ドイツ・スイス・イタリア・フランス・カミカゼ旅行記（５３）雪の山・ユングフラウヨッホ。

2009/12/28 - 2010/01/05

真っ白の世界で、周辺の景色は全くと言ってよい程見えない。所々茶色の岩肌が雪の中から顔を出している。ここがユングフラウヨッホの電車で乗ってこれる最高地点。今回の旅行の最大の目的は達成できた。

富士山に近い高度の山。空気が薄いせいか頭が少し変になってきた。記念写真も撮ったし、そろそろ駅舎へ戻ろうとした時、先刻の中国、韓国の旅行者の何人かが、こちらの高台へやってきた。その彼等と引き換えに駅舎に戻る。

ホワイトバーン。学生時代幾つか行ったスキー場で、丁度こんなような感じの場面があった。どっちを見ても白一色。方向感が掴めない。ただ、ここにはガイドとなるロープが張ってあるので、道を間違えることも無いし、岩山から転落することもない。

圧倒的な白の世界。巨大な岩山。むき出しの生のアルプスを実感し、この山を後にした。

エリア ユングフラウ周辺(スイス)

ユングフラウヨッホは殆ど白一色の世界で、所々、黒い岩肌が顔を見せている。

雪山の圧倒的な厳しさ。これが暴風雪でなくて良かった。

真っ白の世界の中で、どこが境界かも定かに分らない。

こんな所を墜ちてしまったら、ひとたまりもない。

アイガー北壁に連なる岩峰。墜ちたら一瀉千里ってこんなところを言うのかも知れない。

帰りかける頃、駅舎の方から何人か人がやってきた。

中国か韓国の旅行客。皆若くて元気だ。

この山に来て、思い残すこともない。