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 高尾高乗寺の池のほとりに石仏があった。8体あり13仏とは違うようなので寺で聞いたら、若い人が出て来て「8神将」と言っていた。Webで調べると12神将はあるが8神将はウィキペディア(Wikipedia)の項目もなく見つからない。記載内容はともかく、何でもタイトルだけはあるウィキペディア(Wikipedia)にないのであるから、それほど一般的ではないのかも知れない。「八尊仏」と言うのが正しいらしい。<br /> 八尊仏は干支の12支を5菩薩・2如来・1明王に託し、生まれ干支の守り仏としているもののようだ。Webでは魔除け、厄除け、開運のお守りの守護石などがあり、古くはなさそうだ。下鴨神社に祀られていた生まれ干支の守り神を仏(守本尊)に替えたものか?いや、数と纏め方が違う。守り仏では子年、卯年、午年、酉年が単独なのに守り神では子年と午年だけが単独だ。したがって、守り仏と守り神では子年と午年だけしか共通なところがないのだ。私は午年生まれだから守り仏と守り神でも単独でややっこしくはない。<br /> 13仏でもなく、12神将でもなく、6尊仏でもなく、8尊仏。末広がりの「八」を持ってきているところが「開運」なのだろう。そうすれば魔除け、厄除けが祈願され、お守り石、守り神、守り仏となったのだろうか?<br />(表紙写真は池端に佇む高乗寺八尊仏)<br /><br /><br />【高尾高乗寺八尊仏】<br />1番 子年   千手観音菩薩<br />2番 丑・寅年 虚空蔵菩薩<br />3番 卯年   文殊菩薩<br />4番 辰・巳年 普賢菩薩<br />5番 午年   勢至菩薩<br />6番 未・申年 大日如来<br />7番 酉年   不動明王<br />8番 戌・亥年 阿弥陀如来<br /><br />【下鴨神社ご祭神】<br />1番 子年   大国主神(おおくにぬしのかみ)<br />2番 丑・亥年 大物主神(おおものぬしのかみ)<br />3番 寅・戌年 大己貴神(おおなもちのかみ)<br />4番 卯・酉年 志固男神(しこおのかみ)<br />5番 辰・申年 八千矛神(やちほこのかみ)<br />6番 巳・未年 大国魂神(おおくにたまのかみ)<br />7番 午年   顕国魂神(うつしくにたまのかみ)<br /><br />

高尾高乗寺八尊仏

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2010/04 - 2010/04

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 高尾高乗寺の池のほとりに石仏があった。8体あり13仏とは違うようなので寺で聞いたら、若い人が出て来て「8神将」と言っていた。Webで調べると12神将はあるが8神将はウィキペディア(Wikipedia)の項目もなく見つからない。記載内容はともかく、何でもタイトルだけはあるウィキペディア(Wikipedia)にないのであるから、それほど一般的ではないのかも知れない。「八尊仏」と言うのが正しいらしい。
 八尊仏は干支の12支を5菩薩・2如来・1明王に託し、生まれ干支の守り仏としているもののようだ。Webでは魔除け、厄除け、開運のお守りの守護石などがあり、古くはなさそうだ。下鴨神社に祀られていた生まれ干支の守り神を仏(守本尊)に替えたものか?いや、数と纏め方が違う。守り仏では子年、卯年、午年、酉年が単独なのに守り神では子年と午年だけが単独だ。したがって、守り仏と守り神では子年と午年だけしか共通なところがないのだ。私は午年生まれだから守り仏と守り神でも単独でややっこしくはない。
 13仏でもなく、12神将でもなく、6尊仏でもなく、8尊仏。末広がりの「八」を持ってきているところが「開運」なのだろう。そうすれば魔除け、厄除けが祈願され、お守り石、守り神、守り仏となったのだろうか?
(表紙写真は池端に佇む高乗寺八尊仏)


【高尾高乗寺八尊仏】
1番 子年   千手観音菩薩
2番 丑・寅年 虚空蔵菩薩
3番 卯年   文殊菩薩
4番 辰・巳年 普賢菩薩
5番 午年   勢至菩薩
6番 未・申年 大日如来
7番 酉年   不動明王
8番 戌・亥年 阿弥陀如来

【下鴨神社ご祭神】
1番 子年   大国主神(おおくにぬしのかみ)
2番 丑・亥年 大物主神(おおものぬしのかみ)
3番 寅・戌年 大己貴神(おおなもちのかみ)
4番 卯・酉年 志固男神(しこおのかみ)
5番 辰・申年 八千矛神(やちほこのかみ)
6番 巳・未年 大国魂神(おおくにたまのかみ)
7番 午年   顕国魂神(うつしくにたまのかみ)

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  • 高乗寺本堂。

    高乗寺本堂。

  • 高乗寺本堂の唐獅子の飾り瓦(左端)。

    高乗寺本堂の唐獅子の飾り瓦(左端)。

  • 高乗寺本堂の唐獅子の飾り瓦(右端)。

    高乗寺本堂の唐獅子の飾り瓦(右端)。

  • 高乗寺本堂の牡丹の飾り瓦(左中)。牡丹の花の飾り瓦は良く見かけるが初めての意匠だ。

    高乗寺本堂の牡丹の飾り瓦(左中)。牡丹の花の飾り瓦は良く見かけるが初めての意匠だ。

  • 高乗寺本堂の牡丹の飾り瓦(右中)。

    高乗寺本堂の牡丹の飾り瓦(右中)。

  • 12支の干支が8つの梵字に対応している。

    12支の干支が8つの梵字に対応している。

  • 説明書き。

    説明書き。

  • 説明書き。

    説明書き。

  • 1番、子年生まれ、千手観音菩薩。説明には、『ふつう、単に「千手観音」(せんじゅかんのん)と言う。「千手千眼観世音」の略。六観音または七観音の一つである。衆生(しゅじょう)をあまねく済度(さいど)する大願を千本の手で表している。「千」は、無量円満を表す。実際には、千本の手ではなく、ふつう42本の手をもっている。』とある。前で絵を描いていたお爺さんに場所を開けてもらって写真を撮った。失礼しました。

    1番、子年生まれ、千手観音菩薩。説明には、『ふつう、単に「千手観音」(せんじゅかんのん)と言う。「千手千眼観世音」の略。六観音または七観音の一つである。衆生(しゅじょう)をあまねく済度(さいど)する大願を千本の手で表している。「千」は、無量円満を表す。実際には、千本の手ではなく、ふつう42本の手をもっている。』とある。前で絵を描いていたお爺さんに場所を開けてもらって写真を撮った。失礼しました。

  • 2番、丑・寅年生まれ、虚空蔵菩薩。説明には、『「虚空」は、無限に一切のものを蔵する。つまり、そのように智慧と功徳が広大無辺である菩薩。胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)の虚空蔵院の主尊。蓮華座に座し、右手には「智慧の宝剣」、左手には「福徳の如意宝珠」を持つ。虚空蔵とも言われる。』とある。

    2番、丑・寅年生まれ、虚空蔵菩薩。説明には、『「虚空」は、無限に一切のものを蔵する。つまり、そのように智慧と功徳が広大無辺である菩薩。胎蔵界曼荼羅(たいぞうかいまんだら)の虚空蔵院の主尊。蓮華座に座し、右手には「智慧の宝剣」、左手には「福徳の如意宝珠」を持つ。虚空蔵とも言われる。』とある。

  • 3番、卯年生まれ、文殊菩薩。説明には、『「文殊」とは、梵語の「文殊師利」。「妙吉祥」「妙徳」などと訳される。智慧を象徴する菩薩である。4番の普賢菩薩と対をなして釈迦如来の脇侍となる。僧形は、童子形の場合が多い。ふつう、宝冠を頂く姿などに表される。獅子に乗って、剣を持ち、眷属を従える場合もある。「般若経典」とは、関係深い。』とある。

    3番、卯年生まれ、文殊菩薩。説明には、『「文殊」とは、梵語の「文殊師利」。「妙吉祥」「妙徳」などと訳される。智慧を象徴する菩薩である。4番の普賢菩薩と対をなして釈迦如来の脇侍となる。僧形は、童子形の場合が多い。ふつう、宝冠を頂く姿などに表される。獅子に乗って、剣を持ち、眷属を従える場合もある。「般若経典」とは、関係深い。』とある。

  • 4番、辰・巳年生まれ、普賢菩薩。説明には、『釈迦如来の右側に立つ脇侍。「理知」「慈悲」をつかさどる。さらに、「延命」の徳。3番の文殊菩薩とともに、諸菩薩の首位に置かれる。白象に乗って、結跏趺坐(けっかふざ)し、合掌(がっしょう)の姿をとることもある。』とある。

    4番、辰・巳年生まれ、普賢菩薩。説明には、『釈迦如来の右側に立つ脇侍。「理知」「慈悲」をつかさどる。さらに、「延命」の徳。3番の文殊菩薩とともに、諸菩薩の首位に置かれる。白象に乗って、結跏趺坐(けっかふざ)し、合掌(がっしょう)の姿をとることもある。』とある。

  • 5番、午年生まれ、勢至菩薩。説明には、『「大勢至菩薩」の略で、智慧の光をもってあまねくいっさいを照らす。そして、無上の力を与えてくれる菩薩。阿弥陀三尊の一つで、阿弥陀仏の右の脇侍となる。宝冠の中には、宝瓶(ほうびょう)を載せている。手には、蓮華を持つこともある。』とある。

    5番、午年生まれ、勢至菩薩。説明には、『「大勢至菩薩」の略で、智慧の光をもってあまねくいっさいを照らす。そして、無上の力を与えてくれる菩薩。阿弥陀三尊の一つで、阿弥陀仏の右の脇侍となる。宝冠の中には、宝瓶(ほうびょう)を載せている。手には、蓮華を持つこともある。』とある。

  • 6番、未・申年生まれ、大日如来。説明には、『「摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)と音写されることもある。また、「光明遍照」とも訳される。真言密教の教主であり、宇宙の実相を仏格化している。曼荼羅では、中心となる。智(金剛界)としては智拳印(ちけんいん)、理(胎蔵界)としては法界定印(ほっかいじょういん)を結ぶ。「遍照如来」「毘盧遮那」(びるしゃな)などとも言われる。』とある。

    6番、未・申年生まれ、大日如来。説明には、『「摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)と音写されることもある。また、「光明遍照」とも訳される。真言密教の教主であり、宇宙の実相を仏格化している。曼荼羅では、中心となる。智(金剛界)としては智拳印(ちけんいん)、理(胎蔵界)としては法界定印(ほっかいじょういん)を結ぶ。「遍照如来」「毘盧遮那」(びるしゃな)などとも言われる。』とある。

  • 7番、酉年生まれ、不動明王。説明には、『大日如来の命を受けて、魔軍を撃退する。災害や悪毒を除き、煩悩を断ち切る。さらに、行者を守って諸願を満足させる。右手には利剣、左手には縄を持つ。岩上に座して、火炎に包まれた姿。怒りの形相を表している。両眼を開いたものと、左眼だけを開いたタイプがある。牙をむき出している。制迦童子(せいたかどうじ)と矜羯羅童子(こんがらどうじ)を従えたものが多い。<br />「不動尊」「無動尊」などとも言う。』とある。

    7番、酉年生まれ、不動明王。説明には、『大日如来の命を受けて、魔軍を撃退する。災害や悪毒を除き、煩悩を断ち切る。さらに、行者を守って諸願を満足させる。右手には利剣、左手には縄を持つ。岩上に座して、火炎に包まれた姿。怒りの形相を表している。両眼を開いたものと、左眼だけを開いたタイプがある。牙をむき出している。制迦童子(せいたかどうじ)と矜羯羅童子(こんがらどうじ)を従えたものが多い。
    「不動尊」「無動尊」などとも言う。』とある。

  • 8番、戌・亥年生まれ、阿弥陀如来。説明には、『阿弥陀仏の尊称。梵語から音写された「無量光仏」「無量寿仏」のこと。西方浄土の教主である。すべての衆生を救おうとして、四十八の誓いを立てる。浄土宗・浄土真宗では本尊とし、念仏による極楽往生を説く。<br />単に、「弥陀」「阿弥陀」などとも言う。』とある。

    8番、戌・亥年生まれ、阿弥陀如来。説明には、『阿弥陀仏の尊称。梵語から音写された「無量光仏」「無量寿仏」のこと。西方浄土の教主である。すべての衆生を救おうとして、四十八の誓いを立てる。浄土宗・浄土真宗では本尊とし、念仏による極楽往生を説く。
    単に、「弥陀」「阿弥陀」などとも言う。』とある。

  • 八尊仏のある風景。

    八尊仏のある風景。

  • 八尊仏のある風景。

    八尊仏のある風景。

  • 八尊仏のある風景。

    八尊仏のある風景。

  • 八尊仏のある風景。

    八尊仏のある風景。

  • 八尊仏のある風景。

    八尊仏のある風景。

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