2010/03/17 - 2010/03/18
147位(同エリア595件中)
熊野古道さん
熊野古道中辺路を滝尻王子から発心門王子(トータル行程:約30.8km)まで歩いてきました。
vol.3は、昼食休憩をした高原霧の里休憩所から大阪本王子までの内容となっています。
【vol.3の行程】
高原霧の里休憩所 → 大門王子 → 十丈王子 → 大阪本王子
(1.7km) (1.5km) (3.9km)
【一日目の行程:合計13km】
滝尻王子 → ネズ王子 → 熊野高原神社 → 大門王子 → 十丈王子→ 大阪本王子 → 近露王子(民宿で一泊)
【二日目の行程:合計17.8km】
近露の民宿 → 比曽原王子 → 継桜王子 → 中ノ河王子 → 小広王子・熊瀬川王子 → 岩神王子 → 湯川王子 → 猪鼻王子 → 発心門王子
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 自家用車 徒歩
-
12時22分
昼食休憩を終え出発です。
コースは高原霧の里休憩所から右方向に進みます。 -
ちゃんと標識もあります。
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ここからもやはり急な登り坂があります。
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高原の集落は熊野古道の旅籠があったようです。
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民家の前には旧旅籠の屋号を掲示しています。
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旧旅籠の民家には「なかへち」の提灯も吊るしています。
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旧旅籠の数から、ここ高原も昔はさぞかし賑わっていたんでしょうね。
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道標も「8」まできました。
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8×500m=4000m
滝尻王子から4km地点になります。
アスファルトの道に出ましたが、登りは続きます。 -
そしてついに・・・
民家の無い道にさしかかりました。 -
3年前に熊野古道を歩いた時に初めてこの掲示板を見たときは、少し心が折れる思いでした。
この先道は整備されていて標識もあるので、それほど深刻に考えなくてもいいと思います。
しかし文明が発達した現代社会においても、時間の壁はどうすることもできないこともあります。
人家の無い場所に足を踏み入れることは、ある意味リスクを背負うことになりますので、事前準備とそれなりの覚悟は必要になるでしょう。
この掲示板は少し古いものだと思います。
しかしここにあることの存在価値は大きいと思いました。
実際は近露まで3時間30分、途中にある道の駅中辺路までは3時間くらいで行けます。
この先はほとんど携帯電話は圏外です。
途中に非常電話が一箇所だけあります。
持病等のある方は十分注意してください。 -
歩いてまもなく廃屋が見えてきました。
かなり古いものだと思います。 -
石畳のゆるやかな登りが続きます。
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休憩所がありました。
まだ新しいものです。
しかしトイレは使用不可との事。
また一里塚の石碑もありました。
これから先にも何箇所かあります。
昔の人はここで一休みしたのでしょうね。 -
石畳の道が終わると、周囲の景色も少し薄暗くなってきました。
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高原池が見えてきました。
川をせき止めているような池でした。 -
13時11分
大門王子到着です。 -
ここは山中の要地であったとされています。
また平安時代からの休息地「水飲」もこの付近にあったそうです。 -
歩きやすい少し平坦な道になってきました。
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古道に切り株がたくさんありました。
世界遺産登録されてから、伐採整備されたものかもしれません。 -
少し周囲が明るくなってきました。
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見晴らしも良くいい景色です。
パンフレットで確認すると標高560mくらいのところでした。
下に見えている集落からこちらを見れば、現在地は山の上を歩いていることになります。 -
この杉の木は周囲が広いので伐採されずにすんだようです。
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天気はいいですが、やはり日陰は寒かったです。
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持参した温度計付のコンパスでは、気温5℃です。
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小屋が見えてきました。
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13時43分
十丈王子休憩所に到着です。 -
開けた場所で休憩所もあったので、ここで休憩を取りました。
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十丈王子が直ぐ近くにあるので休憩する前に見に行きました。
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江戸時代にはこの周辺に数戸の家があったようです。
明治になって無人となったようです。 -
以前来た時にはなかったのですが、新しくトイレも出来ていました。
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それでは一休み。
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14時00分
十丈王子を出発です。
道標「14」地点です。 -
ここからしばらくは、道幅も少し狭くなります。
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十丈王子から10分ほどで、小判地蔵に到着です。
地蔵さんが、小判をくわえている事からそう言われています。
江戸時代の末期、豊後国(大分県)有馬郡の人が、伊勢と熊野に参って紀三井寺に行く途中に、飢えと疲労で小判をくわえて倒れて死んでいたのを地元の人が弔って祀ったと言われています。
なぜ小判をくわえていたかは不明ですが、3年前に近露の民宿月の家に宿泊した時に、ご主人から聞いた話では、当時熊野古道を歩く人たちは長旅の途中で、もしも行き倒れとなった時に、地元の人に供養を依頼するためにある程度のお金を持参していたようです。 -
当時熊野古道を歩く人たちは、志半ばで行き倒れとなった人も数多くいたそうです。
古道沿いにはそんな人達を弔って、多くのお地蔵さんが祀られています。 -
14時14分
悪四郎屋敷跡に到着です。
十丈の悪四郎は伝説上の有名な人物で、力が強く頓知にたけていたと言われています。
悪四郎の「悪」とは悪者のことではなく、勇猛で強いと言った意味だそうです。
この辺は標高691mで、熊野古道中辺路で最標高地点になります。
これからは、ほとんど下りになります。
「苦あれば楽あり」 -
足取りも快適になります。
また精神的にも余裕が出ます。 -
一里塚跡です。
高原の登り口で見た一里塚跡からちょうど4km歩いたことになります。
これも熊野古道の道標と同じで、現在地の目安になります。 -
まだまだ薄暗い道や・・・
-
足をとられそうな木の根道が続きます。
-
14時50分
上多和茶屋跡到着です。
熊野詣の盛んな頃には、ここに茶屋があったそうです。
大正時代には人家もあったそうです。
実際に訪れてみるとこんな山の中に・・・とちょっと信じられない気がします。 -
かなり平坦な道にきました。
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大阪本王子までもう直ぐです。
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道標も「20」になりました。
歩き始めから10kmになります。
車なら10分で行けますね(笑) -
熊野古道との分岐点には、迷わないようにちゃんと書いてくれています。
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ここで、林道と合流します。
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そして再び熊野古道ルートへ・・・
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ここからは長い下りが続きます。
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登りよりは疲労度は少ないですが、歩き疲れた足腰に応えます。
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近くには清流が流れていて、マイナスイオンが漂い気持ちいいです。
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15時32分
大阪本王子到着です。 -
ここまで来ると気が楽になります。
近露の宿までもう一息!
vol.4につづく。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- obaqさん 2010/03/31 10:57:42
- お早うございます。
- かなり時間のかかる道のりですね。
日本でも有数の知られた地で、自然もたっぷりと残り変化ありで、しかもきちっと整備されているようで羨ましいです。
私には未知の地区で、出かけるとなると周辺全体の観光から始めたくなってしまいそうで、これだけの時間をとるのはなかなか出来なさそうなので、まずは熊野古道さんのアルバムで森林浴させて貰います。
気持ちの良い感動をいただいました。
有り難うございます。
obaq
- 熊野古道さん からの返信 2010/03/31 14:33:14
- RE: お早うございます。
- opaqさん、こんにちは。
今回歩いたコースは、一泊二日でした。
昔の人も同じように旅したようで、歩き始めの高原や今回一泊した近露のような難所が近い場所には、特にたくさんの旅籠があったようです。
また日没までに旅籠まで行けなかった人の為にも、王子と言われるところに簡易宿泊所のようなものがあったみたいですね。
周辺観光でしたら、熊野三山や南紀白浜温泉などたくさんあると思います。
とがの木茶屋などの熊野古道の見所を観光バスやタクシーで行くツアーもみたいです。
また熊野那智大社の大門坂や本宮大社近くの熊野古道中辺路を少しだけ歩くのも面白いと思います。
熊野古道
-
- ゆういちろうさん 2010/03/30 23:08:07
- すごいな〜!
- 熊野古道さん、こんばんは!
実際に古道を歩かれたんですねぇ。すごい!
こっちも一緒に上ったり下ったりしているような気分で拝見しています。
そして当たり前なのかも知れませんが、山深い道を行くのにも驚きましたし
昔の方が死の覚悟までして、
真剣に熊野詣でをしていた事にも感銘を受けました。
この先どんな道程なのか今から楽しみです。
ところでこのお写真はとても美しいですね。
光の加減が印象派の絵画のようです。
心が美しくなると、写真もさらに美しいものが撮れるのかな?
ゆういちろう
- 熊野古道さん からの返信 2010/03/31 14:13:40
- RE: すごいな〜!
- ゆういちろうさん、こんにちは。
今回で2回目になりますが、再チャレンジしてきました。
前回の時は、ひたすら歩くだけでしたが、今回は写真を撮りながらゆっくりと歩いてきました。
車なら10分くらいでいける距離を7時間もかけて歩くと、昔の人は大変だったんだなとしみじみと実感します。
昔から熊野古道へは日本全国から参詣に来ていたようですが、熊野までの長い行程も歩いてきたのかと思うと気が遠くなる話です。
死を覚悟して旅をするというのも無理の無い話ですね。
長い古道歩きで写真を撮るなら、コンデジの方がポータブルで使い勝手がいいかなと思ったのですが、これから中辺路にはめったに行く機会も無いと思い一眼にしました。
そう言っただけてうれしく思います。
敢て一眼にした甲斐がありました。
続きも見ていただけるとうれしいです。
熊野古道
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