
2010/06/05 - 2010/06/05
37位(同エリア83件中)
ゆんこさん
気軽に登れて、春から秋、いつでもお花が楽しめる、花好きの人にとっては魅力いっぱいあこがれの山「アポイ岳」
場所は日高地方南部の様似町。(襟裳岬のすぐ近く)
我が家のある室蘭からは、約215kmの距離。
昨年から山歩きを始め、室蘭岳、有珠山、ニセコアンヌプリ、樽前山など比較的地元でも馴染みのある山々を中心に歩いてきました。
今年は、新たに伊達紋別岳という灯台下暗しだったお花の宝庫の山にすっかりはまってしまい、ちょっぴりお花にも開眼♪
ここまできたら、花好きなら一度は登ってみたいと言われる北海道のお花の宝庫「アポイ岳」に登らなくちゃ!
と、言うことで、行ってきました〜!
なんたって、215kmですからね〜。
朝4時起きです!
週末になると雨続きだった昨年とは違い、お天気に恵まれる週末。
今日のアポイ岳も快晴で〜す♪
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4時起床、4時50分出発〜!
苫小牧東ICまで高速。(約60km、通常1800円の高速料金がETC休日割引で1000円)
そこから先は暫定無料の日高自動車道で終点の門別富川でおり(約40km)、ひたすら残り100km以上を国道336号線を進む。
近づくにつれ、山には思いっきり雲がかかってる。
国道沿いに分かりやすい看板があるので迷うことなく駐車場にたどり着ける。
午前8時20分、約3時間半で到着。
あ〜、登る前から疲れた!
気温11度、ちょうどいいくらい。 -
登山道入り口には、こんな案内板も。
さすが、お花・高山植物の宝庫のアポイ岳。
丁寧に、お花の紹介をしてくれています。
さぁ、どれだけ探せるでしょうか。 -
あらあら、登山届けを出すところにこんな張り紙が!
「熊出没注意!」
つい先日、近くのむかわ町でも熊に襲われて亡くなった方がいました。
やっぱり、目撃情報があったんですね〜。
北海道の山、どこに行っても熊がいないわけはないんだけど、日高の山はやっぱり怖いな〜。
アポイ岳、行きたいけど行きたくなかったのは、もちろん「熊」が怖いから!
どうか遭遇しませんように…
でも、今日は人がたくさんいるからね、大丈夫だよきっと… -
午前8時40分、出発!
ここにも「熊出没」の立て札が。
私が立っているところには… -
もちろん、「熊よけ」の鐘。
思いっきり、ガーンガーンと鳴らしてから、進みます。 -
やっぱ、やめようかな〜。
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小さな川に差し掛かりました。
なだらかな道が続いているのが見えますね。 -
この川のある場所では、外来植物の侵入を防ぐために靴を洗ってから入山します。
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伊達紋別岳に登って来た靴だからね〜、ちゃんと洗いましょ♪
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5、6分なだらかな道を歩くと、もうそこは1合目。
なんだか簡単すぎる〜。
1合目を過ぎたあたりから、エゾオオサクラソウがたくさん見え始めました。 -
木の根っこが露出している道を歩きます。
気持ち良い森林浴気分です。 -
スタートから30分、2合目を過ぎるとスミレがひっそりと…
スミレの種類は多くて区別がつきません。^^; -
お〜、久々に歩く岩ゴロの道。
最近、伊達紋別岳のふかふかの歩きやすい道ばかりだったから、ちょっと歩きにくい。
でもそんな歩きやすい道の山ばかりじゃないから、たまにはこういう道も歩かないとね。
ニセコアンヌプリよりはだいぶいいけど… -
3合目、スタートから45分。
ここにもありました〜!「熊よけの鐘」
思いっきり鳴らしちゃいます。
だって、登山ポストのところにあった張り紙には「3合目付近で目撃」とあったんですもの。
まだまだ山の中とはいえない、ほんの入り口くらいのところなんですけど…
ガーン、ガーン、ガーン
と、しつこく鳴らします。(笑) -
だんだんと登りが始まってきましたね。
私個人としては、この木の階段はあまり好きではない…
歩幅が合わないし、何より足を持ち上げなければならないんですもの。
結構しんどい。 -
4合目付近には、エゾオオソクラソウがたくさん。
-
やっと、5合目、休憩小屋が見えました。
スタートから1時間10分。(標準タイム1時間30分)
下から見たときに雲がかかっていたのがうそのように、青空です。 -
これから登るアポイ岳山頂付近です。
ちょっとくぼんでいるところかが「馬の背」
その右手にちょこんとあるのがアポイ岳の山頂になります。
「馬の背」まで30分、さらに山頂まで30分、あと1時間!
えっ1時間であそこまで行けるの?
それにしてもいいお天気だ〜。
それとともに、暑いわ〜。 -
さて、海岸線の眺めが最高だよ!とツーリスト今中様から教えていただいてましたが、残念ながら下界は雲の下。
あの雲の下には、様似の海岸が見えるはずなんですが… -
アポイの桜。
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そろそろ出発するとしますか。
あら、あそこでみんな写真を撮って行く。
何があるのかな〜。 -
やった〜、「アポイアズマギク」
入り口の案内板にもあったお花です。
早速、アポイ岳固有種見っけ〜♪ -
生命力を感じさせますね。
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ピンクのアポイアズマギク。
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アポイキンバイ。
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だんだんと登り応えのある道になってきました。
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右下に5合目の休憩小屋が見えますが、下界は相変わらず雲の中。
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お〜っと、出ました!岩登り!
まだ、何とかよじ登れるくらいだけど、岩登りは久々だ〜。 -
6合目を過ぎると、岩登りも結構ハードになってきましたよ〜。
これで本当に子供も登れる、というんでしょうか。
自分の子供だったら絶対こんなところ登らせませんけど…^^;
さすがに、この岩登りではストックは邪魔なので、短くしまって夫のリュックに括り付けました。 -
そんな岩登りの途中でも、こんなお花の風景が見られ…
アポイアズマギクのお花畑。
お花の写真タイムがいい休憩になります。 -
7合目を過ぎ、「馬の背」までもう少し。
「馬の背」までの参考タイムは30分となっていましたが、この時点ですでに30分です。
あ〜、まだ10分はかかるよ〜。 -
アポイアズマギクとサマニユキワリ(たぶん…^^;)
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ハイマツの中の1本の桜。
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5合目から、約40分で「馬の背」到〜着〜!
結構しんどかったよ〜! -
わ〜、チングルマだ〜!
昨年秋、紅葉の大雪山で秋バージョンのチングルマを見ました。
順番を逆に、お花のほうが後になりました。
それにしても、このお花があんなふうになるなんて…
★チングルマ秋バージョン★
→http://4travel.jp/traveler/kiyoyuri/pict/17135562/
★そのときの旅行記★
→http://4travel.jp/traveler/kiyoyuri/album/10381856/ -
おっ、おじさんが一生懸命お花を撮っていますね。
いったい何を撮っているんでしょうか? -
サマニユキワリがたくさん咲いているようです。
-
「馬の背」の途中にある、「幌満お花畑」と頂上への分岐。
「幌満お花畑」は帰りに回ってくることにしてまずは頂上を目指します。 -
正面に見えるのが頂上。
大体頂上には木が生えてないところが多いんだけど、ここは頂上にワサワサと木が生えています。
登っている人が見えますね〜。
ジグザグジグザグと登っていきます。
急ですね〜。 -
ここにもありました。
「フデリンドウ」
2、3cm位いしかないので、見つけるのは結構大変です。
それに気をつけないと踏んでいるのにも気がつかないかも。 -
ヘタレているわけではありません。^^;
お花を見ているんですよ〜。
お花を見る振りして休んでます。( ̄∀ ̄;) -
「馬の背」から20分かかってやっと8合目。
あ〜、道はまだ遠いのね… -
雲海がとてもきれい。
って、眺めはいいんだけどね。 -
え〜、ちょっとだけゆんこさんの頑張りポーズを…( ̄▽ ̄;)アハハ…
足を乗せる位置を決めるのが難しく、四苦八苦してます。
おまけに短い足は上がらないしねε=┏(; ̄▽ ̄)┛ 。 -
はい、精も根も尽き果てたゆんこさんです。
ここのどこが子供でも登れる初心者コースだっちゅうねん!
息が上がってます。
しばらくお待ちを… -
とか何とか文句を言っているうちにも、頂上がこんなに近くに見えてきました。
もうすぐなんだよね〜? -
しかし現実はやはり甘くはなかった…
まだまだ続く岩登り♪
開き直ってきたぞ〜。
登ってやる〜、登ればいいんでしょ!(-ε-)↓ -
エゾキスミレと、この鮮やかな濃いピンクのお花は何だろう?
-
あ〜、やっと9合目。
岩に手書きだ〜! -
そして、そして、とうとうアポイ岳頂上到着。
スタートから2時間40分。
「馬の背」から50分。
参考タイムの30分は、絶対うそだ〜!
でも、とりあえず無事到着です♪
記念撮影は余裕の表情でね。
時刻は午前11時半近く。
ちょうどお昼の時間です。
アカダニが多いと聞いてきたけど、とりあえず見当たらないので、一応注意しながらお食事タイム。 -
さて、そろそろ下山しましょう。
登ってきた道ではなく、「幌満お花畑コース」へと降りる道を向かいます。
こっちは、岩じゃなく笹の中を歩いていくようですね。 -
ここから、吉田岳(標高825m)やピンネシリ(957m)へと縦走することも出来ます。
しかし、今日中に帰るためにはそんな時間はありません。
泊りがけで来ないと無理ですね。
お約束どおり山頂は狭いのですが、団体さんが入れ替わり立ち代り登ってきては写真を撮って降りていきます。
関西弁のグループから写真撮ってと頼まれました。
滋賀県から北海道の山めぐりにこられたそうで今日が最終日、やっと晴れ間に出会えましたと言ってました。 -
ヒメイチゲ。
-
頂上から20分ほどで、「幌満お花畑」に到着。
道中はダケカンバやハイマツの林の中をただ歩くだけで大して面白い道ではない。
そのハイマツが途切れた場所がお花畑といわれているが、今は昔…の話のようで「お花畑」の名前を期待していくとがっかり。 -
それでも、お花を見つけるとついつい、しゃがみこんで写真を撮ってしまいますね。
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キジムシロ。(たぶん…^^;)
アポイキンバイと見分けがつかないけど、葉の形からキジムシロだと思うんだけど… -
山の斜面をトラバースする形で戻ります。
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それでも、あちこちでエゾオオサクラソウが咲き乱れています。
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「馬の背」の分岐点に戻ってきました。
このあたりの岩は、こんな緑色がかった珍しい色の岩。
アポイ岳は、カンラン岩で出来ている珍しい地形というが、この岩がそうなのかな? -
「馬の背」から、頂上までの道を見上げてみると…
登る人、降りる人で大渋滞していますね。
今日は、観光バスが何台も訪れているようです。
地元のツアー会社でも、アポイ岳登山ツアーが同じ日に催行されていました。
最初はこれに参加しようかどうか迷ったんだけど、やっぱりツアーはペースが合わないと大変なのでやめました。
それにしてもすごい人!
やっぱり、アポイ岳は山に登る人なら一度は登ってみたい憧れの山なんだね〜。 -
またまたチングルマ♪
何か、ゆで卵の黄身と白身みたい〜。 -
5合目の休憩小屋が見えてきました。
このころはもう暑くてバテバテ〜。 -
なので、ちょっと一休み。
登ってきたアポイ岳を見ながら、「よくあんなところに登ったもんだ」といつもながらの感想。 -
登山道には、沢ごとにこんな休憩スペースがあります。
ちゃんとベンチが備え付けられていて、ゆっくりと休憩できます。 -
午後2時40分、無事下山完了〜♪
往路 2時間30分
復路 2時間20分
熊にも出会わず、怪我もせず、無事の帰還です。 -
さて、いつもの地元の山登りでは、自宅に帰ってからお風呂ですが、今日は4時間近くの長丁場のドライブ。
汗をかいて気持ち悪いままではいやですね。
ということで、途中みついし昆布温泉「蔵三KURA-ZOU」で汗を流すことに。
入館料420円と、安いです。
もちろんお湯も気持ちよく、ジャグジーでたっぷりと筋肉をほぐしてきました。
あ〜、さっぱりさっぱり♪ -
山頂でお昼を食べたのが11時半、ただいまの時刻は午後5時ちょっと前。
お風呂も入ってさすがにおなかが空きました。
ということで売店でおからドーナツをお買い上げ♪
昨日のうちに朝食用として作ったサンドイッチも残っていたので、むさぼるように食べちゃいました。
せっかく体重が減ったかもしれないのに、食べちゃったら何にもならないじゃん!
でも、ま、いいっか〜。 -
遠出をすると、買いたくなってしまうお土産。
今回は三石町名産の「こんぶ焼酎」
と、留守番の息子へネタとして「北海道限定 熊ガラナと白熊ガラナ」
遠出の山登りはいろいろと大変なこともあるけど、たまには違う山に登ってみるのも必要かもしれないね。
今度はどこに行こうかな〜♪
…大人気のアポイ岳・終わり…
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