ドイツ・スイス・イタリア・フランス・カミカゼ旅行記（６９）インターラーケン西駅周辺の町並み。

2009/12/28 - 2010/01/05

皮肉なことに、インターラーケンを去る真近になって天候がどんどん良くなってくる。厚雲の間に透き通るような真っ青な青空が広がっている。山国のスイスには煤煙を吐き出すような大きな工場も無く、好天には空も晴れ渡るのだろう。

まだ少し時間もあり、最後の一瞬までをも惜しむがごとく、インターラーケン西駅周辺の住宅地を歩く。山が直ぐ近くまで迫ってきているので、住宅の直ぐ裏側はもう自然天然のスイスだ。こういう自然の中で生活する人々の心も涵養されるに違いない。スイス人に悪い人はいない、というのは、既に伝説になっている。

上下の差別も少なく、貧乏人がいない、と言うのもスイスの伝説かも知れない。今、住宅地を歩いていて、本当にそう思う。所得の高さ、生活をエンジョイする心のゆとり。家庭人。昔も今も持つことの少ない日本人、果たしてこの先も、スイス人のような心のリッチな国民になれるだろうか・・・

空の青さと澄んだ心。スイスがここに到達するまでに長い歴史と苦悩の戦いがあったに違いない。だから人々は今も国民皆兵、徴兵制を守り、この美しき国土を守っている。ほんの少しの時間を利用し、住宅地を裏側から覗いたのは、良い体験になった。

エリア インターラーケン(スイス)

インターラーケン西駅前に並ぶマンション群。

古風で重厚な建物が並ぶ。

街の直ぐ近くまで山が迫ってきていて、住宅が山裾まで延びている。

転記もどんどん良くなり、青空が広がってくる。

雪山ももう間もなくで見納めとなる。

駅前には韓国人経営の土産物店、レストランなどもある。

今の韓国人は中国人以上に激しく進出しているようだ。

個人の住宅は、大金持ちではないが、まさしく「中産階級」の言葉が似合いそうな、リッチな雰囲気がある。

ありゃ、大きな蜘蛛が窓に忍び寄っている！

限りなく深く、濃く、青空が天空に広がってくる。