
2009/08/11 - 2009/08/11
1位(同エリア48件中)
ももであさん
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「打ちのめされても敗れない」
シッラ(Scilla)のキアナレーア(Chianalea)
には、今もそんな気概が残る。
昔から伝統的カジキマグロ漁の盛んな漁村
パッサレッラに乗り、果敢にカジキと対峙する。
そんな村にも高齢化の波は容赦ない。
最盛期400人いた漁師も今では15人足らず。
まるで、84日振りに獲った巨大カジキが青ザメ
に喰われ見る見る小さくなっていくよう。
キアナレーアの現状は、ヘミングウェイの
「老人と海」を地で行っている。
それでも大自然への敬意を抱きつつ、人間として
の誇り、尊厳を忘れない。
久々の磯の香り。 旅心をくすぐる。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 中国国際航空
-
Piccolo Hotel
その名の通り、家族経営の小さなホテル
1人2,800円程
部屋からの眺め
目の前がラメツィア・テルメ駅 -
ナポリのHotel Idealといい勝負の
最高級イタリアン・コンチネンタル・
ブレックファスト
脳細胞に喝! -
一気に110キロを走り、本日最初の目的地
シッラ(Scilla)に到着
街の東側キアナレーア地区が見えて来た。
イタリアンブーツの先端部
久々の海、何か良い感じ。 -
一方、岬の西側は、明るいマリーナ・
グランデ地区
多くの海水浴客が集まるリゾート・エリア -
太陽大好きのイタリア人にも、
パラソルという発想があったの?
日差しは怖いよ〜。 -
美しいエメラルド・グリーンの海
なんだか美味しそう。
泳ぎたいなー。
猫だけど泳ぐの大好き♪ -
“North by Northwest”
親子で大海原へお出かけ。
この辺りは、ティレニア海とイオニア海が
複雑に混ざり合うところ -
イタリアはロードレーサーの本場
自動車工房「カロッツェリア」と共に、
自転車工房「チクリ」が数多く残る。
自転車魂は、作り手だけでなく、
乗り手にも宿る。
パッション -
パッサレッラに代わり、今の主流は完全に
レジャーボート
フィッシング、クルージング、コンバーチブル…
様々なボートが停泊 -
ギリシャ神話では、この岩場付近に怪物
スキュラ(Scylla)が棲む。
これぞシッラ(Scilla)の名の由来
メッシーナ海峡を通る船を襲っては、
船員をお召し上がりになったとか。 -
この岩砦がスキュラが変身した物と言われる。
スキュラは元々優しく美しい女性
とある神に片思いされたが、その神を慕う
魔女に嫉妬される。
呪いをかけられ怪物にされたという迷惑な悲劇 -
一方、対岸のシチリア側には怪物カリプディス
が棲んでいた。
メッシーナ海峡は海の難所
「カリプディスのあぎとからシッラの口へ」
(前門の虎、後門の狼:一難去ってまた一難)
この諺はここで生まれた。 -
アスプロモンテ山系が海まで迫る。
ポジターノと同じく、海岸線で急激に
海中に沈み込む。
海抜0mから山の斜面にへばり付く家々 -
ももであの第2の故郷は、美波町由岐
田舎の鄙びた漁村は、故郷を思い起こさせる。
小さい頃、バケツ一杯に磯ガニを獲り
池ではウナギを釣った。
当時浜にはウミガメの卵もいっぱい。 -
田井ノ浜は、小学生のももであを3キロの
遠泳に耐えうる元気小僧に鍛え上げた。
海が好きで大好きで、2月になると待ちきれず
一人田井ノ浜で泳いだものだった。
海はいい。 -
キアナレーアの大ボス
のっしのっし歩く様は貫禄充分
最近魚を骨毎食べる元気な猫が減ったような。
猫界もちょっぴり軟弱化? -
チャーミングな通りを進むと、たくさん
出会う漁網
観光客による収入が増えつつある村だが、
漁業はまだまだ村の重要な財産 -
フィアット チンクェチェント(NUOVA 500)
ジアコーサが設計した傑作
ころころとしたデザインフォルム
機能美と温かみの融合 -
小さい頃おじいちゃんの漁船に乗り、
太刀魚釣りに出かけた。
紺碧の海にキラキラ銀に光る太刀魚
子供心にワクワクしたものだった。
おじいちゃん健在! -
ここでは勿論カジキ料理が名物
淡泊な身にverdello lemonsのソース
Moscato Alessandriaの白ワインとの
組み合わせが良いかも -
パッサレッラ(passerella)
昔はこんな小舟でカジキマグロと対峙した
のだから、何とも勇猛果敢!
何せ相手は25mプールを1秒で泳ぎ切る
海中最速のスプリンター
サメを一突きで撃退することもある。 -
キアナレーアの夜は、波の音が子守歌
青銀色の月の光がベッドライト
磯の香りでアロマテラピー -
4月から6月がカジキマグロの漁期
これからが本番
今でこそ、船の舳先に細いブリッジをつけた
フェルーカ船から銛で突く漁に変わった。 -
キアナレーアの家々に海が迫る。
これはまさしくイタリア版伊根の舟屋
いずれはここも、「男はつらいよ」、
「釣りバカ日誌」の舞台に!? -
たくましい漁師達
入念にパッサレッラや漁網を手入れ
最近日本では、漁網を素材にした漁師タオル
が密かなブーム
ピーリング効果抜群だとか -
大波 津波が来たらどうするの?
誰もが心配する。
実際に過去には大きな被害も受けている。 -
ここキアナレーアは「イタリアで最も美しい村」
に登録されている。
良く似た雰囲気、京都の伊根町も「日本で最も
美しい村」に登録されている。
姉妹都市になる日は近い? -
おばあちゃん。
自分の背よりも随分と高いところにある
「祠」のキリスト様に花を添えている。
毎日のおつとめ、ありがとうございます。 -
キアナレーアのメイン・ストリート
こぢんまりした小綺麗な教会
漁の無事を祈るのだろう。
なにせメッシーナ海峡は海流が複雑で
油断出来ない海 -
民家に荷物を搬送中の車
隣にバイクがあって、人すら通れない。
狭い狭い目抜き通り。 -
キアナレーアの通りは狭い
ここでも宿泊客の強い味方はこの電動カー -
ツアー客様のおなーりー
こんな小さな漁村にも意外と観光客は
多かった。
皆さんちょっとお疲れモード -
ツーリストインフォメーション
ローマからイタリアの南端までやって来た。
既に1,150キロほど
日本だと関空から鹿児島まで来て、枕崎に
いるようなものかな。 -
1783年の大地震と津波で村は壊滅
周辺の幾つかの村がゴーストタウンと
化す中、シッラは負けなかった。
神のご加護 -
海に迫る美しい家並み
人口は5,150名ほど
随分と減ってしまったが、ここ数年は安定
しつつある。
むしろカジキマグロの漁獲高が寂しい状況 -
エメラルドグリーンのティレニア海
そこに漂う小舟
疲れた時、時々夢を充電させよう。 -
州都レッジョ・ディ・カラーブリア
(Reggio di Calabria)はすぐ近く
レッジーナに所属していた中村俊輔選手
も見ただろうな。この光景 -
山火事かな?
乾燥しているからねぇ。
ロス郊外のハイウェイを走った時にも、
大規模な山火事に出くわしたことがある。
でも誰もが平然 日常茶飯事らしい。 -
久々の磯の香りは、元気を与えてくれた。
さぁ再び山へ向かおうか。
カラーブリア州は、穴場の宝庫
どんどん深みに填っていく。
もちろん、望むところ♪
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