春の京都お散歩（その１） イタリア食堂コロンボのランチ☆新島襄の旧邸拝見

2010/03/20 - 2010/03/20

京都お散歩と言っても地元なので、いつものように近場をウロウロしただけなのですが、いよいよ桜が咲き始め良い季節に入りました。

まずは、雑誌で見つけたコロンボさんでランチをしてから、いつも貴重な京都情報を提供してくれる友人Ｒちゃんに教わった、同志社大学の設立者である新島襄の旧邸を見学してきました。(無料です)

何度も通り過ぎている寺町通りですが（御所の向い）、こんなお宅があったんですね〜。でも、見学に来られる方は結構おられました。皆さん本当に良く御存知だ。

ところで、新島襄の歴史も中々面白いです。
21歳で函館より脱国して、アメリカのボストンに着。
アカデミーに編入後、洗礼を受けキリスト教徒となり、大学を卒業し、神学校に入学。
準宣教師として日本に帰国し、キリスト教を伝道する傍ら同志社大学を設立。

なるほどアメリカの影響を強く受けた新島襄の邸宅には、洋式のスタイルが多く取られていることも納得です。


（その２：丸太町周辺）はこちら
→http://4travel.jp/traveler/dobleluna/album/10440519/

（その３：東山花灯路）はこちら
→http://4travel.jp/traveler/dobleluna/album/10440673/

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

四条京阪駅近くの桜。

鴨川の桜も咲き始めました。（七条〜三条間は結構咲いていますが、川端二条の辺りは咲いてなかったです。）

釣れますか〜？ (^o^)丿

今日の鴨川べりは、お散歩の人だけでなく、お弁当（おにぎりかな？）食べてる方も見かけました。

今日のランチのお店「イタリア食堂コロンボ」さん。

先日美容院に行った時に読んだ雑誌 "ＳＡＶＶＹ" の「新しくできた店」特集で見つけました。

注）ＮＥＷ ＯＰＥＮと言っても、去年発売の号だったので最近できたお店じゃありません。(^^ゞ

住所は河原町通竹屋町ですが、河原町御池を少し北に上がると書いた方が分かりやすいかな？
あまり目立つ外観じゃなかったけど、鳩の絵があるから見過ごす心配はないです。

コロンボとはイタリア語で鳩の意味だそう、警部の名前じゃないんですね〜。(^o^)

左側の小さな窓は、業者さんが運んできた食材を手渡したりするのに使われてました。
なかなか良いアイデア！

カウンターの椅子はハートが可愛い。
そしてライトも素敵♪

なのでアップで撮ってみました。：ＤＤ

店内はラジオ(αステーション)がかかっていて、音は聞こえないけどテレビもありました。そのあたりが食堂っぽい？

音楽流さずにFMラジオ鳴ってるイタリアンの店も珍しい。

でもでも、ちゃんとワインセラーもありました。（エアコンが付いてた！）

本日のワイン（日替わりみたいです）は、やや甘口でほんのりハチミツのような味がしました。

もっとキリッとした白を期待していましたが、前菜を食べ始めたら、すぐにワインの味の感覚は曖昧になります。(^^ゞ

一番手前のハムみたいなのは牛タン、美味しかったけど上にのってるツナソースのツナの味の方が目立ってた。色々食べれるイタリア〜ンな前菜。

ボリュームある前菜って、何かで読んだような気がするんだけど、特にそうでもないような・・・。

じゃがいものパン

味はまあまあ。

友人の赤葱のクリームパスタ

赤ネギって流行ってますか？

私は芽キャベツに魅かれて、春っぽいこちらのパスタ。

エスプレッソとミルクティーのお砂糖が

きなこみたいだった。（お砂糖ですけどね((+_+))）

このお店のインテリアは好きですが、お料理は期待したほどじゃなかった。もちろん普通に美味しいですけど。

雰囲気良いから、1人でゆっくりランチしたい時なんか使える店だと思います。

★この店のトイレの便座、見た目は木目調なんですけど座ったらメッチャ冷たくて「ヒヤっ」としました。暖かい便座が当たりまえという贅沢な思い込みの罠ですね。便座の温度もイタリア式みたいです。(@_@。

ランチの後、まっすぐ河原町通りを北に進んできました。丸太町で寺町通りに入ったら５分もかからないと思います。

門を見つけたので「ああ、ここだ！」と入りました。

これが新島旧邸ね〜、と思ってもどこから入っていいのか分からず・・・。

どこまで行っても囲いが続いてる。

ところで、洋風な外観にはコロニアル様式が取り入れられているそうです。

後で分かったけど、ここは新島会館別館。

誰でも出入り自由な状態の立派なホールでは、パネル展示等があります。

館内は、やけにひんやりしていました。

本当の入口は、さっきの門の北隣にありました。

見学は無料ですが、受付で名前やどこから来たかを記入します。私が書いた用紙には京都の方はおられませんでした、皆さん旅行で来られているのでしょう。

無料なのに、旧邸の説明が詳しく書かれたパンフレットを頂くことができます。

応接間の横に置かれた、このオルガンは新島襄の奥さま八重さんが愛用されていたそうです。

見学中はすっかり忘れていましたが、友人Ｒちゃんが「この奥さんは銃を持って戦うような勇ましい女性だった」エピソードを話してくれたのを思い出しました。

でもオルガンで音楽を奏でるような女性でもあったんですね。

検索すると八重さんのエピソードが沢山ひっかかります。当時、「悪妻」とバッシングを受けたり、「ハンサムウーマン」と呼ばれたそうです。

男性の後を三歩下がって付いていくようなタイプではなく、自分の意志が強い方だったのでしょう。

坂本龍馬の奥さまだった「お龍」さんを、ふと思い出した。

ちょっとびっくりしたのが、この暖炉（セントラルヒーティング）。
黒くて見えないでしょうか？

中を開けて見せていただきましたが、さらに真っ暗でした。

ここは茶室なのですが、新島襄の死後に八重が洋間を改造して作ったそうです。

だから、左側茶室の壁は天井まで届いてないのですね。

正面にダクトが見えるのが面白い。ちょうど暖炉の背面で、温風がこのダクトを通って２階を暖めます。

２階に上がってきました。

２階の温風吹出し口

これで部屋が暖まってたなんて、なんだか変な感じ。

お二人はベッドで眠られていたようです、ハイカラだったんですね。

もし間違えてフラっと倒れたら、簡単に窓から落ちてしまいそうな危険な造りだと思うのですが、そういう心配はしなかったのでしょうか。(^^ゞ

奥のバルコニーの手すりも低いです。

新島襄の死後、八重が亡くなるまでずっとそのままの状態で残されていたという書斎。

籐のイスは使い込んだのか、穴が開いています。

こちらは居間。

ふすまのそばには、やはり温風の吹出し口。

夏の暑さを避けるために、屋根のひさしを深く設計しているそうです。

どの部屋にも使われているランプが印象的。

当時の京都の台所は土間形式が一般的だったのに対し、全面床板張でその上に流しを置いた新しいスタイルの台所。

土間式の台所に比べたら、寒さがマシだったはず。

井戸が室内に！

かまどの横には木製の流し！

木製だったんだ･･･。

でも、あまり傷んでないように見えるのは、もしかすると修理されたものなのだろうか？

彫刻が美しいテーブルの足

これは一体何でしょう？

↓
洋式トイレ!!!!!

後ろの扉から薪をくべるようになってるバスルーム。

このお宅は、結構収納が豊富だと思いました。

家具類も京都市指定有形文化財です。

各部屋に延びるダクトの様子を撮りたかった写真。

家を囲むように色んな花が季節毎に咲くようですが、私が訪れた日は、花が多い時期ではなかったかも知れません。

ボケの花

鮮やかな赤

遠くからみるとバラに見えた椿

しまった、この花何だったかな？

ムクゲですね。

もうすぐ花開きそうなモクレンは平開しないと書いてありました。


新島旧邸見学を楽しんだ後は、御所へ移動です。

この旅行記へのコメント （6）

• たらよろさん 2010/03/22 15:24:24

  同志社大学創設者！！

  こんにちわ〜〜
  
  京都の桜情報ありがとうございます。
  街中も少しずつ咲いてきているようですね。
  来週はもう少し見ごろになるのかな？？
  
  ところで、新島襄の旧邸に行かれたんですね〜
  無料なんだ〜太っ腹♪
  拝見していて、もっともっと洋風なのかと思っていたら
  意外と和風でビックリ。
  和風なところに少しだけ洋の要素を取り入れているって感じでしょうか。
  でも、すごく見たくなりました。
  近くに行く機会があればぜひ立ち寄ってみたいと思います。
  
  続きの旅行記もまた拝見させていただきますね〜〜
  
  　　たらよろ

  Mirabellaさん からの返信 2010/03/22 20:32:42

  RE: 同志社大学創設者！！

  たらよろさん、こんばんは！
  
  投票＆コメントありがとうございます。
  
  > 京都の桜情報ありがとうございます。
  > 街中も少しずつ咲いてきているようですね。
  > 来週はもう少し見ごろになるのかな？？
  >
  いよいよ咲き始めましたね。鴨川の桜はかなり綺麗になってきましたが、木屋町の桜はまだだったりします。これは日当たりの違いでしょうか。
  来週末は期待できそうです♪晴れて欲しいですよね〜。
  
  > ところで、新島襄の旧邸に行かれたんですね〜
  > 無料なんだ〜太っ腹♪
  > 拝見していて、もっともっと洋風なのかと思っていたら
  > 意外と和風でビックリ。
  > 和風なところに少しだけ洋の要素を取り入れているって感じでしょうか。
  > でも、すごく見たくなりました。
  >
  無料で見学者にはありがたいです。京都は拝観料高いから、たまにはこんな場所もあると助かる。しかも行きやすい場所にあるし！
  たらよろさんのおっしゃる通り、「和洋折衷というよりは和に洋を取り入れている」とパンフレットに書いてあります。
  新島襄ってアメリカに留学してたんだ！しかもキリスト教徒だったんだ！なんて勉強になりました。
  
  Mirabella
  
  

• ホーミンさん 2010/03/22 08:32:53

  八重さん

  Mirabellaさま
  
  おはようございます。
  
  新島襄さんのお宅を拝見しました。
  丸太町にあったんですね〜。
  
  奥様の八重さんについては、全く知りませんでした。
  名前も知らなかったのです。
  当時の女性としては珍しく、自己主張の出来る方だったようですね。
  新島襄も、そういうところに惚れたのでしょうか？
  
  ベッドで寝ていたとは・・・。
  でもこのベッド、華奢なつくりに見えます。
  小柄な方達だったのでしょうか？
  小柄だから、2階の窓も低い所にあっても落ちることがなかったのかもしれませんね。
  
  セントラルヒーティング、この時代に珍しいですね。
  その上の、多分音楽家の肖像画だと思うのですが、これも八重さんが飾ったんでしょうかね〜。
  
  ご主人の死後、洋室を自分の好みの和室に改装したのを聞いて、うふっと笑ってしまいました。
  私も主人が死んだら、家のあそこを変えよう、ここを代えようと今からたくらんでおります。
  

  Mirabellaさん からの返信 2010/03/22 19:51:56

  RE: 八重さん

  ホーミンさん、こんばんは。
  
  投票とコメントをありがとうございます！
  
  >
  > 新島襄さんのお宅を拝見しました。
  > 丸太町にあったんですね〜。
  >
  私も今まで全く気付きませんでした。友人に、「御所の近くに新島襄の家がある」と聞いた時も、正直「新島襄て何した人だったっけ？」て状態でした。「ようこんなレア情報知ってるなぁ」と尊敬してしまいました。
  
  あと丸太町のお勧めは、お菓子美術館だそうです。（よく調べていませんが、どこか老舗の和菓子屋さんがやってるみたい）
  
  > 奥様の八重さんについては、全く知りませんでした。
  > 名前も知らなかったのです。
  > 当時の女性としては珍しく、自己主張の出来る方だったようですね。
  > 新島襄も、そういうところに惚れたのでしょうか？
  >
  私も全く知らなかったですが、自ら銃を持って戦に参加するような女性だったとか。WIKIには、襄さんが「美人ではないが、彼女の行き方がハンサム」とアメリカの友人に手紙を書いたとありました。仲の良い御夫婦だったようです。
  
  > ベッドで寝ていたとは・・・。
  > でもこのベッド、華奢なつくりに見えます。
  > 小柄な方達だったのでしょうか？
  > 小柄だから、2階の窓も低い所にあっても落ちることがなかったのかもしれませんね。
  >
  かなり強度に弱そうな造りでした、焼網みたいでした（失礼）。あれだったら布団で寝る方が寝心地良さそうに見えました。
  小柄でも、あの窓の低さは危なげでしたよ。^_^;
  
  > セントラルヒーティング、この時代に珍しいですね。
  > その上の、多分音楽家の肖像画だと思うのですが、これも八重さんが飾ったんでしょうかね〜。
  >
  すごい！よく肖像画にまで気付いて頂きました！でも誰なのかは････？
  かつらの感じが有名な音楽家風ですね。
  
  
  > ご主人の死後、洋室を自分の好みの和室に改装したのを聞いて、うふっと笑ってしまいました。
  > 私も主人が死んだら、家のあそこを変えよう、ここを代えようと今からたくらんでおります。
  >
  >
  仲の良い御夫婦でも、やはり小さな好みの違いは出てくるのですね。ホーミンさんの旦那さまも心の中では、「本当は、ここはもっとこうしたいのに･･･」何て思っていらっしゃるんでしょうか？(笑)
  スイマセン、失礼しました　<(_ _)> <(_ _)>
  
  
  Mirabella

• bettyさん 2010/03/21 07:53:44

  私も見学したい

  Mirabellaさん、おはようございます
  
  きのうは暖かかったですね、私は寒がりなので、上着をきておりましたが、
  自転車で走っていて、かなりの向かい風のせいもあり、途中で脱ぎました。
  
  昨日のような日にお出かけできれば最高なんですが、出かけてばかりだった
  ので、家事ばかり＾＾；
  お花のレッスンにだけ自転車で１５分ぐらい激走！
  
  新島襄さんおお宅は贅沢なおうちですね（＾＾）
  昔の家って今の感覚では住みづらいかなと思いますが、新島襄さん宅なら
  今の私でも住めるかなと思いました。
  
  お風呂だけはムリかな＾＾；
  トイレも水洗にしないとね！
  
  でもステキなおうちだと感じました(*^-^)
  家具も立派でオルガンはすごい！
  
  機会があれば友達を誘って見学したいと思いました(⌒ー⌒)ﾉ~~~
  
  
  betty
  
  
  
  
  

  Mirabellaさん からの返信 2010/03/21 16:30:43

  RE: 私も見学したい

  bettyさん、こんにちは！いつもありがとうございます。
  
  > きのうは暖かかったですね、私は寒がりなので、上着をきておりました
  >が、自転車で走っていて、かなりの向かい風のせいもあり、途中で脱ぎまし
  >た。
  >
  今日は風が強いですが、昨日は良い天気でしたよね。あんな書き方しましたが、暑いと思いながら実は私も上着は来ていました、脱ぐと荷物になるので。^_^;
  
  
  > 昨日のような日にお出かけできれば最高なんですが、出かけてばかりだった
  > ので、家事ばかり＾＾；
  > お花のレッスンにだけ自転車で１５分ぐらい激走！
  >
  お花は華道の方ですか？素敵な趣味をお持ちなんですね。以前フラワーアレンジメントを習ってみましたが、長続きしませんでした。
  
  
  > 新島襄さんおお宅は贅沢なおうちですね（＾＾）
  > 昔の家って今の感覚では住みづらいかなと思いますが、新島襄さん宅なら
  > 今の私でも住めるかなと思いました。
  > お風呂だけはムリかな＾＾；
  > トイレも水洗にしないとね！
  >
  夏場は風通しが良くて涼しく過ごせそうな気がします。冬はあのセントラルヒーティングじゃ、ちょっと寒いかな。(^.^)
  
  トイレが洋式なのが、さすがアメリカ帰りの襄さん！だと思いましたが、使い勝手悪そう・・・。
  家具類は細工が凝っていて、質が高いように思いました。
  オルガンは是非実際に弾いてみて下さい。(*^^)
  
  
  >> 機会があれば友達を誘って見学したいと思いました(⌒ー⌒)ﾉ~~~
  >
  >御所の近くで場所が良いから、どこへ観光するにもルートに組込みやすいように思います。
  ありがとうございました！
  
  Mirabella