
※写真枚数が多いため、ホテル到着時で旅行記を分割します。
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- 高速・路線バス
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今回の旅の主役、JRの周遊きっぷ(南紀ゾーン)です。
周遊きっぷを簡単に説明しますと、ゾーン券・ゆき券・かえり券の3枚で構成されます。
ゾーン券はエリア内の鉄道(JR特急普通席など)・バスなどが乗り降り自由となるきっぷです(有効期間は5日間)。
ゆき券は出発駅からゾーン入口駅まで、かえり券は出口駅から出発駅までのきっぷです。ゆき・かえり券は2割引きになります。
周遊きっぷについては、大型時刻表に詳しい説明が載ってます。 -
旅の出発は新神戸駅からです。
南紀ゾーンの入口駅となる、紀伊田辺駅に向かいます。 -
のぞみ104号東京ゆきの自由席に乗ります。
なぜ、新幹線!?
実は、在来線のみで紀伊田辺まで行くより、新幹線を使う方が運賃が安くなるのです。
JRには“乗継割引”というものがあって、新幹線から在来線の特急に乗り換える場合、在来線の特急料金が半額になります。
今回の場合、在来線のみなら、乗車券2,850円+特急料金1,680円=4,530円。
新幹線利用なら、乗車券2,850円+新幹線特急券830円+特急料金840円(※乗継割引で半額)=4,520円
10円安くなります!
「たかだか10円」てつっこまれそうですが、普通に行くより安く新幹線に乗れてしまうのが面白いと思いました。ちなみにこの方法を教えてくれたのは、購入時のJR窓口の方でした。 -
新神戸から新大阪まで、一駅、あっという間でした。
ふだん新幹線に乗る機会があまりないため、ぜいたく気分が味わえました。 -
新大阪から特急くろしお1号(新宮行き)に乗ります。
ゴールデンウィーク中で混雑具合が心配でしたが、充分空席がありました。
新大阪が始発であり、朝一番であったためでしょうか。
車窓から海を見るため、進行方向右側の席に座りました。 -
入口駅の紀伊田辺駅を過ぎ、南紀ゾーン内に突入。
紀伊田辺からはゾーン券が使用できます。JRなら紀伊田辺〜新宮を自由に乗り降りできます。普通列車はもちろん、特急の自由席にも乗ることができます(※指定席に乗る場合は別途指定券と特急券が必要)。
今回はこのまま、くろしお1号で串本駅を目指します。
車窓は白浜付近の風景です。海の間際を走るJR紀勢本線、車窓の楽しめる路線です。 -
午前11時ごろ、串本駅に到着。
ホームに「本州最南端の駅」という看板が見えます。
【移動記録】
移動手段:JR特急くろしお1号(新宮ゆき)
移動範囲:新大阪駅〜串本駅
所要時間:約3時間30分
運 賃:※旅の最後にまとめます -
串本駅 駅舎
-
串本駅前の様子。
支柱で隠れてしまっていますが、「トルコ友好の町」と書かれています。
串本とトルコ?意外な関係にはこんな理由があるそうです。
明治時代、串本の沖で台風に逢い、座礁したトルコ軍艦「エルトゥールル号」。大勢のトルコ人が犠牲になりました。その時、串本の地元漁師たちが進んで救助にあたり、69名のトルコ人の命を救ったそうです。
トルコの人は現在でもその恩を忘れず、日本とくに串本町の人々に好感を持ってくれてるらしいです。
偶然にも2010年は『トルコにおける日本年』に指定されているんですね(エルトゥールル号沈没から120年)。
ちなみに、手前にある船のモニュメント。最初はエルトゥールル号かと思いましたが、アメリカ商船レイディ・ワシントン号のようです。鎖国中の日本に最初に来航したアメリカ船だそうです。 -
さて、ここからバスでの観光です。
ゾーン券は一部の路線バスにも乗ることができます。
串本では、熊野交通バスの、駅〜海中公園、駅〜潮岬、駅〜橋杭岩、を自由に乗り降りできます。 -
まず、バスで「串本海中公園」にやってきました。
通常は運賃\380ですがゾーン券で乗ることができます。
※以下、ゾーン券を使用した場合の運賃は、¥○○(ゾーン券)と表記します。
【移動記録】
移動手段:熊野交通バス
移動範囲:串本駅〜海中公園センター
所要時間:約15分
運 賃:¥380(ゾーン券) -
水族館、レストラン、海中展望塔、海中観光船など、串本の海を楽しむことができます。
-
海中公園レストラン
海の幸をメインにメニュー豊富のようでした。が、ここでは昼食はおあずけ。
土産物コーナーもありました。 -
チケットを購入。
水族館・海中展望塔・観光船の3つを利用できるセット券¥2,400を購入。ほかに、水族館・展望塔のみ¥1,500、観光船のみ¥1,800があり。
出航時間間近のため、さっそく乗り場に移動します。 -
半潜水型海中観光船「ステラマリス」です。
乗り場にはけっこう人が並んでいました。 -
「ステラマリス」船内。
船が半分ぐらい海中に沈んでおり、窓から海の底を観察できます。
所要時間は約30分です。 -
海底の様子①
いろいろな種類のサンゴと、よ~く探すと熱帯魚やウニ・ナマコなど海の生き物を見つけることができます。 -
海底の様子②
丸いのはテーブルサンゴというようです。
ガイドの人が海の様子をわかりやすく実況してくれます。 -
高速移動中は窓の外が泡だらけで何も見えなくなるので、船上に出ることもできます。
向こうに見える陸地は潮岬です。 -
陸に戻ってきました。
面白い地形が広がっています。
続いて、向こうに見える海中展望塔に行ってみます。 -
海中展望塔です。船乗り場の奥、細い通路でつながっています。
-
海中展望塔内の様子。
丸い窓が360°無数にあります。
この窓の外は海底です。 -
海中展望塔の窓より①
観光船より多くの魚を、間近で見ることができます。 -
海中展望塔の窓より②
揺れるイソギンチャク?とクマノミらしき熱帯魚。 -
海中展望塔の窓より③
窓によって見えるものが違うのが面白いです。
ずっと眺めていたくなるぐらい美しい景色でした。 -
水族館に移動。
これは、ウツボ?
怖いような、どこか愛嬌もあるような・・・ -
ウニだ、おいしそう・・・
と、思いきや、このウニはトゲばっかりでかくて身はほとんどないそうです。おまけにトゲには毒があり、刺さると皮膚が腫れ、しかもトゲの先端が引っかかる構造になっていて抜こうとしても抜けないという、最悪なことになるらしいので・・・まあ近づかないようにしましょう。 -
水族館の出口付近に、プールと人口の砂場があり、ウミガメが泳いだり、甲羅干しをしたりしていました。
-
海中公園を出て、次にむかったのはここ。
本州最南端「潮岬」です。
【移動記録】
移動手段:熊野交通バス
移動範囲:海中公園センター〜串本駅(乗換)〜潮岬
所要時間:約20分 ※駅まで13分+潮岬まで17分
運 賃:¥750(ゾーン券) ※¥380+¥370 -
潮岬タワーです。
入場料300円(小・中は100円)
入場券代わりに『本州最南端訪問証明書』がもらえます。 -
エレベーターで上がり、さらに階段で屋上に出ます。
屋上からは360°の景色を楽しめます。
潮岬灯台が見えますね。
ここも時間を忘れて景色に見入ってしまいます。 -
エレベーター横に食堂のメニューが貼ってあります。
「あっ鮪バーガー」が気になってしまいました。
時刻は午後2時を過ぎており、昼食がまだだったため、食べてみることにしました。
改めて写真を見ると、下のまぐろカツカレーも気になりますね。 -
鮪バーガー¥280です。
今はやりのご当地バーガーですね。できたて熱々のまぐろカツがサンドされていて大満足の味でした。 -
食堂には他にもメニューがたくさん。
右下看板の近畿大学養殖マグロも気になります。 -
本州最南端(クレ崎)を望む展望所です。
銅像の人物は、わかりません・・・と言ったら失礼なので調べてみました。
下村宏さんという和歌山県出身の政治家の方のようです。玉音放送に関わった人だとか(Wikipediaより)。 -
潮岬に建つ「みさきロッジユースホステル」
今回は利用しませんでしたが、2006年に泊まらせていただきました。出発の朝、岬に昇る朝日が印象に残っています。大晦日には初日の出を見るために泊まる人も多いそう。 -
潮岬灯台です。
入場料¥150で上まで行けます。 -
灯台の階段。
すれ違うのも大変な細い幅のらせん階段を上って行きます。 -
灯台からの景色①
絶景です。下は怖くて見れません。 -
灯台からの景色②
潮風が心地よく、岩に打ち寄せる波の音が聞こえ、心が洗われます。 -
橋杭岩にやってきました。
名前の通り、まるで橋の杭のような奇岩群です。弘法大師が作ったという伝説があるんですね。
【移動記録】
移動手段:熊野交通バス
移動範囲:潮岬〜橋杭岩
所要時間:約20分
運 賃:¥380(ゾーン券) -
串本駅に戻り、事前に調べていた店で昼食をとることに。
【移動記録】
移動手段:熊野交通バス
移動範囲:橋杭岩〜串本駅
所要時間:約5分
運 賃:¥150(ゾーン券) -
ここではマグロではなく、カツオをいただきます。
(手を加えた後の写真ですみません)
まずは、おひつから6分目のご飯をよそい、タレのたっぷり染み込んだカツオをのせてカツオ丼に。おいしい! -
丼のあとは、残りのごはんにカツオ、その上から熱々のお茶を注ぎます。カツオの身が白く変わり、海苔をまぶして完成!
カツオ茶漬けです。
これです。これが食べてみたくてこの店に来ました。最初は丼、次はお茶漬けと、2度楽しめるのがユニークでなんだか得した気分です。ひつまぶしのカツオバージョンって感じでしょうか。
店の方もフレンドリーで、丁寧にお茶漬けの作り方を教えてくれました。 -
串本駅から再びJR移動です。
オーシャンアロー13号(新宮ゆき)
座席は空いていました。 -
午後4時45分ごろ、紀伊勝浦駅に到着。
さっそく今夜の宿に向かいます。
【移動記録】
移動手段:JR特急オーシャンアロー13号新宮ゆき
移動範囲:串本駅〜紀伊勝浦駅
所要時間:約30分
運 賃:※旅の最後にまとめます -
駅より徒歩約10分、勝浦港観光桟橋に到着。
電車・バスときて、ここからは船での移動です。
なんと、ホテルまで船で送迎してくれるのです。もちろん料金は無料です。 -
送迎船の時刻表。
けっこう頻繁に行き来しているようです。
夕方の時間帯はピストン運転。それだけ利用者が多いということでしょうか。 -
船に乗り込み、だんだんと宿が近づいてきました。
かなり広大な敷地に建っているようです。 -
船で移動すること約5分、1日目の宿に到着しました。
ホテル浦島です。浦島太郎の竜宮城をイメージしたのでしょうか。船での送迎という遊び心のある演出が楽しいです。(実は陸続きで車で行けないこともないようですが)
※写真枚数が多いため、ここで分割します。
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