2007/10/17 - 2007/10/17
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とにーさん
2007年10月、ままと二人でヨーロッパ周遊に出かけました。
とにーは、考えるだけで吐き気を催す程焦がれるスイスへ、ままは憧れのノイシュヴァンシュタイン城へ、二人の想いを叶えるツアーで回りました。
10/12 岡山空港→上海浦東空港、半日上海観光
上海空港→フランクフルト空港(機内泊)
10/13 ライン河下り→ハイデルベルク→ローテンブルク
10/14 ローテンブルク→フュッセン
10/15 ノイシュヴァンシュタイン城→インターラーケン
10/16 ユングフラウヨッホ→パリ
10/17 パリ観光→ヴェルサイユ宮殿→セーヌ川クルーズ
10/18 帰国
バスでパリ観光中の一行は「凱旋門」から「エッフェル塔」へ向かい、「ルーブル美術館」を目指します★★★
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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パリではあちこちで市場が開かれていました。
ミニがとっても似合ってます。 -
イエナ大通りのメトロ入口です。
-
「イエナ広場」の真ん中には、ジョージ・ワシントンの騎馬像がありました。
この騎馬像は1900年にアメリカからフランスに贈られたものだそうです。
この広場の名前「イエナ」は、ナポレオンが最も鮮やかな勝利を得た戦いである、ドイツの町「イエナの戦い」からとったもの。
そんな場所に、なぜアメリカ初代大統領ワシントンの銅像??? -
高々と剣を振り上げる背中が寂しい後姿です。
ばいば〜い、ジョージ(笑)。 -
「シャイヨ宮」の右側(東翼)の建物です。
今は「国立フランス文化財博物館」になってます。 -
「シャイヨ宮」の右側(南翼)の建物です。
今は「国立海軍博物館」と「人類博物館」になってます。 -
「シャイヨ宮」はセーヌ川を挟んで反対側にあるので、「シャイヨ宮」の間から対岸の「エッフェル塔」を見ることができます。
シャイヨ宮は1937年のパリ万博に合わせて旧トロカデロ宮を取り壊して新宮殿として建てられたもので、旧トロカデロ宮と同じく湾曲した双翼の形をしています。
ただし、エッフェル塔の眺望を確保するために中央部分に建物が無く、両翼が離れているのだそうです。 -
「エッフェル塔」は1898年のパリ万博の為に鉄骨技師ギュスターヴ・エッフェルによって建設されました。
「シャイヨ宮」の間から見たエッフェル塔は後光が射すように雲間から太陽がのぞき、とても感動的でした。
でもラグビーか何かの大会があるらしく、塔の足の間にでっかいラグビーボールがぶらさがっていてやや興ざめ××× -
「シャイヨ宮」前にはフェルディナン・フォッシュ元帥の騎馬像が立ってます。
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「シャイヨ宮」を後にして、再び「イエナ広場」を通過します。
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ジョージの向こうに「ギメ美術館(東洋美術館)」が見えています。
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バスは「アレクサンドル3世橋」までやってきました。
橋を渡った向こうの方に「アンヴァリッド」が見えていますが、これからあそこまで行きます。 -
「アレクサンドル3世橋」もまた1900年パリ万博の際に建設されました。
パリ万博がどれだけこの街を様変わりさせたか良く分かりますね。
フランス大統領とロシア皇帝アレクサンドル3世の間に結ばれた友好の証として、ニコライ2世より寄贈されたのだそうですが、橋の欄干の塔の上にはやっぱり金ぴかの天使やニンフ、ペガサス・・・うぅ〜ん××× -
橋を渡っている途中で、川下に「エッフェル塔」が見えています。
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「アンヴァリッド(廃兵院)」にやって来ました。
旧軍病院であるこの建物は、1671年にルイ14世が傷病兵を看護する施設として計画したもの。
現在でも戦傷病兵や傷痍軍人が暮らしているそうです。 -
「アンヴァリッド」の門です。
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金ぴかはうんざりでしたが、「アンヴァリッド」併設のドームの教会の金色のドームは美しかったです。
ドームの真下にはナポレオン・ボナパルトの遺体が安置された棺が納められています。 -
「アンヴァリッド」前でUターンして再び「アレクサンドル3世橋」を渡ります。
渡った左手に「グラン・パレ」があります。 -
この金ぴか、金メッキしなきゃいいのになぁ〜。
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セーヌ川沿いを行くと、今朝「コンコルド広場」の奥に見えていた「マドレーヌ寺院」が左手にありました。
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セーヌ川北岸から川越しに「オルセー美術館」を臨みます。
今回はここには寄らず「ルーヴル美術館」へと向かいます。 -
10:10「ルーブル美術館」到着。
ルーブルの地下は広大な駐車場になっていて、そこでバスを降りるとそのままルーブルの地階へと入って行けるようになっています。
地階にはあのガラスのピラミッドの逆さピラミッドがあって、ダヴィンチコードを見たばっかりのとにーはちょっと興奮(笑)。
キリストの聖杯であるマグダラのマリアの遺体と彼女の生涯を伝えるサングリアル文書が眠っているのがこのピラミッドの下なのだそうだ(本当かどうかはわからないけど)。
実に30万点以上のコレクションを誇り、年間500万人以上の人が訪れる、このルーブル美術館の歴史は12世紀まで遡ります。
12世紀末、尊厳王フィリップ2世よりルーブル要塞が築かれます。
その後、パリが外敵から襲われる心配がなくなると、国王フランソワ1世が要塞を改装して王宮にし、ルイ14世が今日の午後に訪れるヴェルサイユ宮殿に宮廷を移すまで、ルーブル宮は歴代のフランス国王の居城になりました。
その後いつから美術館として使われるようになったのかというと、フランス革命中の1793年に「諸芸術の中央美術館」として正式に開館したのだそうです。
ナポレオンの時代には遠征先のエジプトやイタリアからの戦利品が加えられ、コレクション数が一気に増大したそうです。 -
王宮として使われていた建物であっただけあって、展示されている美術品以上に建物自体が素晴らしい作品だと思います。
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まずは二階の、テオドール・ジェリコー作『メデューズ号の筏(1819年)』へとやって来た。
主題は1816年6月、アフリカのセネガルに向かっていたメデューズ号が難破した事故。
救命ボートに乗れなかった150人の乗客は筏を作って漂流したが、12日後に救出されたとき、生存者はわずか15人だったという。
ジェリコーはこの悲惨な事件を描くために生存者に話を聞いたり、病院や死体置き場で死体をスケッチしたそうだ。
芸術家の情熱ってわからんわ〜。
この絵は有名だけど暗くてあんまり好きではない、ので周囲をぶらぶらします。 -
次はとにーの好きな『民衆を導く自由の女神(1830年)』へとやってきました。
この絵はジェリコーとともに同じ師の元で修行していたウジューヌ・ラドクロワの作品。
1830年7月、国王シャルル10世の政策に反発したパリ市民が蜂起し、国王は退位、ルイ・フィリップが即位して7月王政が始まった、その革命の様子を描いたものです。
シルクハットをかぶって一番格好良く描いてあるのがラドクロワ本人なんだとか(こういう一番良く描きこんである自画像多いよね)。
真ん中の女性は自由の女神だと言うのが定説だけど、ジャンヌ・ダルクという説もあります。 -
そのせいか、近くにはジャンヌ・ダルクの絵がいくつもありました。
『民衆を導く自由の女神』の隣にはドミニク・アングル作『ジャンヌ・ダルクの肖像画』。
ジャンヌ・ダルクは1429年、百年戦争末期に突如現れた謎の少女。
神のお告げを聞いたと言って国王シャルルのためにイギリス軍に包囲されたオルレアンを救い出し、ランスの教会でフランス国王シャルル7世として戴冠させた英雄です。 -
近くにあった、湖で死んでいるジャンヌ・ダルクの絵は何とも言えない雰囲気をかもし出していました。
後、輪っかの位置が意外でした。
横たわっているとこの位置にくるのね(笑)。 -
どこを回っても建物が素晴らしいです。
元来、絵よりも建築物の方が興味があるのだから仕方ないですね、はい。 -
『カナの婚宴』の展示されている部屋へ移動する途中で見かけた印象的なキリスト磔刑図です。
作者はピエール=ポール・プリュードン(Pierre-Paul Prud'hon)です。 -
目的の部屋へやって来ました。
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ルーブル美術館最大の絵『カナの婚宴』へやって来ました。
この絵は初めて見ましたが、最大というだけあって迫力有り★★★
パオロ・ヴェロネーゼの傑作であるこの作品は、元々はヴェネツィアの修道院に飾られていたものを、ナポレオンがフランスに持ち込んだのだとか(つまりは略奪品?)。
中央にキリストがいて、その前で楽器を演奏している人たちには、ティッツィアーノやティントレットなど当時活躍していた画家たちが並んでいます。
白い服を着て、楽器を演奏しているのがヴェロネーゼ自身だそうです。 -
『カナの婚宴』の反対側には、ルーブルと言えばこれ、『モナ・リザ』があります。
説明は要りませんよね(笑)。
これは『カナの婚宴』と対照的に、知ってはいたけれどそれを上回る小ささにびっくり!
そしてその絵の暗さにびっくり!!
ここで、絵画を回るツアーの一団から離れ、とにーはどうしても見たかった二点を見に向かいます。
ルーブル美術館後半はフランス編③へ続きます★★★
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