ブラジルへの道(4)

2010/04/27 - 2010/05/08

サンフランシスコに定時到着。
外は「雨」

ここで乗り継ぎ時間2時間。
これまでのいろいろな話を聞いていると、アメリカの入国審査は厳しいので時間がかかると言う。
長蛇の列に1時間やそこら待たされることもざらだと聞く。

そんなぁ！
ただでも旅なれないのに英会話もおろそかな我々にそんなギリギリの時間しか与えられていないの！？

・・・と、いざ入国審査に挑む。

入国カードの行き先には「TRANSIT TO SAO PAULO」と書いた。
すると、入国審査の係員(中国系)が何か言っている。
聞き取れないしわからない。

散々困った顔をしていると「Country」と何かを言い直してくれたことに気づいた。
ああ、もしかしてサンパウロはどこの国かって？

『Brazil.』

そう答えたら係員、ﾊﾊが入国審査している方へ向かって
「サンパウロってブラジルだってさ〜！S.A.O.P.A.....」と伝言していた。
そうか、サンパウロ行きでも目的地は「ブラジル」と書かなきゃいけなかったのか。
それから「何日間行くのか？」と「いくら持って来たんだ？」と聞かれたけれど、
いずれも思い切り間違った答えをしたけれど何とか通れた。
あまりにもたどたどしいから許してくれたのだろうか。

そうしてようやくアメリカ入国。
まずはたった2時間の滞在だけれど一番の山と思われた入国審査通過。

エリア サンパウロ(ブラジル)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: タクシー

思ったよりスムーズに入国審査が済んだので、次の乗継まで1時間半以上も余ってしまいました。
どうしようか悩んだ我々。
本当はSFO(サンフランシスコ国際空港)のGゲート付近にシャワールームがあることを知っていたのだけれどﾊﾊが「別に・・・」と言うのでシャワールームは無しに。
トータルで24時間以上のフライトなのに・・・(ﾎﾞｿ

仕方がないのでボーっとしていたら、広い空港内をつなぐミニトレインが走っているのを思い出した。

『あれ、乗る？』
「タダ？乗ろう」

・・・子供みたいです。

高速道路を見ると『あー、アメリカっぽい！』と思う。なぜか。

そういえばアメリカ初上陸です。

この後、「小腹が空いたね」と言って空港内でサンドイッチを買うのだが(写真取り損ね)、
ﾊﾊと私で違う味を1パックずつ買ったらさすがにアメリカンサイズ。
パックの中に2個ずつ入っているのにお互い1個食べて満腹になってしまったのでした。
「Japanese mottainai!」な我々はそのままパッキングし直してお持ち帰りするのでした。


そしてそろそろ乗り換え時間。
次はヒューストンへ。

しかし、我々が乗ろうとしているゲートに飛行機が来ていない。
変だ。

おまけに電光表示板の時刻が間違っている。
変だ。

『ねぇ。おかしくない？』とﾊﾊに問うと、いつもなら平然として構えていそうなﾊﾊが
「じゃ、聞いてくる」と言う。

”聞いてくる”ってあーた。

『しゃべれるの？』
「大丈夫でしょう」

・・・そんな語学力あったんだ・・・(驚)。

しばらくするとカウンターに行ったﾊﾊが身振り手振りをしたと思ったらこっちに手招く。
何かと思って行ってみると・・・

CA「Lating.」

はぁ。遅れているのですか。
と言うか、どうやって聞いたんだろう、ﾊﾊ。
そして途中で何を言っているのかわからなくなって降参したのだろう。

とは言え電光掲示板とあなたの後ろに書いてあるボードではこれまた14分も違っているんですが・・・CAは後ろのボードを指差しているのでこちらが正しいのでしょう。

乗り換え時間が2時間しかないと思っていたら、飛行機の遅延でさらに2時間待たされることになったサンフランシスコ国際空港。


ちなみに、後でﾊﾊに『どうやって聞いたの？』と問うたら

「あいあむじゃぱにーず。のっとすぴーく。から始めて、あれ(電光掲示板)を指差したりしたら何とかなった」との事。

私よう聞かれんわ・・・と思うところで不思議と自ら進んでいく、普段は人任せな母の不思議な行動でした。