海の向うは、上海

2010/01/29 - 2010/01/29

東シナ海を隔てたその都は、古（いにしえ）の戦国時代から繁栄を魅せた。


清朝がアヘン戦争に破れ、上海は南京条約により開港を強いられる。
その後、西洋の租界地としての役割を持つ『外難（バンド）』が出来あがった。
１９２０年代からは、極東最大級の都市として発展し、戦後まで数奇な運命にさらされる。
賭博と結社と密使が暗躍する魔都。
そこには、いつも時代に翻弄される民の姿があった。



かつての『上海』を連想させるものは、少ない。
あいにく、煌びやかな夜景もあまり観れなかった。
街なかでは、若者が携帯を片手に闊歩する姿が目に留まる。

今回は、蘇州を含めた三泊の駆け足の旅。
ホンのわずかな時間、今でも怪しげなネオンと夜霧に包まれた、ちょっと魅せる『魔都』が今でもそこにあるのか。

喧騒の中、足元を一陣の埃が舞う。
私は、思わず目を閉じた。

エリア 上海(中国)

今回も、出発は成田空港です。

今回利用するのは、ＮＨ９２１便（成田１８時４０分発⇒上海行）。

機内食です^^

夜の上海の街歩き。

夕闇が迫る南京東路です。

かつての租界地、外灘（バンド）へ向います。

黄浦江の沿岸は、夜だと言うのに工事真っ盛り！

外灘

租界時代の建築物

上海浦東発展銀行（１９２３年竣工）と上海海関（１９２７年竣工）

歴史の重みを感じます。

道路工事の塵埃が舞い上がるなか、夕闇に良く映えます。

外灘から浦東へ渡し舟で渡ります。

ここでソウルから来た女性二人と出会う。

彼女達も「船に乗りたいのだが、場所が分からない」と言う。
お互いの地図とガイドブックを見比べながら、相談する。


（船の乗り場、工事中です）

出港まで写真を撮りあって、世間話をする。

その様は、身振り手振りを交えた国際交流。
なにせ会話は、片言の中国語と韓国語、それに日本語と英語を混ぜる。
それでも、何となく通じているから面白い。

さあ、ここからは船上からの画像です。

外灘の夜景

船上からの眺めも最高です(^_^)v

浦東地区です。

外灘と遊覧船

外灘と遊覧船

外灘

外灘

次は、ＳＷＦＣ（上海ワールドフィナンシャルセンター）に向います。

入り口には、巨大なセンヌキの模型が。

エレベーターで、アッと言う間に９７階へ。
（入り口から、不思議な空間が続きます）

１００階には「スカイウオーク１００」があります。

地上４７４ｍ、ガラス張りです！

残念ながら、夜でガスっていた為、それほど怖くありません^^;

次のエレベーターで１００階へ。

高さは、４７４ｍ。
『世界で一番高い展望台』だそうです（２００９年７月現在）。

展望台からの眺め。

ガスって、よく見えません・・・

『東方明珠塔』（４６８ｍ）と『金茂大厦』（４２０.５ｍ）

世界一高い展望台には、郵便ポストがあります。

絵葉書と切手もあるので、記念にどうぞ！

１階まで降りました。

再度、上を見上げます。
「高〜い！」
先が見えません。

ここも工事中！

浦東の夜景

東方明珠塔